かえでちゃんは、この3月に青梅の都立高校に合格したばかりの高校1年生。中学校時代は吹奏楽部に所属。おとなしいけれど、芯はしっかりした性格。ゴーイングの家庭教師は2010年8月から3月まで受験対策のために活用しました。
※この日はかえでちゃんが部活で不在だったので、お母さんだけにインタビューしました。
最初は頼りない気もしたけれど → フタを開けてみてびっくり!
ゴーイング代表 齋藤
かえでちゃんの、その頃の勉強態度はいかがでしたか?
お母さん
勉強は好きじゃなかったですよね。でもそれは反抗的な態度とかじゃなくて、やんなきゃなと思ってはいても、とっかかりがつかめないままで、教科書1ページ開いてみるけど、でもわかんなくて、そのまま投げ出している感じで、わたしも子供時代は同じだったから、何となく分かるんです。だから、そんなにシャカリキに無理して良い学校に行く必要もないと思うんですけど、でも高校だけはきちんと出てほしいですし。
ゴーイング代表 齋藤
長田先生は、何ごとも戦略的に取り組む方なの?
明子先生
そうかもしれません。自分の大学受験のときも過去問を研究してリサーチしました。受験は、学問というよりは「合格を勝ちとするゲーム」だと思うんです。ゲームに勝ちたいなら、やみくもに努力するだけでなく、「戦略」も必要です。
ゴーイング代表 齋藤
今回、かえでちゃんを合格させるためにどんな戦略を立てたのかな?
明子先生
最初に都立高校の過去問題をよく調べました(過去問調査は、受験に勝つためのキホンだと思います)。すると、数学は、「2問目はたいてい確率で、しかもサイコロなんだな」というような出題のクセ、傾向が分かってきます。過去問調査と並行して、「かえでちゃんの勉強力の見定め」もやりました。
ゴーイング代表 齋藤
「重み付けをつける」というと具体的には?
明子先生
今回の目標は「都立高校に合格する」ことであるわけで、だったら入試で100点を取る必要はありません。大きくはオール60点でOK。逆にいえば40点ぶんは不正解でもいいわけです。ということは、試験問題の中では、易しい問題は確実に正解して、難しすぎる出題は捨て問にするぐらいでも良いといえます。
例えば、数学の二問目に良く出る確率の出題なんかは、どうせサイコロなんだから、こんなのは難しい式を覚えるより、サイコロの絵を書いて数え上げた方が早く確実に正解できます。あと三角形の合同条件も、ほぼ確実に出題されるので、これはかえでちゃんに暗唱させました。
ゴーイング代表 齋藤
その他、気をつけたことは?
明子先生
「細かく指示すること」を心がけました。「来週までに20ページやっておいてね」という指示ではなく、その20ページを、今日はここまで、明日はここまでというふうに、一週間(7日)ぶんに小分けして指示しました。かえでちゃんは「真面目で素直だけれど、やり方がつかめていない」「自分でダンドリを立てるのは苦手」という子だったので、ダンドリはこちらが立ててあげることが大事だったんです。
怖がられたら終わり → 親しみをもってもらえるよう
ゴーイング代表 齋藤
全体的にはスパルタ先生だったみたいですね(笑)
明子先生
そうか、そう聞こえますよね、やっぱり。でも、暗記は少しスパルタだったかもしれないけど、全体的には、こわがられないように、お姉さんとして親しみを持ってもらえるよう心がけました。かえでちゃんに合格してもらうためにも、私が怖がられないことが大事だと思ったんです。
ゴーイング代表 齋藤
一次募集と二次募集の間の二週間は、どんなことに気をつけて指導しましたか?
明子先生
知識を詰め込むとかじゃなく、メンタルの励ましに切り替えました。「だいじょうぶ、かえでちゃんはできる、受かるよ」と声かけしました。最後は合格できてホントに良かった~。私もすごく嬉しかったし、安心しました~
お母さん
あ、そうだ、この機会にアッコちゃんと齋藤さんにお知らせしておきたいんですけど、この前の高校の中間試験、成績すっごく良かったのよ。
明子先生
え、ホントですか~!。何点だったんですか。
お母さん
英語が89点、国語が80点、数学が83点、理科は75点で、社会は70点。理科なんて、中学校の時は9点だったこともあるのに、75点はビックリよね!
明子先生
オール70点超え! すごいじゃないですか~! それって、かえでちゃんが家庭教師なしで取れた点数でしょ。かえでちゃん、ついに勉強のやり方が分かって、自分で勉強できるようになったんだ!
ゴーイング代表 齋藤
そういうことになるかしら。でも何回も言うけど、アッコちゃんの指導が良かったおかげよ。齋藤さん、アッコちゃん、勉強嫌いのかえでを丁寧に指導していただき、今回は本当にありがとうございました。
明子先生
お役に立てて本当に嬉しいです!