中学生必見!読書感想文や小論文で優秀作品に選ばれるための具体的な書き方
「中学生の作文の書き方が難しい…」
「作文で優秀作品に選ばれたいんだけど、どうしたらいいのかな?」
「中学生の作文で苦手を克服したい!」
このようなお悩みを抱えていませんか?
多くのお子さんが苦手とする作文は、中学生になっても出題され続けます。
とくに読書感想文や税の話など課題も多種多様になってくる点に注意が必要です。
当記事では、中学生のお子さんに向けた作文の書き方を徹底解説!
優秀作品に選ばれるためのノウハウもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
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中学生の作文で優秀作品に選ばれる書き方
中学生の作文で優秀作品に選ばれる書き方は次のとおりです。
- 題材を必ず読む
- 題材で言及するポイントに付箋を貼る
- 構成を書く
- 下書きする
- 推敲する
- テーマを決める
- タイトルは最後に決める
それぞれ解説します。
作文の書き方①題材を必ず読む
中学生の作文で優秀作品に選ばれる書き方の一つ目は、題材を必ず読むことです。
多くのお子さんは読書感想文などの作文であっても、題材に目を通さずに書いてしまうことも多いです。
たとえば、税に関する小論文を提出しなければならなくなったら、題材になっているテーマの本などを読むといいでしょう。
題材に目を通さずに作文をしてしまうと、選考する人の目から見て「あらすじをなぞっただけじゃないか」と思われてしまうかもしれません。
そのため、必ず題材を読んでから作文を書きましょう。
作文の書き方②題材で言及するポイントに付箋を貼る
とはいえ、題材に書かれているもの全てに言及するわけにはいかないので、ポイントに付箋を貼っておくことは大切です。
本文のなかで筆者が一番伝えたいことだろうなと感じるポイントに付箋を貼りましょう。
どのようにポイントを選べばいいかというと、タイトルとの関連性を考えて付箋を貼るとうまくポイントを押さえやすいです。
たとえば、「犬の生態」といったタイトルであれば、必ず犬の生態について書かれた項目があるでしょう。
選ぶべき場所がわかったら、その中から自身が書きやすいポイントを3つほど選ぶと作文も書きやすくなります。
作文の書き方③構成を書く
題材を読んで書きたいポイントまで押さえたら、構成を書くところからスタートしましょう。
構成とは、作文をどのように作成するかの設計図だと考えてください。
作文は大きく分けて3つのセクションから成り立ちます。
- 序論:あらすじなどを書くセクション
- 本論:気になった場面などの中心になる部分を書くセクション
- 結論:本論からまとめを作り、未来への展望などを書くセクション
これら3つのセクションを分解して、何を書くかあらかじめ設定しておきます。
すると、本文を書く際に書きやすく、内容の濃い文章を書けます。
文章を作る際には、構成がうまくできているかどうかで質が異なってくるため、入賞を狙うのなら内容が濃い構成から作成をスタートしましょう。
作文の書き方④下書きする
構成を書いたらあらかじめ下書きをするようにしてください。
文章を書く際には下書きをすることで、間違った表現などを自身で確認できます。
仮に本文を先にそのまま書いてしまうと、清書せずに審査に出してしまうことになります。
このような状態になると審査段階で足切りになる恐れもあるでしょう。
そのため、必ず下書きをして次の推敲をするようにしてください。
作文の書き方⑤推敲する
下書きをしたら必ず推敲をします。
下書きをした原稿用紙はどのように使ってもいいので、わかりやすく赤字などで間違っている箇所を確認するといいでしょう。
たとえば、送り仮名や漢字ミス、わかりにくい表現など確認するべき事項はたくさんあります。
これらのポイントを推敲段階で確認し、自身でできるだけ解消するようにしましょう。
作文の書き方⑥テーマを決める
中学生が書く作文のなかにはテーマが決まっていないものもあります。
テーマが決まっていない作文は、題材を読む前にテーマを決める必要がある点に注意しましょう。
