【大学受験】受験に有利な資格と、勉強効率のいい資格とは?
「受験で有利な資格ってあるの?」
「資格があると何が有利なの?」
「英検って本当のところどう?」
こんなことでお悩みではありませんか?
大学受験を見据えて、「今のうちに資格を取っておこう」とする高校生は多くいます。
ですが、学部や学科、大学の入試とかけ離れた資格を取得しようとすると、かなり勉強効率が落ちてしまうのも事実です。
そこで今日は、大学受験に対してコストパフォーマンスのいい資格を紹介していきます。
これを読むと大学受験で有利になる資格一覧がわかるので、ぜひ最後までお読みください。
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大学受験に有利な資格とは?
結論として、有利な資格は存在します。
とは言え、「どんな資格を取れば大学受験が有利になるのか?」は、現役の高校生には見当がつかないですよね。
そこでこの項目では、現役高校生が取得すべき大学受験に有利になる資格について詳しく解説します。
英検2級以上
大学受験で最も求められる能力として、英語の能力があります。
ですので、最もコスパが良いと考えられるのが、英検2級以上の英語能力です。
その証拠に、多くの大学で英検2級以上が加点要因になったり、大学受験の要項にかかれていたりします。
基本的に、英検2級以上を取得しておくと、現時点では履歴書にも書けるので、家庭教師や塾講師といったバイトでも評価されやすいのが特徴です。
特に英検は更新の必要がない資格なので、必ず取得を目指すべき資格であるといえます。
TOEIC・TOIFLE
さて英検2級以上と同等な英語資格試験というと、TOEICやTOEFLなどが考えられます。
どちらも英語の実用試験ですが、明確な違いがあるのも事実です。
具体的な違いをお伝えすると以下のとおり。
● TOEIC→主にビジネスで英語を使う人向けのテスト
● TOEFL→主に海外の大学で通用する英語力を測るテスト
どちらかというと難易度はTOEFLの方が難しく、難しい単語などがよく出題されます。
ただ日本ではこの両方のスコアが使えるので、まずはTOEICから慣れていきましょう。
国際的な英語の評価基準であるCEFRから、英検2級と同等の能力があると推定されるのは、以下の点数です。
● TOEIC→381〜540
● TOEFL→42〜61
これらの点数を取得しておけば、十分大学の入試要項を満たせると考えられます。
ただし、どちらのスコアを使えるのかは大学によって異なるので、必ずチェックしてください。
実務系資格
また学部によって、実務系資格が加点要因とされる場合もあります。
そのため商業高校や工業高校から進学を目指す場合には、高校1年次から積極的資格取得を目指していきましょう。
特に面接試験で大きく加点される傾向にあり、取得するためにどんな努力をしたのかも、面接でよく聞かれる事項でしょう。
簿記系資格
実務系資格の中で特に有名なのが簿記系の資格です。
簿記とは、会社の決算に必要な会計処理を適切に行える、証明書の役割を果たしています。
3級レベルでは個人事業が主ですが、2級からは連結決算や工業簿記なども含まれ難易度が高まります。
もちろん、3級レベルよりも2級レベルは取得までに時間がかかりますし、高校生で1級はかなりの難易度になるでしょう。
ただ、商学部やビジネス系学部では加点要因とされる大学も多いので、志望校が固まっていれば取得しておくと、絶対に損はありません。
数学系の資格
続いて数学系の資格の中でも、数学検定は加点要因になる可能性が高いです。
数学検定の級数は5級から始まり1級が最上位となっています。
国立大学で加点要因となっている場合には、2級から準1級レベルが合格していなければならない点には注意しましょう。
ただ、準1級レベルは英検のレベルよりも1段下がっており高校3年生レベルの問題が解ければ足りるため、受験の演習としてチャレンジしてみるとよいでしょう。
パソコン系の資格
続いてはIT化の流れを汲み、昨今ではパソコンの資格に関しても入試において加点される要因となっています。
特に私立大学系に非常に強く、全学部で加点される可能性もあるので、高校時代に取得を目指すと、大学になってエクセルやワードといった社会人必須スキルを活かしたバイトができる可能性もあります。
ITパスポート
パソコン系の資格を加点要因としている大学の中でも、最もコスパ良く使えるのがITパスポートです。
ITパスポートはパソコン系の資格の中でも、最も初歩的な資格であり、比較的難易度も低いとされています。
ITパスポートを取得した後は、MOSや応用情報情報技術者試験などにも発展していくため、大学入試に関係なく将来のために取得しておいてもよいでしょう。
学部特化の資格
また、志望大学及び志望学部が決まっているのであれば、学部特化の資格を取得しておくと入試で有利に働く可能性が高まります。
具体的には、電気・電子系統の学部に進むために電験三種を取得しているなどは、AO入試などで高く評価されるでしょう。
ただ、大学入試において高く評価される資格を取得するためには、難易度の高い勉強をしなければならないので、早めに志望校を決めることがとても重要です。
【最難関】予備試験
ちなみに高校生の間から受験できて、最強のコスパを誇るのが予備試験です。
予備試験は、司法試験を受ける前段階のテストです。
通常は法科大学院に通って受験をするのですが、予備試験に合格すれば5年間に5回の司法試験受験チャンスが取得できます。
しかも、受験資格が必要ないので、高校生でも受験ができてしまうんです!
