【中3必見!】内申点アップにも受験にも役立つ、英語の勉強法
「英語が難しくなってきて理解しづらい」
「英語の受験勉強のやり方がわからない」
「受験に出題される重要単元はどこ?」
こんなことでお悩みではありませんか?
中3は、中学生にとって大切な受験がある時期。
「頑張って欲しい」と思っても、英語の授業は難しくなる一方で、分からないを沢山抱えてしまった子も多いと思います。
とは言え、受験も控えているので、なんとしても今のうちに苦手を潰して受験対策していきたいですよね。
そこで今日は、中3の英語の勉強法について詳しく解説していきます。
この記事を読むと、受験勉強のやり方や現在完了などの重要範囲の勉強法もわかるので、ぜひ最後までお読みください。
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受験に役立つ英語の勉強法 ~受験勉強を始める時期と勉強の流れ~
初めに受験勉強の段階を3つの時期と合わせて紹介していきますが、基本的に『受験勉強を始めるのは早ければ早いほど良い』という点を覚えておきましょう。
周囲よりも先に動けば対策時間を増やせるので、当然、受験勉強が有利になるからです。下で紹介している受験勉強の目安にこだわらず、できるのであればどんどん勉強を進めていきましょう。
受験勉強を始める時期と勉強の流れ①:夏ごろまでは、短時間でコツコツ苦手潰し
受験勉強は大きく分けて、夏までと夏以降の2つに分かれます。
多くの中学生が受験を本格化させるのは夏の部活終わりからです。
それまでは部活に放課後の時間だけでなく、集中力や体力を大きく奪われ、勉強だけに集中ができません。
とは言え、少し受験意識がある子は、中1、中2の苦手な範囲を軽く見直したりしています。受験まで余裕があるので、短時間の勉強で苦手を潰しておくんです。
夏までは1回の勉強で長い時間は取れないですし、本格的な模試対策まではしていないものの、毎日短時間、コツコツと受験勉強を始めている訳です。
このように夏前までに勉強を重ねておくと、周囲が本気を出し始める夏以降のスタートダッシュをかなり有利に進められます。
受験勉強を始める時期と勉強の流れ②:夏以降は基本を固める
全国大会などへの進出を決めてなければ、中3の夏以降は部活がなくなり、夏休みは自由な時間が増えます。
まずはこの時間に、今までのテストで上手く点数が取れていなかった英語の苦手範囲を克服したりして、中学英語の基礎をしっかりと身に付けるのが先決です。
入試の過去問に触れたり、難しい発展問題に触れてみて自分の実力を一度確認してみるのも良いですが、まだ問題演習を繰り返す時期ではありません。
実際のテストの問題演習を繰り返し始めるのは、秋以降の話です。
基本的な知識が身についていない状態で問題演習を繰り返しても、覚えた知識を利用して問題を解く能力は鍛えにくいですし、勉強しても点数が取れないと勉強に対するモチベーションを下げてしまいます。
夏から秋にかけての期間は今までの復習に時間を当てて、英語の基礎を固め、苦手や分からないを潰していきましょう。
受験勉強を始める時期と勉強の流れ③:秋以降は問題演習
秋から冬にかけては問題演習を繰り返す時間です。
夏にしっかりと勉強を進めていれば、教科書レベルの問題が大量に含まれている入試問題も大体解けるようになるでしょう。
そのような勉強をしていれば、問題形式に慣れず時間が掛かりすぎたり、勉強したつもりでも問題に答えられなかった部分が見つかります。
自分が十分に勉強したからこそ、単なる知識不足以外の問題を見つけられるのです。
そうすれば、問題演習を繰り返し素早く正確に問題を解く力を身につけたり、勉強の穴や引っ掛け問題にハマらないための補填的な勉強を重ねたりして、テストで確実に得点するための勉強ができます。
基本を何十週も繰り返し完璧に解けるようにする学習だけでも、公立レベルの入試問題は解けるようになっていますが、入試テストで8割、9割以上の得点を目指すのであれば、テストで得点するための勉強も不可欠です。
秋以降は、得点力を上げるための問題演習を始めましょう。その為に、どんなに遅くても12月の年末までには基本の勉強を終えているようにしてください。
