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不登校は家での過ごし方で回復度が大きく変わる!時期別の対処法

お子さんが不登校になり、焦りや動揺が落ちついてくると、今度は昼間の過ごし方が気になりますよね。

「勉強して欲しい」「ゲームばっかりしないで欲しい」と思っても、誰もいない家の中で、中学生にもなったお子さんが素直に親の言うことを聞いてくれるとは限りません。

とは言え、やっぱりある程度は元気になれる過ごし方を指し示してあげたいですし、できれば一緒に過ごす時間を作りたいと思うのが親心だと思います。

そこでこの記事では、初期、中期、後期の時期別に分けた対応の仕方、親子関係の構築の仕方や、過ごし方のアイデアまで幅広く解説していきます。
「これを意識して!」というコツを知っておくと、お子さんに煩く干渉しないで済みますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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もくじ

不登校の家での過ごし方・『初期』 『中期』 『後期』

不登校の対応が難しいと言われるのは、時期別にお子さんへの対応を変えていく必要があるからです。そこで『初期』 『中期』 『後期』の時期別に、お子さんへの対応法や親御さんの心情の整え方を紹介していきます。

不登校初期

親御さんの心情は大丈夫でしょうか?(親御さんの気持ちが整わないとサポートもできません)

お子さんのことが心配になるのは、親として当たり前の心情です。「何をしてあげたらいいの?」「ずっとこのままなの?」「受験はどうしよう…」と、親御さん自身も大きな不安を感じていることと思います。
ですが、その何倍もお子さんは不安を感じています。また、親御さんの心配がお子さんに圧迫感を与えてしまうこともあります。
ですので、親御さん自身がまずは心を落ち着けて、「大丈夫、今は休んでいい時期」「休ませてあげなくちゃいけない時間」と自分自身に言い聞かせてください。
親御さんが落ちつくことは、お子さんに何よりも安心感を与えます。

今できるサポート①休ませる(お子さんの心の状態を何よりも優先する)

まず大前提として、今はお子さんの心と体を休め、休息させてあげることが一番大切です。
親御さんとしては学校に行けていないという事実に焦ってしまうかも知れませんが、今の段階で無理に何かをさせようとする必要はありません。お子さんはもうヘトヘトに疲れ切っています。ですから、休ませることこそが最も優先すべきことだと覚えておいてください。
今は休んで心身を回復させることが、学校や社会生活に戻る始まりになります。

今できるサポート②ありのままを受け入れる(親御さんにできる最大のサポートです)

お子さんが不登校になってしまうと、親御さんは様々な感情や不安を抱えてしまうでしょう。ですが、それはお子さんも同じです(不安の度合いはお子さんの方が強いです)。
そんな場合にできる、大人の最大のサポートは、お子さんの全てを受け入れてあげることです。そして、そのメッセージをしっかり伝えてあげること。
そうすることで、お子さんは初めて、自己肯定感を徐々にあげていくことができるようになるのです。

不登校初期・やった方が好ましいこと

・生活リズムを整える
不登校初期は、生活リズムが乱れがちです。初めのうちはお子さんの好きに過ごさせてあげるとしても、お子さんの疲れが取れ体力が回復してきたら、生活リズムを整えていくことを意識しましょう。

・自然とふれあう時間を作る
家に閉じこもりがちになる初期段階では、短時間でも外の空気を吸うことが大切です。例えば、家の近くの公園を散歩する等、外にいる時間を作りましょう。太陽の日差しを浴びると体内時計も整いやすくなるので、気持ちが安定していきます。

とりあえず元気になってきたらお子さんの『やりたいこと』を尊重して

お子さんに少し元気が出てきたら、少しずつ「やりたいこと」に目を向けてみましょう。 無理に勉強を再開させる、親御さんが立てたスケジュールを強制するのではなく、まずはお子さんが興味を持っていること、楽しめることを尊重してあげてください。それがゲームやスマホであっても、今はそれが大事なリフレッシュの時間になります。その過程を終えてからでないと、次のステップへ進むことはできません。

