『不登校』と定められる明確な出席日数と、『登校拒否』の違いは?
「もしかしたら不登校になっちゃうかも」「最近、不登校気味…」という会話がお母さんの胸の中や、家族の中で飛び交ったことはないでしょうか?
ちなみに、実際のところ何日休んだら不登校となるか知っていますか?
実は不登校にも定義があります。
ここでは不登校についての定義と、以前は多く聞かれていた登校拒否との違いについて説明したいと思います。
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不登校って何日休めばそうなるの?
不登校と言われる子は大きく日数で分けられています。
・年間30日以上の欠席がある
・月に7日以上の欠席がある
義務教育期間の子どもは上記の日数を休むと不登校、あるいは不登校傾向の児童・生徒という風に定められます。
しかしながら、これにはポイントがあり、あくまで病欠以外の欠席のみがカウントされます。
つまり、気持ちの問題での欠席が30日以上あれば、不登校と認定されますが、腹痛や頭痛といった病気で欠席だった場合は日数にカウントされないのです。
不登校と登校拒否って何が違うの?
最近ではあまり登校拒否という言葉は使われなくなってきました。
不登校と登校拒否は同じことを指すと思われていますが、実は全然違うのです。
・不登校…登校したいが登校できない子ども
・登校拒否…登校はできるが、登校しない子ども
2点の大きな違いが分かりますか?
登校できるかどうかがポイントとなります。
つまり、不登校はいじめや何らかの原因で登校できなくなってしまった子どもを指し、登校拒否は登校することはできるが、非行やサボリで登校しない子どものことを指します。
一昔前であれば明確に分けていたことも、発達障害が隠れていたり、家庭環境の影響で精神的に落ち着かず、学校を休みがちになった子どもがいたりと、非行やサボリに見えても背景に隠れているものまでは、なかなか見つけることができないことが多くなりました。
そのため誤解を避けることからも、ひとくくりに不登校と呼ぶようになってきたのです。
登校拒否も欠席日数は関係するの?
非行やサボリであっても欠席日数は関係するの?と思いますよね。
しかし登校拒否にも日数は定められており、登校拒否の場合は年間50日以上の欠席があった場合は、登校拒否と定められます。
不登校と多少日数は違いますが、これも病欠以外の欠席日数で判断をされるようになっているのです。
まとめ
不登校や登校拒否に定められた日数を知れば、もしかしたら気持ちが楽になるご家族の方もいるかもしれません。
逆に、不安になってしまう方もいるかもしれませんが、あくまでこの日数は目安です。
お子さんの状態によって異なる場合もありますし、教育支援センターへ行く、フリースクールに通うなど、学校へ行かなくても出席日数をプラスにしていくことはできます。
不登校や登校拒否の日数は知識として知っておけば、高校入試などの際には役立つかもしれません。