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不登校の回復期/子どもに寄り添う初期・中期・回復期のサポート法

お子さんが不登校でいると、親御さんとしては心配でたまりませんよね。
なんとか学校に行けるようになって欲しい。そう思うのは当然の事です。

ですが、焦るのもよくありません。
不登校には回復期というものがあり、徐々に段階を経て元気を取り戻していくので、お子さんを観察し、段階にあったサポートをしながらゆっくりと見守ってあげて欲しいのです。

そこでこの記事では、不登校の3つの段階を簡単に解説し、さらに詳しい7段階も解説していきます。段階をなるべく詳しく知ると、今お子さんはどういう状態で、どんな支援を必要としているのかが分かるようになりますので、親御さんのサポートの参考にしていただければ嬉しいです。

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不登校の回復期ってどんな状態?

お子さんが不登校になってからしばらく経つと、「少し元気になってきたかも?」と思えてくる時期にはいります。これはお子さんが「回復期」に入ったサインかもしれないのですが、だからと言って、すぐに学校へ行けるとは考えないで欲しいです。

不登校の回復期とは、お子さんが少しずつエネルギーを取り戻し、学校や社会との関わりを考えられるようになる時期のこと。

ここが重要です。あくまでも、まだ、【考えられるよう、心に少し余裕ができた】だけなのです。

「回復した=すぐに学校へ行ける」と捉えてしまう親御さんは多いのですが、お子さんはまだまだ不安や葛藤を抱えているのです。

とは言え、親御さんが少しでも早く安心できるよう(親御さんの気持ちの安定も、お子さんの回復に大きく影響します)、回復期に入ったサインを紹介しておきます。

・家での会話が増える(今までより明るく元気におしゃべりする)
・外に出ることが増える(コンビニや図書館以外にも出かける)
・勉強や学校について話す(完全に拒否している感じでもない)
・何か新しいことに挑戦する(ゲームで大丈夫!)

回復期は「良くなったり、悪くなったり」を繰り返すもの。「元気になった!」と思ったら、次の日にはまた部屋に閉じこもってしまう場合もあります。

ですがこれは、誰だってそうですよね。元気な日もあれば、調子が悪い日もある(余談になりますが、今の私たちは、これを気持ちだけの問題をとらえていますが、実は身体の体温が微妙に上下することで起こります。ですから、ただの自然現象と言えます)。

回復期のサインを感じたら、親御さんは「元気になってきたな。よかったよかった」と、ただひたすら安心していて欲しいと思います。
繰り返しますが、親御さんの気持ちが安定してなければ、お子さんは決して回復できません。

不登校の3つの段階のサインと特徴|初期・中期・回復期

不登校の状態は、大きく3つの段階に分けられることは、このページをお読みの方にはすでにお分かりかもしれませんね。ですが、親御さんにはしっかりと頭に入れて欲しいので、ここで、あらためて段階別のお子さんの様子や気持ちを紹介しておきます。

初期のサインと特徴

この段階は、不登校の始まりとも言える時期です。ここで「うちの子が不登校なんて…」と、お子さんの気持ちを受け止められず、「調子が悪い」と言っているお子さんに対し、「甘えなんじゃないの?」という対応をしてしまう親御さんもいます。
お子さんの不登校を認めたくない気持ちは痛い程わかりますが、日々弱っていくお子さんの本当の姿をみてあげてください。

・朝だけ体調不良になる(頭が痛い、お腹が痛い、気持ち悪いなど)
・学校を休めると治る
・「学校に行きたくない」と言う
・無言で登校を拒否する
・イライラしている
・親に八つ当たりする
・よく眠れていない
・食欲がない

この時期のお子さんにしてはいけないこと
・無理に登校させようとする
・「どうして学校に行かないの?」と問い詰める

してあげて欲しいこと
・「うちにいれば安心」と思わせてあげる

中期のサインと特徴

学校を休むことが定着したので、お子さんは少し安心しています。ですが、身体共にヘトヘトなので、なにもやる気が起きなくなっている時期です。ずーっと布団にもぐって出てこないとしても、そっとしておいてあげてください。体力が回復してきたら、暇になって出てきますから。

