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勉強中に音楽を聴くとどうなる?効果的な方法とメリット・デメリット

勉強中に音楽を聴くと、「集中できる」という人もいるし、「逆に気が散る」と感じる人もいます。
その違いは、音楽を聴くタイミングや勉強の内容、そして聴く音楽の種類によるもの。どうせなら、音楽を効果的に取り入れたいですよね。

この記事では、音楽が勉強に有利な理由を解説し、どんな場面で取り入れるのが良いのか、具体的な方法を提案していきます。
良い音楽を活用して、勉強をもっと効果的に、短時間で終わらせてしまいましょう。

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勉強中に音楽を聞いても良いシーンとその効果

勉強中に音楽を聴くと集中できるという人もいれば、逆に気が散るという人もいます。実は、音楽が勉強に与える影響は人それぞれ。その場面や目的によって、音楽を聴くことで勉強効果が上がることもあれば、逆効果になることもあります。

どんなシーンで音楽を聴くのが効果的なのか、具体的な例を紹介していきます。

雑音が気になって集中できない

「静かな場所で集中して勉強したい!」と思っていても、図書館や学校の教室では誰かの話し声、自分の部屋では家族の生活音や近所で工事中など、周りの音が気になってしまうことってありますよね。

そんな場合はイヤホンで周りの音を遮断するか、スピーカーで音楽をかけてみましょう。雑音が耳に入らなくなって、目の前の勉強に集中しやすくなります。
特に自然音やインストゥルメンタルの音楽は、雑音をシャットアウトしながら、集中力を高めてくれる効果があります。

落ち込んでいるから気持ちを切り替えたい

学校や部活、友達との関係などで気持ちが落ち込んでいると、なかなか勉強に集中できないこともありますね。

そんなときは、元気が出る明るい音楽を聴いてみてください。ポップスやクラシック、ヒーリングミュージックなど、自分の気持ちに合う音楽を選ぶことで、気分をリフレッシュさせてから勉強に取り組むことができます。

また、学校帰りに聴いている曲や、毎週楽しみにしているドラマの主題歌などを歌って、

「この曲を聴けば元気になる」→「よーし、悩んでる場合じゃない!やるぞ!!」

という、自分を勇気づけられるルーティンを作ってしまうと心強いです。

暗記などの単純な勉強中

英単語の暗記や計算練習など、あまり頭を使わない単純作業的な勉強には音楽が効果的です。同じ作業を長時間続けると、どうしても集中力が途切れがちになりますが、音楽を聴くことでリズム感が生まれ、楽しく続けられます。

さらに「この単語はあの曲を聴きながら覚えた」等、その時、自分が聴いていた曲やシチュエーションを紐づけて暗記力を高めてくれる効果もあります。

勉強中に音楽を聴くメリット

音楽を上手に取り入れることで、勉強の効率を高めることができます。
この項目では、音楽がもたらす具体的なメリットを紹介しますので、勉強中に音楽を聴く場合の、効果を最大化するポイントをつかんでください。

モチベーションを上げる

好きな音楽を聴くことで、気分が上がり、やる気が湧いてくることがあります。特に、「今日はどうしても勉強する気にならない」という場合は、お気に入りの曲を聴くと自然とモチベーションが高まります。
前述しましたが、「この曲を聴くとやる気になる」「この曲は暗記に最適」など、自分のお気に入りを作っておくとよいですね。

リラックス効果でストレス軽減

ヒーリングミュージックやクラシック音楽は、リラックス効果が高いとされています。ストレスを感じている状態では勉強の効率が下がるので、「疲れたな」と感じたら、ヒーリングミュージックやクラシック音楽を流すようにしましょう。リラックスすることで集中力がアップします。

集中力を高める

一定のリズムやテンポを持つ音楽は、集中力をアップすると言われています。特にクラシック音楽の「モーツァルト効果」は有名で、脳の働きを活性化させ、集中力を高めることができます。

クラシック音楽の「モーツァルト効果」とは?

モーツァルト効果とは、クラシック音楽、特にモーツァルトの曲を聴くことで、脳の働きが活性化し、集中力や記憶力が向上するという理論です。この現象は1993年に発表された研究がきっかけで、広く知られるようになりました。

モーツァルト効果の主な内容
研究の背景 1993年、カリフォルニア大学の研究者たちが行った実験で、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタニ長調 K.448」を10分間聞いた学生の空間認知能力(物体を空間で、どう認識するかの能力)が向上するという結果が報告されました。

この研究結果は話題を呼び、「モーツァルトを聴けば頭が良くなる」という認識がワーッと広まり、これをきっかけに教育現場や子育てにおいて、クラシック音楽を活用する取り組みが増えていきました。

実質的な効果
空間認知能力の一時的な向上
集中力やリラックス効果の促進
勉強や仕事への取り組みやすさ

モーツァルト効果を持つと言われる曲
「2台のピアノのためのソナタニ長調 K.448」
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525」
「ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467」

