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やる気とモチベーションup!受験に役立つ四字熟語と勉強法

四字熟語は勉強や受験のモチベーションアップになるってご存じですか?

四字熟語というと、何かのストーリーや意味をたったの四文字の漢字に集約したもの。

これは短いからこそ伝わりやすく、しかも頭にスッと入るので、言葉によってはやる気をグングン上げてくれる頼もしいアイテムになります。

四字熟語を覚えながら、さらにやる気まで湧いてくるなら…次のテストは点数がアップすること間違いなし!ですよね。

そこで今日は、四字熟語の勉強方法についてお伝えし、やる気が上がりモチベーションもアップする四字熟語を紹介していきます。
この記事を読むと、どんな四字熟語が自分のモチベーションを上げてくれるかが分かり、やる気がグングン湧いてくるので、ぜひ最後までお読みください。



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自主勉強で四字熟語を覚える方法

自主勉強で四字熟語を覚える方法は次のとおりです。

● 意味をまず覚える
● ストーリーを覚える
● 最後に書き取りを行う

四字熟語は短い言葉であっても、さまざまな意味が含まれています。

意味を覚えてストーリーまで覚えておくと、いざというときに記憶から引き出せるのでおすすめです。

それでは、勉強法を詳しく解説しますね。



意味をまず覚える

四字熟語の勉強法でもっとも大切なのは、意味をまず覚えることです。
四字熟語が試験で出題されるパターンは次のとおり。

● 書き取り問題
● 意味から四字熟語を選ぶ問題
● 意味を推測する問題

このようにテストでは、『意味を覚えているか?』が問われることが多いです。

もちろん、書き取り問題も出題されますが、出題頻度は大抵1問程度なので気にしなくても大丈夫でしょう。



語源やストーリーを覚える

続いては、四字熟語の語源を覚えていきましょう。

なぜこの作業が必要なのかというと、四字熟語は漢字を覚えるだけでは意味を推測できないものが多いからです。

たとえば、「蛍雪之功(ケイセツノコウ)」という四字熟語は、中学生であれば、ほとんどの子が知っています。

ただ、この漢字だけを見ると、「ホタルが雪にいるときの手柄?」とちんぷんかんぷんになってしまいます。

ですから、この場面をイメージできるよう、『この四字熟語がなぜ作られたのか?』や『作られた背景』を押さえることで、より明確に記憶できるようになります。



最後に書き取りを行う

ここまでで四字熟語の意味を完璧に覚えたら、最後は書き取りを行っておきましょう。

というのも、記憶を定着させるには、五感を刺激して暗記する方が効率がいいからです。

目で漢字を見て、口に出して読み、最後は手で書けば、五感のほぼ全てを使っていることになります。

ですから、受験やテストで書き取り問題があまりでないとしても、きちんと手を動かし、書いて覚えるようにしましょう。



四字熟語を勉強するメリット

ここまで四字熟語を覚える方法をお伝えしてきましたが、覚えるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

具体的には次のとおりです。

● 国語の受験で点数の底上げができる
● 漢字検定に強くなる
● 手紙が洗練される
● 読解問題で語彙として覚えておく必要がある
● 書いて勉強机に貼っておくとモチベーションがあがる

