【夏休みの過ごし方・中学生編】有意義に過ごせるポイントを解説!
「中学生は夏休み、何をしたらいいの?」
「夏休みを有意義に過ごす方法って?」
「勉強の遅れはどうしたらいいの?」
こんなことでお悩みではありませんか?
中学生の夏休みはやるべきことがたくさんあり、優先順位は学校の宿題をまず終わらせることです。
もちろん、これだけやっておけば夏休みは成功か?といわれるとそうではありません。
むしろ、その他にもやるべきことはたくさんあります。
そこで今日は、中学生の夏休みの過ごし方を、徹底解説していきます。
これを読むと、学年別にどんな勉強をすればいいのかもわかるので、ぜひ最後までお読みください。
中学生の夏休みの過ごし方【生活編】
中学生の夏休みの過ごし方は、生活編からお伝えしていきます。
具体的には、次のセクションに分けて紹介していきます。
● 夏休みの朝の過ごし方
● 夏休みの昼の過ごし方
● 夏休みの夜の過ごし方
各時間にやるべきことがたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。
中学生夏休み・朝の過ごし方
夏休みの朝の過ごし方は、次の通りです。
● 規則正しい時間に起きる
● 朝ごはんをきちんと食べる
● 学校の時間から活動を開始する
それぞれ解説していきます。
規則正しい時間に起きる
夏休みの朝の過ごし方の一つ目は、規則正しい時間に起きることです。
規則正しい時間の定義は、毎日決まった時間に起きることを指しています。
たとえば、次の日が休日だからといって夜遅くまでゲームをしたり、スマホをいじったりするのではなく、決められた時間に寝て、決められた時間に起きましょう。
というのも、不規則な生活をしていると体内時計のリズムが狂ってしまい、学校がスタートしたときに、全力で勉強に向き合えなくなるからです。
もし2学期はじめの実力テストでよくない点数を取ってしまうと、モチベーションも下がり、定期テストの勉強にも影響してしまいます。
そのためまずは、規則正しい時間に起きることを意識しましょう。
朝ごはんをきちんと食べる
規則正しい時間に起きると何がいいかというと、朝ごはんをきちんと食べられることです。
仮に19時あたりに夜ご飯を食べるとすると、朝ごはんまでにおよそ10時間以上、何も食べない期間が続いてしまいます。
想像してもわかるように、朝は基本的にお腹が空いており脳に十分な栄養が行き渡っていません。
そのため朝ごはんを食べて、脳に十分な栄養を行き渡らせる必要があると言われています(その逆の説もあり、朝は食べないで胃腸を16時間は休めることが必須という考え方もあります)。
一方で、夜遅くまで起きていた場合を考えてみましょう。
深夜2時頃まで起きているとすると、朝起きるのは10時から12時の間ぐらいでしょう。
そこまで寝ているとお腹が空きすぎていて、お昼ごはんをたくさん食べてしまいます。
このように、いきなり大量のご飯を食べると、血糖値が急激にあがって眠くなります。
それに加えて、肥満体質になりやすいので、生活習慣病にもつながります。
このように規則正しい時間に起き、朝ごはんを食べることは勉強にも役立ちますし、体の体調を整える意味でも役立ちます。
学校の時間から活動を開始する
ここまで規則正しい時間に起きることと、朝ごはんを食べる重要性をお伝えしてきましたが、どれくらいの時間に起きて朝ごはんを食べればいいのでしょう?
