テンションを上げてやる気を高め、学習効率を上げる方法
「テンションを上げる方法を教えて欲しい!」
「テンションを上げるって、何がどうなった状態?」
「テンションを上げるメリットは?」
こんなことでお悩みではありませんか?
テンションが上がらないと何もやる気が起きず、気分も乗らず、「勉強しなくちゃ」と思うばかりで、なかなか机には座れませんよね。
逆にテンションが高い時は、今なら何でもできてしまうような万能感が生まれてきて、普段だったら2時間かかることが半分の時間で終わったりします。
テンションの上げ下げでこんなに状態が変わるなら、「自分でテンションを上げられたら、どんなに便利だろう?」って考えたことのある人は、多いのではないでしょうか?
そこで今日は、テンションを上げる方法を詳しく解説していきます。
これを読むと、テンションとモチベーションの違いもわかるので、ぜひ最後までお読みください。
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テンションを上げるとは?
テンションを上げるとは、気分を高めてやる気を出すことを指します。
気分を高めるや、やる気を出すことなどポジティブな意味で、テンションを上げたいと考えている子も多いですよね。
そこでまず『テンションとは何か?』を、より深掘りしてお伝えしていきます。
テンションについて
テンションの言葉って実は、ネガティブな意味で使われていることはご存知ですか?
英語での「tension」は辞書的な意味で、不安や精神的な緊張を表すときに使用します。
ですが、日本では誤用されており、テンションを上げるというと、ポジティブな意味で使われることを指しています。
まとめると以下のとおりです。
● テンションの英語的な意味→ネガティブ
● テンションの日本語的な意味→ポジティブ
このように、日本語的意味で使うのと、英語的意味で使うのとでは大きく意味が異なってくるため、十分注意してください。
英作文でテンションをポジティブな意味の名詞で使用すると、もちろん絶対アウトです。
モチベーションとは何が違うの?
さて、こんな話を聞くと、「じゃあモチベーションと、どういった違いがあるの?」と疑問に思う人もいますよね。
モチベーションは、直訳すると「動機づけ」という名詞になります。
動機づけとは、『心を動かす力』とイメージするとわかりやすいです。
日本語的な意味では、モチベーションのことを「やる気」のニュアンスで使うことも多いです。
これは、本来の意味から考えても正しい使い方なので、英作文でもポジティブな意味で捉えて利用していきましょう。
最終的にはテンションを上げるではなく、モチベーションを高める
先ほど、テンションとモチベーションの違いを簡単に説明しました。
どちらも日本語的な意味では、やる気を指していますが、以下のニュアンスの違いを含んでいます。
● テンションを上げる→一時的にやる気を上げる
● モチベーションを上げる→持続的にやる気を上げる
テンションは何か突発的にやる気を引き出すときに利用し、モチベーションは持続的にやる気を引き出していく際に利用する言葉と考えるとわかりやすいでしょう。
ですから、宿題を終わらすにはテンションを上げる必要があり、勉強を続けていくためにはモチベーションを高めていく必要があります。
テンションは一度上げたらやる気がなくなってしまう可能性が高いので、モチベーション(内発的動機)を高めて物事に取り組むほうが、ずっと長続きすると覚えておいてください。
テンションを上げるためのメカニズム
テンションを上げるためのメカニズムは、脳内ホルモンのドーパミンを出すことです。
なぜなら、ドーパミンはやる気のホルモンと呼ばれていて、興奮作用があるからです。
またβエンドルフィンも鎮痛作用のある脳内物質ですが、幸福感や気分の高揚を得られます。
これらの脳内物質が作用してテンションを上げられると覚えておきましょう。
基本的に人間の生理的な反応を覚えれば、あなたもやる気を簡単に操作できます。
ですから、次の項目から、どうしたらテンションを上げられるのか伝えていきますが、テンションをあげるメカニズムが背景にあると考えてください。
テンションを上げるための方法