それぞれ、深掘りしてお伝えしますね。



国語の受験で点数の底上げができる

まず一番身近なメリットは、国語の受験で点数の底上げができる点です。

もちろん、大幅な点数の改善はできませんが、四字熟語は少なくとも1問は出題されるので1%から2%の点数を取得できる可能性が高まります。

たった1%かと思われるかもしれませんが、受験のときには、この1%をミスなく取り切れるかが問題になるので、見逃さないようにしましょう。

テスト後に「この四字熟語さえわかっていれば…」ということがないようにしたいですね。



漢字検定に強くなる

また、漢字検定に強くなるのも大きなメリットです。

漢字検定は、級数があがっていくとマニアックな四字熟語も出題されるようになります。

そのため、漢字検定をとって推薦入試を有利に戦いたいのであれば、見逃せない分野です。

もちろん、漢字検定の勉強は受験の漢字問題にもつながっているので、一石二鳥の勉強になります。



手紙が洗練される

ちなみに四字熟語が使われる日常生活といえば、手紙が多いでしょう。

手紙はネットを使ったメールと違い、文字数にかなりの制限があるため、四字熟語を使って今の感情や思いを上手に表現できるからです。

長く書いた文章よりも、短く書かれた手紙の方が洗練されていることが多いので、センスある手紙を書くときには、四字熟語をどんどん使っていきましょう。

それに、ネットが発達した昨今では、手紙のほうが喜ばれることもあるので、機会があれば親御さんに感謝を伝えてみると喜ばれますよ。



読解問題で語彙として覚えておく必要がある

手紙の話を途中で挟んでしまいましたが、四字熟語の現実的な側面として、読解問題にも関係があります。

というのも、読解しなければならない文章中に、四字熟語が含まれていることがありますし、漢字がテーマの説明文の場合、設問に四字熟語が配置されることもあるでしょう。

そのため、仮に四字熟語を何も知らずに受験に取り組むとなると、読解問題に四字熟語が含まれていた場合大きな失点につながる恐れがあります。

四字熟語は先ほど手紙についてもお話しましたが、一般常識として求められる場合もあるので、日頃から意識して勉強しておいてください。



書いて勉強机に貼っておくとモチベーションがあがる

最後の四字熟語を勉強するメリットは、お気に入りの四字熟語を書いて机に貼っておくと、勉強のモチベーションがあがる点です。

というのも、四字熟語は簡潔明瞭に意味を伝えてくれる文字でスッと頭に入るからです。

人間は長い言葉よりも短い言葉のほうが意味を受け取りやすいので、長い言葉で勉強するメリットを伝えられるよりも、たったの四文字で伝えられたほうがモチベーションにつながりやすいといえます。

たとえば、後ほど紹介する「初志貫徹(ショシカンテツ)」という言葉がありますが、はじめに抱いた思いを貫くといった意味があります。

もし、あなたが決めた目標から少しスランプ気味に陥ったときに、この四字熟語を見たらどうでしょう?

力強い漢字からモチベーションを得られそうですよね。

このように、四字熟語を覚えるのはテストの点数をあげるといった側面もありますが、勉強自体のモチベーションを高められるので非常におすすめです。



勉強を頑張る意味を持つ四字熟語5選!

勉強を頑張る意味を持つ四字熟語は、次の5つがモチベーションアップに役立ちます。

● 蛍雪之功(ケイセツノコウ)
● 蛍窓雪案(ケイソウセツアン)
● 昼耕夜誦(チュウコウヤショウ)
● 博学篤志(ハクガクトクシ)
● 苦学力行(クガクリッコウ)

どれも、受験やテストで聞かれやすい四字熟語でもあるので、その背景もあわせて覚えていきましょう。



蛍雪之功(ケイセツノコウ)

蛍雪之功は、多くの中学生が四字熟語を覚えるときに、真っ先に覚えるものでしょう。

ホタルの光や雪明かりを使って、苦労しながら勉強することを指した四字熟語です。

この由来は、古代中国において灯りをともす油が高くて買えない人物が、ホタルと雪の光を使って勉強したという逸話から来ています。



蛍窓雪案(ケイソウセツアン)

蛍雪之功と同様な人物の逸話から来ているのが、蛍窓雪案です。

先ほどと同様に、苦労して勉学に励むことを意味する四字熟語となっています。



昼耕夜誦(チュウコウヤショウ)

昼耕夜誦は、昼間に農作業をして、夜には勉学に励むことを指しています。

転じて、休まずに勉学に励むことを指し、受験生にぴったりな四字熟語といえるでしょう。

もちろん無理はいけませんが、受験生たるもの毎日3時間は必ず勉強したいところなので、この文字を目立つところに貼って頑張ってください。



博学篤志(ハクガクトクシ)

博学篤志は、さまざまなことを熱心に学ぶことを指しています。

博という漢字には、博覧強記(ハクランキョウキ)といった四字熟語があるように、広く学問することを意味する漢字です。

たとえば、博士といった熟語もあると覚えておくと、意味を思い出しやすいです。

勉強する者は、苦手なく、さまざまな分野を学ばなければならないといった心構えを説いた四字熟語です。



苦学力行(クガクリッコウ)

苦学力行は、苦労しながら勉強することを指した四字熟語です。

苦学には苦労しながら勉強すること、そして、力行には一生懸命努力するといった意味が含まれます。

苦学には学問するといった意味も含まれ、勉強だけでなく、社会人になってからも会社で学び続けることも含まれます。



かっこよく勉強にも役立つ四字熟語5選

ここまで勉強のモチベーションに役立つ四字熟語を中心にお伝えしてきましたが、次は見ているだけでかっこいいと思える四字熟語を紹介します。

● 百花繚乱(ヒャッカリョウラン)
● 明鏡止水(メイキョウシスイ)
● 魑魅魍魎(チミモウリョウ)
● 花鳥風月(カチョウフウゲツ)
● 日進月歩(ニッシンゲッポ)

これらもよくテストで出される熟語のため、必ず覚えておきましょう。



百花繚乱(ヒャッカリョウラン)

百花繚乱には2つの意味があります。

● さまざまな花が咲き乱れること
● 優秀な人たちがたくさんいて、立派な業績が一時期にたくさんでること

もともとは花が咲き乱れる意味でしたが、優秀な人物を花と捉えているのは、現在でも「花形」といった言葉があるように古代の考えとも共通しています。



明鏡止水(メイキョウシスイ)

