子どものワクワクを増やし、記憶力アップや学習効果を高める方法!
「ワクワクすると記憶力が高まるってホント?」
「子どものワクワク体験増やす方法を教えて!」
「勉強でワクワクしてくれないかな?」
こんなことでお悩みではありませんか?
子どもに限らず、何かにワクワクしている時って、心が躍り出しそうで「生きてて良かった!」なんて思うくらい、ハッピーな気分になれますよね。
大人ですらそうなのですから、ましてや子どもがワクワク体験と出会えば、目を輝かせ、素晴らしい集中力でワクワクに熱中するものです。
だからこそ学習に対する効果も抜群で、記憶の定着にも役立つと言われています。
勉強にはイヤイヤ取り組みがちですが、ワクワクした気持ちで取り組んでくれたら、なるほど学習効果はグン!と高まりそうな気がします。
そこで今日は、子どものワクワクする気持ちの効果をお伝えしながら、ワクワクを作る方法もあわせて解説していきます。
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子どものワクワクする気持ちにはどんな効果があるの?
子どものワクワクする気持ちには、一体どのような効果があるのでしょうか?
具体的には次の通りです。
● 正しい楽しさは脳への報酬となる
● 快楽物質により記憶効率が高まる
● 体と心の発達を促す
それぞれ詳しく解説していきますね。
正しい楽しさは脳への報酬となる
子どものワクワクする気持ち、つまり正しい楽しさは脳への報酬となります。
少し難しい表現なのでもっと簡単にすると、夢中になっている状態と想像してください。
つまりワクワクした気持ちは脳に直接働きかけ、没頭できる状態を作り出してくれるんです。
すると、快楽物質が放出され、記憶力や学習効率がぐんぐん上がっていきます。
快楽物質により記憶効率が高まる
ワクワクする気持ち、つまり「意欲」によってドーパミンが放出され、集中力が高まり、記憶力も上がることが確認されています。
たとえば、社会の暗記はなかなか出来ないのに「ゲームの攻略法はあっという間に覚えててビックリした」なんていう経験はありませんか?
厳密にドーパミンが関係していると断定はできませんが、ゲームをしていると口角があがって楽しい気持ちがあふれているのが見て取れます。
すると、やはり楽しいことや夢中になっている状態は、普段の生活の状態よりも記憶効率が高まっているといえるでしょう。
いつもテストの点数にやきもきしているお母さんは、「勉強している時に、こんな状態になってくれたらなぁ」って思いますよね。
その方法については、後ほど詳しく解説しますね。
体と心の発達を促す
またワクワクする体験は、体と心の発達にも影響します。
では、どのような発達があるのかについて、詳しく解説していきますね。
体の発達
日本体育大学の野井真吾教授によると、昨今では身体的な能力は向上しているけど、精神的な防衛体力というものが、社会的な圧力によって削がれてしまっているようです。
防衛体力とは、自律神経系やホルモン系といった体内部の環境が整っていると向上しますが、逆に崩れていると、体力があるのに頭痛や腹痛の原因になってしまいます。
そのため、ワクワクする体験を通してドーパミンやその他の体内部のバランスを調整すると、何もしていないのに「疲れた・つらい」といった言葉がなくなり、子どもが子どもらしく活発に遊べるようになります。
心の発達
また、ワクワクする体験は、体内部の環境を整えてくれる器官のバランスをとってくれるので、心の発達も促します。
たとえば、お子さんの次のような症状でお悩みの場合には、ワクワク体験させられるよう心がけると、心の発達を促せます。
● ソワソワする
● 落ち着きがない
● イライラしている
● 集中できない
これらの症状はホルモンバランスが整っておらず、精神的な負担がある場合に現れる症状です。
しかし、ワクワク体験を通して、ドーパミンのような快楽物質が正常に分泌されるようになると、このような症状はだんだん収まります。
ワクワクと楽しい気持ちをもつだけで、心も身体も健康になっていくなら、お子さんをワクワクさせない手はありませんよね。
子どものワクワクする気持ちを高める方法
子どものワクワクする気持ちを高める方法は、次の通りです。