受験に役立つ英語の勉強法 ~英語の受験対策のやり方~
時期別の大まかな勉強方針について理解したところで、次は基礎を固めるための勉強法や模試を使った勉強法を詳しく解説していきます。
やみくもに勉強時間を増やすのも、全く無駄になる訳ではありません。でも受験勉強に割り当てられる時間が有限である以上、できれば効率の良く勉強したいですよね。
ですので、効率良く受験勉強を進められる勉強のやり方を紹介します。
英語の受験対策のやり方①:勉強の順番
英語の復習は、ステップアップを意識するのが大切です。
英語は積み重ねが大切な科目ですから、中2の勉強を効率よく進めるためには、中1の内容、中3の勉強を効率よく進めるためには中1中2の内容を理解している必要があります。
前の学年で習った単語は英文中に当然の如く使われますし、中2で習う不定詞を理解していなければ、中3で習う疑問詞+不定詞の形を理解するのには時間が掛かります。
受験勉強と言えど、苦手や疑問を抱える範囲は前の学年から潰していくのは、普段の勉強法と変わりません。
苦手が沢山ある子ほど、前の学年の内容から先に勉強するようにすると理解が早まり、受験勉強でつまずく可能性を減らせます。
もし中1の内容も理解できないなら、思い切って小学校高学年の勉強に遡って勉強しましょう。それが勉強をスムーズに進めるコツで、決して遠回りにはなりません。
英語の受験対策のやり方②:基礎を固めは基本文から
苦手な分野を学習し基礎を固める場合、基本文を一文だけ、完璧に覚えるようにするのがおすすめです。
英文法は一度語順を覚えてしまえば、他の英文を書く際にも、同じ文法で単語を入れ替えるだけで対応ができます。
この場合も当然のことながら、英単語や単語の品詞が頭に入っていないと英文が書けないので、毎日コツコツと継続して暗記していきましょう。
英文法では形容詞や名詞どの位置に来るのかが決まっているので、品詞を覚えるのも大切です。
一文を完璧に覚えていれば、テストで英文を書く問題が出題されても、覚えた英文を用紙の片隅に書いて、問題文に合わせた英単語に置き換えることで解答できたりもします。
英語の受験対策のやり方③:演習問題に挑戦
ある程度、暗記や理解する勉強が終わったなら、何もヒントが無い状態で、一度、問題演習に取り組みましょう。
問題演習に取り組んだ方がいい理由は、分かったフリを無くし、知識を思い出しながら問題を解くことで、頭に知識を刻み込むためです。
勉強したにも関わらず問題が解けなければ、勉強が十分とは言えません。
なぜ解けないのか、それは今までの勉強のやり方に欠点があるからです。そこを発見して改善していきましょう。
演習問題に挑戦→勉強のやり方の欠点を見つけ改善→演習問題に挑戦→また改善する
これを繰り返していくと、自分なりの勉強のやり方が確立され、テスト本番で同じ失敗をしなくなります。
慣れてくれば、時間制限を付けて問題を解くなどして、迅速かつ正確に問題を解く練習をしても良いでしょう。
英語の受験対策のやり方④: 模試で弱点を洗い出す
模試は受験本番と同じような形で試験に臨める、貴重な機会です。
テストの問題だけでなく、受験前の体調管理や集中力を高める受験当日のルーティンを工夫していくなどの対策も試せます。
もちろん、演習問題で苦手を見つけるのと同様、模試で英語の勉強の弱点を洗い出すのも大切です。
実は模試では、学習してきた範囲からバランス良く出題されるので、自分の勉強の穴を見つけるのに最適なんです。ですから必ず模試を見直し、自分が解けなかった問題やど忘れしてしまった英単語を復習し直しましょう。
模試はそれができる絶好の機会です。
受験に役立つ数学の勉強法 ~参考書を使った勉強法~
受験勉強となると、専門の参考書の利用を考える場合もあります。でも本屋やオンラインで参考書を調べると、あまりの量に圧倒されてしまい、上手く参考書を選べない子や親御さんも少なくありません。
そこで、参考書の選び方や勉強法についても簡単に解説をしておきますので、解説書と問題集の違いを知り、参考書選びや受験勉強に役立ててください。
参考書を使った勉強法①:文法を固めるなら解説書!
