不登校の子が『自分が嫌い』な理由と、自分を好きになれる方法
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お子さんは自分のことを肯定できていますか?
不登校のお子さんに限らず、自分自身を好きと言えるお子さんは非常に少ないです。
そして親御さん自身も、「自分のことが好き」とハッキリ言える方は少ないのではないでしょうか?
自分自身を好きになるのは、自己肯定感を高めていく必要があり、なかなか難しいですよね。
不登校のお子さんが「自分が嫌い」と考えていると、命を落とすリスク等も上がってしまいますし、なにより「嫌い」な自分と一生付き合っていくことは、とてもしんどい生き方だと思います。
そこで今日は、「自分が嫌い」と考えるお子さんと、お子さんに寄り添う親御さんの意識を変える方法について解説していきます。
自分が嫌いと思う子の特徴
まずは、自分が嫌いと思う子の特徴について考えていきたいと思います。
お子さんだけでなく、親御さんに当てはまるポイントもあるかもしれないので、ぜひ、親御さんも当てはめながら読んでくださいね。
自分が嫌いと思う子の特徴①:完璧にしなければいけないと考える
・完璧主義
・真面目で曲がったものを許せない
・負けず嫌い
・失敗を極端に恐れる
・責任感が強い
お子さんに上記のような特徴はありませんか?
自分が嫌いと考える子どもたちの特徴として、『完璧にしなければいけない』と考える傾向があります。
失敗したり、周りの人から指導を受けるのを極端に恐れたり、完璧にしなければならないと考える子たちは、少しの失敗を許せません。
そして失敗した自分を責め、失敗した自分が嫌いという意識を持つようになってしまいます。
自分が嫌いと思う子の特徴②:優柔不断で気を遣う
・周りの意見に流されやすい
・八方美人のような対応を取ってしまう
・自分の意見をはっきり言えない
本来は自分の意見をしっかり持っている子でも、大人しい性格であったりすると、周りの子に流されてしまう傾向は十分にあります。
特に不登校のお子さんや、不登校の経験をしたお子さんは、意見の飛び交う場や、周りの人とコミュニケーションを取らなければいけない場にいるのだけでも、精一杯の場合が多く、そのようななかで、自分の意見を発するのは非常に困難です。
・本当はもっといい考えを持っていたのに
・本当は嫌だったのに
・本当は違ったようにしたかった
・空気を読んで言えなかった
自分の気持ちは持っているのに関わらず、自分の意見を言えずに内に秘めてしまうと、後悔が残ってしまいます。
後悔の結果、「自分は意見も言えないダメな人間…」「そんな自分が大嫌い!」と、自分を肯定できない思考になっていってしまいます。
自分が嫌いと思う子の特徴③:自己肯定感が低い
・自分自身がない
・マイナス思考
自己肯定感が低いお子さんは、どうやっても自分を好きとは言えません。
自分自身がなく、マイナス思考でいると、何事もネガティヴに考えてしまいがちだからです。
しかも自分が好きになれないだけでなく、さらに「自分を好いてくれる人は誰もいない」と思う傾向も強いです。
人に愛されない、人を好きになれないと感じると、自分の存在価値や意義にすら悩む結果となってしまい、どんどん自分が嫌いになっていく負のスパイラルにはまってしまう可能性もあるのです。
自分が嫌いと思う子の特徴④:影で悪口を言いがち
自分が嫌いなお子さんは、相手の好きなところや、相手のいいところを見つけるのを苦手とします。
結果、悪いところばかりに目が行き、影で悪口を多く発してしまう傾向があります。
しかし、この悪口を多く言うというのは、自分に自信がない裏返しでもあるので、お子さんをあまり責めないようにしてあげてください。
悪口を言っている間であれば、お子さんは自分を多少なりとも肯定できています。
悪口は、お子さん自身が嫌な思いをしない様、お子さん自身が悪く言われない様にする為の自己防衛でもあるのです。
自分が嫌いと思う子の特徴⑤:下手に出てしまう
自分が嫌いと思ってしまっている子は、周りからも嫌われていると感じ、さらに嫌われないようにしたいという無意識の心理が働いてしまいます。
結果、相手に対し下手に出た話し方になってしまい、そんなに謝る必要がない場面でも、謝罪ばかりしてしまう場合が多いです。
ドラマ等でサラリーマンが、そんなに謝る必要がない場面なのに、謝罪ばかりしている姿を見たことは誰しもあると思います。
これは、社会に出て怒られてばかりで自信がどんどんなくなり、自分が嫌いになってしまった大人たちの気持ちに、ドラマが寄り添って表現しているからです。
自分が嫌いと思う子の特徴⑥:自傷行為を行う
ひと昔前とは異なり、現代は自傷行為は自殺とイコールではありません。
・スッキリしたい
・生きているという実感を得たい
ほとんどの子は、自分の気持ちを安定させるために自傷行為をするのです。
自分が嫌いな子たちは、自分を傷付けるのを悪いとは思いません。
その行為でスッキリし、自分自身を傷付けるのを止められなくなってしまいます。
自分が嫌いになる原因
ではどうして、お子さんは『自分が嫌い』になってしまったのでしょうか?
