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不登校の理由「めんどくさい」に隠された本当の気持ちと対処の方法

「うちの子、学校へ行くの、めんどくさいって…」
「ただ怠けてるだけってこと!?」
「ゲームやネットならめんどくさくないの?」

こんなことでお悩みではありませんか?

不登校の子が学校へ行きたくない理由として「めんどくさい」と言うことがあります。

「めんどくさいって何!?」

と、親御さんとしては到底、理解できないような気持ちになると思いますが、実は、「めんどくさい」という言葉にはさまざまな意味が含まれていることはご存知でしょうか?

そこで今日は、「めんどくさい」の言葉の裏に隠されたお子さんの本当の気持ちをお伝えし、対処法をお伝えしていきます。



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不登校のお子さんの「めんどくさい」の裏に隠された意味とは?

不登校のお子さんが訴える「めんどくさい」の裏に隠された意味とは、どのようなものがあるのでしょう?

具体的にお伝えすると以下の通りです。

1. 本当の学校に行きたくない理由を話したくない
2. 考えるのが辛いほど疲れている
3. 家族には理解してもらえないと思っている

それぞれ解説していきます。



「めんどくさい」に隠された意味①本当の学校に行きたくない理由を話したくない

不登校のお子さんが「めんどくさい」と訴える理由の一つ目は、本当の学校に行きたくない理由を話したくないケースです。

なぜこのようなケースに陥ってしまうかというと、学校に行きたくない本当の理由は、お子さん自身で考えても恥ずかしかったり、どうでもいいことであったりする可能性が高いからです。

またイジメのケースでも、親御さんに伝えられないといったケースも考えられます。

ですから、理由を話したくないパターンの場合には、理由を聞くよりも先に、お子さんときちんと対話することのほうが重要です。



「めんどくさい」に隠された意味②考えるのが辛いほど疲れている

続いてのケースは、考えるのが辛いほど疲れている場合です。

このケースに関しては、学校に行くことが非常に辛くなりながらも、無理をして通学していたことが考えられます。

たとえば、イジメを受けていたにも関わらず、親御さんに迷惑や心配を掛けたくないと考え、無理して登校していた場合です。

強いストレス下に長期間晒されてしまうと、このような状況に陥ってしまいます。

さらに、うつ病などの精神疾患を抱えている場合もあります。

不登校の子の中でも、疲れ切った表情で常に寝ているといったような症状を抱えているお子さんの場合は、まず好きなだけ休ませてあげることを優先してください。



「めんどくさい」に隠された意味③家族には理解してもらえないと思っている

最後のケースは、家族には理解してもらえないと思っているケースです。

具体的にはご家庭内の状況が悪く、親御さん同士の仲が良くなかったり、どちらか一方から家庭内暴力を受けていたりした場合は、このような状況が起こりやすいです。

もちろん家庭内暴力の中には、言葉や態度による精神的な暴力も含まれます。

お子さんが何を話しても親御さんからの理解が得られないと思っていれば、当然のことながら学校に行きたくない理由を「めんどくさい」といって本当の理由を隠してしまうでしょう。

それに加えて家庭内暴力や精神的支配を受けている場合には、何を話しても無駄だとさえ感じているはずです。

このような状況下ではお子さんは無気力になってしまい、親御さんに対して理由をきちんと話すことを諦めてしまいます。



不登校のお子さんの「めんどくさい」を解消する3つのスモールステップ

ここまで不登校のお子さんが「めんどくさい」といってしまう裏側について解説してきましたが、このような状況を解消するための方法を、以下では解説していきます。

具体的には次の通りです。

1. 見守る
2. お子さんとの対話を増やす
3. 学校に行きたくない理由を聞く

とくに二番目の対話を増やすというのが、不登校のお子さんから理由を聞き出すためには必要なポイントです。

そのための前段階として見守る必要があるため、理由を聞き出すことを急ぎ過ぎないようにしましょう。

それでは、それぞれ解説していきます。



「めんどくさい」を解消するステップ1.見守る

不登校のお子さんの「めんどくさい」を解消する方法の一つ目は、見守ることです。

というのも、不登校になった時点で表情が疲れきっていたり、落ち込みすぎていたりする場合があるからです。

このような状況下で無理に話そうとしても、お子さんの頭の中は整理されていないですし、何よりも親御さんの声が届きません。

そのため、ある程度体調や表情が回復するまでは、見守ることを徹底してください。

しかし、2週間程度見守ったとしても、笑顔が増えず、まだまだ体調不良な場合には受診も視野に入れつつ、日常生活を行えるくらい体調を取り戻せるまで、ゆっくりさせてあげましょう。



