成績アップの秘訣!集中力を高める勉強部屋の作り方
「集中できる部屋を知りたい」
「集中できる部屋って作れるの?」
「集中力が高められる部屋の作りが気になる」
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
学校や塾の友達と比べて、勉強に集中できていないと感じる人も多いかもしれません。
集中できる部屋とは、注意力が散漫するようなものが目に入らなかったり、集中力が高まるような色合いが使われていたりする部屋を指します。
本記事では中学生が集中できる部屋の配置や具体的なレイアウト、色合いや部屋作りのポイントを解説します。
勉強するのに最適な机や椅子の選び方や、中学生が部屋以外に集中できる空間や場所も紹介しますので、集中力を高めたい方はぜひ参考にしてみてください。
中学生が集中できる部屋の配置ポイント
中学生が集中できる部屋の配置ポイントは、以下5つです。
- 圧迫感を感じにくい家具の配置を意識する
- デスクと窓の配置を意識する
- 背後に壁が来るようにデスクを配置する
- 取り出しやすい場所に収納棚を配置する
- 目に入りやすい場所に時計を置く
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.圧迫感を感じにくい家具の配置を意識する
圧迫感を感じる空間で長時間勉強する場合は圧迫感を感じてしまい、逆に集中力を低下させる要因になってしまいます。
壁向きの位置に机を配置した場合は奥行きがある机にする、窓脇や空間全体が見れる位置に机を配置するなど、部屋を広々と感じられる配置にするのがポイントです。
また、机の上には必要最低限の物だけ置くようにすると、集中力を高められるでしょう。勉強する前に、漫画やスマホなど気が散るものは片づけておきましょう。
2.デスクと窓の配置を意識する
部屋に光を採り入れたり、換気したりしたほうが集中力が高まるため、デスクと窓の配置を意識しましょう。
たとえば、右利きの場合は机に座って左側に窓がある配置にすると利き手側に自然光が差し込んで、丁度良い光が目に入るようになります。
また、外の景色が見えることでリラックス効果も期待できます。
ただし、差し込む光がPCやタブレットの画面に反射してしまうと文字が見えにくくなることもあるため、ブラインドやカーテンで光の具合を調整するなど工夫が必要です。
3.背後に壁が来るようにデスクを配置する
背後に壁が来るようにデスクを配置すると、部屋全体が見渡せて圧迫感が軽減されるため集中力の低下を防げます。
ただし、部屋が整頓されていないと、いろいろなものが目に入って集中が切れるため、きちんと片づけておきましょう。
また、部屋の作りによって配置が難しい場合は、壁と机の間に隙間をあけて視界を広げるのがおすすめです。
なお、壁ではなくドアが背後に来るように机を配置すると、人の出入りが気になって集中しづらくなることがあります。
4.取り出しやすい場所に収納棚を配置する
勉強に使うシャープペンシルやノートなどの文房具を収納する棚は、取り出しやすい場所に配置しておくと途中で集中力が切れずに済みます。
取り出しやすい場所に配置することで、座っている場所を移動せずに済むためです。
机とは反対方向に文房具を収納している場合、仮に新しい消しゴムを取ろうとした際に部屋の中にある、漫画やTVなど勉強に関係ないものが目に入って気が散ってしまいます。
できるだけ、勉強に必要な文房具や辞書、教科書などは勉強机から取り出しやすい位置に配置しましょう。
5.目に入りやすい場所に時計を置く
目に入りやすい場所に時計を置くと、時間を意識して勉強できるため集中力が高まる効果が期待できます。
机の上に座ってただ勉強をはじめるよりも、机の上に時計を置いていつまでに何をするかスケジュールを決めておくことで効率的に勉強が進みます。
中学生が集中できる部屋におすすめの具体的なレイアウト
中学生が集中できる部屋におすすめの具体的なレイアウトは、以下3つです。
- デスクを壁に付けて部屋を広く見せる
- デスクを部屋中央に置いて空間が広々と感じられる
- 部屋の角に机を配置して集中力がアップする
レイアウトを細かく見ていきましょう。
レイアウト1.デスクを壁に付けて部屋を広く見せる
机を壁に付けて部屋を広く見せるレイアウトは、背中側の空間に余裕が持てるため部屋が広く見えます。
部屋が広く見えると、圧迫感がなくなることから疲れが溜まりにくく集中力低下が防止できます。
元々部屋の面積が小さかったり、他の家具を配置したりする場合も、部屋全体を広く見せることが可能です。
歴史の年表や覚えたい単語表、スケジュール表などを壁に貼り付けることで、空間を有効活用できます。
また、部屋が片付いていなくても余計な物が目に入りにくいため集中力が高まるでしょう。
レイアウト2.デスクを部屋中央に置いて空間が広々と感じられる
デスクを壁から離して、部屋中央に置いて空間が広々と感じられるレイアウトは、視界が開けるため余裕を持った雰囲気で集中できます。