ここまでテンションとは何かを解説してきましたが、次からは実際にテンションを上げるための方法を伝えていきます。
具体的な方法は以下のとおりです。
● テンションを上げる食べ物を食べる
● テンションを上げる飲み物を飲む
● テンションを上げる行動を取る
それでは、さっそく解説していきます。
方法①:テンションを上げる食べ物を食べる
テンションを上げる方法の1つ目は、テンションを上げられる食べ物を食べることです。
当たり前のように考えられるかもしれませんが、意外と食事は見落としがちなので参考にしてください。
お伝えする食べ物は以下のとおりです。
● オイリーな魚
● レンズ豆
● シリアル
その他にもたくさんの食べ物がありますが、効果が高いと思われる3つを紹介します。
オイリーな魚
テンションを上げる食べ物1つ目はオイリーな魚です。
魚にはタンパク質がたくさん含まれており、脳神経を動かすために必須なアミノに体内で分解されます。
そこにオリーブオイルや、その他の体にいいといわれる食用油も一緒に合わせて食べましょう。
すると、生活習慣病の予防になり、血液をさらさらにする効果も合わさって、やる気を上げる体の基礎を作ってくれます。
お刺身や煮付けなどの日本料理が苦手な生徒でも、魚と油を合わせたイタリア料理やフランス料理をご家庭で作ってもらうと、難なく食べられる可能性が高いです。
レンズ豆(ムクナ豆)
さて続いてのやる気を上げる食べ物はレンズ豆です。
一般にはひよこ豆、またはムクナ豆とも呼ばれ販売されているもので、スーパーフードと呼ばれる食べ物の内の1つです。
レンズ豆がなぜやる気アップにつながるかというと、血液の流れを改善するマグネシウムや、脳と腎臓そして心臓の機能を改善するカリウムが多数含まれているからなんです。
しかも、貧血を起こしやすい生徒にもおすすめで、たった100g食べるだけで1日に必要な鉄分量の36%を摂取できるといわれています。
このスーパーフードを食べれば、体の各機能が強くなり、やる気アップの下地ができます。
きな粉のような状態で販売されていることが多いので、豆乳に溶かしたり、クッキーを作ったすると、適量を手軽に摂取できます。
シリアル
最後は、シリアルもやる気アップにつながります。
シリアルは、とうもろこしやオーツ麦などの穀物を押しつぶして作られるもので、甘味料も一緒に振りかけられています。
そのため、一見するとご飯よりもカロリーが高いのでは?と思ってしまう人もいるでしょう。
しかし、牛乳をかけると若干ご飯よりカロリーが高くなるだけなので、朝食をシリアルだけにすれば全体的なカロリー摂取を押さえられます。
しかも、脳を動かすためのエネルギーになる炭水化物やその他の栄養も一緒に取れるので栄養満点。
甘い味付けも、やる気アップのために役立ちます。
とは言え、シリアルは加工食品。遺伝子組み換えのとうもろこしで作られている可能性が高いです。ですので、どうしてもシリアルを食べたい人は、有機農法、無添加で作られた、信用できる安全性の高いシリアルを入手してください。
方法②:テンションを上げる飲み物を飲む
テンションを上げる方法の2つ目は、飲み物を飲むことです。
しかも、以下で解説する飲み物はカフェインが含まれていて、覚醒効果があり眠気覚ましにも効果があります。
そんな効果の高い飲み物を示すと以下のとおりです。
● コーヒー
● 玉露
● 海外製のエナジードリンク
それでは、さっそく解説していきます。
コーヒー
まず、カフェインが多く含まれている飲み物の代表はコーヒーです。
コーヒーは1杯あたりカフェインは80mgほど含まれています。
大体400mgが適正な量とされているので、飲み過ぎには注意しましょう。
ちなみにカフェインがなぜやる気アップにつながるのかというと、アデノシンの働きを抑制するからです。
アデノシンは冒頭でお伝えした、やる気のホルモンであるドーパミンを抑制して眠気を引き起こします。
ですから、アデノシンが上手く働かなくなれば、自然と眠気がなくなり、やる気もアップします。
玉露
コーヒーの苦味がどうしても無理な人は、玉露を試してみましょう。
ちなみにコーヒーよりもカフェイン含有量は多く、100mlで160mgも含まれています。