・ずっとゲームやスマホをしている
・昼夜逆転しつつある
・学校の話をすると怒る
・学校の話は聞こえないふりをする
・ぼーっとしていることが多い

この時期のお子さんにしてはいけないこと
・「この先どうする?」などと、先を考えさせる
・「勉強したら?」と一番いやな声掛けをする

してあげて欲しいこと
・見守りつつ、ほおっておいてあげる

回復期のサインと特徴

少し元気になってきて、周りをみる余裕がでてくる時期です。親御さんとしても、やっと「ああ、よかった」と思える時期になります。でも、決して焦って「じゃあ学校に行けるのか?」と思ってはいけません。
お子さんは、ちょっとだけエネルギーを取り戻しただけなのですから。

・「ちょっと外に出てみようかな」と言うことがある
・ゲームとスマホ以外のことも時々やれる
・冗談を言ってふざける
・学校の話をしても、多少なら聞ける

この時期のお子さんにしてはいけないこと
・「学校どうする?」「勉強どうする?」とお子さんに前向きを強要する
・「友だちと遊んだからいいのに」などと、突き放す

してあげて欲しいこと
・「カフェでお茶しようか?」など、お子さんの好きなものを全面に押し出しながら外へ連れていってあげる
・一緒におしゃべりする
・もしお子さんが暗い話題を口にしても(例「学校にどうしても行かないくちゃダメ?」等)、「そうだよね、行きたくないよね」と共感する

さらに詳しい不登校7段階とは(3つの段階との関係)

不登校は「初期・中期・回復期」の3つの段階に分けられますが、さらに細かく見ると、7つのステップを経て回復していくと言われています。
お子さんの様子を見守りながらサポートするには、できるだけ細かい段階の方が分かりやすいので、さらに7段階を解説していきます。
子どもの様子を紹介しますので、「うちの子だったらこんな感じになるだろうな」と変換しながら読んでみてくださいね。

第一段階『不登校開始期』

学校に行くのが辛くなり、登校を拒否し始める時期。

・朝になると調子が悪くなる
・「行きたくない」と言う
・泣いたり怒ったりする

お子さんは、苦しんでいる状態です。絶対に「なぜ行きたくないの?」となどと問い詰めないでください。

第二段階『悩み苦しむ時期』

「学校へ行かなくちゃ」…という気持ちと、行けない自分への罪悪感で死にそうな気持ちになる。

・「どうせ自分なんて…」と言いだす
・メンタルが不安定で過敏になる

お子さんは大きな葛藤を抱えて自己肯定感が下がる一方になってしまっています。励まされるのは苦痛です。鬱の人に「頑張って」が禁句なのと同じです。
していいのは共感だけです。

第三段階『エネルギー補充(無為)期』

精神的な辛さが少し和らぐが、無気力に。これは子ども自身にエネルギーが残っていないからで、怠けでは決してありません。

・一日中ゲームやスマホをしている
・かと思えば、ボーッとしている
・昼夜逆転

この時期は、エネルギーをためるための「休息期間」。「ダラダラしている」とイラつくかもしれません。ですが「今までどれだけ我慢していたんだろう?」と、不登校になる前のお子さんの辛さを想像してあげてください。

第四段階『エネルギー再活性期』

何かやってみようかな、という気持ちが少し出てくる。エネルギーが溜まってきて、【暇】を感じる余裕が出てきたのです。

・おしゃべりが増える
・「学校どうしようかな…」とポツリと言う

不安はあるものの、「このままじゃなぁ」と自分の人生を見渡せるようになってきています。ですが、行動に移すと必ず後戻りしてしまうので、まだ先を見据えた行動に出ない方がよいです。

第五段階『再活動希望期』

ここまで来てようやく、「この先どうする?」を親子で一緒に考え、悩みだしてもいい時期に差し掛かります。学校に戻るだけでなく、フリースクールなどのいろいろな進路を提示してあげても大丈夫です(無理強いはダメです)。

