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勉強中に音楽を聴く効果的な方法と注意点

「勉強中に音楽なんて集中できるの?」
「勉強が頭に入らないんじゃない?」
「音楽以外にも勉強に集中できる方法って?」

音楽が大好きという親御さんでも、「勉強中は、教科書に集中してもらいたい」という気持ちから、どうしても音楽を聴きながらの勉強には賛同できない方が多いのではないでしょうか?

一般的なイメージでは、勉強中はできるだけ静かにしていた方が教科書に集中できて、頭にも入るような気がします。

でも中学生にもなると好きなアーティストもできて、「聴きながらだと勉強がはかどる!」なんて言う子も多いです。

そこで今日は、勉強中に音楽を聴く効果的な方法や注意点を解説します。
これを読むと、音楽以外に勉強に集中できる方法や受験生への注意点もわかるので、ぜひ最後までお読みください。



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勉強中に音楽を聴く効果的な方法~聴いても良い場面とは?~

そもそも、「勉強中に音楽を聴いても大丈夫なの?」という疑問があると思いますが、

結論から言うと、大丈夫です!

ですが注意点もあります。

勉強中の音楽は、あくまでも本調子になるまでの補助として使うのに留めておくこと。

音楽が主役になると、曲にノリノリで勉強はそっちのけ…なんてことになってしまう可能性が高いので、勉強に集中しだしたら音楽は止めるようにした方が無難です。

勉強中に音楽を聴いてもいい場面としては以下の通りです。

・周りの雑音が気になる
・気持ちが落ち込んでいる
・暗記ものなど、単純作業的な勉強をする時間

それぞれのパターンで、音楽を聴く効果的な方法を解説していきます。

音楽を聴いても良い場面①:周りの雑音が気になる

「静かな場所で集中して勉強したい!」と思っていても、図書館や学校の教室では誰かの話し声、自分の部屋では家族の生活音や近所で工事中など、周りの音が気になってしまうことってありますよね。

そんな場合はイヤホンで周りの音を遮断するか、スピーカーで音楽をかけてみましょう。
雑音が耳に入らなくなって、目の前の勉強に集中しやすくなります。

まれに、通学途中でも英単語を暗記しながら歩いている子がいますが、その場合は音楽の使用はやめましょう。
歩きながら、自転車に乗りながら等の『ながらリスニング』は、周りの音が聞こえずらくなり危険なので絶対にダメです。

※自転車でのイヤホン使用は、条例で禁止されている都道府県が多数あります。



音楽を聴いても良い場面②:気持ちが落ち込んでいる

勉強は1日10分でも20分でも良いので、習慣づけすることが重要です。

でも学校でいやなことがあったり、部活でミスをしてしまったり、勉強をするモチベーションになれない日もありますよね。

そんな日には勉強前に自分のお気に入りの音楽をかけると、元気をもらえます。

学校帰りに聴いている曲や、毎週楽しみにしているドラマの主題歌などを歌って、

「この曲を聴けば元気になる」→「よーし、悩んでる場合じゃない!やるぞ!!」

という、自分を勇気づけられるルーティンを作ってしまうと心強いです。

とは言え、そうそう簡単に気分を切り替えられない日もあります。

そんな場合は勉強に集中できなくなったら、また一曲歌う(この時はノリノリで!)→音楽を止めて勉強→集中できなくなった→一曲歌う

など、あくまでも気持ちを切り替える方法として、音楽を利用するのが効果的なやり方です。

音楽はあくまでも、短い時間で勉強モードへ切り替えるツールです。



音楽を聴いても良い場面③:暗記ものなど、単純作業的な勉強をする時間

たとえば、漢字や年号、英単語の暗記など、単純作業で進められる勉強は、音楽がじゃまになりづらいです。
さらに「この単語はあの曲を聴きながら覚えた」等、その時、自分が聴いていた曲やシチュエーションを紐づけて暗記するのは、効果的な方法です。



