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【不登校から再登校へ】復帰するきっかけやサイン・成功事例を紹介!

「再登校のきっかけってどんなこと?」
「なにか大きく行動しないとダメかな?」
「きっかけをつかむコツってあるの?」

こんなことでお悩みではありませんか?

不登校になってしまった子や、そのご家族の方は、「早く再登校したい」「再登校するにはどうしたらいいの?」と考えていることが多いです。

学校に行けないことに罪悪感を持つ必要などないのですが、そうは言っても、どんな子もみんな、自分に対して「このままじゃだめだ」という焦燥感を持っているので、少しでも早く今の状態から抜け出したい気持ちがあるからです。

そこでこの記事では、不登校から再登校へ復帰するきっかけやサイン、成功事例などを紹介していきます。

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子どもが不登校から回復し、再登校するきっかけとは

不登校の子どもが学校へ戻るきっかけは、それぞれ違いはあるものの、多くの子に共通する3つのポイントがあります。
再登校の3つのポイントについて、詳しく解説します。

安心できる環境

自分の居場所があり、親への信頼を取り戻せる
不登校の子どもにとって、一番大切なのは「自分が安心できる場所」を持つことです。なぜなら学校へ行けない間、家に安心できる環境があれば、落ち着いて過ごすことができるからです。

また、家にずっといるのですから、親子関係の安定も重要です。
親が「なぜ学校へ行かないの?」と詰問し、無理に学校へ行かせようしたりとすると、子どもは心を閉ざしてしまいます。
逆に、親が「今は休む時間も大切だよ」「いつでも味方だからね」と受け入れる姿勢を見せてあげれば、子どもは安心し、少しずつ前向きになることができます。

小さな成功体験

毎日コツコツと成功体験を積み上げる
学校に行けない状態が続くと、子どもは「どうせ自分なんて…」と自己肯定感を下げてしまいます。それを防ぐには、毎日、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。

例えば、

「今日は朝決めた時間に起きられた!」
「オンラインで友達と話せた!」
「外に出て買い物ができた!」

このような、何気ない小さな成功を親が一緒に喜んであげると、子どもは少しずつ「できることが増えている」と感じられるようになります。その積み重ねの日々を過ごしているうちに、最終的には「学校へ行ってみようかな」という気持ちが湧いてくるようになります。

適切な支援

復学を考えた支援を受ける
再登校をスムーズに進めるためには、学校や外部の支援を活用することが重要です。例えば、以下のような支援があるので、お子さんに合った支援を考え、要請するようにしましょう。

・スクールカウンセラーや教育相談の活用
→気持ちを整理し、安心して復学できるようサポート。

・フリースクールや適応指導教室
→集団生活に向けた練習ができる。

家庭教師やオンライン学習
→学習の遅れを取り戻し、勉強に対して自信をつける。

支援を利用しながら、子どもが「無理なく登校を再開できる環境」を整えていくとよいでしょう。

【実例紹介】子どもが再登校できた2つのきっかけ

① 家庭環境の変化

例えば親が離婚をしてしまったり、不仲だったり、家族のどなたかが体調が悪かったりしてしまうと、子どもは学校に気持ちが向かなくなってしまうことがあります。
それは、精神的に不安定になってしまうという理由はもちろんですが、親が不仲だったり離婚したばっかりの時は、自分はおいていかれるのではないだろうかという心配がよぎり、家から離れることが不安になってしまうのです。

家族に体調が悪い人がいれば、自分がいない間になにかあったらどうしようと落ちつくことができないので、子どもの中では学校どころではなくなってしまいます。

子どもが不登校になったことで、家族は更にギクシャクしてしまう可能性もあるのですが、子どもはそれを理解することはできません。
だからこそ、家庭が安定するようになると、子どもは学校に足が向くようになります。

朝は家を出るのに、途中で家に戻ってしまう子は、学校に問題があると考えることができ、学校には何も問題がないのに家を出られない子は、家庭に問題があるという見方をすることもできるのです。

