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【実力テストと定期テスト】優先すべき勉強と、テスト攻略法

「実力テストと定期テストって、どっちが重要?」
「定期テストだけの勉強じゃダメかな?」
「どっちのテストも点数を上げたいんだけど」

こんなことでお悩みではありませんか?

実力テストと定期テストの優先度は条件によって異なります。
でも何と言っても、優先すべきは定期テストです。

なぜなら、内申点が関わってくるからです。

とは言っても、今まで習ったこと全てが出題範囲で、結果として自分の学力の底上げとなる実力テストの点数も、おろそかにしたくないですよね。

そこで今回の記事では、定期テストと実力テストどちらを優先すべきなのか、その条件について詳しく解説していきます。

これを読むと、定期テストと実力テストの勉強方法、両方共わかりますのでぜひ最後までお読みください。



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【定期テストと実力テスト】優先すべきテストはどっち?

定期テストと実力テスト、どちらを優先すべきなのでしょうか?

この答えとして、以下の選択肢が考えられます。

1. 内申点に不安があるなら定期テスト一択
2. 実力テストは定期テストが350点以上を超えてから
3. 実力テストは基本的に内申点にあまり響かない
4. 実力テストの勉強をおろそかにしていると受験時に響く

これらの理由を総合的に判断して、定期テストと実力テストはどちらを優先すべきなのかを決めていきましょう。

より詳細に理由をお話していきます。



優先すべきテストはどっち?①:内申点に不安があるなら定期テスト一択

誰しも内申点に不安がありますよね。
そう思った子であれば、定期テストの勉強一択です。

なぜなら、先生が内申点をつけるために参考にするのは、定期テストの点数が優先になるからです。

都道府県によって異なりますが、内申点は高校受験時の重要な点数として取り扱われることがほとんど。

そのため内申点が低ければ、志望校を下げなければならないこともあります。

これらの理由から、基本的に定期テストの点数が足りていないのであれば、定期テスト勉強を優先するようにしましょう。



優先すべきテストはどっち?②:実力テストは定期テストが350点以上を超えてから

続いて定期テストでどれくらいの点数を取れていれば、実力テストの勉強をしていいのでしょう?

その1つの目安となるのが、350点以上取っていると言うこと。

なぜなら、定期テストで7割以上を取得している子であれば、実力テストの勉強を並行して行うことで、シナジー効果が生まれるからです。

定期テストにも当然、応用問題が含まれています。その応用問題をどのように解いていくのか、そのチカラは実力テストの勉強をすることでグングンついていきます。



優先すべきテストはどっち?③:実力テストは、基本的に内申点にはあまり響かない

また実力テストは、基本的に内申点にはあまり響かない点に注意してください。

実力テストが内申点に響かない理由は、今まで習ったこと全てが出題範囲で、しかも応用問題ばかりの難問が多いので、学校で習っていない問題が出題される可能性があるからです。

