【高校受験】必勝合格!志望理由・自己PRの書き方と例文
「高校の志望理由書ってどう書いたらいいの?」
「自己PR文って難しい…」
「願書の志望理由の書き方って?」
こんなことでお悩みではありませんか?
受験が近づいてくると、勉強以外のことも不安なってきますよね。
高校の志望理由書は書き方のフォーマットは決まっていますが、学校できちんと教えてもらえるものではないため、多くの子が困っているのが現状です。
そこで今日は、高校の志望理由書について、書き方を詳細に解説していきます。
これを読むと例文も分かって願書や志望理由書を書くのに悩まなくなりますので、ぜひ参考にしてください。
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高校の志望理由書~進学率を盛り込む例文の書き方~
高校の志望理由書で進学率を盛り込む例文の場合、どのように書いていけばいいのでしょうか?
結論として、書き出しが『なぜ貴校を希望したかというと』という文言から始まり、具体的な根拠を述べて『以上から貴校を志望します。』と締めれば大丈夫なんです!
志望理由書は書き方のフォーマットが決まっているため、一度学んでしまえば誰でも書けてしまうので、気楽に書いてください。
この項目では『志望理由書とは何か?』を簡単におさらいしながら、書き方のフォーマットを学んでいきましょう。
具体的な内容は以下の通りです。
1. 志望理由書とは
2. 志望理由書の書き出しとルールについて
3. 志望理由書例文各種
高校の志望理由書の書き方①:志望理由書とは?
志望理由書とは、高校に提出する願書やその他の書類の一部として取り扱われています。
面接がある私立高校などは必須になっている場合が多く、当日の聴取対象にもなっているので、あなたの言葉で話せる内容を書かなければなりません。
面接で志望理由を聞かれた時、きちんと自分でそれを伝えられるか?を考えると、簡潔かつ具体性を意識したものがいいです。
ただしフォーマット自体は決まっているので、難しく考える必要はなく、あくまで簡潔明瞭に述べることを意識すればOKです。
高校の志望理由書の書き方②:志望理由書の書き出しやルール
では実際に、志望理由書の書き出しやルールについて確認していきましょう。
内容は以下の通りです。
1. 書き出しについて
2. 話し言葉は基本的にNGなルール
3. 中身は具体的な数値や根拠を提示すること
4. 締めの言葉は『以上から貴校を志望します』とすること
志望理由書は加点要素ではなく減点要素です。ですので、ミスなくきちんと書けるかどうかだけを意識してください。
書き方①:書き出しは、『なぜ貴校を志望したかというと』
志望理由書の書き出しは、『なぜ貴校を志望したかというと』から始めてください。
その後の続きの文としては、『結論』を先に持ってきます。
例えば、進学率が優れている場合には『なぜ貴校を志望したかというと、進学率が優れているからです。』と書き進みます。
最初の書き出しさえきちんとしていれば、その後の文章はスラスラと書けしまいますか
ら楽しんでくださいね。
ちなみに多くの子が悩むのが書き始めで、どのように文章を書けばいいのか迷いながら、1時間もかかって書いたという事も沢山あります。悩まないで大丈夫なので、これを読みながら書いてみてください。
書き方②:話し言葉は基本的にNG
続いてルールについてですが、話し言葉は基本的にNGです。
話し言葉とは、文字通り話す際に利用する言葉で、『〜ですよね』などの言葉が該当します。
志望理由書はフォーマルな文章のため、分かりにくい表現はせず、きちんとした文章を書くようにしましょう。
基本的に美文というよりも、誰が見ても分かる文章で書かれているかどうかが重要なので、その点を意識しながら作成してください。
書き方③:具体的な数値や根拠を提示する
志望理由書をきちんとした文章に仕上げるためには、具体的な数値や根拠を示さなければなりません。
なぜなら、数値や根拠というのは文章に説得力を持たせるために必要だからです。
具体例として進学率をあげるのであれば、『大学進学率が90%以上でその中でも国立大学が50%以上占めているから』といった文言があると、説得力を増すでしょう。