ただし、玉露はお茶の中でも高級品なので、ごくごくと飲める訳ではありません。
ですから、コーヒーが苦手であれば、次に紹介するエナジードリンクも視野にいれましょう。
海外製のエナジードリンク
最後はカフェインが大量に含まれている海外製のエナジードリンクです。
たとえば、レッドブルだと250mlにあたり、コーヒー1杯に相当する80mgのカフェインが含まれています。
これはあくまで日本で売られているエナジードリンクですが、海外で作られているものにはカフェインがさらに含まれたものもあります。
ただ、飲みやすい形で提供されるエナジードリンクを何杯も飲んでしまうと、カフェインの大量摂取にもつながるので注意してください。
また最近ではエナジードリンクの弊害が多く報告されています。エナジードリンクは時折だけにして、中毒にならない様にしましょう。人口的に作られたものは、どうしても作用が一方通行だけに強く、副作用が大きいです。
方法③:テンションを上げる行動を取る
最後のテンションを上げる方法は、テンションが上がる行動を取ることです。
テンションを上げる行動は、即効性のあるものや、普段から気を付けていなければならないものなど複数あります。
たとえば、すべてのやる気につながる睡眠は、取れていないと体調もやる気も上がらない要因になってしまいます。
この項目を参考にして、普段の行動を変えてみましょう。
それでは、解説していきます。
睡眠を取る
第1に睡眠をとるのは、やる気を上げるために必須の行動です。
この理由は、脳が疲れているとやる気はどう頑張っても出てこないからです。
やる気を出そうとしても眠気が勝ってしまい、全く行動に移せません。
ですから、やる気を出すための下地を作るためにも睡眠は、必要量取るようにしてください。
ちなみに小中高生の睡眠時間は、年齢によっても異なりますが、基本的に8時間以上は寝てください。
大声を上げる
テンションを上げる行動の中でも、最もやりやすいのが大声を上げることです。
なぜ大声を上げるとテンションが上がるのかというと、大声にはアドレナリンを分泌させる作用があるからです。
たとえば、スポーツ観戦をイメージしてみましょう。
スポーツ観戦では大声をあげて選手を応援します。その際に興奮して、ワクワクしてきませんか?
これがアドレナリンの効果です。
笑う
続いて、笑うこともテンションを上げるために、やった方がいい行動です。
笑うというのも筋肉の運動であり、少なからず脳内物質が分泌されます。
また、ずっと笑い続けることが重要なのではなく、笑うことによって脳が楽しくなっていると、錯覚させるのが重要です。
楽しくなっていると脳に錯覚させれば、大声を上げているときのように脳内物質が分泌され、自然とやる気が出てくるはずです。
身体を動かす
続いてのテンションを上げる行動は身体を動かすことです。
なぜなら、身体を動かすことで、ドーパミンやβエンドルフィンが分泌されるからでした。
この2つの分泌には、明確な違いがあることをここでは抑えておきましょう。
● ドーパミン→5分間の手の運動で分泌され始める
● βエンドルフィン→20分間の有酸素運動で分泌され始める
このように2つの脳内物質は分泌のされ方に違いがあるため、あなたが行う行動によって時間がかかることもあると覚えておいてください。
とくにドーパミンは勉強し始めて5分程度で出てくるので、勉強のテンションを上げるためには、まず動き始めることが重要です。
胸を張る
テンションを上げるための行動で次に試してほしいのが、胸を張ることです。
この方法は、面接やプレゼンテーションなど、発表が伴うときにすると効果的です。
体の動きを変えるだけで気分も変わる典型例で、研究結果として胸を張った姿勢はストレスに強い体勢であることが証明されています。
ですから、発表前には、アゴを上げ胸を張って望むとストレスを軽減でき、あなたが思う成果を残せるはずです。
不安を思い描く
続いてはネガティブな方面でテンションを上げる方法で、不安を思い描くことがあげられます。
なぜこの方法がいいかというと、不安を思い描いて行動する理由を見つけられるからです。
たとえば、明日のテストで高得点を取らなかったら怒られると感じたら、行動に移せますよね?
