【実力テスト】思うような点数が取れない理由と、その対処法
「実力テストで点数が悪かった…」
「あんなに勉強したのに、どうして!?」
「効果的な勉強法を教えて欲しい」
こんなことでお悩みではありませんか?
実力テストを初めて受けて、点数の低さにショックを受けている子は少なくありません。
「せっかく勉強したのに…」と、自分の努力が無駄になってしまったような気がして、勉強に対するモチベーションが下がってしまう原因にもなるので、なんとかしてあげたいですよね。
そこで今日は、実力テストの点数が低い原因や対処法について詳しく解説していきます。これを読むと、実力テストの勉強方法が明確にわかるので、ぜひ最後までお読みください。
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実力テストの方が点数が低い原因
では実力テストの点数が低い原因について、詳しく解説していきます。
具体的には以下の点が実力テストで点数が上がらないと言われる要因です。
● 定期テストの勉強ばかりしている
● 基礎力が不足している
● メンタル面での訓練不足がある
● テスト慣れしていない
● そもそも実力テストは高得点が取りづらくできているから
● 応用問題への対応力不足
実力テストは今まで習ってきたことを統合的に試される問題が出題されるので、基本的に難しい問題です。
そのため点数が低くてもあまり気を落とす必要はありません。まずこの点をしっかり頭に入れておいてください。でないとモチベーションが下がってしまいます。
そして実力テストの結果から、自分の弱点を克服していきましょう。
点数が低い原因①:定期テストの勉強ばかりしている
実力テストの点数がうまく上がらない要因の1つが、定期テストの勉強ばかりをしていることです。
なぜなら定期テストの特徴として、学校で習ったその時期に勉強したこと、その基礎から標準問題までしか問われないからです。
定期テストは内申点のベースとなる都合上、基本問題から標準問題がきちんと解けているかを確認するテストです。
そのため定期テストの勉強ばかりしていると、今まで習ってきたことに対する統合された知識がつきません。
統合された知識がつかないと、高校入試の演習問題がよく出題される実力テストの問題に対応できず、点数が取れない結果になってしまいます。
点数が低い原因②:基礎力が不足している
続いて根本的な問題ですが、基礎力が不足していると実力テストの点数は取れません。
基礎力が不足していると実力テストの簡単な問題が解けず、点数を落としてしまうからです。
実力テストの問題にも基礎的な問題が出題されるので、取りこぼさないことが重要です。
特に数学では計算問題が必ず出題される傾向にあるので、1問のミスもせずに解くよう心がけましょう。
点数が低い原因③:メンタル面での訓練不足がある
続いて実力テストはいつも受けている定期テストとは違い、雰囲気が異なります。
その結果、自信が持てずに点数を落とすことは、よくあります。
テストでわかる問題が多ければ多いほど、自分の解答にも自信を持てるし、その結果、わからない問題でも解けてしまう底力が発揮されます。
一方、わからない問題の方が多ければ自信が持てず、時間だけを浪費してしまい、解ける問題も解けなくなってしまいます。
テストにおいて自分に自信を持つことは、点数を上げるための重要な要因です。
その為にも、わからない問題に出会った場合どう対処していくのか、メンタル面を鍛えておきましょう。
点数が低い原因④:テスト慣れしていない
また実力テストの問題に慣れていないと、点数を落とす傾向にあります。
なぜなら実力テストの問題は基本的に定期テストの問題とは異なり、初めて見る問題をいかに解くかが問われるからです。
例えば国語の問題などが顕著な例です。
初めて見る文章を読み解いて答えなければいけないので、テスト慣れをしていないと『どう答えたらいいか』がわからずに点数を落としてしまいます。
点数が低い原因⑤:そもそも高得点が取りづらくできている
また実力テストは、そもそも高得点が取りづらくできていることも覚えておきましょう。
実力テストは高校の入試問題演習のために利用されており、問題を解く訓練を受けていないとかなり難しいテストだからです。
実力テストが返却された時に平均点が記載されていれば、確認してみましょう。
実力テストの平均点を確認すると、40点や50点といった、定期テストでは見られない平均点が確認できるはずです。
これを確認しておくと、点数が悪くても必要以上に落ち込まなくなります。
点数が低い原因⑥:応用問題への対応力不足
最後に定期テストのように80点以上の点数を実力テストで取れないのは、入試応用問題への対応力不足です。
入試応用問題への対応力不足があると、およそ20%程度の構成比を誇る応用問題を解ききることができません。
テストで初見の応用問題を解ききれないばかりか、どこから手をつければいいのかが全くわからないはずです。
何から手をつけていいのかわからない問題をきちんと対処できるようになると、80点・90点といった数字が見えてきます。
実力テストで点数が悪かったときの対処法
実力テストで点数が悪い原因がわかっても、実際に実力テストを経験してみないと、どんなものかわかりませんよね。
