「勉強を毎日続けたいけど、続かない」
「続けるコツってあるの？」
「もっと勉強時間を増やせたら成績もあがるのに」

こんなことでお悩みではありませんか？

勉強には強靭な意志力が必要なので、なかなか自分の思い通りに勉強を続けることができない子が多いです。
そこでこの記事では、勉強が毎日続けられない理由と習慣化するコツを詳しく解説していきます。ぜひ参考にして、勉強が思い通りに続けられるようになってください！

勉強を毎日続けると得られる3つのメリット

勉強は辛いもの。ですから、勉強を続けることで得られるメリットがないと、精神的に持ちません。勉強で得られる代表的な３つのメリットを紹介しておきます。
もちろん、ここで紹介するメリットの他にも、あなた自身が感じる自分なりのメリットをたくさん探しておくと、勉強を続けるモチベーションになってくれます。

勉強の習慣が未来を変える

知識を積み上げることのできる勉強を毎日続けると、知識はもちろんですが、スキルもどんどん積み重なります。

例えば、数学の公式や英単語を少しずつ覚えていけば、テストの点数が上がるだけでなく、問題を解くスピードも速くなります。
中学生の今、身につけた基礎力は、高校の進路やその先の未来へとながっているのです。毎日の努力は、将来の選択肢を広げてくれるのです。

自分で動ける力が育つ

毎日勉強を続けることで、自己管理能力も向上するので、「やるべきことを自分で決めて動く力」が育ちます。

この力は、勉強だけでなく部活や趣味、将来の仕事にも大いに役立つ力です。例えば、テスト前に計画を立てて勉強する習慣がつくと、大学受験のときにも役立つだけでなく、大人になってからも、スケジュール管理が得意になります。

大学入試や目標達成に役立つ準備ができる

勉強は、大学受験や資格試験など、人生の大きな目標を達成するための準備です。今は勉強を続けるのがツライと感じているかもしれませんが、この毎日の積み重ねが、未来の大きな成果へとつながります。

また、今は「将来何がしたいかわからない」と思っている子ても、勉強を続けておくことで、夢が見つかったとき、その夢に近づける力が手に入ります。

勉強が続かない理由とその克服法

勉強を続けることで得られるメリットがわかったとしても、それだけで勉強が続けられるようになるとは限りません。
勉強が続けられないのには、理由があります。そして、原因がわかれば克服法も見えてきます。あなたが勉強を続けられない理由を見つけてください。

目標が曖昧でモチベーションが湧かない

何のために勉強しているのかがわからないと、やる気が出ませんよね。
例えば、「テストで80点を取る」「将来、医者になりたいから理科を頑張る」など、目標を具体的に決めると、やる気が湧きやすくなります。小さな目標でもOKですから、なにか目標を決めましょう。
例えば、「今日は漢字を5つ覚える」でも立派な一歩です。

勉強が習慣化していないので、環境が整っていない

勉強する時間や場所がバラバラだと、習慣化が難しくなります。「毎日、夕食後にリビングで勉強する」など、時間と場所を決めてみましょう。意外とすんなり勉強に集中できるようになります。

長時間勉強しすぎ

一度に長時間勉強すると、疲れてしまい、続けるのが嫌になってしまいます。
そんな場合は、ポモドーロテクニックを使いましょう。25分勉強して5分休むという方法で、集中力を保ちながら効率的に勉強を進めることが可能になります。

勉強がマンネリ化している

同じ科目ばかり勉強していると、飽きてしまいます。1時間ごとに科目を変える、問題集を変えるなど、変化をつけてみましょう。また、音楽を聴いたり、カラフルなノートを使ったりするのも、効果的です。

成果を実感できずに挫折する

「勉強しても成果が出ない」と感じると、やる気を失ってしまいます。そんな場合は、成果を見える化してみましょう。
例えば、覚えた単語や解けた問題を記録しておく、その記録を見やすい場所に貼っておくと、「こんなに頑張ったんだ！」と自信を持つことができるようになります。

勉強を毎日続けるための基本ステップ

勉強を毎日続けられるようになるには、スモールステップで進んでいくことが重要です。少しずつ、続けるためのメソットを身につけていきましょう。

勉強の意味を理解する

勉強に明確な目的を持てず、「なんで勉強しなきゃいけないの？」という疑問を持つ中学生も多いですよね。
そんな場合は、勉強の目的を親子で話し合ってみましょう。「将来やりたいことを実現するため」「可愛い制服の高校に行くため」など、勉強する意味を一緒に考えると、やる気が出やすくなります。