● 生活リズムを整える
● 感情を発散させる
● 学びと遊びに境界線を設けない
● 子どものやりたいようにさせる
● ワクワクリストを作成して親御で会話する
● 親御さんもワクワクを忘れない
● 仲間を作る
● 欠点よりも強みを伸ばす教育をする
それぞれ解説していきますね。
生活リズムを整える
まずワクワク体験をする前に必ず行なわなければならないのが、生活リズムを整えることです。
というのも、生活リズムが整っていなければワクワク体験以前に、身体的な能力と精神的なバランス両方を崩してしまい、体験どころではないからです。
まずは身体的な能力を他の子どもと同等にするためにも、きちんと睡眠を取り、規則正しい食生活をしていきましょう。
感情を発散させる
生活リズムを整えたら、続いて感情を発散させる遊びを行っていきましょう。
感情を発散させるとは、大声を出して走り回る姿をイメージしてもらえば大丈夫です。
たった20分この遊びをするだけで、イライラやソワソワするといった症状が減少した事例もあり、効果は抜群です。
学校によってはこのような遊びの時間がきちんと取られていない場合もあるので、そのような場合には親御さんが中心になって、一緒に遊んであげるのが効果的です。
学びと遊びに境界線を設けない
また学習の効率をあげるためには、学びと遊びに境界線を設けないことも重要です。
学習というと、楽しさとは正反対のものと思われるかもしれませんが、楽しんで勉強することの効能は、徐々に教育業界でも認知されるようになってきました。
ワクワクしたまま勉強できれば、集中力を高く保てますし、さらに記憶効率もアップします。
最近では、アクティブラーニング等、ワクワク効果を狙った学習法を導入する大学も増えています。
※アクティブラーニングとは?…生徒が能動的に考え、学習する教育法のこと
学校教育でもアクティブラーニングが導入されている
学習=楽しくないものといった考えを根底から覆すのが、アクティブラーニングです。
というのも、アクティブラーニングは学習者が能動的に動いて学習を進める学習手法だからです。
今までは学習は教えられるものとして認識されていましたが、令和からは自らの興味がある知識を、自ら動いて獲得しにいくものに切り替わっていきます。
自ら遊びのように学習していくのと、今までのように教えられるままに勉強するのでは、質が異なってくるのは当然と言えます。
もちろんまだまだ試験段階ではありますが、このように遊びと学習が結びつくと、絶大な効果を発揮することが認識されています。
子どものやりたいようにさせるのが一番効率いい
ちなみにワクワクする気持ちをもっとも高める方法は、子どものやりたいようにさせるのが、一番手っ取り早く効果的です。
たとえば、遊びたいのであれば外で好きに遊ばせてあげれば、自然と笑顔になってドーパミンが放出されるでしょう。
親御さんは見守る努力が必要
とは言え、全部子どもの好きにさせていいのかというと、親御さんが見守る部分も必要になってきます。
遊ぶといっても、危険な遊びをしていないかをきちんと管理する必要がありますよね。
全てを自由にというよりも、最低限のルールを決めて遊ばせることを意識するといいでしょう。
わくわくリストを作成して親子で会話する
ここまで子どもが全力で遊ぶことを推奨してきましたが、中には外で遊ぶことにワクワクを感じない子どもいます。
ワクワクすることは人それぞれ違うので、親子でワクワクリストを書き出してみるといいでしょう。
● 音楽を聞くとき
● ピアノを弾いているとき
● 誰かが演奏しているとき
ここまで書くと、この子は音楽全般に対してワクワクするんだなとわかりますよね。
お子さんのワクワクが判明したら、次のお出かけはテーマパークではなくコンサートを選ぶことができ、子どものワクワク体験を増やすことができます。
親御さんもワクワクを忘れない
子どもが一人でワクワクしたとしても、親御さんがワクワクできない場合もあると思います。
でもワクワク体験で親御さんが疲れから眠ってしまうと、子どものワクワクは半減してしまいます。
ですから、親御さんも子どもと一緒に楽しむことを忘れず、自分のワクワクポイントを探すようにしてください。
とはいえ、幼少時はこれでもいいのですが、年次が上がってくると、さすがに親御さんだけでは対応しきれない部分もでてきます。