さらに実力テストがここまで難しいと聞いてしまうと、「じゃあ高得点は無理だな」と初めからあきらめてしまいがちです。
ですが実力テストで重要なのは、テストを受けて点数が悪かった場合、どのような対処を取るかです。
そこでこの項目では、実力テストの点数が悪かったときに行うべき対処法を5つ紹介していきます。
点数が悪かったときの対処法①:時間制限をつけて勉強する
まず実力テストは問題が難しくて量も多いため、時間内に解ききることが重要です。
そのため、実力テストの解き直しや弱点分野の補強する時には、時間制限をつけて勉強するのがおすすめです。
時間制限をつけて勉強する場合には、問題を解けなくても、時間が来たら次の問題に行くというルールを設けてください。
このルールがあれば、どれくらいの時間で問題を解かなければいけないのかを肌感覚で身につけることができます。
点数が悪かったときの対処法②:まずは定期テストで基礎力を身につける
続いて定期テストで基礎力を身につけておきましょう。
なぜなら、実力テストにも定期テストで問われるような基本的な問題が出題される可能性があるからです。
例えば社会の暗記問題や国語の漢字問題が、それに該当します。
仮にこれらの問題を定期テストで覚えきれていない場合は、実力テストでも解答できないと考えてください。
定期テストでどれだけの積み上げができているのかも、実力テストでは確認することができます。
点数が悪かったときの対処法③:制限時間を予測する
高得点帯を目指すお子さんは特に、時間制限をつけて勉強することを意識してください。
なぜなら、初見の問題が出てきたときに『解くためにどれくらいの時間がかかるのか?』を肌感覚で知っておく必要があるからです。
試験には目標解答時間などは記載されていないので、どれくらいの時間で解けるのかを肌感覚で知っておくことはとても重要です。
仮に実力テスト中、ある問題に対して時間がかかりすぎていると感じたら、思い切って次の問題を解答した方が点数も上がります。
これは点数を取るための重要なテクニックなので、実践してみてください。
点数が悪かったときの対処法④:100点を目指すのではなく80点を目指す
続いて高得点帯を目指す子でも百点満点を目指すのではなく、80点を目指す勉強してください。
80点を目指す勉強を行う理由は、実力テストだと80点を取るだけで高得点の域に達するからです。
場合によっては、クラスや学年で1位になることも少なくありません。
それほど実力テストの問題は難しく簡単には解けないので、入試基本問題と入試標準問題が完璧に解けるようにしておくことが重要です。
点数が悪かったときの対処法⑤:解き直しを徹底する
最後に実力テストは、テストで問題を解いている時間よりも、最後の解き直しがとても重要です。
解き直しが重要な理由は、あなたが対応できていない問題の解き方を学べるからです。
もちろん時間が足りず、実力テスト全ての問題を解けない場合もあります。
ただ、解答できなかった問題は初見では解けなかった問題とカウントして、もう一度、解き方を確認してください。
毎回のテスト問題をきちんと解ききる習慣を身につければ、自然に実力もアップしているはずです。
実力テストのために日ごろから意識するポイント
続いて実力テストのための、日ごろの勉強で意識するポイントについて解説していきます。
具体的な内容としては以下のとおりです。
● 授業をきちんと聞く
● 勉強の習慣を身につける
● 時間の管理を行う
実力テストは定期テストよりも、日ごろの勉強習慣が試されるテストだと考えてください。
では、より具体的に解説していきます。
日ごろから意識するポイント①:授業をきちんと聞く
実力テストの点数を上げるためには、授業をきちんと聞かなければなりません。
授業をきちんと聞く理由は、先生の話を聞いて原理原則をきちんと理解しなければならないからです。
学校の授業では数学の公式や理科の現象など、原理原則がわかっているものを先生が解説してくれます。
この話を聞いて理解しておくと、実力テストの問題にも十分、対応できるようになります。
特に実力テストは定期テストよりも問われる知識の深さが違います。その為、日頃からどのような勉強態度かハッキリ露見してしまうので、そのつもりでいましょう。
日ごろから意識するポイント②:勉強の習慣を身につける
実力テストの問題を解けるようになるためには、勉強の習慣を身につけておかなければなりません。
なぜなら、実力テストは今まで学んできたことの統合的な知識が試されるため、日頃から今までの復習をしなければならないからです。
特に中学校1年生や2年生で実力テストの点数を向上させたいのであれば、毎日1時間から2時間、そして長期休みには5時間程度の復習の時間をとってください。
日ごろから意識するポイント③:時間の管理を行う
最後に定期テストの問題であっても、制限時間を決めて解答する癖をつけましょう。
この理由は繰り返しになりますが、実力テストでは難しい問題が多く出てくるので、時間の管理を行わなければ解ききれないからです。
以下に制限時間の例を書いておきますので、参考にしてください。
これで問題を解くようにすると、実力テストにも慣れていくはずです。
● 計算問題は30秒で解く
● 応用問題は考える時間を1分だけ取る
● 漢字や暗記問題は30秒で解く
たったこの3点を意識するだけ!