お子さんの性格で自分が嫌いだという結果もあるかもしれませんが、生まれた時からマイナス思考で、自己肯定感が低い子なんていません。
そこでこの項目では、お子さんの自分が嫌いと感じるようになってしまった原因について考えてみましょう。
自分が嫌いになる原因①:周りの人から否定された
自分が自信を持って発表したものや、自分が大切にしていたものを否定されたらどうでしょうか?
誰しも傷付き、次の行動に出るのが不安になってしまいますよね。
今まで大切にしていたものも嫌いになり、お子さん自身も自信がなくなってしまいます。
大切なものを否定される→自分を否定されてしまった→誰にも認めてもらえない
このような流れの中で、自分が嫌いになってしまう意識へとつながってしまいます。
自分が嫌いになる原因②:親からの否定
親御さんにとっては耳の痛い話かもしれませんが…、幼少期の頃の関わりというのは、お子さんの将来に非常に大きく影響します。
・厳しい躾をしていた
・夫婦喧嘩を子どもに見せていた
・否定ばかりしていた
このような行動は、一歩間違えば虐待にもつながってしまい、お子さんをとても傷つけてしまうのです。
厳しい躾ばかりされていると「自分はダメなのだ」と否定的な考えになってしまいます。
夫婦喧嘩を子どもに見せると、現在では面前DVと言われる心理的虐待ともなります。
これは社会の流れが変わっているのともに、それだけお子さんに与える影響が大きいと理解されてきた結果です。
夫婦喧嘩なんてどこの家庭にもあるではないかと思うかもしれませんが、親御さんだって街中で高圧的な態度の人を見ると、不快な感情を抱きますよね?
それと同じで、人が争っている姿を見て楽しいはずはなく、過度な夫婦喧嘩は「自分はこんな醜い人たちから生まれてしまった…」と、お子さんに劣等感を抱かせるには十分な行為なのです。
自分が嫌いな子は恋愛できるの?
自分が嫌いな子は、愛されているのを実感できず、自分を好きになってくれる人なんていないと、恋愛に対しても否定的になってしまいます。
でも、恋をすると人は少なからず元気になれますし、自己肯定感も高まり、プラスの働きをする点が多いです。
ですから、不登校の子がもし誰かを好きになれたら、「その子に会いたい」「相応しい自分になりたい」と、不登校が改善する可能性も高まります。
そこでこの項目では、自分が嫌いな子は恋愛に対してどんな感情を抱いているのか考えてみましょう。
自分が嫌いな子の恋愛傾向①:恋人を信じられない
人は、ずっと同じ感情は抱けません。
親御さんも若いときに経験したのではないかと思いますが、若い内は心変わりをしやすいですよね。
ですから好きになって付き合ったとしても、すぐに別れもきてしまう…。
最近では、そんな恋愛事情から『不登校になってしまった』という子も、少なからず存在します。
自分が嫌いなことで、恋人に振られた結果を、自分のせいと思ってしまうからです。
そして、新しく恋をして新しい恋人ができた場合でも、「また振られるかもしれない…」と、相手をなかなか信じられないのです。
相手を信じられないと、結果、態度に出てしまいます。
さらに、浮気を疑ってしまう子も多いです。
「相手を信じられない」ことは、どんな人生を歩むのであれ、お子さんにとって非常に苦しい結果になってしまいます。
自分が嫌いな子の恋愛傾向②:慎重になりすぎて、自分の意思を伝えられない
・〇〇がしたい
・〇〇が食べたい
・〇〇に行こう
・あなたのこんな所が嫌
子ども同士の恋愛でも、恋愛は相手の意思確認をしながら進んでいきます。
でも自分に自信が持てない子は、嫌われるのが不安で仕方ないといった感情から、なかなか相手に自分の思いを伝えられません。
相手からしたら物足りないと感じる場合もあれば、あまりに忠実すぎてつまらないと感じる場合もあるでしょう。
自分の意見を伝えられず、顔色を伺って生活するだけで辛いのに、年齢を重ねるとモラハラを受ける側になってしまう可能性もあります。
自分が嫌いな子の恋愛傾向③:人を好きになるのが怖い
恋愛には憧れているけど、人とかかわりを持つことに恐怖を感じる子もいます。
・嫌われるのが怖い
・私を好きになってくれる人はいない
・どうせ私以外の人を好きなのだ
上記のように、『相手を好きになる』『相手とつきあう』など、恋愛のスタート地点に立てない子もいるのです。
お子さんにとって恋愛がすべてではないのは十分理解できますが、誰も好きになった経験のない子は、大人になったとき、心ない人たちから騙されてしまう傾向も強くなります。
人を好きになるのが怖いお子さんは、異性だけでなく、同性も好きになるのは怖いと感じてしまい、友だちも作れない…。
そんな人生はあまりにも悲しすぎます。
自分が嫌いな子の恋愛傾向④:束縛してしまう
・自分よりももっといい人はいる
・どうして私なんかを選んでくれたのだろう?