基本的な文法を身につけたいのであれば、参考書の中でも解説書と呼ばれるジャンルを選びましょう。
解説書は問題量よりも文法の解説にページが割かれているため、『どうしてその英文法の語順になるのか?』『理解するコツは何か?』といった文法の要点を教えてくれます。
逆に過去問や問題集の解説は、とてもアッサリしていて簡単です。その為、「この文法だからこういう解答になる」といったような事実を羅列するだけの形が多く、文法自体の理解を助けてはくれません。
以上の理由から、過去問や問題集は基礎固めには不向きと言えます。
参考書を使った勉強法②:問題集で実践力を身につける
テストで得点する実践力を身につけたいのであれば、解説書ではなく過去問などの問題集を選びましょう。
問題集は解説書に比べると説明が少ないですが、その分問題量に優れています。
多くの問題演習に取り組むことで、自分の勉強で抜けていた内容を学習課題として見つけることができます。さらに、似た問題が模試や受験で出題された時、素早く正確に解くための力を獲得することが可能です。
ですので、問題集に取り組んで苦手を見つけ、解説書などで苦手を復習し直す勉強サイクルを作るようにしてください。
一度解けるようになった問題を、時間をおいて再び解いてみるのも、知識を定着するのに役立ちます。
また、複数の問題集に取り組むより、1つの問題集を繰り返し解いていくのもおすすめの勉強法です。
別の問題集や、レベルが一段上の問題に取り組むのは、現在取り組んでいる問題集を完璧に解けるようになってからにしましょう。
受験に役立つ英語の勉強法 ~中3で習う重要な単元~
ここでは中3で学習する範囲の内、特に苦手やつまづきを感じる子が多い項目について解説していきます。
中3の学習はいままでの学年の勉強が前提となっていることもあって、中2までの内容がしっかりと理解できていないと学習が難しいものばかりです。
そんな難しい中3の内容であっても、入試では容赦なく出題されるので、必ず対策をしておかなければいけません。
今回は特に苦手を感じる生徒の多い現在完了と関係代名詞の勉強のコツを解説していきます。
ただし、過去分詞などの既習用語が曖昧な場合、中1から中2の範囲をやり直してみた方が、結果的に勉強を楽にできる可能性が高い点は忘れてはいけません。
中1、中2の範囲も含めてバランス良く入試では出題されるので、復習に掛けた時間は決して無駄になりません。
中3で習う重要な単元①:現在完了
have+過去分詞を使って継続、経験、完了(結果)の文章を作るのが現在完了です。
継続「~している」
経験「~した経験がある」
完了(結果)「~した」「~したところだ」
いくつもの使い分けが求められるため、難解さを感じてしまう中学生も少なくありません。
現在完了の受験対策
継続は過去から現在まで続いている状態を、経験は今までの経験を、完了は過去の動作が完了や結果が現在まで続いている状態を表しますが、ニュアンスを上手く理解できない場合、付随する単語で使い分けを判断してしまうのも手です。
for, since, How long → 継続
before, once, twice, ever, never →経験
just, already, yet →完了
現在完了は時間の流れや経験が関わってくる以上、時に関わる前置詞や動詞を修飾する副詞が必ず使われます。
そのため、yetやalreadyといった副詞があれば完了の意味の現在完了を、forやsinseなどの時間を扱う前置詞があれば継続の意味の現在完了を作るといった使い分けが可能なのです。
細かい理屈を理解するのも大切ですが、受験勉強のように時間が限られている場合には、丸暗記して使い分けた方が受験で点数を取るといった面で効率的になります。
もちろん、時間に余裕があれば理屈の理解を進めましょう。
中3で習う重要な単元②:関係代名詞
関係代名詞は今まで文頭に使っていたwhichやwhoなどの疑問詞が、突然文中に来るようになるため、混乱しやすい英語の学習範囲です。
中3の段階で学習する関係代名詞はwho・which・thatと程度に限られていますが、受験でもしっかりと出題される重要な項目となります。
高校でも更に難しくなる範囲なので、中学校段階の関係代名詞の勉強はしっかりと修めておきたいところです。
関係代名詞の受験対策
次の3つの原則を覚えましょう。
①関係代名詞の節が名詞を修飾する。
②関係代名詞の節は名詞を後置修飾する。
②関係代名詞は節の先頭にくる。
①について、「節」は2語以上からなる英文で、
I have a friend who lives in Tokyo.(私には東京に住んでいる友達がいる)
の文章で言うところのwho lives in Tokyo(東京に住んでいる)の部分が該当します。
「修飾」は詳しく説明するという意味で、この関係代名詞の節が名詞をより詳しく説明しているのが関係代名詞です。
②に関しては、実は英文に2語以上の英文を使って名詞を修飾する際には、修飾する単語の後ろから修飾するというルールが働いています。
good friend. (良い友達)
hard work.(キツい仕事)
ball in the box. (箱の中のボール)
friend who lives in Tokyo. (東京に住んでいる友達)
関係代名詞の節は絶対に2語以上になるので、名詞の後ろに節が位置します。
③に関しては、修飾される名詞の直後にwhoなどの関係代名詞が来ると言い換えることも可能ですね。
以上の3つの原則を意識しながら学習を進めていけば、関係代名詞の語順に惑わされにくくなりますよ。
受験対策を本気で頑張って、悔いの残らない春を迎えよう!
中3の英語の勉強法から受験対策までの勉強のやり方を解説してきましたが、受験勉強は、通常のテスト勉強と比べたら期間が長いです。
夏までに英語の基礎を一通り身につけ、秋以降は問題演習で学習の穴を埋めながらテストで得点する力を磨くのが受験勉強の基本ですが、勉強に息切れしないよう自分なりの気分転換の方法を見つけておくと良いでしょう。
受験対策を始める時期は、早ければ早いほど良いので、今回の解説を参考に、是非悔いの残らない受験勉強に挑戦していきましょう!