ただし、説得力を持たせるための文章を書くためには、オープンスクールなどで調査が必要です。
パンプレットから文章をそのまま抜き取るのはやめましょう。
書き方④:締めの言葉は、『以上から貴校を志望します』
最後の締めの言葉としては、『以上から貴校を志望します。』です。
基本的に締めの言葉は迷う必要はなく、これ以上の言葉は必要ありません。
絶対に合格したい思いがあると、締めの文章にも余計の言葉が追加されてしまいがちになりますが、余計な事は書かないのが無難です。
志望理由書例文①:進学率を書く場合
では先ほどのルールや書き方のフォーマットを使いながら、様々な志望理由書の例文を確認していきましょう。
まず第一に、進学率を書く場合の例文です。
私がなぜ貴校を志望したかというと、進学率が良いからです。
私は大学進学を目指しているため、進学率で進学する高校を選んできました。
そこで貴校は大学進学率が90%以上で、そのうち半分が国立大学に進学するとパンフレットやオープンスクールで説明していたので、自分が志望するならここが良いと思い志望しました。
以上から貴校を志望します。
基本的に進学率を志望理由とするのであれば、高校が公表している数値を必ず使ってください。
上記の文章のように、理由の次に数理を組み込むことで説得力が増した文章になります。
志望理由書例文②家から近い点を書く場合
家から近い点を志望理由書に記載する場合には、以下の例文を用いてください。
私がなぜ貴校を志望したかというと、家からの距離が近く勉学に励めるからです。
私は中学校のときに家からの距離が遠く、勉強を始めるにしても通学時間がネックになっていました。しかし、貴校は自宅からの距離がおよそ15分程度しかなく、往復30分で通学できるので自宅学習をするためには最高の環境だと言えます。
以上から貴校を志望します。
家からの利便性をどのように伝えるか迷ってしまいがちですが、勉学についてを強調するのが好ましいです。
通学時間が短ければ短いほど勉強の時間が確保できるので、合理的な理由になります。
志望理由書例文③将来の夢を盛り込む場合
進学先が自分の将来の夢を叶えるために必要な高校だったとした場合には、どのような志望理由を書けばいいのでしょうか?以下が例文になります。
私がなぜ貴校を志望したかというと、自分の将来の夢を叶えるために必要な勉強ができるからです。
私の将来の夢は、レストランで働くことで、貴校では料理を専門的に学べる学科があり自分の夢を叶えるために理想的な場所だと考えています。
以上から私は貴校を志望します。
将来の夢に関する志望理由はかなり強いもので、志望する高校に学科があった場合には強い志望動機になります。
そのためあなたの将来の夢と高校で学ぶことが合致していたら、志望理由書には必ず記載してくださいね。
志望理由書例文④普通科志望理由
進学先が普通科高校の場合には、どのような志望理由を書けばいいのかをお伝えしていきます。
私がなぜ貴校を志望したかというと、将来的には専門学校か大学に進学したいからです。
私の夢や進学先は完全には固まっておらず、高校での勉学をもとに決めていきたいと考えています。そのため貴校の普通科で学び、2年次からは本格的に進学先を決めていきます。
以上から私は貴校を志望します。
このように、基本的に志望理由が固まっていない場合にも、大学進学を目的として普通科に進むのは当たり前の事なので、志望理由として十分に通用します。
高校の志願理由書~自己アピールの例文~
高校の志願理由書の中でも、自己アピールが苦手な子は非常に多いです。
その理由としては、そもそも声を大にして自分の得意なところを主張しないと言った国民性があるからです。
そこでこの項目では、自己アピールが苦手な子が簡単に書ける文章の例文を提示していきます。
長所と短所、両方に合致しますので、ぜひ参考にしてください。
自己アピールの例文①:自己アピール長所編
自己アピールで長所を述べる場合には、次の言葉を使ってみましょう。
● 正直
● 勤勉
● 何事にも頑張れる
意外とありきたりな長所ですが、志願理由書はマイナスを無くせばいいだけなので、誰にでも当てはまる調書を書いてしまっても大丈夫です。
具体的に、正直という言葉を使って自己アピール文章を作っていきましょう。