このような事例から、子どもが登校しなくなった当初、どんな形で不登校になっていったかを思い出すと、登校するキッカケを見つけることができる場合もあります。

② 新しく信頼できる人と出会う

不登校になってしまうと、どうしても外部の人との関係がなくなりがちになってしまいます。ですが新しい人と出会い、その人を信頼し心を開くことができれば、気持ちは動きだします。

ここに、あくまで新しい人と書いたのには意味があります。

今まで自分と出会った人は過去の自分を知っているので、どうしてもお互いに心を開くことは難しくなってしまうからです。
そして不登校になったからこそ、新しく知り合えるようになる人もいます。

・近所のお年寄り
・カウンセラーの先生
・塾の講師や家庭教師

新しい人と結ぶ新たな信頼関係によって気持ちがリセットされ、今まで言えなかったことを言えたりすることで、登校するキッカケにつながったりします。
人に出会うことによって、外に出るキッカケを作ってあげることができるのです。

信頼できる人と出会うのは難しいことかもしれませんが、人は一人では生きていけません。新しい出会いを見つけることができれば、きっと何かが動き出すはずです。

不登校の子が再登校できるパターンは?・・・不登校のきっかけを解消・改善

不登校の原因が、今もまだ解決していないご家庭は多いと思います。どんなことであれ、そう簡単に解決できないのは当たり前なのですが、未解決の原因は解消する方向に動いていないと、せっかく再登校できたとしても、再度、不登校になってしまうケースが多いです。

不登校の原因は子どもによってさまざまですが、原因によって、再登校につながるきっかけも変わってきますので、一般的な例を紹介しておきます。

友達とのトラブルが原因の場合

友達関係のトラブルは、不登校の大きな原因の一つです。いじめや仲間外れ等、ちょっとした不和が積み重なって、学校へ行きたくなくなることもあります。

再登校のきっかけとなるポイント
新しい交友関係ができる
→習い事やフリースクールで気の合う友達ができると、「学校以外にも仲間がいる」と安心し、少しずつ学校への不安が減っていきます。

学校側のサポートがある
→ 先生が間に入ってトラブルを解決したり、クラス替えで環境が変わったりすると、再登校しやすくなります。

友達との関係が修復できる
→たまたま再会した友達と話すうちに、トラブルが解消し、学校に行く気持ちが戻ることもあります。

学習のつまずきが原因の場合

学習の遅れも不登校の大きな要因です。特に、授業で理解できないことが続くと「どうせ自分はダメだ」と自信をなくしてしまい、学校生活への意欲を失くしてしまいます。

再登校のきっかけとなるポイント
学習の遅れを取り戻す
→ 家庭教師や塾、オンライン学習で少しずつ勉強をやり直すと、「これならできるかも」と自信がつく場合が多いです。

得意な科目を伸ばす
→苦手科目に焦点をあてるのではなく、好きな科目や得意なことを活かせる場ができると、学校に行くモチベーションにつながります。

先生や親のサポート
→ 「できないことを怒る」のではなく、「できたことを褒める」環境を作ってあげると、前向きな気持ちになれます。

先生との関わりが原因の場合

先生と相性が合わなかったり、厳しい指導を受けたりすると、子どもは学校に行きたくなくなります。先生に対する恐怖心や不信感が不登校の原因になっているケースは多くあります。

再登校のきっかけとなるポイント
担任が変わる
→学年が変る、またはクラス替えなどで先生が変わると、「また学校に行ってみようかな」と思えるようになります。

他の先生と良い関係を築く
→学年主任やスクールカウンセラーなど、別の先生と良い関係を築けると、学校に対するイメージが変わることもあります。

学校以外の学びの場を活用する
→フリースクールや適応指導教室で「勉強=学校だけではない」と感じられると、気持ちが楽になるので、再登校につながることがあります。

家庭環境が影響している場合(家族関係が悪いなど)