たとえば、本に関する自由読書感想文などが、テーマが決まっていない作文の種類になります。
これらはテーマによって難易度が異なるので、自身が書きやすいかつ予備知識が豊富なテーマを選ぶと入賞しやすい作文ができあがります。
作文の書き方⑦タイトルは最後に決める
タイトルは最後に決めるようにしましょう。
というのも、タイトルを先に決めてしまうと、タイトルどおりの作文を書く意識ができてしまい、後々にズレが生じた場合修正が大変になるからです。
たとえば、タイトルで「税金は必ず誰でも納めなければならないもの」としているのに、一部の方は納めなくてもいいと本文のなかで言及しなければならなくなった場合はどうでしょうか。
このような場合には本文の全文を書き換える必要が出てくる恐れもあるため、注意が必要です。
中学生の作文で苦手を感じる書き方のポイント
中学生の作文で苦手を感じる書き方のポイントは以下のとおりです。
- 作文の構成を書くのが苦手
- 本文の書き方が思いつかない
- 表現力が乏しいと感じてしまう
- 題材のポイントがわからない
- テーマがよくわからない
中学生からの作文は文字数も増えて何を書けばいいかも良くわからなくなるお子さんも増えます。
ただ苦手を感じやすいポイントはどのお子さんでも似通った傾向があるので確認しておきましょう。
作文の構成を書くのが苦手
中学生の作文で苦手を感じる書き方のポイントの一つ目は、作文の構成を書くのが苦手な点です。
いい作文を書くためには、まず構成をマスターするところからスタートしなければなりません。
ただ、構成は全体の設計図を組む方法を学ぶのと似ているため、お子さんにとっては難しい問題だと考えることでしょう。
一方、作文の基本は序論・本論・結論になっていますし、本論では題材で伝えたいことがメインになるので、小論文よりも構成は簡単です。
それに加えて本論では、題材で伝えたいことを3つ選べばほとんど文字数は足りることになるので、伝えたいポイントをまず見つけることが苦手克服につながるでしょう。
本文の書き方が思いつかない
構成が完璧にできるようになっても、肝心の本文の書き方がわからないというお子さんも多くいます。
長い文章をたくさん書くことになるので、中学生段階では難しいと感じても仕方ないでしょう。
ただ、本文の書き方は意外と簡単です。
- 序論:この話は〜
- 本論:一つ目のポイントは〜。二つ目のポイントは〜。
- 結論:今回の〇〇という本を読んで〜と思いました。なぜなら〜
このように序論・本論・結論は書き方が一定のため、最初の書き方さえ覚えてしまえばあとはスラスラ書けます。
後ほど、1文の書き方を詳しく解説するので、そのポイントもあわせると苦手克服につながるでしょう。
表現力が乏しいと感じてしまう
多くのお子さんは作文には表現力が必要で、自身には表現力があまりないと感じてしまいがちです。
実際のところ作文には表現力は必要ではなく、必要なのは構成力と内容のリサーチ能力であることが多い点に注意しましょう。
たとえば、読書感想文だと本の内容をきちんと押さえられているかどうかは必ず見られます。
また他の題材であっても内容は重視されます。
しかし、表現の方法に対して伝えられることは少ないので、まず内容を優先して確認しましょう。
題材のポイントがわからない
表現力のポイントがよくわからないと苦手に感じるお子さんも多いでしょう。
題材の内容を読んでいても、難易度によって何を伝えたいのかうまく理解できないこともあります。
たとえば、税金の話と犬の生態の話だと税金の話を難しく感じるお子さんも多いはずです。
このように題材の内容が難しすぎて、ポイントを見つけづらいことは中学生以降によくあることなので注意してください。
テーマがよくわからない
テーマがよくわからないことも中学生で作文の書き方が苦手と感じるポイントです。
テーマの内容が抽象的であればあるほど難しさを感じるでしょう。
たとえば、A「税金について作文を書きなさい」とB「生きる意義について作文を書きなさい」だと、Bのほうが書き方に困る可能性が高いです。
テーマの抽象度が高ければ高いほど、自由度があがるため、反対に書きにくさを感じるポイントです。
中学生の作文の書き方が苦手なら構成から克服!