学校で習っていない応用問題が出題されるのに、そのテストの点数が内申点に響くとなれば、塾などでお金をかけて勉強している分が問われてしまいます。

これは学力の家庭格差を助長する結果になってしまうので、義務教育である中学校の時点では、実力テストの点数は内申点に反映させづらいと考えられます。

ただ1点注意が必要なのが、中学校1年生のときによくある、長期休みの宿題に関しての定着度合いを見る実力テストです。

学力の定着度合いを見る実力テストの場合、きちんと学校から渡されたワークをやりきれているかを確認されるので、内申点に反映される可能性も高まります。



優先すべきテストはどっち?④:実力テストの勉強をおろそかにしていると受験時に響く

最後に中学校3年生になると、内申点ばかりに気を取られず、実力テストの勉強も行っていかなければなりません。

なぜなら、実力テストの勉強を疎かにしていると、受験時に響くからです。

一見、矛盾する考え方のようですが、次の点に注意しながら実力テストの勉強をしていけば大丈夫です。

● 中学校3年生のどの時点までが内申点に反映されるのかを確認する
● そこまでは定期テストの勉強を頑張り、その後実力テストの勉強を行う

仮に内申点が全く反映されない都道府県があれば、中学校1年生から実力テストの勉強を頑張らなければなりません。

逆に中学校3年生の2学期まで内申点が反映されるのであれば、3年生の冬休みから実力テストの勉強を頑張っていきましょう。

※もちろん定期テストの点数が足りている場合には、より早い段階から実力テストの勉強をしていきます。

このように段階的に定期テストの勉強を頑張る時期と、実力テストの勉強する時期を分けて考えておきましょう。



定期テストと実力テストの勉強方法

では次に、定期テストと実力テストの勉強方法について詳しく解説していきます。



定期テストの勉強法

まず定期テストの勉強方法の概要をお伝えしていきます。



最低でも2週間前から勉強を始める

学校の定期テストは、最低でも2週間前から勉強を始めておきましょう。

なぜなら、部活動が停止になる1週間前からの勉強だと、学校のワークなどをやりきれない可能性が出てくるからです。

理想を言えば、定期テストの4週間前から定期テストに向けた勉強をしていくべきです。

ただ部活動を頑張っているお子さんにとっては、この目標数値はかなり高いので、まずは2週間前からを目標にしてみましょう。

明らかに部活動の予定などで時間が足りないことがわかっているのであれば、3週間前にする等、柔軟に勉強期間を延ばしていくべきです。



学校ワーク中心に勉強する

定期テストの勉強で最も重視すべきは、学校ワークです。

学校ワークを重視すべき理由としては、定期テストで出題される問題がワーク中心になるからです。

もちろん学校で学んだノート中心の勉強も有効ですが、学校ワークで演習を積んでおかないと、テストで出題される多数の問題に対処しきれません。

学校ワークの回数目標としては、必ず3周を意識しましょう。

ワークを3周すれば、基本的に基礎問題から標準問題まで、徹底して演習できるので解答率が各段に上がります。



基礎から標準問題が解ければ、80%は固い

先ほどのワーク3周で基礎から標準問題を徹底演習すれば、定期テストで80点以上は得点できます。

なぜなら、定期テストの50%程度は基本問題で、30%程度が標準問題となっているからです。

残りの20%が応用問題なのですが、基礎から標準問題をミスなくこなせるようになっていれば、80%以上、得点できる可能性は高いです。

むしろ応用問題ばかりに気を取られてしまうと、残りの80%の点数が取得できなくなってしまうので注意してください。



実力テストの勉強法

続いて実力テストの勉強方法について、科目別に解説していきます。



国語

実力テストで最も難しいと感じるのが国語です。

なぜなら、国語は初見の文章を読んで答える問題が多く、読解テクニックを身につけていなければ時間内に解ききることができないからです。

さらに漢字などの日頃の勉強成果も試されるので、注意して勉強していきましょう。

ただ読解テクニックを1度学んで身につければ、勉強時間が5教科の中で1番少なくできる科目でもあるので、低学年から優先的に学んでいくと良いでしょう。



漢字熟語は日頃から意識する

まず漢字と熟語などの基本問題は、日頃から学校のテストで100点を取ることを意識しながら勉強していきましょう。

なぜなら高校入試問題では、漢字問題のウエイトが意外と高いからです。

例えば、三重県の国語入試問題の場合、漢字問題だけで8問あり、50点満点中の16%の得点比率となっています。

そのため学校の定期テストや日々の小テストで問われる漢字問題を徹底してクリアしていくことで、実力テストの勉強にもなります。



文章問題は速読

そして国語の中で最も重要なのが、文章問題の速読です。

なぜなら、文章問題は実力テストの中でも60%以上の得点比率を抱えている場合が多く、解答できなければ一向に点数が上がらないからです。

文章の速読といわれると、内容を押さえるのではなく早く読むことを意識しがちになります。

ただこの読み方だと得点には一向に絡まないので、あくまで速読しながら内容を押さえることを意識してください。



指示語のチェックを忘れない

速読中に注意すべきポイントとしては、指示語のチェックを忘れない事です。

なぜなら、指示語チェックをすれば、内容が分かりやすくなるからです。

指示語とは、こそあど言葉を指しており、『この』や『あの』といった前の文章の一部を言い換える表現です。

これらの言葉をきちんと押さえておけば、内容理解に非常に役立つので、必ずチェックするようにしてください。



英語

続いて英語の実力テスト勉強について解説していきます。

英語のポイントは以下の3点です。

● 単語は定期テストで覚えていく
● 本文英訳ができるようにしておく
● 長文はプラスアルファの勉強で対応する

詳しく解説していきます。



単語は定期テストで覚えていく

国語の漢字と同様に、英単語は定期テストの対策や日ごろの単語テストできちんと覚えていきましょう。