勉強中に音楽を聴く効果的な方法~聴くとNGな場面とは?~

勉強中に音楽を聴かない方が良いシーンもあります。
以下のような場合です。

・模試問題や入試の過去問を解く
・文章を読む・書く力を問われる問題を解く

せっかく勉強しているのですから、一番効果的なやり方で勉強していかないと、いつまでたっても勉強が終わりません。
時間を有効に使うためにも、これらの場面は避けましょう。

以下にダメな理由を解説していきます。



聴くとNGな場面①:模試問題や入試の過去問を解く

受験生が特に気をつけなければいけないのが、入試を想定した勉強をする時間です。

試験中は、みんな静かに黙々と問題を解いていますよね。
またカンニング防止の観点から、試験中は電子機器の電源をOFFにするよう指示される場合がほとんどです。

つまり、音楽を聴きながらの勉強に慣れてすぎていて、それが落ち着くと思っている子は、その習慣をやめる必要があるのです。

受験生は入試本番で最高の実力が発揮できるよう、試験会場を想定したトレーニングを重ねています。ですから入試に向けた問題を解くなどの勉強中も、音楽の習慣はきっぱりと止めるようにしてください。

勉強が苦手な子ほど、これらのトレーニングで少しでも点数を取るべく努力していきましょう。



聴くとNGな場面②:文章を読む・書く力を問われる問題を解く

国語・英語の読解問題、小論文などの「読む力・書く力を問う問題」を解くときは、音楽はじゃまになります。

長文を読んで意味を理解し、小論文を考える時間などは、集中して頭を働かせないと点数がもらえる解答はできません。

また文章を考えている時間に日本語の歌詞が聞こえてくるだけで、文章はまとまらなくなります。

日本語の歌を流していても大丈夫!などと言う人は、集中していない証拠です。



勉強中に音楽を聴く場合の注意点

「勉強中に音楽を聴くこと=悪いこと」ではありません。何事も「使いよう」です。

ですがやりたい事は【勉強】であって、音楽を楽しむことではありません。
勉強中に音楽を聴く場合の注意点を解説します。



勉強中に音楽を聴く場合の注意点①:歌詞のない曲を選ぶ

歌詞のある曲を聴く場合、日本語は圧倒的に勉強のじゃまをします。

自分の思い入れがある曲などの『じゃまする度』は強烈なのですが、好きという気持ちが勝って、自分が集中できていないことに気が付きません。

ほとんどの人は、1度に1つのことしか理解できません。

せっかくの勉強時間をムダにしないためにも、勉強中の音楽は歌詞のない曲を選ぶべきです。

また日本語の歌詞入りの音楽を聴く習慣がある子は、その習慣を今日からきっぱりとやめてください。初めは寂しいような気がするかもしれませんが、すぐに「勉強がいつもより数段はかどる!」ことがわかります。



勉強中に音楽を聴く場合の注意点②:プレイリストを作っておく

毎日「何聴こうかな~」と悩んでいると、時間はあっという間に過ぎてしまいます。
いざ「勉強するぞ!」というタイミングですぐ始めるためにも、プレイリストを作っておくことをオススメします。

プレイリストはお気に入りのCDからプレイリストを作ったり、サブスクリプションサービスでランダム再生したりするといいでしょう。

またYouTubeで作業用BGMを探すときも注意してください。確かにたくさんのミュージックビデオやBGMが再生できますが、無料会員の場合は広告が入ります。

作業用BGMやクラシックには、チャンネル主の意向で広告が入っていない場合が多いので、そういったチャンネルを選びましょう。



勉強中に音楽を聴く場合の注意点③:勉強する時、必ず音楽を聴く習慣はやめる

先ほども書きましたが、受験テスト中に音楽は聴けません。
ですから、音楽がある環境に慣れ過ぎないようにしましょう。

もし「勉強中は必ず音楽を聴く」「音楽がないと机に向かえない」等の習慣がある子は、今すぐやめてください。

あくまでも、勉強するために音楽を流すのです。勉強のじゃまや受験の妨げになるなら、それは本末転倒です。

ちなみに受験テスト中に音楽を聴くことはできませんが、休憩時間に音楽を聴いてリラックスすることは可能です。
こんな時こそ、元気が出る曲や緊張を解いてくれる曲を聴いて、最高のコンディションでテストに臨めるよう、自分のメンタルを整えてください。