そうなった時のために、ワクワク体験仲間を仲間を作っておくことをおすすめします。
仲間を作る
先ほど仲間を作るとワクワク体験につながるとお伝えしましたが、この仲間とは友達や部活仲間です。
総じて一緒に遊べる仲間であればよく、価値観を共有できて休日にも遊べる関係性が大事です。
年次があがるほど、この仲間の重要性があがるため、幼少時から友達作りや課外活動でどんどん仲間を増やしていけるよう心がけてください。
欠点よりも強みを伸ばす教育をする
最後はワクワクするためには欠点を補強する教育よりも、できることをどんどん伸ばす教育が最適です。
というのも、得意なことほど子ども自身が没頭しながら学習を進めていけるからです。
たとえば算数が得意であれば、学習内容をどんどん進めてもいいですし、国語が得意であれば難しい文章をどんどん読んでいきましょう。
その成功体験をもとに苦手な勉強に取り組めば、自然に手が動くようになっているはずです。
子どものワクワクは習い事にもいい影響がある
さて先ほどまで学習面におけるワクワクさせる方法や効果をお伝えしてきましたが、ワクワク体験は習い事や部活といった文化活動、スポーツ分野にもいい影響を与えます。
というのも、これらの運動に関しても学習効率はとても重要で、モチベーションが低いまま練習しても意味がないからです。
子どもが楽しいと思えるスポーツや文化活動なら、取り組ませるとあっという間に成長します。
さらに、中には大会で優勝したり、コンクールで金賞を取ったりする子どももでてきます。
この成功体験は自信にもつながります。
ですから、子どもにはさまざまな経験を積ませ、楽しめる習い事を探してあげましょう。
子どものワクワクを阻害する保護者の言葉
ここまで子どもをワクワクさせる方法や効果を詳しく解説してきましたが、実はこれらのワクワクを一瞬で冷めさせる、親御さんの言葉があるのはご存知でしょうか?
具体的な言葉は次の通りです。
● 上から目線の達観した言葉
● 否定する言葉
● でも、しかし、といった逆説の言葉
詳しく解説していきます。
上から目線の達観した言葉
子どもがワクワクすることは、親御さんのような大人からみると、語弊はありますが「バカみたい」と思われることも多いはずです。
だからと言って安易にそれを口にしてしまうと、このような達観した言葉は子どもたちの楽しい気持ちを台無しにしてしまうのです。
みんなが楽しくしているのであれば、それで良しなので、大人が口を挟む必要はありません。
ですから、親御さんは先ほどもお伝えしたように、見守ってノータッチを貫きましょう。
否定する言葉
また、子どもの行動を否定する言葉もNGです。
否定する言葉を伝えられた子どもは、ワクワクする体験の一つを封印することになります。
となると、ワクワク体験が他の子どもよりも少なくなってしまうことになります。
もちろん生命の危険があるワクワク体験は否定しなければなりませんが、普通に遊んでいるときに遊びを否定する言葉を使ってはいけないと覚えておいてください。
でも、しかし、といった逆説の言葉
また子どものワクワクを阻害する言葉として、逆説の言葉があります。
子どもが楽しいといっているのに、親御さんが「でも、〇〇だよね」といってしまうと。どうでしょう?
逆に親御さんに対して子どもから「でも、〇〇だよね」といわれたときを想像してみてください。
多分、多くの親御さんが嫌な気持ちになったはずです。
やはり否定する言葉や逆説の言葉は子どもから見ても嫌なものなので、まずは受け入れることからスタートしてみてください。
子どものワクワクを伸ばし自主的な行動を支えてあげよう!
親御さんの役割は、子どものワクワクする体験を自由に行なわせ、見守ることです。
もちろん注意は必要ですが、過度な干渉は控えましょう。
子どもがワクワクを体験すればする程、探求心が高まり世界が広がっていきます。
それは学習能力も含め、お子さんの能力を磨き高めていくことになりますから、親御さんはぜひ、お子さんに様々なことを体験させてあげてください。
私たちのサイトでは、この他にも様々なお子さんの学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。