答えは単純で、学校に行っているときと同様に活動を開始すれば問題ありません。
たとえば、学校に通学する時間が8時からであれば、いつもどおりに7時30分や7時頃に起きましょう。
このように、あくまで学校と同じ時間に起きることを徹底することが一番おすすめです。
中学生夏休み・昼の過ごし方
ここまで夏休みの朝の過ごし方をお伝えしてきましたが、次は昼の過ごし方です。
具体的には次の通り。
● 部活動は無理のない範囲で頑張る
● 勉強は毎日1時間必ず行う
● 友達と遊ぶときは熱中症に注意
それでは、さっそく確認していきましょう。
部活動は無理のない範囲で頑張る
夏休み期間のお昼は、酷暑となりがちです。
そのため学校側の配慮で、昼は部活動をしないようにしているところもありますが、仮にお昼も部活動をする必要があれば、無理のない範囲で頑張りましょう。
また体力に自信がなければ、休んでも大丈夫です。
あくまで部活動は、頑張りすぎないことが大切です。
とはいえ、中学校の部活動の中には全国を目指すところもあるでしょう。
そこに加入している場合は、昼に部活があったとしても休まず、きちんと出席するようにしてください。
勉強は毎日1時間は必ず行う
お昼の時間にたまたま部活動がなかったときには、必ず勉強を1時間してください。
もちろんこれより長くできる場合には、3時間程度がおすすめです。
遊びたいという気持ちもあると思いますが、学校の宿題は必ず終わらせなければなりません。
中学校になると小学校の数倍程度は夏休みの宿題が出されると考え、早め早めの行動をしていきましょう。
友達と遊ぶときは熱中症に注意
お昼の部活動がたまたま休みで、朝起きてから十分な勉強時間を確保したのであれば、友達と遊ぶのは当然OKです。
しかし、一点注意が必要なのは熱中症です。
昨今の夏は気温の上昇が激しく、熱中症で倒れてしまう方も多く出ています。
ですから、親御さんからいわれる前に水分補給をきちんと行い、十分な休憩を取って遊ぶようにしてください。
もちろん少しでも体調に変化があった場合には、すぐに帰宅するようにしましょう。
中学生夏休みの夜の過ごし方
ここまで夏休みの昼の過ごし方をお伝えしてきましたが、次は夜の過ごし方です。
具体的には次の通りです。
● あくまで基本は学校生活を意識する
● 昼に部活があったら夜は勉強する
● 娯楽の時間は3時間程度に抑える
それぞれ解説していきます。
あくまで基本は学校生活を意識する
夜の生活で一番気をつけなければならないのが、長期休みになると明日も学校が休みだからと、ついつい夜ふかしをしてしまうことです。
しかし、一度夜ふかしをして体内時計が狂ってしまうと、戻すまでに大変な苦労があるので、夜型の生活を続けてしまうことになります。
そのため、まずは夜型の生活にならないよう、明日も学校があると考えて行動するようにしてください。
昼に部活があったら夜は勉強する
仮にお昼に部活動があった場合には、勉強時間を確保できないので、夜、勉強しましょう。
毎日最低1時間の勉強時間を確保するとなると、夕方に帰宅したら19時から20時あたりには勉強を開始します。
もちろん3時間の勉強時間を確保するのであれば、夜ご飯を食べたらすぐに取り組むのがいいでしょう。
娯楽の時間は3時間程度に抑える
お昼に部活がなく最低1時間の勉強時間を確保できたら、あとはすべて遊ぼうと考えると思いますが、少し待ってください。
たとえばゲームやスマホを3時間以上プレイしてしまうと、これらの電子機器から発せられる光で、体内時計が狂ってしまう恐れがあります。
そのため、スマホやゲームは3時間以内に押さえて、あとは読書やその他の娯楽で遊ぶようにしましょう。
中学生の夏休みの過ごし方【勉強編】
ここまで中学生の夏休みの過ごし方生活編をお伝えしてきましたが、次からは勉強編に移っていきます。
勉強編の過ごし方は次の通りです。
● 中学校1年生はとにかく苦手を克服する
● 中学校2年生は中学校1年生の復習をする
● 中学校3年生はとにかく基本問題を習得しよう!
それでは、さっそく確認していきましょう。
中学校1年生はとにかく苦手を克服する
中学校1年生の夏休みは、まだまだ中学校で学んだ範囲が少なく苦手を抱えていることも少ないはずです。
仮に中学校の範囲で苦手がないのであれば、小学生に戻って苦手範囲を克服していくことをおすすめします。
というのも、とくに中学校数学では空間図形や速さ、場合の数といったところで、小学生の知識がベースになるところが多いからです。
「中学校にもなって今さら小学校の勉強?」と驚かれるかもしれませんが、小学校の積み残しはそのまま中学校に持ち上がってしまうため、中学校1年生の夏休みにとことん苦手をなくしてしまいましょう。
中学校2年生は中学校1年生の復習をする
中学校2年生は夏休みに中学校1年生の復習を行っていきます。
もちろん中学校2年生で学んだ内容も復習していかなければなりませんが、受験や実力テストに向けて、一度中学校1年生時点での苦手がないかを確認しておきましょう。
とくに社会や理科は、暗記しなければならない内容を忘れている可能性もあるので要注意です。
中学校3年生はとにかく基本問題を習得しよう!
中学校3年生は、とにかく基本問題を習得しましょう。
この学年で勉強するべき基本問題とは、受験時に8割以上の受験生が正解できる問題です。
仮にこれらの問題でケアレスミスをしてしまうと、他の問題で差がつかず、受験に失敗してしまう可能性もあります。
そのため中学校3年生は、とにかく夏休み中に、5教科の基本問題をマスターするようにしましょう。
とくに苦手教科はすぐに点数が上がるので、偏差値アップに貢献します。
また時間があれば標準問題から応用問題まで、習っている箇所はどんどん学習していきます。
この時期は受験にとても大切な時期なので、1日も欠かさず勉強を続けていく必要があります!