ただし、部屋全体が目に入るため部屋を片づけていなければ、気が散って集中できなくなる可能性があります。
収納棚を利用したり、日頃から物を買わないようにしたり、部屋が散らからないような工夫を心がけましょう。
また、壁からデスクが離れており家電やPCなどの配線類が歩く動線上にあるため、足を引っかけて怪我をしてしまう恐れがあります。
そのため、配線類は結束バンドや配線カバーを使って整頓しておきましょう。
レイアウト3.部屋の角に机を配置して集中力がアップする
L型デスクを使って部屋の角に机を配置すると、勉強するスペースが広がるため集中力の向上が期待できます。
壁側に棚を備え付けて、取り出しやすい位置に辞書や文房具を収納すると、取り出す際に大幅な移動が不要なため気が散らずに済みます。
また、部屋の角に机を配置すると空間を無駄なく活用できるでしょう。
ただし、デスクの奥行きがない場合は圧迫感が出るため、デスクのサイズには気を付けましょう。
なお、机を壁を背にして、もう一つの机を壁付けに配置して2台の机をくっつけて並べるレイアウトは、勉強に使える空間がさらに広がります。
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中学生が集中できる部屋の色合いのポイント
ここからは、中学生が集中できる部屋の色合いのポイント4つを紹介します。
- 疲れを和らげるベージュやグレーを取り入れる
- 気持ちを落ち着かせる青を取り入れる
- 集中力がアップする赤・黄色を取り入れる
- リラックス効果がある緑色を取り入れる
詳しく見ていきましょう。
1.疲れを和らげるベージュやグレーを取り入れる
長時間集中して勉強すると疲れてきます。
リラックス効果があるベージュやグレーを部屋の色合いに取り入れることで、継続して勉強に集中できる効果が期待できるでしょう。
ベージュやグレーは家具やカーテンなど部屋に取り入れやすいため、少しでも疲れを和らげたい方は今からでも部屋に取り入れてみてください。
2.気持ちを落ち着かせる青を取り入れる
勉強に取り組むために、鎮静効果がある青色を部屋に取り入れるのもおすすめです。
青色は気持ちを落ち着かせられるため、落ち着いた精神状態で勉強に集中できます。
また、ストレスを感じた際に青色を目に入れるとストレスを軽減してくれる効果が期待できます。
ただし、部屋全体を青色にすると暗くて冷たい印象の部屋になってしまうため、雑貨やクッションなど、部屋の一部に取り入れましょう。
3.集中力がアップする赤・黄色を取り入れる
集中力をアップさせたい場合は、気持ちを向上させる効果がある赤や、論理的思考をする左脳に刺激を与えてくれる黄色を取り入れるといいでしょう。
赤・黄色は脳を活性化する効果があるため、集中して勉強に取り組めます。
また、赤・黄色は、ベージュやグレー、青と比べると鮮やかな色なため、部屋全体に取り入れるのではなく、アートやクッションなどポイントとして、部屋の一部に取り入れるのが最適です。
4.リラックス効果がある緑色を取り入れる
緊張やストレスを緩和するリラックス効果や心身の疲れを癒してくれる、緑色を部屋に取り入れると疲労感が少なくなる可能性もあります。
部屋に取り入れる緑色のものとしては、観葉植物やエアプランツなどの植物がおすすめです。
観葉植物は部屋の一角に置くのでなく、勉強中に常に目に入る机の上に置いておくとすっきりとした気持ちで気分転換しながら勉強に取り組めます。
机の上に観葉植物を置く際は、手入れがしやすくサイズ感が小さいものを選ぶと勉強の邪魔にならずに済みます。
中学生が集中できる部屋作りに大切なポイント
中学生が集中できる部屋作りに大切なポイントは以下のとおりです。
- ポイント1.部屋の気温と湿度を適切に保つ
- ポイント2.部屋の明るさを調整する
- ポイント3.部屋の匂いに気を付ける
具体的な要点を押さえていきましょう。
ポイント1.部屋の気温と湿度を適切に保つ
集中力を高めるには、部屋の気温と湿度を適切に保つのが効果的です。
暑さや寒さを感じたり、じめじめしていたり、乾燥していたりする感覚は、心身の健康状態に関わるため集中力に影響を及ぼします。
2004年にアメリカコーネル大学で行われた研究によると、人の集中力の維持には気温が関係していることがわかっています。
そのため、エアコンで気温や湿度を調整するほか、部屋に温度計や湿度計を置いて計測しておくのがおすすめです。
寒さ・暑さの感覚は人によって感じ方が異なるので、衣服を着たり脱いだりして自分の体温を調整しましょう。
ポイント2.部屋の明るさを調整する
人は太陽の光の色や光量によって体内リズムが整えられるため、部屋の明るさも集中力に影響します。
体内リズムに合わせて部屋の明るさをコントロールすると、活動期とリラックス期を調整できる可能性が高まります。
また、手元の明るさは頻繁に変えるのではなく、500〜1,000ルクスの明るさを維持することで集中力の継続が可能です。
