子どもが不登校だと親もしんどい。悩み過ぎた時に試して欲しいこと
お子さんが不登校になってしまうと、親御さんはヘトヘトになってしまいますよね。
「明日は学校に行くかな…?」
「何を言ってあげたらいいんだろう…」
「今日は何か変化があるのかなぁ…」
親御さんは心配のあまり、さまざまなことを考えると思います。
でも…親御さんが疲れきってしまったら、お子さんはもっと不安な気持ちになります。なぜなら、お子さんは親御さんのことをよく見ているからです。
ここでは、悩み過ぎた時に試して欲しい対処法や考え方を紹介します。親御さんの心が少しでも楽になれば嬉しいです。
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どうして、子どもが不登校だと親もしんどいの?
どんなお子さんだろうと、子どもを持つ親御さんは大変ですが、それに不登校が加わると、もうヘトヘトになってしまいます。
ただ理由や原因がわかっていると、なにが起こっても想定内の出来事になるので、疲労感も軽減します。親御さんがしんどい理由を知っておきましょう。
原因①無言のプレッシャーを感じてしまう
親御さんとしては、どうしても世間の目が気になります。親として「子どもを学校に通わせられない」といった目で見られることも多いですし、周囲の視線や噂話に心が疲弊することがあります。
また、他の家庭や子どもと比較され、「なぜうちの子は…」という社会的なプレッシャーを感じることもあります。
原因②子どもの将来を考えると不安感でいっぱいになる
不登校になってしまうと、学歴の心配があります。望んでいた学校へ進学できない、その先の就職先も限られてしまう…と、未来のことが心配でたまらなくなります。
また、少しでも将来の展望を明るくしようと考えると、勉強の遅れをなんとかしなければならず、新たな悩みが生まれてしまいます。
原因③子どもに信頼されてないと気づきショックを受ける
子どもが不登校になると、親子関係がぎくしゃくし、コミュニケーションがうまく取れないことがあります。親としてどのように接するべきか悩みます。また思春期の子どもは親と距離を取りたがるものなのですが、不登校当初はそれが受け入れられず、「ここまで信頼されてないんだ」とショックを受けます。
原因④強い孤独感を感じる
子どもの不登校について相談できる相手はどこのご家庭でも少ないものです。ですが、そのような周囲の状況も見えないので、強い孤独を感じてしまいます。
また、子どもが不登校になることで、自分の育て方が間違っていたのではないかと自己否定に陥ることがあります。自分を責めてしまうと、深い溝に落ちていくようで、なかなか浮上できません。
原因⑤思ったようにサポートしてもらえない
学校や行政からのサポートが十分でないと感じることが多く、親が一人で抱え込む状況が続くことがあります。
親御さんは覚悟を決めて行政に支援をお願いに行くので、これは相当なストレスになります。さらに、地域によっては、不登校に対する支援が乏しいところもあり、まるで世間から見放されたような気持ちになってしまいます。
知っておくと安心できる、不登校を気にしなくても大丈夫な理由
お気づきだとは思いますが、不登校は何も特別なことではありません。ですから、親御さんは、特に気に病む必要もないのです。そう思える理由を紹介していきます。
理由①学校以外にも学べる場所がたくさんある
オンライン学習
現在は、インターネットを通じてさまざまな学びの機会が提供されています。オンライン授業やEラーニングプラットフォームを利用することで、自分のペースで学ぶことができます。例えば、好きな時間に授業を受けられる「スタディサプリ」や「YouTube学習チャンネル」など、オンライン学習の場は学校よりも充実しています。
家庭教師や個別指導
不登校になってしまう子は、勉強が一人でできない、勉強が苦手な子が多いです。ですから不登校はよい機会なので、家庭教師や個別指導塾で、お子さんに合ったやり方で勉強をし直すことができます。集団授業ではどうしても目が届かない場合がありますが、マンツーマンなら勉強の苦手を感じることなく、遅れを取り戻せます。
理由②子どもの個性や興味を大切にできる時間が持てる
不登校のメリットは、何と言っても自由な時間が増えることです。その時間で、お子さんの興味あること、好きなこと、やりたいことに時間を費やすことができます。アートや音楽、野外での体験など、学校では得られないスキルや経験を身につける良い機会と言えます。
また、 学校では一律の教育が行われますが、不登校であれば、子どもの個性をより深く理解し、尊重することが可能です。
内向的な性格なら、自宅で落ち着いて自分のペースで学ぶことができますし、じっとしていられないなら、短時間ずつの学習時間で勉強を進めればいいのです。
学校に通っていれば問題になってしまうことが、実はただの個性だったことにも気づけます。
理由③不登校は、子どもと親の信頼関係を再構築する絶好のチャンスとなり得る
子どもの本音を知る機会
不登校は、子どもが普段言い出せない悩みや不安を打ち明ける良い機会です。子どもの声に耳を傾け、本音を知ることができるので、親子の絆を深めることができます。
子どもの世界を知り、親が理解を深められる
不登校は、子どもの日常生活や興味あること、価値観などを、より深く知るチャンスです。親が子どもの世界に関心を持ち、理解を深めると子どもは喜び、信頼関係がさらに深くなります。