・今、他の子を見ていた
・どうせ私とは浮気なのだ
誰かと恋人になれたとしても、自分に自信が持てないので、すぐに他の人に気持ちがいってしまう、他の人に取られてしまうといった恐怖心から、ついつい束縛をしてしまう子もいます。
また、本人は束縛しているという事実に気付かないことも多いので、恋愛関係が破綻してしまったとしても、本人の行動に問題があったではなく、自分自身を好きになってくれる人はいないんだと穿った考えとなってしまうのです。
自分が嫌いを少しでも改善させる方法
自分が嫌いと思っているよりも、自分を好きになれた方が何倍も幸せな気持ちになれるのは、当たり前のことです。
そこでこの項目では、自分を好きになるステップについて考えてみたいと思います。
自分を好きになる方法①:イメージチェンジ
・天然パーマが嫌
・太っていて、体系が嫌
・目が細くて一重が嫌
・歯並びが悪くて嫌
外見に自信が持てないお子さんは、必然的に自分が嫌いになってしまいます。
ですが、外見に自信が持てずに自分が嫌いになってしまった子は、イメージチェンジをすれば自分を好きになれる可能性が高くなるのです。
イメージチェンジにはお金がかかってしまいますが、お子さんのために、親御さんも人肌脱いでみませんか?
天然パーマが気になるのであれば、物は試しに、縮毛矯正をしてあげてみてはどうでしょうか?
親御さんも経験があると思いますが、ダイエットはそう簡単に実行できないですよね。でも、お子さんはまだ代謝もよくて若いのですから、少しでも動けば、動かないより効果があります。
ひとりでするダイエットは辛い。
それならば、親御さんも運動不足解消に一緒に取り組んであげましょう。
目が細くて一重が気になったとしても、手術をしなくても今はいくらでも二重にする方法はあります。
アイプチを試したりして、少しでもお子さんの自信に繋がる方法を一緒に探してあげたらいいのです。
外見にコンプレックスを持ち、自分が嫌いになってしまったお子さんは、それを取り除いてあげれば、きっとまた自分を好きになれます。
それには、親御さんの協力が不可欠です。
是非、お子さんのために、協力してあげてみてくださいね。
自分を好きになる方法②:プラスの言葉を発する
・ありがとう
・だいすき
・幸せだね
・嬉しい
上記のようにプラスの言葉は、プラスのものを引き寄せてくれます。
自分が嫌いなお子さんは、ついつい人に悪口を言ってしまい、マイナスな発言をしがちです。
自分で発した言葉を一番耳にするのは、お子さん自身です。
お子さんがマイナスな言葉を発してしまえば、どんどんマイナスが引き寄せられます。
それならば、プラスな言葉を発し、プラスを引き寄せるようにしてみましょう。
お子さんがプラスの言葉を発せられないなら、親御さんがお子さんの前で多くのプラスの発言をしたり、プラスの言葉掛けをするようにしてみたら良いのです。
また親御さんも、マイナスな言葉を言うのはやめましょう。マイナスな内容であっても、プラスな言葉の言い回しに変更はできます。
これを機会に、是非お子さんと一緒に言葉の使い方を考えてみてくださいね。
自分を好きになる方法③:成功体験を積む
自分が嫌いな子は自己肯定感が低いというのはお伝えしましたが、自己肯定感ってなかなか上がらないですよね。
そこでオススメしたいのは、成功体験を積んでいくという方法です。
成功体験を積むと自信へと繋がります。
自信が少しずつでもついていけば、自己肯定感も少しずつ高まっていきます。
不登校になる前に学校で起きてしまった失敗があったとしても、小さな成功体験の積み重ねで、少しずつ緩和されていく可能性も十分あります。
・1日30回スクワットをする
・1日10ページ読書をする
・茶碗を毎日洗う
・部屋を常に綺麗にしておく
上記のように、小さな目標で良いのです。
大きな目標にしてしまうと、それを達成するまでに時間がかかってしまいますし、達成できなかったときに、また「自分はやっぱりできないのだ」と自己肯定感を下げる結果となってしまいます。
小さな目標をひとつずつクリアしていき、成功体験を積ませてあげましょう。
親御さんは、お子さんの目標を立てるのを手伝い、成功できそうか見定めていく必要があります。
あるいは、お子さん自身で目標を立てられないのであれば、毎日している事を褒めてあげるようにしましょう。
・茶碗を洗ってくれてありがとう
・毎日、宿題するのは偉い!