光の色は白からオレンジ色のものまでありますが、昼間に出ている太陽の光に近い白っぽい色が活動期に適しています。
ただし、常に勉強用の光で過ごすとストレスに感じることもあるため、勉強しない時間は用途に合わせて光を調整できるような照明器具を使いましょう。
ポイント3.部屋の匂いに気を付ける
勉強する部屋の匂いによって、集中力や記憶力アップが期待できます。
アロマオイルの場合は、集中力や記憶力を高めてくれる香りのほか、リラックス効果がある香りなどがあります。
高めたい効果が期待できる香りを使うのがおすすめです。
ただし、本人の好みに合わない香りや不快な香りの場合は、気が散って勉強に取り組めないため逆効果になる恐れがあります。
中学生が集中できる部屋の机と椅子を選ぶポイント
中学生が勉強に集中できるよう、部屋に置く机と椅子を選ぶポイントを解説します。
- 自分に合った天板の高さの机を選ぶ
- 長時間座っても疲れにくい椅子を選ぶ
- 高さを調整できる机と椅子を選ぶ
要点3つを押さえていきましょう。
1.自分に合った天板の高さの机を選ぶ
勉強机は、自分に合った天板の高さの机を選びましょう。
身長に対して天板が高すぎたり低すぎたりして合っていない場合、姿勢の悪さにつながって腰痛や肩凝りが生じる恐れがあるため注意が必要です。
体の成長に伴って机の高さが合わなくなることもあるため、椅子の高さを調整しても姿勢が良くならない場合は机の買い替えを検討しましょう。
また、教材やノートなどを広げられるよう広いスペースがある机を選ぶのがおすすめです。
2.長時間座っても疲れにくい椅子を選ぶ
椅子は長時間座って勉強する際の疲れに影響を及ぼします。
正しい姿勢を維持してくれるよう補助してくれたり、長時間座っても疲れにくかったりする椅子を選ぶのがおすすめです。
疲れにくい椅子のポイントは、サイズや高さだけはもちろん、机に手を置いたときに肘が90度になる高さになること、足の裏がぴったりと床につくことなどです。
また、椅子の高さが合わない際は、クッションを利用したり高さを調節したりしてみましょう。
なお、椅子の座る部分が硬いとお尻が痛くなる恐れがあるため、クッション性のある椅子を使ってお尻にかかる負担を軽減させましょう。
3.高さを調整できる机と椅子を選ぶ
使いやすい机や椅子の高さは個人差があるため、高さを調整できる机と椅子を選んで勉強に集中しましょう。
天板の高さや脚の長さを調整できるタイプなどがあり、体に合った机や椅子で勉強すると疲れにくく、リラックスした状態で勉強に取り組めます。
また、高さを調整できる机と椅子を選ぶと、体の成長に合わせて調整できるため買い替えが不要です。
中学生が部屋以外に集中できる空間や場所
最後に、中学生が部屋以外に集中できる空間や場所をご紹介します。
- リビングやダイニングの一角
- 学校や街の図書館
- 学校の教室
- 塾の学習室や自習室
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.リビングやダイニングの一角
自分の部屋で集中できない場合は、家の中のリビングやダイニングのテーブルで勉強してみるのもおすすめです。
リビングやダイニングのテーブルで学習に取り組むと、気分転換して場所が変わるため集中力が高まります。
また、食事の時間が決まっている場合は、リビングやダイニングが使える時間が限られるため、勉強の効率アップも期待できるでしょう。
2.学校や街の図書館
学校の自習室や街の図書館も、自宅以外で勉強に集中できる場所の一つです。
人がいるため物音はするものの、静かな空間のため勉強には適した環境です。
しかし、利用者が多いと席が空いていないこともあるため、午前中の早い時間帯に行くのがおすすめです。
また、図書館には読書をしたい人などがいて、勉強する人だけが利用するだけではないため気を付けましょう。
3.学校の教室
早朝や放課後の学校の教室で勉強するのもいいでしょう。
教室のレイアウトは勉強しやすいように設計されているため、最適の環境です。
友達を誘って時間を決めて離れた席で勉強したり、一人で学習したりしてみましょう。
4.塾の学習室や自習室
授業のない夏休みや冬休みは、通っている塾の学習室や自習スペースを利用するのもおすすめです。
通っている塾であれば無料で使えることも多いですが、有料の場合もあるためあらかじめ確認してください。
塾の学習室や自習室は、他の人も勉強に取り組んでいるため自然と勉強に集中できるのがメリットです。
中学生が集中できる部屋まとめ
今回の記事では中学生が集中できる部屋を解説してきました。
部屋づくりにはたくさんの工夫ポイントがあって、1つ1つに対応すると時間がかかります。
ただ、1度レイアウトを固定すれば維持するだけなので、時間をかける価値はあります。
親御様とお子さんで話し合いながらどんな効果が必要なのかを決めてからレイアウトするようにすることをおすすめします。