先ほど最低1時間の勉強といいましたが、中学校3年生になれば最低3時間、最大10時間程度の勉強が必要です。
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中学生の夏休みにやっておくべき過ごし方
中学生の夏休みにやっておくべき過ごし方は、次の通りです。
● 将来のことを考える
● やりたいことに打ち込む
● 勉強をおもいっきりしてみる
● 部活に一生懸命になる
● 家族との時間を大切にする
● 友人とかけがえのない時間を過ごす
● 海外留学にチャレンジしてみる
それぞれ解説していきます。
将来のことを考える
中学生の夏休みにやっておくべき過ごし方の一つ目は、将来のことを考えることです。
中学生における将来とは、なりたい職業を考え、その後に進路を決めることをいいます。
もちろん進学先は大切なのですが、進路を先に決めなければ受験しなければならない最低ラインもわかりません。
たとえば、国家総合職にチャレンジしたいと思うお子さんがいたとしましょう。
このお子さんが仮に高校で進学校ではないところに進学してしまうと、そもそもの勉強量が足りずに国家総合職には受かりません。
ですから、なりたい職業を考え進路を決め、進学先を絞り込んでいく必要があります。
やりたいことに打ち込む
また中学校は、やりたいことに打ち込むには最適な時期です。
というのも、高校生ほど忙しくなく、小学生ほど親御さんの目も掛からないからです。
たとえば、部活動に一生懸命になりたいと考えれば、一人で中学校外の練習場所に行くこともできるでしょう。
このように中学生は行動範囲が広がるので、さまざまなことにチャレンジできます。
とはいえ先ほどもお伝えしたように、まずは将来のことを考えて、勉強を優先すべきなのか、部活動を優先すべきなのか決めてください。
そのときには親御さんの意見も伝える必要があるので、親子間で十分な話し合いを行いましょう。
勉強をおもいっきりしてみる
仮にやりたいことが勉強であれば、中学生は全力で打ち込める時期です。
この理由は中学生を専門にする塾や家庭教師の先生が増え、勉強できる機会が増えるからです。
また図書館や中学校などでも自習室が開放されて、勉強に集中したければ思う存分勉強できます。
もちろん過度な長時間の勉強は推奨できませんが、中学生の時期は受験も控えていることから、どんどん勉強はしていきましょう。
部活に一生懸命になる
また場合によっては、部活に一生懸命になることも必要です。
たとえば、高校に進学してプロを目指すとなったら、中学生の時期は練習量を小学生の倍以上に増やさなければなりませんし、高校も中学校で優秀な成績をおさめて進学しないと1年生からレギュラーにはなれません。
強豪高校ほど競争が激しく、中学生のうちから準備をしていなければ万年補欠もありえます。
ですから、進路にプロスポーツ選手を目指すとなったら、一生懸命部活を行いましょう。
しかし、やはりプロスポーツ選手は狭き道です。
夢を叶えられるお子さんもいれば、その後ろには諦めなければならないお子さんもたくさんいます。
そのため万が一の事態に備えて、ある程度の勉強をしておくことは今後の人生において重要であると考えてください。
家族との時間を大切にする
中学生の夏休みにやっておくべき過ごし方の4つめは、家族との時間を大切にすることです。
小学生と比べて、中学生は家にいる時間も少なくなり、部活や勉強に一生懸命になるはずです。
すると当然家族との時間は少なくなり、会話も少なくなってくるでしょう。
そのため、たまたま一日ご家庭に居れるようなときには、親御さんと積極的に会話してみましょう。
友人とかけがえのない時間を過ごす
一緒に過ごす時間が短くなるのは、何も家族だけではありません。
中学校を卒業すると、友人との時間もどんどん少なくなっていくでしょう。
それに進路によっては、大人になるまで会えない友人も出てくるはずです。
そのため、会えるうちにたくさん話をして、できるだけ多くの時間を過ごすようにしましょう。
海外留学にチャレンジしてみる
最後は意外かもしれませんが、海外留学にチャレンジしてみるのも、中学生のうちにしかできないことです。
もちろん高校生や大学生でも可能ですが、英語が必須になり、英検を取得してことが必要な場合など、留学へのハードルはあがります。
それに年齢が若ければ若いほど、外国の友人もできやすいものです。
そのため中学生の夏休みを使って、海外留学にチャレンジするのもおすすめできます。
中学生はゆっくり夏休みを過ごせるラストチャンス!遊びと勉強を両立させ、将来設計の準備を始めていこう
中学生はできることが増える反面、勉強かスポーツかで悩む場面も増えますし、生活リズムが崩れることも多いです。
そのため、先ほどお伝えしたように、まずは就きたい職業を決めて、進路を選択し進学先を絞り込んでいきましょう。
また中学校3年生になると受験生になります。
受験生の夏休みの過ごし方は勉強一色になりますが、基本問題を完成させるチャンスだと考え、勉強に邁進してください。
それと同時に、家族や友人とゆっくり過ごせる時間、遊びの時間、ゲームの時間など、好きなことに熱中できる時間も作っていくと、有意義な夏休みになりますよ。
私たちのサイトでは、この他にも様々なお子さんの学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。