なぜなら、中学校で学ぶべき単語数は非常に多く、受験前になって単語を覚えても、付け焼刃にしかならないからです。

令和3年度の教科書改訂によって、高校入試に出てくる英単語数は確実に増加しているので、中学校1年生からコツコツと努力していく事が必要です。

特に英単語ができなければ、英作文や長文読解、リスニングすべてに影響してくるので、日ごろから意識して勉強しておきましょう。



本文英訳ができるようにする

実力テストの勉強と定期テストの勉強でシナジー効果が生まれる項目としては、本文英訳があります。

本文英訳がなぜシナジー効果を生むのかというと、英作文対策に直結するからです。

※シナジー効果とは?
2つ以上のものなどが相互に作用し合い、1つの効果や機能を高めること。

教科書の和訳を見て英訳ができるようになると、日本語をそのまま英訳する英作文の勉強にもつながります。

そのため定期テストの勉強が、そのまま実力テストの勉強にもつながってくるということです。

英語の多くの分野は定期テスト対策がそのまま実力テストにつながるので、意識して勉強していきましょう。



長文はプラスアルファの勉強で対応

定期テスト勉強の中で対策ができない項目として、英語長文の読解があります。

なぜなら、定期テストに英語長文読解を出題してしまうと問題数が多くなりすぎてしまうため、学校の先生が実力テスト同様に出題しないからです。

そのため長文読解は、プラスアルファの勉強として行なわなければいけません。

プラスアルファの勉強するためには、学校の定期テスト対策が完璧になっている必要があるため、定期テストで80点以上が取れるようになってから英語長文読解に取り組むと良いでしょう。



数学

数学は苦手な子も多いのですが、得意になるための勉強方法はフォーマットが決まっているので、点数を上げやすい教科でもあります。

具体的な実力テストの勉強方法としては以下のとおりです。

● 計算問題はすぐ解けるようにする
● 標準問題の類型を知っておく
● 応用問題を無理に解かない

詳しく解説していきますね。



計算問題はすぐに解けるようにする

1点目は計算問題をすぐに解けるようにしておくことです。

なぜなら、実力テストにも基礎計算問題が必ず出題されるので、1分以内に解けるようになっておけば得点率が向上するからです。

逆に計算問題が苦手だと、標準問題を解いている最中、出てくる計算ができず苦労してしまいます。

基礎計算問題は、数学問題を解くための根幹になるので、必ず定期テストと小テストで苦手をなくしておきましょう。

仮に積み残しがある場合には、中学生用の計算ドリルを使って勉強しておくと定期テスト対策にもつながります。



標準問題の類型を知っておく

計算問題が完璧にできたら標準問題に取り組み、解き方全てを覚えきるのが重要です。

なぜなら、数学の標準問題は解き方が決まっているものが多く、暗記してしまえば得点率向上が簡単に狙えるからです。

標準問題は今まで習ってきた知識を統合的に試されますが、わかってしまえば簡単な問題が多いので、怖がらずにチャレンジしてみましょう。



応用問題は無理に解かない

数学の実力テスト勉強のやり方で重要なのは、応用問題を無理に解かない点です。

なぜなら応用問題を解こうとすると理解するまでに時間がかかり、その他の勉強がおろそかになりがちだからです。

特に理数系の応用問題は複雑な計算や考え方をしなければならないので、文系科目と比べても学習難易度が高いです。

そのため応用問題に手を出すのは、実力テストで450点以上が平均的に取れるようになってきてからでも遅くはないのです。



理科

理科の勉強方法は、分野別に分けて考えましょう。

なぜなら、暗記が多い生物分野と地学分野、計算が多い物理分野と、分野ごとの特色があるからです。

暗記が多い生物分野と地学分野は、定期テストなど日ごろの勉強で点数が決まっていくからです。

一方、公式の理解が大きい物理分野では、定期テスト問題が解けたかよりも、実力テストで出題される問題を理解できているかが得点率に影響します。

このように理科に関しては真っ先に勉強すべきところと、後から勉強すべきところに分けて考えておくとよいでしょう。



社会

最後に社会です。

社会の勉強方法はいたってシンプルで、日ごろの定期テストでどれだけの暗記ができているかで実力テストの得点率が変わってきます。

ただ昨今の社会のテストは、単純な暗記が試されるだけでなく、時代背景などを押さえていないと解答できない問題も多くなっているので、先生の授業を理解しておく必要もあります。

また、一部の問題では算数の割合を求める計算が出てくるので、数学とのシナジー効果も期待できます、



定期テストと実力テストのよくある質問

この項目では、定期テストと実力テストについてよくある質問を回答していきます。

よく聞くのが、『実力テストの問題が難しくて解けないんだけど、どうしたらいいの?』という質問です。

この質問に対しての回答としては、『現状解けなくても大丈夫』と回答しています。

なぜなら、学校の実力テストはそもそも難しく作成されているので、すぐに解けるようにはなりません。

そのため実力テストの返却と同時に解き直しを行い、徐々に解けるようになっていけば十分間に合うのです。

焦りは禁物です。



実力テストで点数アップできる、塾の半分以下の時間で圧倒的な結果を出せる勉強法とは?

実力テストは今まで学んだ知識を総動員しないと解けない、総合的な学力や応用力が試されるテストです。

このような実力テストで点数アップするには一夜漬けの勉強で間に合うはずもありません。

日頃からコツコツと勉強の基礎を身につけていかないと実力テストの問題には到底、歯が立たないのです。

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この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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