私の長所は正直者な点です。嘘をつくことが苦手で、やってしまった駄目なことを親や先生方に正直に話しています。その結果、怒られることもありますが、この長所のおかげで皆からは信頼を置かれるようになりました。だから私の正直という長所はこれからも大切にしたいです。
志望理由のところでもお話ししましたが、結論から述べていくことを意識すれば意外と簡単に書けてしまいます。カンタンな文章の書き方として覚えておきましょう。
自己アピールの例文②:自己アピール短所編
続いて自己アピールの短所編です。
自己アピールの短所については少し難しく、以下の点に注意しなければなりません。
1. 一見すると短所に見えるが長所にも見える箇所を書く
2. その点を文章中でもきちんと記載する
短所について難しいところは、自分を落としながらも長所でもある点を強調しなければならない点。
ピンとこない子も多いと思いますので、『頑固』という短所を使って例文を考えてみましょう。
私の短所は頑固なところです。この頑固な短所は親の言うことを素直に聞けなかったり、自分が納得いくまで何事もやり過ぎてしまうといった欠点があります。親の言うことを素直に聞けないのはだめですが、何事も自分の納得いくまで行うというのは短所であるけど、長所でもあると考えています。その為、このいいところだけは残して高校生活を送っていきたいです。
基本的に長所の書き方と変わりませんが、短所について書いているのでダメな点も強調しておきましょう。
ですが短所だけで終わってしまうのは、志願理由書の中の自己PRとしてはNGなので、短所の中のいいところを探して記載してください。
高校の志願理由書~書く前に行うべき準備
これらの志願理由書に書くことを調べるために、事前に行っておくべき準備とは何があるのでしょう?
具体的には以下の通りです。
1. オープンキャンパスに行く
2. 自己分析をする
3. 補強するエピソードを実体験ベースで思い出す
4. 高校へのアピールポイントを絞る
以下に詳しく解説していきます。
書く前に行うべき準備①:オープンスクールに行く
志望理由を書く前には、あなたが行きたいと思う高校のオープンスクールには必ず参加しておきましょう。
なぜならパンフレットも配られますし、オープンスクールでしか聞けない情報もあるからです。
オープンスクールに行ったかどうかが選考基準になっている場合もあるので、時間の許す限り、様々な高校の見学をしておきましょう。
書く前に行うべき準備②:自己分析をする
自己アピールを書くために、自己分析をしておく必要があります。
なぜなら、あなたの強みや弱みがわかっていないと自己アピール文章が書けないからです。
更に面接でも聞かれる内容なので、自己分析を通してあなたがどういった人なのかを客観的に知っておくと良いでしょう。
書く前に行うべき準備③:補強するエピソードを実体験ベースで思い出す
志望理由書を書くときには、あなたが学校で頑張ったことなどの作文が求められる場合もあります。
こういった作文に対応するためにも、学校で頑張ったことや悔しかったことなどのエピソードを実体験で思い出しておく必要があります。
基本的に作文では、実体験ベースで書くことが要求されるからです。
エピソードを思い出すといった準備をしておくと面接にも通用するので、紙やノートに書きとめておくと良いでしょう。
書く前に行うべき準備④:高校へのアピールポイントを絞る
最後に高校へのアピールポイントは、絞っておいた方がいいです。
なぜなら、志願理由書には基本的に文字制限があり、全てを書ききれるわけではないからです。
さらに言うと面接で1分間自己アピールなどが行われる場合もあり、全てを話していると失点に繋がりかねません。
そのため、自分の最大のアピールポイントは、必ず絞っておきましょう。
中学生の推薦希望理由書の書き方
学校の志願理由書の他に、高校の推薦を受ける場合には、推薦希望理由書を書かなくてはなりません。
しかもこの推薦希望理由書は、専願でその高校を受ける場合が多いので、一般的な志願理由書よりも濃い内容を書く必要があります。
そこでこの項目では、推薦とはどういった制度なのかから始まり、推薦希望理由書の書き方を詳細に解説していきます。
推薦希望理由書の書き方①:推薦の制度について知っておこう!