・「学校どうしようかな?」と考え始める
・一人で街に出て買い物などにいく
・友達と連絡を取ることがある

一見、元気そうでも、まだまたメンタルは不安定なので、「やっぱり無理!」と後戻りすることもあります。そんな場合は、「そうだよね、無理だよね」と、共感を忘れずに。

第六段階『リハビリ(不安定活動)期』

・登校を試してみる
・学校に行けても、途中で帰ることがある
・行ったり行かなかったりを繰り返す
・午前だけ保健室登校なら平気な場合もある

「行ける日があるだけでOK!」ではないでしょうか?親御さんとしては「以前のように戻って欲しい」と思いがちです。でも忘れないでください。以前の生活は、お子さんに大きな無理と負担があったので、不登校になったのです。

第七段階『完全登校・社会復帰期』

・ほぼ毎日登校できる
・友達や先生とも話せる

不登校の状態から完全に抜け出したと言えるかもしれませんが、現在の生活は以前の生活スタイルと変わっていますか?お子さんの負担を取り除いてあげてないと、多少の期間は登校できても、また不登校になってしまいます。
不登校は無理を続けた結果の現象です。

不登校の段階ごとに求められる対応

不登校の子どもへの対応は、段階ごとに変わってくることは、ご理解いただけていると思います。ですので、三段階ごとの親御さんの対応を紹介しますが、あくあでも一般的な例ですので、「うちの子にはこうしてあげればいいかな?」などと、ご家庭なりに工夫をしてあげるようしてください。

初期の対応で一番大切なこと
・子どもの心に寄り添って話を聞いてあげる

不登校の初期は、子ども自身が不安やストレスを強く抱えている時期です。この段階では、子どもの気持ちに寄り添い、しっかり話を聞くことが重要です。また絶対に、無理に学校に行かせようとしないでください。そんなことをすれば、お子さんはもう、親御さんに心を開かなくなってしまいます。

・子どもの話に耳を傾ける(否定せず、受け止める)
・「学校には行って当然」というプレッシャーを与えない
・安心できる環境を整える

中期の対応で一番大切なこと
・ヘトヘトに疲れ切っている子どもの心身の回復を手伝う

学校を休む期間が続くと、生活リズムが崩れ、自信を失ってしまう場合があります。ですが、昼夜逆転も初めは多めにみてあげてください。
元気になってきたら、徐々に生活リズムを整えていけばよいだけですから。今はまだまだ、お子さんの好きにさせてあげて欲しいです。

・決まった時間に食事を出す
・ゲームでいいので、好きなことさせてあげる
(達成感を味わえるようにしてあげて)
・玄関やお風呂掃除を任せる
(やったら毎日、うんと褒めてあげる)

回復期の対応で一番大切なこと
・無理のない範囲で登校刺激を与え、外部と接触できるよう手伝う

子どもは、少しずつ元気を取り戻してくると、「学校どうしようかな?」と自分で考えだします(自分の人生なのですから当たり前です。大人はそれをまってあげればよいのです)。
あくまでもお子さんが言い出したことの補助的な感じで、外部との接触を手伝ってあげてください。焦って無理をさせないように。

・友達や先生と連絡をとる機会をつくる
・保健室登校など短時間だけの登校例を伝える
・フリースクールやオンライン学習など、学校以外の選択肢を伝える

不登校の子どもが回復するのに必要なこと

不登校から回復していく場合、絶対に無理をしてはいけません。大人は焦って先へ進みがちですが、進む速度はお子さんにまかせっきり(子どものペース)でなければいけません。
親御さんがしていいのは、

・家の中を居心地よくする(家族の仲も含めて)
・お子さんの自己肯定感を上げてあげる

この二点だけです。

さらに、以下の点をサポートしてあげて欲しいです。

・今までの生活スタイルから無理を排除する
・自己肯定感と自尊心を高めてあげる

自己肯定感と自尊心については、次の項目で詳しく解説しますので、この項目では、お子さんの無理を排除する方法について解説しておきます。

今までの生活スタイルから無理を排除する方法

繰り返しお伝えしますが、子どもが不登校になったのは、今までの生活に無理があったからです。ですから、お子さんの今までの生活スタイルを見直し、どこに無理があったのか、なにを取り除いたらラクになるのか、お子さんと一緒に探っていく必要があります。

子どもが「頑張りすぎていたこと」や「ストレスを感じていたこと」を少しずつ減らし、無理しなくても楽しく生活していける新しいスタイルを作り上げてあげましょう。

まず最初に、一緒に考えるとよいこと
学校って絶対行かなくちゃいけないの?

