【大学受験】私立と国公立・併願校の選び方決定版!!
「併願ってどうやればいいの?」
「併願校の決め方を教えてほしい!」
「国立大学の併願って、できないの?」
こんなことでお悩みではありませんか?
私立大学の受験をメインに据える場合には、大体5校の大学受験をするのが最適と言われています。
そうは言っても、どのように併願校を決めていけばいいのか分からないと決めようがありませんよね。
そこで、今回の記事では私立大学と国公立大学の併願のやり方や選び方について詳しく解説していきます。
これを読むと、併願校選びの注意点についても詳しくわかるので、ぜひ最後までお読みください。
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【結論】私立大学受験の併願のやり方
まずは私立大学受験を併願する方法について、詳しく解説していきます。
具体的な内容としては以下のとおりです。
● 併願可能な試験内容か確認する
● 併願受験が可能かどうかスケジュールをチェックする
● 第一志望校優先でスケジュールを組む
● 入学手続き締切日にも注意する
より詳細に解説していきますね。
併願のやり方①:併願可能な試験内容か確認する
私立大学でも併願可能な試験を実施しているところと、併願が不可能な試験を実施しているところに分かれます。
例えば、AO入試や学校推薦などは基本的に併願が不可能です。
最近では推薦入試であっても併願が可能(主に公募推薦)な大学が増えてきていますが、推薦入試であれば基本的に併願は難しいと考えた方がいいでしょう。
あくまで併願は一般入試のみと考えておいた方が無難だといえます。
併願のやり方②:併願受験が可能かどうかスケジュールをチェックする
続いて併願受験が可能かどうか、スケジュールをチェックしておきましょう。
理由としては推薦入試や一般入試での併願であれば、私立大学の場合日程が被っていることが多く、時間的に受験不可能な場合があるからです。
私立大学の推薦入試は夏休み終了後あたりから徐々に始まっていき、大学入学共通テスト前までには全て終了することが多いです。
その後一般入試になると、12月あたりから2月にかけて集中的に行われ、2次募集などが2月後半以降に行われます。
この期間は毎日試験が行われるものと考えて、併願先のスケジュールを必ず確認し受験料の無駄がないようにしておきましょう。
併願のやり方③:第一志望校優先でスケジュールを組む
併願受験が可能になったとしても、第一志望校優先でスケジュールを組んでください。
なぜなら、第一志望校に合格するため今まで勉強を続けてきたのに、体調を崩して受験できなければ、意味がなくなってしまうからです。
第一志望校が遠方にある場合、少なくとも1日は準備期間が必要なので、本番2日前からの受験は控えましょう。
このスケジュールはどの大学を目指すかによって変わってくるので、出願期間までには第一志望校を必ず決めてください。
何度も遠征を繰り返す併願はナンセンスかも?
さて第一志望校優先でスケジュールを組むことについて解説してきましたが、何度も遠征を繰り返すような併願はナンセンスです。
なぜなら、併願先は少なくとも第二志望校以降であり、入学優先度は下がってしまうからなんです。
入学する意思があまりないのに、2日から3日かけて遠征を繰り返して受験するのは疲労が溜まるだけです。
さらにこのような受験をしているとかなりの受験料を支払わなければならず、旅費も必要となればご家庭への負担も増してしまいます。
これらの理由から特別な事情がない限り、まずは日帰りで受験できる大学から併願先を選んでいきましょう。
併願のやり方④:入学手続締切日にも要注意!