ただし法律に関する勉強を行わなければならないので、現実的には高校生が受験できるものではありません。
もし仮に合格したとすれば、私立大学を中心に、特待生などの待遇で法学部へ簡単に受験することが可能となるでしょう。
資格を取っていると、大学受験がどう有利になる?
では『実際に資格を取っていると大学受験がどう有利になるのか?』について、詳しく解説していきます。
具体的なメリットは以下のとおりです。
● 英語試験が免除されたり点数の上乗せができる
● 面接入試の加点要素となる
● 出願資格を手に入れられる
より詳細に解説していきます。
英語試験が免除・点数の上乗せができる
英検2級を前提にすると、英語試験に対する免除や加点が行われる可能性が高いです。
なぜなら、大学のほとんどで英語力が重視されており、英語能力が高い生徒が欲しいからです。
特に英語検定準1級などを取得していると手厚い優遇が受けられる可能性が高まります。
面接入試の加点要素となる
また面接入試の加点要素となるのも、資格を取得しておくメリットです。
なぜなら、募集要項に明確に加点される資格などが書かれている場合が多いからです。
加えて直接的な加点はなくても、取得するのに苦労する資格を持っていると、面接時に必ず聞かれ、自己PRで強く押せるようになります。
どちらにせよ、面接入試が主となる推薦入試やAO入試ではかなり優遇されると考えておきましょう。
出願資格を手に入れられる
また昨今では、英検2級を取得していないと受験資格がない入試方式もあります。
例えば、推薦入試で英検2級を取得していないと受験資格を得られない等です。
仮に英検2級を取得していれば、他の高校生と差別化ができるので、簡単に合格できる可能性も高まります。
【結論】どの資格を高校時代にとっておけばいいの?
最後の項目では、結論としてどの資格を高校時代にとっておけば、大学入試に有利になるのかについて詳しく解説していきます。
最初に取得を目指すのは英検2級
結論からお伝えすると、最初に取得を目指して欲しいのは英検2級です。
なぜなら、英検2級は高校卒業程度の学力があれば簡単に合格ができ、進学校の高校生であれば2年生後半には取得できるからです。
さらに、多くの大学で求められる資格でもあるので、コスパ的にも優れています。
英語検定2級さえ取得しておけば、多くの大学の入試要項にも対応できるので、ステップを踏みながら取得を目指してください。
英検2級取得のスケジュール
ちなみに英検2級を取得するための理想的なスケジュールは、高校1年生の後半には英検準2級を取得しておくことです。
なぜなら、英検準2級を高校1年生の時に取得しておけば、その後の英検2級取得まで時間があまりかからないからです。
繰り返しになりますが英検2級は高校卒業程度の学力が必要なので、どれだけ頑張っても高校2年生の夏あたりにしか取得できません。
このスケジュール感を守るためには、高校1年生で英検準2級を取得しておきましょう。
その他の資格は、あくまでおまけ程度で考えておく
冒頭部分で様々な大学受験に有利な資格を提示してきましたが、あくまで英検2級を取得してから、おまけ程度に取得することをおすすめします。
なぜなら、コストパフォーマンス的に、英検2級よりも優れている資格が存在しないからです。
色々な資格が大学入試に必要とされますが、あくまで基礎学力を身につけてから取得することをおすすめします。
その点で英検2級は、学校の勉強の上に重なっているので、同時並行して受けられる試験としてとても便利です。
今のうちに、大学受験に有利になる資格を取得しておこう!
大学受験では様々な資格が加点要因としてあげられていますが、基本的に英検2級よりもコストパフォーマンスが優れた資格はありません。
その他の英語の資格についても、高校の範囲を大きく逸脱している場合もあるので、十分注意して取り組むようにしてください。
資格の勉強に時間を取られ、肝心の学力を落としてしまっては、かえって受験に不利になってしまうので、あくまでも高校の勉強が第一優先になるよう資格取得を考えていってくださいね。