勉強すると疲れる!疲れを回復する方法と、疲れにくい脳を作る方法
「勉強すると疲れる…」
「なんでこんなに疲れるの?」
「勉強疲れの対処法を教えて欲しい」
こんなことでお悩みではありませんか?
「さぁ、やるぞ!」と張り切って机に向かい、集中して問題を解いている時って充実感があります。
…なのに、時間が経つにつれ「あー、疲れたーー」と頭がヘトヘトに。
誰しも経験する現象とは言え、せっかく絶好調で勉強が進んでいたのに困ってしまいますよね。
そこで今日は、勉強疲れの具体的な原因や対処法について詳しく解説していきます。
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勉強すると、どうして疲れるの?
勉強して疲れる原因には、ざっくり分けて3つあります。
身体の疲れと精神的な疲れ、そして脳の疲れです。
脳の疲れ
勉強疲れの中でも、特に疲労感を激しく感じるのが「脳の疲れ」です。
集中し続ける、過剰に情報を処理する、複数の作業を同時に行うことで、脳は徐々に疲労していきます。
脳が疲労してしまうと、思考力や判断力、記憶力が低下します。
身体の疲れ
勉強による疲労は、脳だけでなく身体にも影響を与えます。長時間座り続ける、同じ姿勢でいること等が、身体の疲れの大きな原因です。特に、肩こりや腰痛、目の疲れに悩まされる人が多いです。
眼精疲労は決して侮らないで!
勉強疲れの中で眼精疲労が強いと、めまいや吐き気、肩や首のこりに発展してしまうため、疲れを感じたらすぐに対処をしてください。暖かいアイマスクやホットタオルを目に当て、血行を良くすると疲れが和らぎます。
精神的な疲れ
勉強によって精神的にも疲れを感じることがあります。
勉強のプレッシャー、勉強が思ったように進まない、テストの恐怖など、ストレスや不安が積み重なると、精神的にヘトヘトになってしまいます。
勉強すると疲れる!そんな場合に起こる症状
勉強疲れは、早いうちにケアすることが重要です。次の症状が出始めたら、休憩するようにしましょう。疲労困憊になってから休憩を取っても、なかなか回復しませんが、早いうちであれば、回復も早いです。
勉強疲れで起こる症状①勉強が退屈になる
疲労が溜まってしまうと勉強が退屈になります。これは、脳が疲れ集中力が切れてしまうことで起こります。
勉強が退屈になってきたら、次の方法を試してください。
・疲れが溜まったら教科を変える
・教科を変えても頭が冴えない場合には休息を取る
勉強疲れで起こる症状②頭がぼーっとして勉強が頭に入ってこない
頭がぼーっとしている状態は、脳の糖分不足か、または疲労が溜まっている場合があります。
勉強が頭に入ってこなくなったら、次の方法を試してください。
・糖分補給を行って15分程度の休憩を取る
・疲労感が強い場合は、15分程度の仮眠を取る
勉強疲れで起こる症状③ストレス症状がでてくる
勉強の疲れが溜まってくると、次のようなストレス症状が出てきます。
● めまい
● イライラ
● 吐き気
勉強しているということは、ストレスに耐えている状態なので、こまめなケアが必要です。とは言え、上記3つの症状がでている場合は、かなりの負荷がかかっているので、思い切ってその日は勉強を中断してください。
どうしても、勉強したい場合は、変則ワザで、思い切ってカラオケBOXにいき、思いっきり大声で歌を唄うことでストレスを発散してしまう方法もあります。
勉強疲れで起こる症状④急激に眠くなる
実は、急激な眠気も勉強の疲れの症状です。
基本的に、脳が疲れを訴えるときは、「身体を休息状態に持っていきたい!」という合図なのです。
この場合も15分で良いので、仮眠を取りましょう。
ちなみに、授業中などに眠くなる症状は、先生の話を理解できず、脳の処理速度が追いつかないために起こる症状です。
勉強で疲れた!勉強疲れを回復する方法
勉強疲れは一刻も早く回復しないと、勉強の効率が落ちてしまいます。せっかく辛い勉強にいそしむのですから、集中してさっさと終わらせたいですよね。
ちゃんと結果の出る勉強をするためにも、勉強疲れを溜めないようにしましょう。
① :仮眠を取る
すでに何度も書いていますが、疲れを感じたとき、最も効果的なのは仮眠を取ることです。仮眠に最適な時間は15分から20分で、20分以上の仮眠は体が完全に休眠モードに入ってしまうため注意が必要です。
② :15分程度の休憩を取る
休憩は重要です。仮眠を15分程度取るのと同様、1時間の勉強に対して15分程度の休憩は必ず取るようにしましょう。なぜなら、勉強をし続けると疲労が溜まってしまうからです。
繰り返しお伝えしていますが、基本的に疲れが溜まればストレスになり、ストレスが過度に溜まると、勉強の効率が落ちるどころか、頭に知識が定着しなくなります。基本的に根詰めた勉強はNGだと覚えておきましょう。
③ :目を閉じる
休憩時間にどのような体勢で休憩をとるのかは、とても重要なことです。
一番の休憩時間の過ごし方としておすすめな方法は、目を閉じて過ごすこと!