家庭環境も、不登校の大きな原因になります。家庭内のストレスが原因で、学校へ行く気力をなくしてしまう場合もあります。

再登校のきっかけとなるポイント
家のルールを見直す
→昼夜逆転の生活を整えたり、ゲームやスマホの時間を決めたりすると、学校に行くリズムを作りやすくなります。

親子関係を改善する
→子どもが安心して話せる環境を作ってあげると、悩みを相談しやすくなり、学校に行く気力が湧く場合もあります。

新しい環境に挑戦する
→ 別の学校に転校したり、フリースクールを利用したりすることで、「この環境なら通えるかも」という気持ちになれます。

不登校から再登校につながるきっかけは、子どもによって違います。 大切なのは、子どもの状況に合わせ、無理のない形で再登校への道を整えていくことです。

不登校が終わり、再登校に向かうサイン

不登校の期間が長く続いていると、「このままずっと学校に行かないのでは…」と不安になるかも知れません。 でも、子どもが少しずつ再登校を意識し始めるサインは必ず現れます。
一般的なサインを紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。

学校や勉強の話題が出る

これまで学校の話避けていた子どもが、「クラスの○○くん、元気かな」「今、みんな何の授業をやってるの?」みたいな話をするようになれば、学校や勉強への関心が戻ってきているので、否定せずに会話を続けましょう。

生活リズムが整い始める

不登校中は昼夜逆転しがちですが、少しずつ朝決まった時間に起きるようになり、夜更かしが減っていくと、再登校に向かう準備が整いつつあると言えます。

「学校に行こうかな…」とつぶやく

これは大きな前進ですが、この言葉が出たからといって、すぐに登校できるとは限りません。 子ども自身も「本当に行けるのかな」「また行けなくなったらどうしよう」と不安を感じていることが多いからです。

このとき大切なのは、親が「そうなんだね」「行こうかなって思ったんだね」と、子どもの気持ちを、ただ受け止めることです。

また、「行こうかな」と言いつつ、翌日になって「やっぱり無理かも…」となることもあるので、その場合も、「不安だよね」と気持ちを受け止めてあげてください。

「学校に行こうかな…」とつぶやいた場合は、以下のようなサポートが有効です。

・まずは登校時間に起きて練習をする
・制服を着てみる
・学校の準備をしてみる
・学校の近くまで行ってみる
・保健室登校や、短時間登校を選択肢に入れる

「学校に行こうかな」という気持ちが芽生えたときこそ、意識して見守りながら、子どもが自分のペースで一歩ずつ前に進めようサポートしていきましょう。

不登校からの復学(再登校)に向けて親ができるサポート

子どもが再登校に向けて動き出すとき、親の関わり方がとても重要になります。一例をあげておきますので、参考にしてください。

たくさん褒めて自己肯定感を育んであげる

「今日、朝起きられたね」「昨日より元気そうだね」と、どんな小さなことでも褒めてあげると、子どもの自己肯定感は高まります。 「学校に行くこと」だけを評価対象にせず、子どもの成長をしっかり認めてあげるようにしましょう。

ゆっくり悩み、じっくり考える

再登校を決意するまでには、子ども自身がたくさん悩み、考える時間が必要です。

生活リズムを乱さないようにしてあげる

生活リズムが整っていると、心身の調子も良くなり、学校へ行く準備がスムーズになります。

再登校はゴールではなく、新しいスタートです。子どもの気持ちを尊重しながら、少しずつ歩みを進められるようサポートしていきましょう。

小さなキッカケが、今までの環境を変えていく!

物事を変えていくためには、ほんの小さなキッカケが必要です。様々な場面でどんなことがキッカケになるかはわかりません。しかし、キッカケを上手く利用することができたら、物事は動き出すはずです。
ここで例にあげたことは、あくまでも参考のひとつですから、お子さんなりのきっかけを見つけるまで、親御さんはサポートしながら優しく見守ってあげてください。

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

メッセージ:
小学校時代、いじめや人間関係の悩みから不登校を経験。学校に行けなくなり、自分に自信をなくした時期もあったが、勉強を通じて少しずつ自分を取り戻していった。そんな経験から、不登校で悩む子どもたちに寄り添い、安心できる環境を提供することに力を入れている。一人ひとりの状況に合わせた指導で、学ぶ楽しさや自信を取り戻す手助けを行っている。

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