「学校に行かなければならない」って、不登校の子どもにはとても負担なのは、ご理解いただけるかと思います。不登校の子どもは、「行かなきゃいけないのに行けない」という気持ちに苦しんでいることが多いからです。

でも本当に学校へは行かなくてはいけないのでしょうか?そんな義務はありませんし、義務教育とは、子どもが学べる権利であって、義務ではありません。
とは言え、親御さんとしては「学校に行かないこと」がとても心配になるでしょうから、新しい学び方を考えてはどうでしょうか?

学校へ行かなくても学べる方法
学校に行かなくても、学びの機会を得る方法はいくつもあります。不登校の子どもにとって大切なのは、「学びの場」があることと、「自分に合ったペース」で学べる環境を見つけることです。そのために、以下のような選択肢があります。

1. フリースクール
フリースクールは、学校に通えない子どもたちが安心して学び、交流できる場所です。学習支援だけでなく、友達を作ったり、興味のある活動をしたりする機会もあります。

・学校とは違う雰囲気で、自由度の高い学びができる
・個別対応が多く、自分のペースで勉強できる
・他の不登校の子どもと出会えるため、孤独感が減る

2. 通信教育・オンライン学習
タブレットやパソコンを使った学習は、自宅でできるため、不登校の子どもにとって負担が少ない方法の一つです。

・学校のカリキュラムに沿った学習ができる(進研ゼミ・スタディサプリなど)
・自分のペースで進められるため、ストレスが少ない
・動画授業やAIを活用した学習で、理解しやすい

3. ホームスクーリング(家庭学習)
親が主体となって、子どもの学習をサポートする方法です。教科書や市販の問題集を活用して、好きなことを深掘りしながら学ぶこともできます。

・学校の授業にとらわれず、子どもの興味に合わせた学びができる
・「好きなこと」を伸ばすことで、学ぶ楽しさを取り戻せる
・無理なく学習習慣をつけられる

4. 適応指導教室(教育支援センター)
各自治体が運営する、学校に通えない子ども向けの学習・相談支援の場です。学校復帰を目的としていますが、必ずしも復帰しなければいけないわけではありません。

・少人数制で安心して過ごせる
・教員やカウンセラーがサポートしてくれる
・学校以外の居場所として活用できる

5. 通信制高校(中学生向けの体験プログラムもあり)
中学生の場合、高校進学を見据えて通信制高校の体験プログラムを活用するのも一つの手です。通信制高校ではオンライン授業やスクーリング(通学日)を組み合わせて学習するため、不登校の子どもにも向いています。

少しずつ取り入れていくとよいこと
心身の回復を手助けしながら、生活リズムを子どもに合わせて整える

無理に早起きさせたり、決まった時間に勉強をさせたりするより、子どもが心地よく過ごせるリズムを見つけてあげましょう。今の段階で、社会的な時間の制約に縛られることはありません。人間の時間のリズムは、本来もっと自由な時間です。

・「昼夜逆転を完全に直す」よりも「少しでも体が楽になる」ことを優先した生活リズムで暮らしていけるよう手助けする
・軽い運動や日光浴を取り入れる

初めのうちは無理でしょうが、少しずつ元気になってきたら、ぜひ自然に触れる機会を増やしてあげてください。公園を散歩するだけでも違います。自然に触れているうちに、人間が本来もっているエネルギーが蘇ってきます。

お子さんにこれ以上、無理をさせないために必要なこと
生活の中でストレスになっているものを排除する

学校のことだけでなく、家庭内の環境や生活習慣の中にも、子どものストレスはたくさん隠れています。「そんなことないでしょ」と大人は否定しがちですが、その対応がまずストレスになっていることに気がついてあげてください。

ストレスになっているものを見直すためのチェックリスト
✅ 学習に関すること
・塾は必要か?(通うことが負担になっていないか? 自宅学習で代替できないか?)
・勉強時間はどれくらいが適切か?(学校と同じような時間にする必要があるか? 子どもの負担になっていないか?)
・学習方法は合っているか?(教科書学習だけでなく、動画やアプリ、フリースクールなどの選択肢はあるか?)