仮眠を取れれば一番効果的なのですが、1時間の休憩ごとに仮眠を取るのは難しいので、目を閉じて何も考えずに過ごすのが疲れを回復する1番の方法と言えます。
④ :糖分補給する
目を閉じても疲労がなかなか回復しないことがよくあります。そんな時は糖分を補給してみましょう。
脳は糖分を必要とします。疲れたと感じた時は糖分を摂取し、疲労回復に努めてください。
⑤ :腹式呼吸する
勉強の疲れを回復するのに効果的なのが、腹式呼吸です。
勉強のストレスによって横隔膜が緊張していると息が浅くなってしまい、脳に十分な酸素が回りません。脳に十分な酸素が回らないと、酸欠状態になってしまうので、疲労とは別の状態で頭がぼーっとしてしまいます。
ですから、体の緊張をほぐす意味でも、腹式呼吸で酸素を脳に送り込みましょう。
腹式呼吸のやり方
背筋を伸ばして鼻からゆっくり息を吸い込み、口からゆっくり息を吐き出します。
特にお腹の下あたりに空気を溜め込むイメージで行うと効果的なので、ぜひやってみてください。
勉強で疲れた!勉強疲れを回復する裏ワザ
勉強に疲れたと感じたとき、ただ休むだけでなく、効率的に疲れを回復させる方法があります。ここでは、簡単に取り入れられる裏ワザを紹介します。
場所を変えて勉強する
いつも同じ場所で勉強していると、気分がマンネリ化して集中力が低下してしまいます。そんなときは、勉強する場所を変えてみましょう。例えば、カフェや図書館、または外の公園など、環境を少し変えるだけで、新鮮な気持ちで取り組むことができます。新しい場所は脳に刺激を与え、リフレッシュ効果が期待できます。
運動する
勉強の合間に軽い運動を取り入れるのもおすすめです。たとえば、5分ほどのストレッチや軽いジョギングは、体の疲れを取るだけでなく、脳にも新鮮な酸素を送り込むことができます。運動をすることで、集中力や思考力が向上し、効率よく勉強できるようになります。
水分補給する
勉強中に疲れを感じる原因のひとつは、体の水分不足です。脳は水分を多く必要とするため、水分補給を怠ると疲れやすくなります。勉強の合間に、こまめに水を飲むことで、集中力を持続させることができます。特に冷たい水は、頭をすっきりさせる効果もあるのでおすすめです。
手を温める
勉強中に手足が冷えると、体全体がだるく感じたり集中力が落ちたりします。そんなときには、手を温めると脳へ血流が流れるので疲れが和らぎます。温かいお茶を飲む、温かいタオルを使うなど、手軽に手を温める方法を取り入れてみてください。
勉強しても疲れにくい脳を作る方法
最後は、第一前提の、勉強しても疲れにくい脳を作る方法について紹介しておきます。そもそも、勉強には体力が必要なのですが、体力をつける方法なら、浸透しているので分かりやすいですよね。ですが、勉強の最後の要になるのは、脳です。しかも、脳は目に見えないので、鍛え方が難しいと言えます。
でも、疲れにくい脳を作る方法はあります。ここで紹介する方法をぜひ試してみてください。
脳の働きを助ける食事を心がける
勉強に集中するためには、しっかりとした栄養が必要です。特に脳はエネルギーを大量に消費するため、バランスの取れた食事を取ることで、勉強疲れを防ぐことができます。
・脳のエネルギー源には炭水化物(白米やパンより全粒穀物や玄米)
・脳の神経伝達にはタンパク質(魚、鶏肉、大豆製品などの良質なタンパク質で脳の働きをサポート)
・脳のエネルギー代謝や神経機能にはビタミン・ミネラル(緑黄色野菜、ナッツ、海藻)
朝型の生活習慣を身につける
朝から全力で取り組める勉強脳を手に入れましょう。朝は脳が疲れていないので、最高のパフォーマンスで勉強ができます。
また、中学生や高校生は、受験や模試がかなり早い時間帯から始まるので、朝型の生活に身体を慣らしておくことも必勝合格のコツです。
難しすぎる問題に取り組まない
最後に脳の疲労を溜めないためには、自分のレベルに合っていない問題を解かないことです。なぜなら、難しすぎる問題を解いてしまうと、理解に時間がかかってしまい、いつも以上に脳へ負担がかかってしまうからです。難しすぎる問題は理解できるまで止めておきましょう。どうしても解きたければ、「今日はこれで勉強を終える」という時間までとっておきましょう。
※受験の場合は、難しすぎる問題もチャレンジしなければなりません。その場合は問題を解くまでに基本と基礎を徹底して行ない、理解できる範囲を増やしてからにすると、疲労蓄積を軽減できます。
勉強疲れを上手にケアして効率的よく勉強すれば、時間が空く。その時間は自分の好きなことに使おう!
勉強の疲れを放っておくとストレスが溜まります。ストレスが溜まりすぎると体の不調が増えます。なぜなら、ストレスによってホルモンバランスが崩れるからです。
このように、ホルモンの分泌量まで狂わせる勉強疲れを侮ってはいけません。
仮眠をとったり目を休ませたりなどのテクニックを駆使して疲労をケアし、休憩を取るルーチンを身につけ、勉強疲れを溜めない勉強のやり方を自分なりに工夫していきましょう。
また勉強の要は脳ですから、日頃から疲れにくい脳を作るために、バランスのよい食事や朝型の生活習慣を身につけておくと、効率のよく勉強していけます。
効率的に勉強できれば、予定時間より早く勉強を終わらせることができます。
その空いた時間は自分の努力で生み出せた時間なので、思いっきり好きなことに使ってください。そうすることで頭も切り替わり、翌日はさらに効率よく勉強が進み、もっと自由時間を生み出すことができます。
この良い循環をいかに生み出せるかで、勉強の疲労も辛さも驚くほど減らすことができるようになりますよ。