・いつも部屋が綺麗ですごいよね
上記のように、当たり前のことで構わないのです。
ここで大切になるのは、大きな目標を立てる点でも、大きな目標をクリアする点でもありません。
あくまで、成功体験を毎日少しずつ積み重ねるという点です。
自分を好きになる方法④:自己肯定感が上がる本を読む
どんなにプラスの言葉掛けをしてもらったとしても、お子さんの心に響かない。
そんなことも、よくあるケースです。
そんな場合は、読書を勧めてみてはどうでしょうか?
・大人になってこまらない~マンガで身につく自分コントロール~
・10代のための疲れた心がラクになる本:「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法
・嫌われる勇気~自己啓発の源流「アドラー」の教え~
・まっ!いっか!
上記は、低学年から中高生まで読める本です。
『嫌われる勇気』はドラマ化されたこともあり、知っている人も多いのではないでしょうか?
ドラマ化された内容と、本に記されている内容は少し異なるので、ドラマを見たという人も、また新鮮な気持ちで見られると思いますよ。
お子さんが本を読むのは嫌いという人は、まず、親御さんが読んでお子さんに合う本を勧めてみましょう。
今までお子さんが読書を積極的に取り組んでいなければ、読書を始めると、大きく変化をもたらす可能性が非常に高いです。
自分を好きになる方法⑤:年齢を重ねるのを待つ
嫌な言い方かもしれませんが、年齢を重ねていくと、どんどん強くなっていく感覚はありませんか?
・子どもの頃の苦手がきるようになり、自信に繋がる
・経験を重ねた結果、自信に繋がる
・家族ができて守るものが増え、強くなる
・多くの人と触れ合い、社会に揉まれ強くなる
上記のように年齢を重ねると、経験するものはどんどん増えていきます。
それは不登校のお子さんであっても同じです。
外に出ないから経験値は上がらないと思うかもしれませんが、少なからずネット等から新しい知識は入ってきます。
そういった経験を積むと自分が嫌いという感情よりも、社会で生きていかなければいけないという感情が少しずつ勝ってくるのです。
お子さんが、自分が嫌いという感情を抱えているのは辛いですが、親御さんの経験も伝えながら、「年齢を重ねると少しずつ気持ちが楽になるよ」と教えてあげてください。
1番身近な親御さんの経験談は、お子さんにとって受け入れやすいはずです。
自分嫌いが改善すれば、不登校も改善する?
自分が嫌いという感情が少しでも改善すれば、不登校も改善していくのでしょうか?
答えはYes!
自己肯定感が上がるということは、不登校の改善にも繋がります。
この項目では、このような心の動きについて解説していきます。
不登校が改善する理由①:自信から勇気に繋がる
自己肯定感が上がれば、自信が出てきます。
自信がつき気持ちが上がってくれば、今まで乗り越えられなかったものを乗り越えられるチャンスとなります。
学校に行くのが怖かったお子さんも、成功体験を積んで自信を付けた結果、「学校にも行けるかも?」と勇気を出して、一歩踏み出せる可能性が出てきます。
イメージチェンジをして、自分のマイナスな面がプラスに変わっていれば、それを人に見てもらいたいという感情だって出てくるのです。
自信から勇気へと繋がり、学校に登校するためのきっかけが作れます。
不登校が改善する理由②:気持ちが晴れる
自分が嫌いという感情が改善され、周りから大切にされていると感じられれば、今までの状況に変化をもたらせます。
親御さんも少し昔を振り返ってみてください。
失恋した後、また新しい恋を見つけると「2度と恋なんてしない」といった気持ちが一変し、ウキウキワクワクした気持ちをまた取り戻しませんでしたか?