✅ 生活習慣に関すること
・朝起きる時間や夜寝る時間は無理がないか?(学校に合わせすぎストレスになっていないか?)
・食事のリズムはこれでいいか?(無理なくエネルギーを補給できているか?)
・運動不足になっていないか?(適度な運動やリフレッシュの時間を作れているか?)

✅ 人間関係に関すること
・家族との関係はストレスになっていないか?(無意識にプレッシャーを与えていないか?)
・学校の友達との関わり方は適切か?(無理に関わる必要はないが、孤立しすぎても不安が強まることはないか?)
・SNSやネットの環境はストレスになっていないか?(他人と比較して落ち込んだり、誹謗中傷に晒されていないか?)

✅ 学校との関わり方に関すること
・今の段階で学校とどのような関係を持つべきか?(学校からの連絡が負担になっていないか? 無理のない範囲で情報を受け取れているか?)
・部活はどうするか?(続けるべきか? 休部や退部の選択肢も考えるべきか?)
・学校復帰を焦っていないか?(無意識に「そろそろ行けるはず」とプレッシャーをかけていないか?)

このような項目をひとつずつ見直し、お子さんにとって何がストレスになっているのかを、ぜひ親子一緒に考えてみてください。
このようなことを親御さんと話すだけでも、お子さんの心がスーッと軽くなるはずです。

不登校の回復には自尊心を高めることが必要

不登校の子は、今まで起こった様々な事に傷つき、自尊心がボロボロになっています。だからそれを高めてあげれば、お子さんは自然に元気になります。
子どもの自尊心を高めてあげるにはどうしたらいいのか、その方法を紹介しておきます。

自尊心ってどんなもの?

自尊心とは実用日本語表現辞典によると『自身を優れた存在・価値ある存在・意義ある存在であると位置づける気持ち』です。

不登校になった子は、自分を優れた存在、価値のある存在と思うのは難しいです。今まで様々な事に傷ついてしまった為に、自分自身を追い込んでしまっているのですから。

さらに自尊心が低いままだと、マイナス思考が強くなってしまいます。このような状態で学校に行ったとしても、すぐに心が折れてしまい再度、不登校になってしまう事も…。
だからこそ、お子さんが早く元気になれるように、自分で自分の事を傷つけてしまわないように、自尊心を高くしてあげる必要があるのです。

子どもの自尊心を高める方法とは?

お子さんの自尊心を高めてあげるには次の4つの方法があります。これはとっても重要な事なので、ぜひ実践していってあげてください。

①:褒める
人は誰でも、他者に褒められたり、認められたりする事で初めて自信につながります。でも不登校の子は、外に出る機会が少ないので、人から褒められるチャンスも少ないのです。
だからこそ、一番近くにいる親御さんがたくさん褒めてあげ、プラスの言葉をかけてあげる必要があります。

思春期のお子さんは、初めは褒められるのに抵抗を示し「うるさいな」と言うかもしれません。でもそれでも声をかけ続ければ、きっとお子さんの心に届きます。
褒め続けてあげる事で、自尊心は少しずつ高まります。

②:成功体験をさせる
成功体験は自信につながります。でも褒められる体験と同じように、不登校の子は成功体験をするチャンスが少ないです。

成功体験とは、部活で優勝する、コンクールで優勝するといった大きなものでなくてもいいのです。たとえそれがゲームであっても、最後までクリアしたら、それは立派な成功体験。