明鏡止水は、み切った落ち着いた心を指す言葉です。

たとえば、疑念や不満といったネガティブな意味を持つ感情を心に抱いていない状態を、「明鏡止水の境地」といった言葉で表すこともあります。

「明鏡」は曇りのない鏡を指し、「止水」は川面が穏やかな様子に由来します。

この四字熟語は字面だけを読んでみても、意味が推測できない四字熟語なので、必ず語源を押さえておきましょう。



魑魅魍魎(チミモウリョウ)

魑魅魍魎は字面だけをみると、おどろおどろしいイメージが湧いてきますが、そのイメージは正しいです。

というのも、この四字熟語は山の怪物や川の怪物など、まざまな化け物がいることを指しているからです。

ちなみに、「魑魅(チミ)」は山の怪物を指し、「魍魎(モウリョウ)」は川の怪物を意味しています。



花鳥風月(カチョウフウゲツ)

花鳥風月は、自然の美しさを表した四字熟語です。

「花鳥」は文字のとおり、花と鳥といった鑑賞すべきモノを意味しており、「風月」は自然の風景を意味しています。

モノと状態があわさっている四字熟語として覚えておきましょう。



日進月歩(ニッシンゲッポ)

最後は日進月歩です。

この四字熟語は、絶え間なく、どんどん成長や進歩することを意味しています。

「日進」は日が出ているうちに進み、「月歩」は月が出ているうちも歩いている人をイメージするとわかりやすいでしょう。

昼も夜も絶え間なく動き続けることから、急激な成長や進歩をあらわしています。



努力に関する四字熟語3選

続いては努力し続けて、少し気持ちが折れそうになっているときに見てほしい、四字熟語を3つ紹介していきます。

● 苦節十年(クセツジュウネン)
● 試行錯誤(シコウサクゴ)
● 点滴穿石(テンテキセンセキ)

これらの四字熟語を見て、「昔の人も今の自分と同じように苦労していたんだな」とイメージすると、「もう少しだけ頑張ってみよう」という気持ちが湧いてくるかもしれません。



苦節十年(クセツジュウネン)

苦節十年は、長い間苦労をしながら、初心を忘れないことを意味します。

この四字熟語のポイントは、「十年」がそのままの数字ではなく、長い間を指すことと、初心を忘れないといった「初志貫徹(ショシカンテツ)」の意味も含むことです。



試行錯誤(シコウサクゴ)

試行錯誤は多くの方が知っている四字熟語です。

意味は、新しい物事をするとき、何度も試して失敗を繰り返しながら、見通しをたて、解決策や適切な方法を見つけることです。

「試行」には繰り返し行うこと、「錯誤」には誤りや間違いの意味が含まれています。



点滴穿石(テンテキセンセキ)

点滴穿石は、小さな水滴でも長期間の水流が石を穿(うが)つことを指しています。

転じて、小さなことでも積み重ねれば、大きな仕事を成し遂げられるという意味があります。

「点滴」は、たれる水のしずくを意味し、「穿石」は石に穴をあけることを意味しています。



勉強に対して前向きになれる四字熟語3選

最後の項目では、勉強に対して前向きになれる四字熟語を紹介します。

● 一意専心(イチイセンシン)
● 捲土重来(ケンドチョウライ)
● 初志貫徹(ショシカンテツ)

それぞれの意味を確認していきましょう。



一意専心(イチイセンシン)

一意専心は、ひたすら勉強だけに心を注ぐさまを表しています。

他のことに心を動かさず、ただひたすら志望校を目指したい人はこの四字熟語を使うといいでしょう。

「一意」と「専心」どちらにも、ひとつの物事に打ち込むさまという意味があります。



捲土重来(ケンドチョウライ)

捲土重来は、日本語に直すと汚名を返上するといった意味も含まれます。

一度戦いに負けた人が、土煙をあげるほど激しく勢いを増している様子から、何かの失敗を挽回する意味があります。

「捲土」には、土煙をあげる様子の意味があり、「重来」には再び来るといった意味があります。



初志貫徹(ショシカンテツ)

初志貫徹は、はじめに心に決めたことを最後までやり遂げる意味があります。

「初志」ははじめに志したこと、「貫徹」には貫き通すことといった意味があり、文字通り最初に決めた物事を最後までやり遂げることが、文字からもわかります。

もちろん、無理が生じたときには修正を行わなければなりませんが、志望校を決めたら真っ直ぐに進むべく、この言葉を勉強部屋に貼っておきましょう。



四字熟語は勉強にも私生活にも大いに役立つ優れもの!

四字熟語はその背景をたった四文字に集約したものなので、人の心に突き刺さりやすい言葉でもあります。

ですから、勉強に対するモチベーションをあげることでテストの点数をアップさせ、さらに人生の至る場面でやる気を出してくれる頼もしいアイテムと言えるでしょう。

受験に役立てるには、国語の問題では取りこぼしがないよう、冒頭でお伝えした覚え方を参考に、読み方、意味、書き取りを勉強するのを忘れないでください。

私たちのサイトでは、この他にも様々なお子さんの学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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