そもそも推薦とは、どういった制度なのでしょうか。
基本的に推薦は公募推薦や学校推薦等に分かれており、高校の推薦入試は専願受験となる場合が多いです。
では専願受験とはどういったものかと言うと、受験して受かったらその高校に必ず入学しなければならないと言った推薦受験です。
高校の推薦受験は専願受験になるため、他に受験したい高校がある場合には絶対に受けてはいけません。
ただし、大学のように推薦入試に受かっても他の高校を受けていいと言った学校も一部存在するので、滑り止めで受験をしておきたいという子は、そういった特色のある推薦入試を受けておくと良いでしょう。
推薦希望理由書の書き方②:願書よりもより細かく学校分析をする
高校の推薦入試を受ける時は、一般入試の願書よりも細かく学校分析をしておかなければなりません。
なぜなら、推薦希望理由書などに記載する内容が一般の願書よりも濃くなりがちで、面接でもそのような傾向が強いからです。
どのような質問が行われても瞬時に返答ができるように、高校の校長先生の名前から、自分の中学校に関する情報まで、全て覚えておくと良いでしょう。
推薦希望理由書の書き方③:今までの学校生活でアピールできるポイントを探っておく
続いて推薦入試では、他の受験者と差別化するためにアピールできるポイントをより深く探っておく必要があります。
具体的には以下の側面で探していきましょう。
1. 学業
2. 部活
3. 課外活動
アピールポイント①:学業編
学業でアピールできるポイントは、読書感想文や学力の順位などです。
基本的に数値化されるものが多く、1位や2位といった順位を手にしているとアピールしやすいでしょう。
順位をアピールすることも大事なのですが、その順位に至るまでどのような努力過程があったのかを、さらにエピソードとして伝えられると、より強みとなります。
アピールポイント②:部活編
部活動でアピールできるポイントは、大会の順位です。
例えば、武道系であれば個人戦などのタイトル、チームスポーツであれば予選の順位とポジションの関係などが大きくアピールできるポイントです。
学業と同様に、なぜその順位が取れるようになったのかを詳細にエピソード化しておくと良いでしょう。
アピールポイント③:課外活動編
課外活動では、ボランティアやその他のコンクールなどがアピールポイントです。
ボランティアは数値が出ているわけではないので、アピールが難しいように感じますが、ボランティアを通して何を学んだかを伝えれば大丈夫です。
具体的には、『あしなが育英会の募金でどうすれば多くの募金を得られるのかをボランティアを通して学んだ』等があるといいでしょう。
ボランティア活動は誰もができることなので、中学校3年生になった時点でアピールできるポイントがなければ、ボランティアに取り組んでおくと推薦入試を有利に戦えます。
推薦希望理由書の書き方④:志望する高校の特色と自分の体験は必ずチューニングする
最後に志望する高校の特色と自分の体験は、必ずチューニングしておく必要があります。
チューニングとは、『志望する高校の特色とあなたの強みを合致するものにする』ということです。
場合によっては、アピールポイントを変えなければいけない可能性もあるので、2・3個用意しておくといいでしょう。
高校の志望理由~保護者の志望理由も必要? ~
高校の志望理由に、保護者の志望理由が求められる可能性もあります。
なぜなら、高校は義務教育とは違っても保護者の管理下にお子さんが置かれ、通学する必要があるからです。
保護者の同意が得られていないのであれば、高校生活も危ういと高校側が考えるのも納得ができる理由ですよね。
そこで最後の項目では、『願書に保護者欄があった場合、どのような書き方をすればいいのか?』について簡単に解説していきます。
保護者の志望理由の書き方
願書に保護者欄があった場合の書き方については、以下のポイントをおさえておきましょう。
1. 保護者もお子さんの志望先に納得していること
2. 今後の進路についても学校側と協力していく姿勢を見せること
3. お子さんと学校の意見にはなるべく従う覚悟があること
特に保護者が気をつけるべきことは、学校に対して要望を出しすぎないことです。
まずは学校の方針を受け入れて、お子さんの進学先に納得して送り出している点を強調して書いておきましょう。
その他にも、様々な保護者に関する事項が聞かれる可能性がありますが、全て正直に記載することをおすすめします。
高校の志望理由書は、例文できちんと型をおさえておこう!
志願理由書や志望理由書の書き方についてはフォーマットが決まっており、誰もが簡単に書けるものです。
しかし、その後の面接対策まで考えると、実体験ベースで全て書いておいた方が無難です。
受験に限らずこういった提出書類を事前に情報を調べ、2ヶ月3ヶ月前から準備しておいてください。ギリギリになってから慌てないよう、早めの対策を心がけてくださいね。
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