併願先に今までの勉強の成果が実り合格できたら、入学手続きの締切日には注意しておきましょう。
なぜなら、大学によって締切日が異なっており、1日でも過ぎてしまえば入学する権利を失ってしまうからです。
そのため、事前に入学手続き締切日については調べておきましょう。
理想としては、合格発表日にそのまま入学手続きをしてしまうことです。
合格と同時に指定の手続きを済ませて、必ず入学の権利を手に入れておきましょう。
大学受験で併願大学を選ぶ際のポイント
大学受験での併願受験の方法をお伝えしたところで、続いては選び方について解説していきます。
そもそも併願受験とは、本命の大学が残念ながら落ちてしまった時、滑り止めとして活用する大学を指しています。
そのため本命ではなくても、最低限、「ここなら入ってもいいかな」と考えられる大学を選択しましょう。
より具体的には以下の内容についてこの項目では解説していきます。
● 何を学びたいかを優先する
● 偏差値を落としすぎない
● 本命が滑っても後悔しない大学
● 入試科目や配点に注意しておく
● 全部で5校程度は選んでおく
選ぶ際のポイント①:何を学びたいかを優先する
まず大学選びのときに最も重要なのは、何を学びたいかを優先することです。
なぜなら、学びたいこととギャップが生じていれば、大学入学後に自主退学する可能性が高まってしまうからなんです。
自主退学する大学生は意外と多く、その後大学受験に失敗してしまうと、フリーターや派遣社員など安定しない職業に就くことも多いです。
せっかく大学に入ったのに自主退学することがないよう、あらかじめ自分の学びたいこととのギャップを埋めておきましょう。
選ぶ際のポイント②:偏差値を落としすぎない
そして本命の大学よりも、併願先の偏差値を落としすぎないことも重要です。
なぜなら、偏差値を落としすぎると、受験に安心して結局、成績が上がらずじまいといった現象がよく起こるからです。
偏差値を維持してさらに高めていくためには、高い目標が必要。
そこで併願先に偏差値が低すぎる大学を選んでしまうと、『落ちてもあの大学があるからいいや』と考えがちになります。
ただし、志望する学部が特殊な場合には当てはまらないので、注意してください。
選ぶ際のポイント③:万が一本命が滑っても後悔しない大学
また併願先を選ぶ際に、万一本命が滑っても後悔しない大学を選んでおく必要があります。
なぜなら、本命が滑って違う大学に入学するとなると少なからずギャップが生じてしまうからです。
先ほども入学前に感じていたギャップが、そのまま自主退学につながる点をお伝えしました。
そのため、少なくとも本命と同じぐらいに『行ってもいいな』と感じる大学を併願先に選んでおきましょう。
選ぶ際のポイント④:入試科目や配点に注意する
私立大学を本命にしている受験生は、併願先の入試科目や配点に注意しておきましょう。
なぜなら、大学によってはあなたが受験対策をしていない科目が必要とされる可能性があるからです。
例えば、看護系の大学に進もうと思うと、数学が必要になる大学と必要でない大学に分かれる場合が多いです。
もし仮にあなたが数学を勉強していなければ、受験科目で不利になってしまうので必ず受験に必要な科目のチェックをしておきましょう。
選ぶ際のポイント⑤:大体5校くらいは受験しよう
最後に受験する大学は、だいたい5個ぐらいを選んでおくと間違いがないです。
受験の鉄則として安全策を取るのであれば、ダイヤモンド型を意識しなければならないからです。
ダイヤモンド型の受験とは、本命(チャレンジ圏)を1校、実力的に合格しやすい大学を2校、安全圏の大学を1校〜2校受験する形をいいます。
5校程度であれば、入試日程的にも余裕ができるので、おすすめです。
国公立大学の併願
私立大学の併願についてお伝えしてきましたが、実は国公立大学も併願が可能です。
なぜなら前期・中期・後期とスケジュールがわかれているからです。
ただし前期で合格したら、その後のスケジュールは全てなくなります。
具体的なスケジュールをお伝えしておくと、
● 前期2月下旬
● 中期3月中旬
● 後期3月下旬
となっています。
より詳しく国公立大学の併願受験について、解説していきます。