まずはお子さんに、いろんな事を体験させる事から始めてみてください。
お風呂場の掃除を担当してもらい、3日、1週間、1ヶ月と褒め続けてあげれば、続ける事ができます。もし3日で終わっても、「3日もできたね!」と沢山、称賛してあげてください。できるだけ多くの成功体験が積めるよう、ご家族でいろいろ試してみてください。

③:比べるのは過去の自分だけにする
自分の事を、つい周りの人と比べてしまう事ってありますよね。
でも周りと比べるのではなく、お子さんには過去の自分とだけ、比べる習慣をつけてあげてください。周りの人はできるのに、自分はできないという感情を抱く時点で、お子さんは自信をなくしてしまいます。

自分の事を周りの人と比べるような事を言ったら、親御さんから「でも○○ちゃん、前はできなかったけど、今はできるよ?」と過去の自分と比べるように意識をシフトさせてあげてください。
このようなトレーニングを行っていくと、学校へ再登校した時も比べる対象が周りではなく、自分になっていきます。

④:ネガティブな自分も受け入れる
子どもはよく、「どうせ自分なんて…」「なにもできないし…」とネガティブな言葉を言ったりしますよね。でもそれを丸ごと否定はしないでください。
ネガティブな事を言ってしまう気持ちも、当然、誰だって持っています。

お子さんがネガティブな発言をしても、ネガティブな考えを持っても、自分で「まあ、いつもの事だし」「これからできればいいし」といった前向きな方向へ持っていければいいのです。

自尊心を高めるのにおいて大切なのは、今ある自分を受け入れるという事。
これが一番、重要です。
今いる自分を受け入れて初めて、初めて少しずつ前に動きだすのです。

不登校の自尊心は少しずつ高めてあげるのがポイント
自尊心という言葉だけを聞くと、とても難しい事をしなければいけない気がするかもしれません。でも全部、日常生活の中でご家族の方がやってあげられる事です。
やれる事から、どんどん実践していってあげてください。どんなに小さな事でも褒めてあげて、お子さん自身を認めてあげてください。
そうされることで、初めてお子さんは「今までの頑張りが報われた…」と感じ、ホット一息つけるようになります。そして「このままで自分は大丈夫なんだ!」と思うことができ、自尊心を回復していけるようになるのです。

不登校を回復させる一番のサポートは、親御さんが安定した気持ちでいること!

不登校はすぐに解決できることではありません。長い時間をかけながら、段階を踏んで少しずつ回復していきます。親御さんはサポートの方法を間違わない様、お子さんの状態をよく観察し、それぞれの段階に合った支援ができるようにしてあげてください。

回復期に入ると、お子さんはエネルギーを取り戻し始めますが、「元気になった=すぐに学校へ行ける」というわけではありません。むしろ、この時期は焦らずに見守ることが最も重要です。ここで焦ってしまうと、もし登校できたとしても、またすぐ不登校になってしまう場合が多く、そうなると、不登校をどんどんこじらせてしまいます。

また、不登校には3つの段階だけでなく、7つの細かいステップがあり、それぞれの時期に適した関わり方が必要です。

しかし、どんな時期であれ、親御さんに一番心得て欲しいのは、親御さん自身が安定した、おだやかな気持ちでいること。そして落ちついてお子さんんに対応してあげることです。

親御さんが落ちついて、どっしりした気持ちでいれば、極端な言い方をすると、多少、サポート法を間違ってしまっても、お子さんはそう不快を感じません。なぜなら、お子さんの方も親御さんをよく観察して、親御さんの心の動きを読み取っているからです。

親御さんが安定していれば、お子さんも安心して次のステップへ進むことができます。お子さんの気持ちに寄り添いながら、焦らず一緒に歩んでいけることを願っています。

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

メッセージ:
小学校時代、いじめや人間関係の悩みから不登校を経験。学校に行けなくなり、自分に自信をなくした時期もあったが、勉強を通じて少しずつ自分を取り戻していった。そんな経験から、不登校で悩む子どもたちに寄り添い、安心できる環境を提供することに力を入れている。一人ひとりの状況に合わせた指導で、学ぶ楽しさや自信を取り戻す手助けを行っている。

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