「めんどくさい」を解消するステップ2.お子さんとの対話を増やす

ある程度お子さんの体調が戻ってきたら、対話を増やしていきましょう。

対話とは、親子という壁をなくし対等に話すことを指します。

たとえば、「なぜ学校に行かないの?」や「そろそろ学校に行こうよ」と、理由を「詰問」したり、行動を「命令」する言動は絶対NGです。

親御さんとしてはすぐに復学して欲しいと感じていると思いますが、焦ると返ってお子さんの気持ちを復学から遠ざけてしまいます。
ですからまずは、「最近の調子は?」や「家にいるとき何をしているの?」といった質問を投げかけ、日常的な会話から信頼を築いていきましょう。



「めんどくさい」を解消するステップ3.学校に行きたくない理由を聞く

お子さんとの対話ができるようになってきたら、真剣な表情で学校に行きたくない理由を伝えてもらいましょう。

学校に行きたくない理由を伝えてもらうには、何をいっても許されるといった雰囲気を作り出すことが大切です。

そのためには先ほど解説した対話を通して、お子さんに親御さんになら何を話しても許されるといった信頼を獲得しておく必要があります。

上記の理由から、学校に行きたくない理由を聞き出すためには、相応の時間を費やすと心構えをしていきましょう。

無事に学校に行きたくない理由が判明したら、その理由を解消するために、親御さんとお子さんが一緒に動けばいいだけです。



不登校のお子さんの「めんどくさい」には生活リズムの乱れもある

ここまで不登校のお子さんには、不登校になる何かしらの理由があるといった論調でお伝えしてきましたが、不登校には生活リズムの崩れも影響していることにも注意しましょう。

というのも、夜更かしして昼頃まで寝ている等の習慣があると、生活リズムが崩れて不登校になってしまうケースもあるからです。

学校でのイジメや家庭内不和など直接的な影響ではなく、生活リズムといったお子さん自身の生活習慣がそのまま不登校につながってしまうのです。

ですから、不登校になったら様子見をし、家庭内では元気で昼頃まで寝ている状態が見受けられたら、生活リズムを整えるところからスタートしてみましょう。



不登校無気力型の特徴と対策

先ほど紹介した不登校の類型は、無気力型と呼ばれることもあります。

無気力型の不登校は、楽しいことや、強く催促することで登校する傾向にありますが、これらのイベントがないと、家の中でお子さん自身が熱中できることに全力で取り組む傾向があります。

そのため、心の病を抱えているお子さんの不登校とは違う解決のアプローチを取っていく必要がありますので、以下で詳しく解説します。



前駆期の特徴と対策

不登校無気力型の段階の一つ目は、前駆期です。

前駆期とは、学校に行く意味が感じられず、日中は好きなことをして過ごす傾向にありますが、強い催促があれば学校に行くといった特徴があります。

しかし、お子さんは学校に行きたくない理由が明確に言葉に出せないため、対話を増やし親御さんには何を話してもいいという雰囲気を家庭内で作っていきましょう。



進行期の特徴と対策

前駆期からさらに進行すると、進行期と呼ばれる段階に進みます。

この段階では学校に行きたくないと明確に宣言するようになり、登校への強い催促をしても登校しません。

この状態は自分の好きなことだけをして過ごしている場合が多く、登校を指示すると逆にストレスとなってしまうため、対話による解決が一番の近道です。



混乱期の特徴と対策

進行期が終わると、混乱期に入ります。

混乱期とは、文字通りの意味ではなく、お子さんが自立に向けて少しずつ行動を行っている段階であり、場合によってはお子さん自身が編入や進学、受験のことを調べていることもあります。

「〇〇してみたい!」とお子さん自身から申し出があったら、親御さんはすぐに頷くのではなく、一緒に行動してあげて、本当にしたいことなのかを一緒に確認してあげましょう。

ここでひとつ注意点があります。

親御さんが焦りすぎて「〇〇したら学校に行くの?」と物で釣るような言動では、お子さんのモチベーションが長く続かないので避けてください。



回復期の特徴と対策

最後は回復期です。

回復期は無気力状態から回復し、少しずつ学校に行きたいといった気持ちが出てくる状態を指しています。

ここからは別室での登校や、保健室への登校で徐々に慣らしていけば、問題がない限り、少しずつ復学できるようになるでしょう。



不登校の「めんどくさい」には色々な意味が含まれている。お子さんの本心が聞けるよう信頼関係を築いていこう!

「めんどくさい」という言葉の裏にはさまざまな意味があるため、親御さんも当初は混乱してしまいがちです。

しかし根気強く対話し、お子さんが何でも話してくれる信頼関係を作れば、あとは理由を聞き出して、徐々に登校へ慣れさせて行くだけです。

とは言え、不登校はどんなケースであっても長期戦になることを覚悟し、お子さんを焦らせないよう、くれぐれも注意してください。

私たちのサイトでは、この他にも様々なお子さんの学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

この記事を書いた人

大森 公平 / 家庭教師のゴーイング 不登校サポーター

メッセージ:
『成績は最悪、自信のカケラもない…』どうしようもなかった僕がここまで来れたのは奇跡でも何でもありません。とは言え、勉強は孤独や退屈になりがちです。そんな生徒達に寄り添って力になりたいです。

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