高校受験のやる気がない10の原因と今すぐできる対処法を徹底解説!

中3になったら高校受験を意識し始めなければいけないのに、全然やる気が見られない…。そんなお子さんは多いです。
受験を初めて経験する中学生は、勉強の取り組み方はなど、わからないことだらけです。特に、どうやって高校受験に対してモチベーションアップをしていけばよいか、オロオロしていると時間はあっという間に過ぎてしまい、受験本番に間に合わなくなってしまう可能性も。
そこでこの記事では、そんなお悩みを解決するべく、高校受験のやる気がない10の原因と今すぐできる対処法を徹底解説!
やる気が出ない原因で、お子さんに当てはまるものがあれば、そこは特に注目して読んでいただくと、受験勉強の意欲を底上げする参考になると思います。
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高校受験のやる気が出ない10の原因と対処法
受験は、多くの受験生にとって人生の一つの大きな分岐点。 なのに「やる気が出なくてツライ」思いをしている子は多いです。
中学生を対象とした調査では、約67%が「受験勉強に対してやる気がないことがある」と回答しており、特に中学3年生ではその割合が約75%にのぼります。
やる気がない原因は様々ですが、共通する原因も多く、特に代表的なのが、以下の10になります。
1. 志望校が決まっていない、受験勉強をやる意味がわからない
受験生にとって、目標が定まっていない状態では、やる気が湧きにくいものです。そもそも「なぜ高校受験をするのか」という疑問が解消されていない場合もあります。
対処法:楽しい高校生活をイメージさせる
高校生活をイメージすると、目指す未来が見えてきます。志望校のパンフレットを読む、実際に高校を見学する等がおすすめです。
高校生活の楽しさを想像すると、勉強の意味が少しずつ明確になってくるので、ぜひ試してみてください。
また親子で「高校生になったらやりたいこと(アルバイトや部活、カフェで寄り道など)」を想像しておしゃべりしてみるのも楽しいです。楽しい未来を想像すると、志望校選びの参考にもなります。
2. 勉強のしかたがわからない
「何をどう勉強すればいいのかわからない」という子は多いです。特に基礎ができていないと、勉強の最初の一歩が踏み出せず、挫折してしまうこともあります。
対処法:先生や家庭教師など、頼れる人を探す
学校や塾の先生、先輩などに具体的な勉強法を聞いてみましょう。どうしても分からない場合は、通塾や家庭教師を検討するのも一つの方法です。プロの力を借りることで、効率的な学習方法がわかり、子ども自身も安心感を得られます。プロのアドバイスがあれば効率的に勉強を進められます。
3. やることが多すぎて迷う
受験勉強は範囲が広いため、どこから手をつけていいかわからず、手が止まってしまうことがあります。
対処法:中1–中2の復習から始める
「まずは中1–中2の復習をしよう」と声をかけてみてください。基礎が固まれば、その先の応用もスムーズに進みます。特に苦手な単元に絞って復習をすると、効率的です。勉強は優先順位を決めて、一つずつ着実に進めていくことが大切です。
4. 勉強に苦手意識がある
苦手科目があると、「どうせやっても、できない…」という気持ちになりがちです。
対処法:目標や目的を書き出してみる
まず、目標を紙に書き出してみましょう。「志望校合格」だけでなく、小さな目標(例:模試の点数を10点上げる)を設定するのがおすすめです。達成感が積み重なっていけば、自信がつきます。
他には、「なぜこの高校に行きたいのか」「将来どんな自分になりたいのか」を明確にすると、苦手な勉強にも向き合いやすくなります。
5. 疲れやすくて勉強に集中できない
長時間の勉強が続くと、心身ともに疲れてしまいます。その結果、やる気が出ないことも。
対処法:20分勉強+5分休憩のリズムを取り入れる
「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる方法を試してみましょう。20分間集中して勉強し、5分間休憩するサイクルを繰り返すと、集中力が保ちやすくなります。
また、適度な運動や十分な睡眠も大切です。
6. 勉強が嫌い
「勉強はつまらない」と思う子どもにとって、やる気を出すのは大変です。
対処法:結果の出せる勉強法を探し、小さな達成感を得る
結果の出せる勉強法を探してみましょう。例えば、問題を解いてすぐに答え合わせをし、正解が増えていくと、達成感を得られます。
例
• 苦手科目を克服するために、少しずつ解ける問題を増やしていきましょう。
• 例えば、「今日は数学のこの問題を3問解けるようにする」という具体的な目標を設定すると良いです。