ですがたったこれだけで、今までの定期テストの解き方から劇的に変わることができます。
実力テストの勉強方法【点数別】
さて続いては、点数別に実力テストの勉強方法について解説していきます。
具体的な点数区分としては以下のとおりです。
● 250点以下の実力テスト勉強方法
● 350点以下の実力テスト勉強方法
● 450点以下の実力テスト勉強方法
ここで記載する点数は、ベースが実力テストとなっているため、あなたの実力テストの点数と見比べながら確認してください。
点数別・勉強方法①:250点以下の実力テスト勉強方法
実力テスト250点以下の子は、まず入試基礎力を意識して勉強していきましょう。
なぜならこの点数帯では、実力テストの基礎問題を落としている傾向が高いからです。
具体例をあげれば、数学の基礎問題や漢字問題、理社の暗記問題などがあげられます。
たったこれだけの問題を完璧にこなせば、250点という実力テストの壁を超えられます。
点数別・勉強方法②:350点以下の実力テスト勉強方法
実力テストで250点を超え300点や350点を得点したいと考えるのであれば、入試標準問題を解けるようにしましょう。
250点分の点数は基礎問題が解けていれば得点できますが、350点を超えようと思うと標準問題が解けないと無理だからです。
では入試標準問題とはどのような問題かというと、今まで習ってきた知識を統合して解かなければならない問題の内、解き方が決まっている問題です。
例えば、中学校3年生数学の入試標準問題というと、2次関数上に平面図形が描かれており、その回転体の体積を求める問題などですね。
詳しくは割愛しますが、中学校1年生から3年生までの知識が統合的に試され、ある程度解き方が決まっている問題を入試標準問題としています。
これらの問題がほぼ完璧に解けると、350点を超えているでしょう。
点数別・勉強方法③:450点以下の実力テスト勉強方法
さて実力テストで350点から450点以上を目指していこうと考えると、少しテクニックが必要です。
なぜなら意外と知られていませんが、中学校段階においても理系科目と文系科目の間には難しさに差があるからです。
例えば、数学の難しい証明問題を解いて満点を目指すよりも、社会で単語を暗記して満点を目指す方が難易度が低いんです。
もちろん社会の方が苦手だと感じるお子さんもいると思いますが、入試応用問題の数学や理科は高度な計算が必要になり、基本的に後回しにした方がよいでしょう。
具体的には、数学や理科は80%取得を目指し他の科目で100%を目指す勉強をしていきますよ。
実力テストの勉強方法【教科別】
さて続いて教科別の実力テスト勉強方法をお伝えしていきます。
教科別・勉強方法①:国語
国語の実力テスト勉強方法は、基本的に読解中心に行なって行った方が良いでしょう。
なぜなら国語の点数の大半は読解問題が中心だからです。
中には数学や理科よりも国語の方が苦手だと感じるお子さんもいますが、自分のわかりやすい読解テクニックを用いることで簡単に攻略が可能です。
国語は読解スキルを高めておくと、最終的にほとんど勉強しなくても良い教科になるので低学年のうちから取り組んでおくと良いでしょう。
教科別・勉強方法②:英語
英語の実力テストで真っ先に勉強しなければならないのは、英単語と英語長文です。
公立中学校に通っている場合には、学校の授業で長文の読解方法をきちんと教えてもらえる機会が少ないからです。
基本的に英語は単語と長文さえ読めるようになれば、大きく得点を伸ばせます。
何から手をつけたらいいかわからない場合には、この2点に絞って勉強していきましょう。
教科別・勉強方法③:数学
続いて数学は、基礎計算と典型問題が解けるようにしておきましょう。
なぜなら、基礎計算はどのような場面でも必要になり、典型問題は覚えるだけで得点できるからです。