不登校中期

親御さんの理想を押し付け過ぎないで

「早く学校に戻ってほしい」という親としての気持ちは自然なことです。
でも…、それを、人生で一番落ち込んでいる不登校時代に言われてしまったら、お子さんはどう思うでしょうか?
ただでさえ罪悪感を抱えてしまう不登校の子どもが、「迷惑をかけている」「自分には存在価値なんかないんだ」と、もっともっと自分を追い詰めてしまいます。
ですから、今は親御さんの理想や気持ちを抑えるように努力してください。
お子さんのペースで、少しずつ前進させてあげることが大切なのです。

今できるサポート①何でも話せる仲になる

お子さんが『今どんなことを考えているのか』『どんなことに興味があるのか』を知るためには、仲良くなっておしゃべりすることが重要です。
特別なテーマなんか、なくても大丈夫。今日の夕ご飯は何を食べたいか、好きな映画はなにか、そんな、たわいもないことをおしゃべりしていきましょう。そんな風に過ごしていると信頼関係が生まれてきます。すると、お子さんの気持ちが少しずつ見えてくるようになります。
くれぐれも焦って、質問攻めをしてはいけません。まずは仲良しになりましょう。

不登校中期・やった方が好ましいこと

・「できた!」を実感できる体験を積み重ねる
例えば、家庭内で簡単な料理を一緒に作ってみる、家事の手伝いをするなど、どんな小さなことでも、お子さんが「できた!」という達成感を感じられるような体験を増やします。
また、家庭学習を再開する場合も、無理のない範囲で、簡単な課題から始めると「できた!」を実感しやすいです。

・学校以外の学びの場や居場所を探す
オンライン学習や、フリースクール、不登校特例校など、学校以外で学べる場所や居場所を探していきましょう。
無理に学校に戻ろうとするのではなく、「こんな勉強もあるんだ」「こんな学校もいいな」と違う世界を体験させてあげると、自信を取り戻すキッカケにもなります。

親御さんとお子さんは対等です(「大人の方が偉い」は通用しません)

親御さんは当然の権利として、お子さんに「これが正しい」「こうしなさい」と、指導的な立場に立ってしまいがちです。
ですが、なぜ、そうしてしまうのでしょう?お子さんはまだ未熟な子どもかもしれませんが、人としては対等な存在です。
この基本を、大人はつい忘れてしまいますが、そんな大人の傲慢な態度を思春期の子どもは敏感に見抜きます。
より良い親子関係を築くためには、人として対等でいられるように心がけてください。

不登校後期

親御さんの愛を伝える 「生まれてきてくれてありがとう」

言葉にしないと伝わらないことって沢山あります(言葉にしても伝わってないことも多いです)。
親子の間では「言わなくても当然」と感じてしまうことが多いので、親御さんが思っている以上に、お子さんには親御さんが『あなたを愛している』『この世で一番大切にしている』『生まれてきてくれて感謝しかない』等の気持ちは伝わっていないものです。
ましてや相手は思春期で反抗期。「親の言うことなんか聞かないでしょ」と親子関係の構築を諦めてしまっている親御さんもいます。
ですが、お子さんが不登校になってしまった今は、ちゃんと言葉で伝わるように、なんとか工夫してください。
不登校期間中は、親子の絆を強める最大のチャンスです。

今できるサポート①将来のビジョンを一緒に考える

不登校後期は、将来に向けての目標設定が重要です。この先には進学や就職がまっていますので、子どもが何をしたいのかを一緒に考え、具体的な計画を立ててみましょう。
例えば、「どんな仕事がしたい?」「将来の夢は何?」と親御さんが色々質問してあげると、お子さんもあやふやな想いをしっかり形作ることが出来るようになります。

将来のビジョンを見つけるコツ
もし目標が見つからなくても焦らず、「じゃあ、これからどんな仕事がしたいか一緒に考えよう」と声掛けし、美術館や水族館など、お子さんの体験を増やせるよう心がけてあげてください。

不登校後期・やった方が好ましいこと

・社会的なつながりを少しずつ取り戻す
例えば、友達とメールでやりとりする、一緒に遊ぶ、ネット上での知人を増やすなど、外の世界と接触する機会を増やします。
今までいた世界とは別の新しい友人、知人を増やしていくと、自分の存在価値を再確認することができるので、回復への自信をつけていくことができます。