このように不安を思い描けば、瞬間的な力を発揮できて、そのまま勉強や運動を続ければドーパミンやβエンドルフィンの力も借りられます。
将来について考える
また勉強するときの強いモチベーションを発生させる基礎となるテンションの上げ方は、将来を考えることです。
多くの小中高生にとって、自分が将来大丈夫なのかと心配になることも多いですし、考えなければならないことでもあります。
ですから、まず将来を不安に思い、あなた自身が今できることに目を向けると、勉強しかないとなって瞬発的にテンションを上げられます。
ただ、これはネガティブなテンションの上げ方なので、より持続性の高いモチベーションを高めるためには、将来どうなりたいかを考えていきましょう。
いい香りを嗅ぐ
続いては、いい香りを嗅ぐことでもテンションは上げられます。
この理由は、いい香りの中でも柑橘系の香りは、気分をリフレッシュさせる効果があるからです。
たとえば、気分が落ち込んでいても、いい香りを嗅ぐと少し気分が晴れることを経験した人もいますよね。
この気分が晴れてから、他の項目でお伝えした内容を試してみるとよりテンションを高められます。
音楽をかけて歌う
最後に、音楽をかけて歌うこともテンションを上げる方法として知られています。
大声をあげてテンションを上げる方法でもお伝えしましたが、声にはアドレナリンを分泌する効果もあります。
歌うとなるとカラオケや自室になりますが、好きな音楽を聞いただけでも心が落ち着いたり、ワクワクしたりするはずです。
その後、周りが許す限り大声で歌うと、アドレナリンが分泌されてテンションが上がります。
状況別テンションを上げる方法
それでは状況別にテンションを上げる方法を解説していきます。
具体的な内容は以下のとおりです。
● 朝から憂鬱な気分を抜け出したい
● 昼の眠気に勝ちたい
● 夕方に部活前に気合を入れたい
● 夜に最後の踏ん張りで勉強したい
● 明日テストだから徹夜したい
それぞれの状況別に解説していきますね。
朝から憂鬱な気分を抜け出したい
朝から憂鬱な気分を抜け出したい場合には、いい香りを嗅いでから計算ドリルなどの簡単な問題集を解いてみましょう。
まずいい香りを嗅いで気分をリフレッシュし、計算ドリルに手をつけます。
すると、5分間でドーパミンが分泌され、少しずつテンションも上がっていくはずです。
昼の眠気に勝ちたい
昼の眠気に勝ちたい場合には、コーヒーを飲んでみましょう。
コーヒーにはアデノシンをブロックするカフェインが含まれており、眠気をなくしてくれます。
それに、ドーパミンの活動も助けられるので、眠気を覚ましつつテンションを上げられるはずです。
また、コーヒーが苦手なら、水筒に玉露を入れておくのもいいでしょう。
ただし興奮作用があるので、飲みすぎは禁物です。
夕方や部活前に、気合を入れたい
夕方疲れきった体を奮い立たせるためには、大声を出してアドレナリンを分泌しましょう。
アドレナリンには鎮痛効果もあって、疲れが疲れだと感じなくなります。
疲れを感じなくなれば、自然と体が動くようになり、アドレナリンの効果で部活が楽しいものになるでしょう。
夜、最後の踏ん張りで勉強したい
部活から帰ってきて最後に明日の宿題しなければいけない場合には、まず適度な睡眠をとることをおすすめします。
睡眠は本当に短くてよく、大体20分間から30分間で大丈夫です。
パワーナップと呼ばれるものですが、少し寝るだけでも頭がすっきりして、勉強に向かう瞬発的なテンションを手に入れられます。
【本当はダメ!】明日テストだから徹夜したい!
最後は徹夜したいときのテンションの上げ方です。
徹夜するのは本当にダメですが、成績を決めるテストが明日に控えているのであれば、次の方法を使ってください。
ネガティブなテンションの上げ方と紹介した、不安を思い描く方法です。
考え方は以下のとおりです。
● 明日のテストで赤点を取ったらどうなるかを考える
● 成績が下がれば志望校を下げなければいけないと考える
● 三者懇談で先生から保護者の人に成績が伝えられる
この3つを思い浮かべると、全力でこの未来から逃げるためには、勉強するしかないと考えられるはずです。
すると、嫌でも自分を奮い立たせ、まずは机に座ることから始められるでしょう。
テンションを上げるメリット
さて最後の項目では、テンションを上げるメリットを解説していきます。
テンションを上げるメリットは、端的に言うと、やらなければならないことに対して瞬発的なやる気を出せる点。
次の日にテストが迫っている時などに有効です。
冒頭でもお伝えしましたが、テンションは一時的にやる気を上げる方法であるので、長期的に勉強を頑張りたいならモチベーションをあげないといけない点には注意してくださいね。
テンションを上げる方法を知って、今この一瞬を乗り切ろう!
テンションを上げるとは、瞬発的なやる気を引き出し、目の前にある課題をクリアするために有効な方法です。
一方、長期的な課題を解決するためには、テンションではなくモチベーションがとても重要になってきます。
ですから、明日のテストをどうにかしたいときにはテンションの上げ方を使い、将来の夢を叶えるためにはモチベーションを高めることを目標としましょう。
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