国公立大学の併願①:最大3校まで併願できる
国公立大学の併願は、最大3校まで可能です。
なぜなら冒頭でもお話ししたように、国公立大学の受験スケジュールは明確に分かれているからです。
基本的に前期・中期が大本命であり、後期はレベルを相当落とさないと合格出来る可能性が低くなってしまいます。
国公立大学の併願②:ただし中期は公立大学中心
なぜ中期日程が本命受験になる可能性があるのかというと、公立大学の受験がメインだからです。
中期日程では特定の公立大学受験が行われ、その公立大学を第一志望校としている受験生はここで初めて受験します。
仮に前期を受けてしまうと、合格した場合に他の日程を取り消さなければならないので、特定の公立大学を志望する受験生は、中期からが本番になります。
この場合、前期試験分の受験回数が減ってしまうので、進路指導の先生や予備校・塾の先生と良く相談しましょう。
国公立大学の併願③:後期は一気に必要偏差値が跳ね上がる
最後は後期試験についてです。
後期試験は、一気に必要偏差値が跳ね上がる点に注意しましょう。
なぜなら、どうしても国公立大学に行きたい受験生が偏差値を落として受験する可能性が高いからです。
基本的に必要偏差値がどの国公立大学でも跳ね上がり、試験内容も日程の関係上特殊なものが多いです。
そのため、前期日程や中期日程よりもグレードを落として受験しなければいけない点に注意しましょう。
大学受験の併願校選び・失敗パターン
最後の項目では併願校選びで失敗してしまうパターンについて解説していきます。
具体的な失敗パターンとしては以下のとおりです。
● 偏差値だけで決めてしまう
● 大量の私立受験をしてしまう
● 滑り止めと大学入試を侮ってしまう
● 併願校だからとオープンキャンパスなどに行かない
詳しく解説していきますね。
失敗パターン①:偏差値だけで決めてしまう
併願大学を偏差値だけで決めてしまうのは止めましょう。
なぜなら、雰囲気や学べる分野については。大学ごとによって異なってくるからです。
繰り返しお伝えしていますが、入学後にギャップを感じてしまうと『本当にこの大学でいいんだろうか?』と疑問に感じて退学してしまう可能性が高まります。
そのため偏差値だけで大学を決めるのではなく、あくまで学べる内容と雰囲気などを総合的に見て判断してください。
失敗パターン②:私立を大量に受験をしてしまう
続いて大量の私立受験をしてしまうのも考えものです。
なぜなら、行きたい大学でないにもかかわらず受験してしまえば、受験料や旅費などが余計にかかってしまうからです。
基本的にダイヤモンド型の受験を意識して、5校程度に絞った受験を行っていきましょう。
失敗パターン③:滑り止めと大学入試を侮ってしまう
次に多いのが、併願校を滑り止めと侮って受験をしてしまうことです。
なぜなら、大学によって入試傾向は変わるからです。
第1志望校の方が偏差値が高く合格圏内にいるのに、滑り止めの大学に落ちてしまったという事例がよくあります。
大学によって出てきやすい問題が大きく変わるので、十分対策を行ってから受験しましょう。
失敗パターン④:併願校だからとオープンキャンパスに行かない
最後に大学入学後のギャップを生じさせてしまう原因として、併願校のオープンキャンパスに行かないことがあげられます。
オープンキャンパスでは大学内の様子がよくわかり、学べる分野などの理解が深まるので、入学する可能性がある大学のオープンキャンパスにはできるだけ参加しましょう。
オープンキャンパスも大切な勉強の時間を削って行かなければいけないので、夏ごろまでには本命の大学と、併願校になり得る大学のリストを作っておくようにしてください。
大学受験の併願は、戦略を考えて決めていこう!
併願大学の受験は、私立大学であれば日程を見て、受けられるだけ受けることも可能です。
ただあまりにも多い受験は、本命の大学受験への集中力を切らしてしまう原因にもなってしまう場合があります。
そのため何度もお伝えしている、ダイヤモンド型の受験を意識して、チャレンジ大学を合わせて5校程度に絞っておきましょう。
この大原則を守っておけば、後は受験に向けた勉強を行っていくだけ。
この記事を参考に、まずは併願する大学を早めに決めていってくださいね。