・学校復帰・または新しい道を検討する

学校に戻る場合…いきなり全日制に戻るのではなく、分割登校や通信制の学校など、柔軟に選べるようにしましょう。

学校に戻ることが難しい場合…通信制の学校やフリースクールを探すなど、お子さんに合った道を選べるようにすると、再度不登校になることが防げるようになります。

【不登校の家での過ごし方アイデア】せっかくの不登校!学校ではやれはいことをやろう

不登校の時間は、学校での授業とは変わった形で自分の世界を広げるチャンスでもあります。学校に行っていると、なかなかできないことに挑戦してみるのも良いでしょう。

芸術を楽しむ(本や音楽、映画)

芸術は心を豊かにしてくれるものですし、自分の気持ちを表現する手段としても役立ちます。

家事ができるようになる(掃除、料理、洗濯)

掃除や料理、洗濯など、日常生活に必須なスキルを身につけることは、お子さんの将来に大いに役立ちます。美味しいものを一緒に作る時間は楽しいですし、達成感を味わうことができます。

芸術を創作する(イラスト、工作、手芸、楽器の演奏)

絵を描く、工作する、手芸を楽しむなど、手を動かす作業は集中力を養い、自己表現の手段となります。また、楽器を演奏することは、心を落ち着け、達成感を得ることができます。

身体を鍛える(軽い運動から本格的なトレーニングまで)

運動はストレス解消や気分転換にもなりますし、自己管理の力を育むことにもつながります。運動を通して、達成感を感じることができれば、自己肯定感も高まります。

不登校の家での過ごし方の強い味方。家庭教師と一緒に学ぼう!

不登校になってしまう子は真面目で繊細な心の持ち主なので、親御さんは言動に非常に気を使うことになります。

もちろん、不登校以前と現在では、言動を変えてあげることが必要なのですが、思春期の一番難しい時期に、親御さんだけでは心細いと思う方は多いのではないでしょうか?

そこで強くお勧めしたいのが、家庭教師と一緒に学んでいく方法です。まずは家庭教師と一緒に勉強を再開し、その後、お子さんが自信を回復してきたら、また新たな居場所を探していくことが、一番おすすめできる過ごし方と言えます。

家庭教師のメリット

お子さんにピッタリ合うやり方で学べる
家庭教師は一対一で授業を行うため、お子さんのペースに合わせた学習ができます。

勉強が苦手でも自信を取り戻せる
家庭教師は、子ども一人ひとりの理解度や学力に応じて指導を行うので、「できた!」と少しずつ自信を回復するのと同時に、学習意欲を高めることが期待できます。

親子の仲をつないでくれる
家庭教師は、親御さんと一緒に、お子さんの成長を見守るサポートの役目を果たします。冷泉な第三者が間にいることでコミュニケーションが活発になります。

お子さんに頼もしい味方ができる
思春期のお子さんが親御さんには言えないことも、年齢の近い家庭教師になら、打ち明けることができます。孤独感の強い不登校のお子さんが、「いつもひとりぼっち感」から抜け出すことができます。

不登校の家での過ごし方で一番重要なことは、「これからはのんびり休める」と安心させてあげること

不登校は心が傷ついてしまったからこそ起きてしまった現象です。
だからこそ、まずはお子さんの笑顔の笑顔を取り戻すことを第一に考えてあげてください。

親御さんにしてみれば、「勉強が遅れる」「このままじゃ受験が…」など、もっと先の心配事も頭に浮かんで、なかなかゲームを好き放題にさせてあげる気持ちにはなれない方がほとんどだと思います。

でも不登校になってしまったお子さんは、疲れ切ってしまっています。
「今まで一人でよく頑張ったね。これからはのんびり休もうか」とお子さんに声をかけてあげて欲しいのです。

勉強がどんなに遅れたとしても、その気になればあっという間に取り戻せます。
お子さんが再度やる気になれるまで、親御さんは決して焦らず、いつも笑顔で見守ってあげてください。

お子さんに遊びの体験を沢山させてあげた方が、心の回復は早くなります

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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