雑音を遮断して快適な環境を作れる

前述しましたが、音楽を活用することで周囲の雑音をかき消し、静かな環境を作ることが可能です。特に耳栓やノイズキャンセリングイヤホンと組み合わせると効果がアップします。

特定のリズムやテンポで記憶力が強化される

研究によると、一定のリズムを持つ音楽は、記憶力を高める効果があると言われています。勉強中に流れる音楽で、記憶の定着を助けることも期待できます。

勉強中に音楽を聴くデメリットと注意点

音楽を聴きながら勉強することにはデメリットもあります。デメリットを紹介しておきますので、自分に合った方法を模索してください。

音楽が集中力を低下させる場合も

歌詞がある曲やテンポの速い曲は、集中力を妨げることがあります。歌詞のある音楽はやめた方が無難です。

無音環境で集中できなくなる(テストや受験に不利)

勉強中にいつも音楽を聴いていると、無音の環境で集中しにくくなる可能性があります。テストや受験本番では音楽を聴けないので、音楽に頼り過ぎた勉強もいけません。受験時の状況に適応できるようにしておきましょう。

リラックスしすぎて勉強が進まない

音楽を聴くとリラックスしすぎてしまい、逆に集中力が下がるケースもあります。またテンションが上がり過ぎて「勉強なんかやらなくて平気だ!」と強気になってしまう場合も。適度な緊張感を保つようにしましょう。

暗記系科目には不向きな場合が多い

英単語や歴史の年号など、暗記が必要な勉強に、音楽が集中力を乱す要因となる場合もあります。特に複雑な内容を覚える際には、無音環境の方が良いことも多いです。

ヘッドフォンの音量に注意(耳への負担を軽減)

音楽を聴きながら勉強する場合は、ヘッドフォンやイヤホンの音量に注意しましょう。音量が大きすぎると耳に負担がかかり、長時間の使用によって聴力に影響を与える可能性があります。

勉強中に音楽を聴く場合の注意点

「勉強中に音楽を聴くこと=悪いこと」ではありません。何事も「使いよう」です。
ですが、やりたい事は【勉強】であって、音楽を楽しむことではありませんよね。
勉強中に音楽を聴く場合の注意点を解説します。

歌詞のない曲を選ぶ

歌詞のある曲を聴く場合、日本語は圧倒的に勉強のじゃまをします。

自分の思い入れがある曲などの『じゃまする度』は強烈なのですが、好きという気持ちが勝って、自分が集中できていないことに気が付かないことが多いです。

ほとんどの人は、1度に1つのことしか理解できないので、せっかくの勉強時間をムダにしないためにも、勉強中の音楽は歌詞のない曲を選ぶべきです。

また日本語の歌詞入りの音楽を聴く習慣がある子は、その習慣を今日からきっぱりとやめてください。初めは寂しいような気がするかもしれませんが、すぐに「勉強がいつもより数段はかどる!」ことがわかります。

プレイリストを作っておく

毎日「何聴こうかな~」と悩んでいると、時間はあっという間に過ぎてしまいます。
いざ「勉強するぞ!」というタイミングですぐに勉強を始めるためにも、プレイリストを作っておくことをオススメします。

プレイリストはお気に入りのCDからプレイリストを作ったり、サブスクリプションサービスでランダム再生したりするといいでしょう。

それと、YouTubeで作業用BGMを探す場合、注意点があります。。確かにたくさんのミュージックビデオやBGMが再生できますが、無料会員の場合は広告が入ります。

作業用BGMやクラシックには、チャンネル主の意向で広告が入っていない場合が多いので、そういったチャンネルを選びましょう。

勉強する時、必ず音楽を聴く習慣はやめる

受験や定期テスト中に音楽は聴けません。ですから、音楽がある環境に慣れ過ぎないようにしましょう。

もし「勉強中は必ず音楽を聴く」「音楽がないと机に向かえない」等の習慣がある子は、今すぐやめてください。

あくまでも、勉強するために音楽を流すのです。勉強のじゃまや受験の妨げになるなら、それは本末転倒です。

ちなみに受験テスト中に音楽を聴くことはできませんが、休憩時間に音楽を聴いてリラックスすることは可能です。
こんな時こそ、元気が出る曲や緊張を解いてくれる曲を聴いて、最高のコンディションでテストに臨めるよう、自分のメンタルを整えるといいでしょう。

【結論】勉強中に音楽を聴くのは良い?正しい?

音楽を聴きながら勉強することには、メリットもデメリットもあります。ですから、音楽の選び方や聴くタイミングを、自分にあうよう工夫していくことが重要と言えるでしょう。

雑音を遮断したい場合やリズム感を取り入れたい場合は、自然音やインストゥルメンタルを選ぶと良いです。一方で、集中力が必要な場面や暗記に取り組むときには、無音の環境が適している場合もあるので、その時々によって使い分けるようにしましょう。

最終的には、自分自身がどのような環境で最も集中できるのかを試行錯誤しながら見つけることが最大のポイントになります。勉強はツライものなので、音楽を聴いて少しでも癒されながら、勉強も効果的にはかどれば言うことなしです。

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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