中学生の作文の書き方が苦手なら構成から克服するようにしましょう。
構成から克服すると、本文を書く際の内容が濃くなり先生などから評価を得やすいといえます。
具体的に構成から克服するために知るべきことは以下のとおりです。
- 作文は序論・本論・結論の構成が大事
- 序論で書くことはあらすじなど定型的な内容
- 本論は7割を意識しよう
- 本文の書き方はPREP法を意識するとはっきりする
- 結末は自身がどう感じたかを書くだけ
このように作文の構成の考え方は定型的な内容になるので、一通りマスターして内容の濃い本文を書けるようにしましょう。
作文は序論・本論・結論の構成が大事
作文は序論・本論・結論の構成を作ることが作文自体の内容の良し悪しを決めるといったも過言ではありません。
繰り返しになりますが、構成は作文全体の設計図であり、どのような流れで書くかの地図でもあります。
仮に設計図や地図なしに何かを作ろう、探そうとしても迷ってしまうことはイメージしやすいでしょう。
そのため、構成作りは自身で設計図や地図を作ることとほとんど同じなので、最初にマスターしておく必要があります。
序論で書くことはあらすじなど定型的な内容
まず序論で書くことを洗い出してみると定型的な内容がほとんどです。
導入で書くことの基本は以下のとおりになります。
- 題材のあらすじ
- 誰が書いたのか
- 背景事情など
これらのようにある程度定型的な文章を書けたら序論の文章としては、完璧です。
もちろん他の内容を書くこともありますが、作文を書くことが苦手なお子さんはまず3つの点だけを押さえておけば大丈夫です。
本論は7割を意識しよう
本論は全体の7割程度になることを押さえておくといいでしょう。
というのも、作文で最も大事なのは本論の部分であり、評価が決まるのも本論の内容が左右するからです。
序論・結論部分は評価されるというよりも、定型文をどれだけきちんと書けているかによります。
では、どのように本論で書く内容に見込みをつけておくかというと、以下のとおりです。
- テーマから3つのポイントを絞り出しておく
- 題材を読みながらポイントを3つ分書き出す
それぞれ解説します。
テーマから3つのポイントを絞り出しておく
テーマから3つのポイントを絞り出しておくことは、本論で書く3つのポイントに見込みをつける上で大切です。
中学生くらいまでの作文では、出題者の意図がはっきりしていることが多く、テーマだけからある程度の見込みをつけることは可能になります。
たとえば、よくある税金の話であれば、「納税の話」や「税金の使い道」などがポイントになりやすいでしょう。
また、選挙の話であれば「投票に若者も参加するべき理由」や「選挙の仕組み」などがポイントになりやすいです。
このようにテーマからある程度の見込みがつけやすいので、先に見込みをつけておいて題材を読むようにしてください。
題材を読みながらポイントを3つ分書き出す
ある程度の見込みをつけられたら、実際に題材を読むことをスタートしポイントを3つ分書き出しましょう。
テーマからある程度見込みを見つけられれば、3つ分以上のポイントを見つけられるでしょう。
おおよそ6つ分ほどを見つけ出したら、そのなかから本当に書きたい3つを絞り出せば大丈夫です。
本文の書き方はPREP法を意識するとすっきりする
本文の書き方はPREP法を意識するとすっきり書きやすくなります。
PREP法とは、次の要素に従って結論ベースで文章を書くことを指します。
- P:結論(私は〜と思います)
- R:理由(なぜなら〜だからです)
- E:具体例(たとえば〜があります)
- P:結論(そのため、私は〜と思います)
このように結論で理由と具体例をサンドイッチする書き方だと考えておいてください。
PREP法を活用すると、何を伝えたいのかを最初に書くことになるので、自身で読んでいてもわかりやすくなり、ミスも少なくなるメリットもあります。
結末は自身がどう感じたかを書くだけ
中学生の作文では結末部分に、自身がどう感じたかを書くだけで定型文として評価されます。
自身がどう感じたかを書く簡単な表現方法として、今後自身が学んだ内容でどうしたいかを書くことがあげられます。
たとえば、本論のポイントでとくに言及しなければいけないポイントに絞ってもう一度結論部分で書くこともおすすめです。
中学生の作文の書き方によくある注意点
中学生の作文の書き方によくある注意点は以下のとおりです。
- 文字数や文字の大きさに注意する
- 原稿用紙全体の書き方に注意する
- 主語・述語の使い方に注意する
それぞれを簡潔に解説します。
文字数や文字の大きさに注意する
中学生の作文の書き方によくある注意点の一つ目は、文字数や文字の大きさに注意することです。
原稿用紙のマス目を大きくはみ出したり、わかりにくい小さな文字を書いては駄目です。
また、文字数に関しては提出内容を良く読み、○○程度であればプラスマイナス10%、以上であれば文字数を超える、以下であれば80%程度の文字数で書くなどの注意点を守りましょう。
原稿用紙全体の書き方に注意する
作文は原稿用紙の書き方に従って書くようにしましょう。
原稿用紙の書き方には指定もありますが、何も書いていなければ普段の使い方をします。
主語・述語の使い方に注意する
作文のように文章を書く際には主語・述語の関係がとても大切です。
主語の様子を述語で表すので、適切な述語を活用するようにしましょう。
この部分は清書の際に必ず見るべきポイントにもなるので注意してください。
中学生の作文書き方まとめ
今回の記事では中学生の作文の書き方を詳細に解説してきました。
作文をうまく書くためには、最初に構成の書き方をマスターする必要があります。
構成の書き方をマスターすれば、あとはPREP法に従って定型文を挿入していくだけになるので、難しく感じることはないでしょう。
構成を書くことはめんどくさく感じるかもしれませんが、書いておくだけでスピードがアップするのでぜひ実践してみてください。
もし書き方が難しいと感じるようであれば、塾や家庭教師の先生に依頼して指導してもらうのもおすすめです。