それと同様で、お子さんも周りの人から必要とされていないといった感情から解放され、必要とされている、自分は嫌われていないという感情を持てるようになれれば、今まで曇っていた気持ちが晴れ、登校に気持ちが向く可能性が上がります。
自分が嫌いな子でも、プラスな面は存在する
自分が嫌い=いい面は見つけられないように感じてしまいますよね。
ここまでの記述でも、自分が嫌いは改善した方がいい!といった風なニュアンスで伝えてきましたが、自分が嫌いな子でも、他の人から見れば、いい点はたくさんあります。
自分では気が付かないだけなのですから、ぜひ、親御さんはお子さんのいい点を見つけてあげて欲しいのです。
そこでこの項目では、そんな子の良い点をあげてみます。
自分が嫌いな子のプラスな面①:謙虚に見られる
人との付き合いで下手に出た付き合いや、謝罪が多い付き合いは、お子さん自身は疲れてしまうかもしれませんが、周りは決して嫌な思いはしません。
大人の世界でも、高圧的な態度を取る人よりも、謙虚な人の方が好かれますよね。
それと同様で、お子さんの態度を嫌だと思う人は少ないはずです。
ですから、お子さんの謙虚な態度は素晴らしいものだと、親御さんが教えてあげましょう。
お子さん自身が自分の接し方に自信を持てれば、笑顔で人に接せられる回数も増えていくはずです。
自分が嫌いな子のプラスな面②:慎重に行動できる
周りから嫌われたくないと思う感情は誰しも一緒ですよね。
しかし、自分が嫌いな子や不登校の子どもたちは、この感情がより一層強いのです。
・失敗すると周りから嫌われる
・失敗すると怒られる
・この発言をしたら、周りからどんな風に思われるだろう?
上記のように、周囲の人たちが特別考えなく行動している内容であっても、自分が嫌いな子は異常なほど考え、慎重に行動しているのです。
慎重に行動するというのは、マイナスな側面を見れば、なかなか行動できないという風につながってしまうかもしれませんが、プラスな面で見れば失敗は防げます。
失敗が防げれば無駄な仕事は省けますし、人に対して嫌な思いをさせるのも少なくてすみます。
こういった慎重に行動できるというのは、誰しもできるものではありません。
お子さんにとって神経質になりすぎているように感じる面であっても、それはプラスの面があると、親御さんから伝えるようにしてあげてください。
自分が嫌いな子のプラスな面③:いろいろな点に気付く
本人からすれば非常にきついポイントにもなりますが、自分が嫌いと感じる子は、常に周りの子の行動に敏感です。
周りが気付かないような点にもすぐに気付くので、「今日、あの人機嫌悪いな」「何かおかしいな」と敏感に察知します。
しかし、この敏感に察知する結果、「自分が何かしたのではないか?」とマイナスに繋がってしまうのですが…逆を考えれば、人が気付かない点にも気付けるというのは、周りに気が使える証拠です。
気が利く子というのは、周りの大人から見てもポイントが高いです。
気が利くというのは人を不快にさせるようなことはありませんし、お子さんのその行動は優しさへと繋がっているのです。
社会に出た際も、気が利く子は非常に伸びます。
お子さんにとっては敏感に感じてしまう事は辛いかもしれませんが、是非、その力を親御さんの声掛けと行動で、伸ばしていってあげてください。
親子でお互いに、相手のよい点を探しあって生活していこう!
お子さんが不登校になった場合、対外的な何かが影響していると思い、お子さんの原因となっているものを躍起になって探そうとする親御さんは多いです。
ですが、お子さんが不登校になってしまった原因は、お子さんの内面にも存在しています。
そして自分が嫌いという感情から自信が持てず、登校できなくなってしまう場合もあるのです。
ですからどんな場合であれ、お子さんの自己肯定感を高め、自分に自信が持てるよう、親御さんは寄り添ってあげてください。
毎日何気ないことを褒め、お子さんのよい点を見つけ、前向きな言葉を発してあげてください。
そのように過ごしていると、いつの間にか親御さん自身の自己肯定感も上がります。
難しく考えず、是非お子さんと一緒に、自分を好きになる方法を実践していってくださいね。