長期目標と短期目標を設定する

大きな目標を達成するには、小さな目標を細かく設定するのがポイントになります。
「1週間で5つの漢字を覚える」や「テスト前までに問題集を1冊終わらせる」など、小さな目標を積み重ねていけるように勉強を進めましょう。短期目標をクリアすると、達成感が得られるので、次も頑張れます。

ルーティン化で無意識に勉強を続ける

毎日同じ時間に同じ場所で勉強すると、勉強が「習慣」になります。
例えば、「夕食後の30分は英語の時間」と決めるだけで、特別な気合いを入れなくても自然と勉強が始められるようになります。それなれば、しめたものです。

勉強を毎日続けるための実践的なテクニック

ツライ勉強を毎日続けるには、精神論だけでは持ちません。具体的で実践的なテクニックで、少しでもラクに、勉強を続けてみてください。

小さな目標を達成する仕組みを作る

例えば、1日の始まりに「今日は数学の問題を5問解く」等、今日の目標を決めるルールを作ってしまいます。
そして、毎日その目標を達成したら、カレンダーにチェックを入れる、達成したことをリビングに張り出した紙に書き込む等の方法で、達成感を得るようにしましょう。毎日の達成感は、勉強のモチベーションを高めてくれます。

「ながら勉強」や集中しやすい環境を活用する

「さぁ勉強だ！」と毎日意気込んでいたのでは、疲れてしまい、続きません。
音楽を聴きながら、リラックスして勉強し、勉強のプレッシャーを軽くすると、以外とすんなり勉強が続けられるようになります。
また、図書館やカフェなど、集中しやすい場所を見つけてみるのもおすすめです。

親御さんや先生にサポートしてもらう

勉強は自分との孤独なたたかいです。でも、ひとりで苦しむ必要はありません。
勉強の進捗を親御さんや先生にチェックしてもらい、勉強のサポーターになってもらいましょう。「ここまでやったよ！」と報告することで、次へのモチベーションが高まります。また孤独感も消えるので、勉強へのギスギスした空気もなくなります。

勉強を習慣化するための3つの秘訣

ツライ勉強を続けるには、様々な方面からアプローチしておきましょう。あの手この手で勉強を続けるための工夫を凝らしておけば、どれかに挫折してしまった場合も、次の手段が助けてくれます。

勉強仲間を作ってお互いに励まし合う

友達と一緒に勉強すると、「今日はどこまでやった？」と進捗を確認し合えます。このような良い刺激があると、勉強が続けやすく、また続けることが苦ではなくなります。

勉強を日常の行動と結びつけて無理なく習慣化する

例えば、朝食後やお風呂上がりに勉強をするなど、日常の流れに勉強習慣を組み込んでしまうと、無理なく続けられます。このような小さな工夫から、大きな違いが生まれます。

楽しみながら勉強を続ける工夫を見つける

ゲーム感覚で勉強を進められるアプリを使う、ご褒美を設定する等、自分なりの工夫を見つけていくと、勉強が楽しくなります。
楽しみながら取り組める工夫をどんどん試して、自分なりにアレンジしていきましょう。このようなことに積極的に取り組むと、精神的な勉強の苦痛が減っていきます。

勉強を毎日続ける工夫に前向きになると、「勉強しなきゃ」というイヤな気持ちになりません

勉強を毎日続けるためには、まず「なぜ勉強をするのか」という目的を明確にし、小さな目標を立てることが大切です。また、勉強する環境やルーティンを整え、無理のない方法で続けられる工夫をすると、習慣化しやすくなるので、ぜひ試して、みてください。

さらに、親御さんや先生にサポートしてもらうと、勉強の孤独感がグッと減るので、一人では続けにくい勉強も続けやすくなります。成果を実感する自分なりの仕組みを作っておくと、やる気が出ないことに怯えることも減ってくるでしょう。

勉強を無理に楽しもうとする必要はありませんが、少しずつ工夫を重ね、勉強を日常の一部にしてしまうと、よりスムーズに取り組めるようになるはずです。

焦らずに少しずつ、自分に合った方法を見つけ、また、もっと自分にピッタリ合うようアレンジしていくなど、勉強を続ける工夫を積極的に取り組むと、勉強の苦を感じなくなるので、前向きにやってみてください。