親御さんも時間を捻出しようと心がける
また、不登校にでもならないと、お子さんも親御さんも忙しくて、ゆっくりできる時間が持てませんが、学校に行かないなら時間は作れます。親御さんも、お子さんのための時間を捻出しようとスケジュールを見直すことができます。
親の存在感の大きさを再確認できる
お子さんが思春期になってから、親の存在価値が薄くなっているように感じる親御さんは多いのですが、子どもは親の存在に安心感を覚えるものです。不登校は、親が子どもの気持ちに寄り添い、支えることで、子どもは「親は自分の味方である」という安心感を持つことができ、またそのようなお子さんを見ると、親御さんも親の存在の大きさを再確認することができます。
子どもの自己肯定感を底上げできる
親が子どもの気持ちを受け入れ、サポートすると、子どもの自己肯定感はグングンアップしていきます。その結果、お子さんは、より前向きな気持ちで未来に向かうことができるようになります。
不登校にならなければ、決してここまで気を配ることは難しいです。
お子さんに合った新しい道を模索するチャンス
不登校は、お子さんにとって自分に合った新しい道を模索するチャンスでもあります。子どもは自分のペースで成長し、新たな可能性を見出すことが可能になるのです。
結論
不登校は、親子の信頼関係を深めるチャンスであり、共に困難を乗り越える経験を通じて、親子の絆が強化されるきっかけになります。子どもが不登校になってしまっても決して焦らず、お子さんと一緒に歩いていく覚悟を決めると、新たな人生をスタートさせることができます。
また、親御さんの心の余裕が、子どもの成長にとって非常に大切です。どうか親御さん自身もリラックスして、これからは、ゆったりした時間を過ごすよう心がけてください。
親御さんの心がフッと楽になる、3つの対処法とは?
心の負担を楽にする対処法その1 距離を取る
『出掛ける時も必ず子どもに声を掛ける』『子どもが家にいるから出かけられない』そう思っていませんか?
ずっと同じ人と一緒にいること、一人になる時間がないことは、お子さんにも親御さんにも負担です。
「心配のあまり目を離せない」と不登校の始めのうちは思うかもしれませんが、心理的にも物理的にも適度な距離は必要です。
少しだけでも距離を取れば、気分転換になり、心配する気持ちが軽くなっていきます。お子さんのためにと思ってしまう気持ちはよく分かりますが、お互いのためにも、適度な距離を取る様にしましょう。
心の負担を楽にする対処法その2 「楽しむこと」を罪と思わない
「子どもが不登校なのに、自分だけ笑ってるなんて…」これは一生懸命で真面目な親御さんによくあるパターンです。でも親御さんが笑ってないのに、不登校で落ち込んでる子が笑えるようになるでしょうか?
『お子さんの将来にかかわること』だからこそ、手助けしてあげたいなら、まずは親御さんが、楽しく幸せである必要があります。
お子さんは大人が想像するより、ずっと多く、親御さんのことを観察し、気持ちを察しています。だからこそ、お子さんよりも先に、親御さんが笑っていることが、とても重要になります。
心の負担を楽にする対処法その3 お子さんから解放される
不登校今日、明日にどうにかなる問題ではありません。長い時間がかかりますが、お子さんは必ず自分から動き出します。
お子さんが自分から動き出すまで、焦りは禁物。周囲の大人がアレコレ考えたところで焦る気持ちが増すばかりになってしまう可能性も。
ですから、親御さんは一度、お子さんから解放されてしまって大丈夫なのです。
解放されると言っても、「どうやって?」と思いますよね。ごく一般的な方法をご紹介しておきますので、いろいろ試してみてください。
・子どもに学校のことや勉強のことは、一切何も言わない
・子どものことは家庭教師やスリースクールなど、第三者にまかせる
・親御さんの趣味の世界を充実させていく
・外出する機会を増やしていく
・自分のことは自分でやる!を合言葉に、家族全員で家事への取り組み方を変える
「…そんなこと言われても、やっぱり心配で」と思うかもしれません。でもこんな経験はありませんか?何か難問にぶつかった時、悩んでいる最中には名案は浮かばず、ふとお風呂に入っている時に「そうだ!」と、アイデアが浮かんできた…。
これと一緒で、お子さんの不登校という悩みごとに関しても、ちょっと離れて様子を俯瞰して見たら、今までとは違った景色が見えてくるものです。
思い悩むばかりではなく、いつもと違った行動を取ることで、フッと気づくこともあるのだと考えてみてください。
勉強のことだけでも、第三者に任せてみよう!
不登校かどうかに関わらず、思春期のお子さんはデリケートで、「どうしてあげたらいいの?」「何をすればいいの?」と、接し方をいろいろ考えてしまいますよね。
まずは自分一人で思い悩むことをやめ、「お子さんから離れてみる」ことで、今までは見えてなかった景色が見えてくるものです。
また中学生ともなると勉強も難しく、「親がどうにかしてあげられる」レベルではないことも多くあります。まずは勉強のことだけでも、塾や家庭教師にあずけてみませんか?
今まで頑なだったお子さんも、第三者には心を開きやすく、すぐに仲良くなれるケースがたくさんあります。お子さんも「勉強のことは先生に聞ける」という安心感を持てれば、心が軽くなります。
私たちゴーイングにも、ぜひお悩みを預けていただけたらと思います。相談だけでも大丈夫ですので、気軽にお電話くださいね。