音楽を聴かずに集中力を高める方法は?

ここまで「勉強中に音楽を聴くこと」を前提とした話を書きましたが、音楽を聴きながらの勉強は、受験生には実害があります。
そこで、音楽以外のやり方で勉強に集中する方法を解説します。



音楽を聴かずに集中力を高める方法①:勉強する前に小さな目標を決める

これは多くの人が経験して実感していることだと思いますが、「小さい目標を作って、それを少しずつ積み上げていく」と、何事も継続しやすいです。

大きすぎる目標は達成するまでの道のりが長く、自分の成長具合も分かりづらいので挫折してしまいます。

「志望校に合格する」という大きな目標を細かく分割して、

「英語は何点必要?」と考え、そのために「苦手な単元を解けるようにする!」と勉強の進度を自分なりに分けていくのです。

さらに苦手な単元ために、「問題集1ページを〇分以内に解く!」など、今日やる勉強の目標を立てると、グッと勉強のやる気がでます。

難しく考えなくても、

「今日はこの単元の問題を解けるようにする!」
「単語帳の見開き1ページ分覚える!」

等、小さい目標を立てて勉強をするだけで大丈夫。

目標を立てるのが難しい場合、学習塾に通っている子や家庭教師を頼んでいるなら、担当の先生と一緒に計画を立てるのも良いでしょう。

友だちと相談しても、目標を立てた手前があるので、やる気になれます。

最初は面倒くさいと感じるかも知れませんが、習慣になるとそれが当たり前になって、やらない日は勉強する気になれなかったりするので、効果もすぐに実感できます。



音楽を聴かずに集中力を高める方法②:勉強のルーティンを作る

「これをやったら勉強する!」等、自分なりのルールを作るのも効果的です。

「数学の勉強の前にはチョコレートを食べる」
「お気に入りの香りがするハンドクリームを塗る」
「問題が解けなかったら、ストレッチしてから再度考える」

等、短時間でできる、お気に入りのやり方を見つけましょう。
ちょっとしたルーティンなら学校や試験会場でもできるので、定期テストにも受験にもメリットがあります。



自分にピッタリな勉強の環境を整えていくだけで、勉強の効率はグンとアップします!

音楽を聴きながら勉強をすることは必ずしも悪いことではありません。
やる気を出すキッカケの1つとして音楽を取り入れるのは、勉強する上で有効な手段のひとつです。

ただし、頼りすぎには注意しましょう!
音楽を聴く・聴かないときのメリハリをつけることで入試本番へ向けた練習にもなります。

✔ 勉強中に音楽を聴いても大丈夫!でも歌詞つきの曲はオススメできない
✔ 音楽は本調子になるまでのキッカケ程度ととらえて
✔ 入試・模試を想定した勉強は音楽を止めてから!

これを基準として、音楽を有効利用する方法を工夫していきましょう。

勉強はしんどい作業です。勉強しているお子さんも、それをハラハラしながら見守り、補佐する親御さんにも、しんどい時間が続きます。

でも泣いていても点数はアップしません。「テストのために仕方ない!」「入りたい高校に受かるまでの辛抱だ!」と割り切って、「将来何も役に立たないじゃん」と感じる公式こそ、一刻も早く覚えてしまいましょう。

勉強のしんどい時間をどうラクに乗り切るか、ここが本当の頭の使いどころなのです。

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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