特に基礎計算問題は得点に直結するだけでなく、典型問題を解くために必要な知識として覚えておかなければならないため、真っ先に攻略してください。
教科別・勉強方法④:理科・社会
理科と社会は、基本的に単語の暗記を最優先に勉強していきます。
単語の暗記を優先する理由は、昨今でも暗記ができていないと解けない分野がこの二教科だからです。
理科の生物分野や地学分野、そして化学分野、また社会の全ての分野において暗記がベースとなるため、定期テスト勉強などを通して少しでも暗記しておきましょう。
勉強方法・テスト終了後⑤:テスト後の、テスト直し
実力テスト後のテスト直しのやり方は、解けなかった問題だけでなく、もう一度全ての問題を制限時間を区切って解きましょう。
なぜなら、実力テストを受けている間にはわからなかった『なんとなく解いて正解できた問題』を浮かび上がらせるためです。
このなんとなく解けた問題は、入試本番にもなんとなく解けるといった都合のいいことはありません。
基本的に入試本番で落としてしまう可能性が高い問題として取扱いましょう。
なんとなく解いた問題を完璧に覚え、解けなかった問題の解き方を覚えるのがテスト直しです。
勉強方法・テスト終了後⑥:過去問の取り扱い
最後に過去問の取り扱いですが、テスト前に体を慣れさせる意味で1度は制限時間付きで行ったほうがいいでしょう。
ただ、自信を失う結果になってしまっては意味がないので、あくまで予行演習である点を忘れないでください。
実力テスト直前期の勉強方法
最後の項目では、実力テスト直前期の勉強方法について解説していきます。
実力テストは長期スパンで勉強していきますが、当然、直前期はそれなりの勉強が必要になります。
直前期に点数を上げる方法を伝授しておきますので、少しでも自信を持てるよう参考にしてください。
テスト直前期の勉強方法①:基本問題の徹底演習を行う
まず第1に直前期には、基本問題の徹底演習しておきましょう。
なぜなら基本問題は正答率が高く、ここで不正解を出す訳にはいかないからです。
仮にどの教科の基本問題も落としてしまうと250点を切ってしまい、大きく自信を失ってしまうので注意してください。
テスト直前期の勉強方法②:応用問題に手を出さない
直前期は基本問題の徹底演習するため、応用問題は絶対に手を出さないでください。
なぜなら新しいを応用問題に取り組むことで、時間を浪費してしまったり自信を失ったりする可能性が高いからです。
応用問題とは実力テストが終わった後に、十分な時間をとって勉強するべき分野なんです。
そのため、直前期には必ず落としてはいけない問題から取り組むようにしましょう。
テスト直前期の勉強方法③:前日はリフレッシュしていい
最後に実力テスト前日は、勉強せずにリフレッシュしても大丈夫です。
なぜなら、テスト当日に必要なのは、テストを受ける子の自信だからです。
仮に前日に応用問題・基本問題をもう一度、両方解くといった精神的・体力的に厳しいことをすると、当日のコンディションを崩してしまう可能性が高いです。
そのため前日は勉強を早めに切り上げ、リフレッシュに集中した方が精神的にもリラックスした状態でテストを受けることができ、点数アップを狙うことができます。
実力テストの点数が低くてもあきらめる必要は皆無!結果を元に勉強を続ければワンランク上の高校を狙えます!!
実力テストは慣れていない子にとって、点数が低くなりがちなテスト。
ですが初めから実力テストで高得点をとれる子は少ないので、落ち込む必要はないことを覚えておいてください。
実力テストで高得点を取るよりも、あきらめずに勉強を続けることこそ、第一志望合格には重要なことです。
結果から分かる自分の苦手や弱点を発見し、勉強のやり方を工夫していきましょう。
そうすれば受験勉強に取り掛かった時、思いがけず難問がスラスラ解けて、レベルアップを狙うことが十分、可能になります。