小さな成功体験を積み重ねは、勉強を楽しくラクにしてくれますし、達成感が積み重なると、次第に勉強への抵抗感が薄れます。
7. 勉強をしても思ったように成績が上がらない
一生懸命勉強しているのに、思うように成績が上がらなければ、やる気が出ないのも当然と言えます。
対処法:自分に合った勉強法を見直す
勉強法が間違っている場合があります。自分に合った勉強法を探すことが重要です。
例
暗記が得意⇒カードを活用する
読解力を伸ばしたい⇒要約練習をする
視覚的情報が覚えやすい⇒図や表を活用する
音読が得意⇒音で覚える
8. 受験のプレッシャーが負担になっている
「絶対に合格しなければ」と思いがストレスになり、不安感が増していくと、やる気は低下します。
対処法:ポジティブな声かけを心がける
「結果よりも頑張っていることが尊い」と自分に言い聞かせましょう。また、家族や友人とリラックスした時間を過ごすことで、気持ちを落ち着かせることができます。
親御さんへ
「頑張っていること自体が素晴らしいよ」「不合格でも大丈夫。人生は長いし」と声かけしてあげましょう。親御さんに認めてもらうことで、子どもは安心することができます。また、結果だけに焦点を当てるのではなく、努力の過程を褒めてあげることを心がけてください。
9. 学校生活や部活で疲れている
部活や学校の活動が忙しいと、家で勉強する時間が確保しにくくなります。
対処法:スキマ時間を活用する
スキマ時間を活用して勉強する方法を試してみてください。例えば、昼休みに問題を一問解く、電車の中で英単語帳を開くなど、短時間でも勉強を積み重ねていけばいいのです。
10. 生活習慣が乱れている
夜更かしなどで生活が乱れると、集中力が低下し、勉強効率が悪くなります。
対処法:規則正しい生活を心がける
• 起床、食事、勉強、入浴、就寝など、1日のスケジュールを決めてルーティン化することで、生活が整い、集中力が上がります。規則正しい生活は、心身の健康を保ち、やる気を引き出す基盤となります。
• まず、毎日の起床、食事、勉強、入浴、就寝の時間を決めましょう。
• そのスケジュールを親御さんに見せて、これを守れるよう声掛けをお願いしましょう。
• スケジュールは親御さんと一緒に話し合って決めてもよいでしょう。
高校受験のモチベーションを上げるには?
楽しい高校生活をイメージできれば、「じゃあ高校入学のために頑張らなくちゃ!」と思えます。親子で以下のポイントを話し合ってみましょう。
1. 楽しい学校行事がたくさんある
高校の文化祭や体育祭など、学校行事を楽しむ自分を想像してみましょう。友達と協力して何かを成し遂げる経験は、一生の思い出になります。
2. 修学旅行の行き先に魅力がある
行きたい場所への修学旅行がある高校を目指すのも一つのモチベーションになります。旅行先の写真を見て、計画を想像するのは、楽しい時間になります。
3. 高校にしかない部活がある
自分がやりたい部活がある高校を目指しましょう。例えば、吹奏楽部やダンス部など、特定の部活動で活躍したいという目標は、やる気につながります。
4.制服がかわいい
お気に入りのデザインの制服を着られる高校に憧れるのは、ごく自然なことです。制服を高校を選ぶ基準の一つにしてみましょう。3年間着続けるのでしから、死活問題です。
5. 人生で初めてのアルバイトができる
高校生になれば、アルバイトを通じて社会経験を積むことができます。自分の興味のある分野で働けるチャンスを考えると、楽しみが増えます。またアルバイト代のr使い道を想像すると、もっと楽しいです。
高校受験で親がすべきことは?
お子さんが受験となると、親御さんもじっとしていられないくらい、気をもんでしまいますよね。少しでもお子さんに良いサポートをしてあげられるよう、親御さんの声かけでやる気を引き出す方法を紹介しておきます。
子どもとのコミュニケーションを増やす/聞き役に徹し共感する
まずはお子さんの話をじっくり聞きましょう。悩みや不安を共有することで、信頼関係が深まります。
リフレッシュの時間を作る
時には一緒に外出するなど、リフレッシュできる時間を作ることが大切です。気分転換をすると、また勉強に取り組む意欲が湧いてきます。
小さな努力を褒める
小さな努力でもしっかりとほめてあげましょう。「頑張っているね」「成長しているね」という言葉が、お子さんの自信につながります。
ネガティブな想いをポジティブな言葉に
「できない」と思っていることも「これからできるようになるよ」と前向きな表現で伝えましょう。親御さんからの励ましの言葉がやる気を引き出します。
高校受験でよくある質問
受験には不安がつきものです。ですが、不安があるとやる気もでません。少しでもお子さんや親御さんお不安を解消できるよう、よくある質問をまとめておきます。
Q.高校受験は毎日何時間くらい勉強したらいいですか?
A.個人差がありますが、一般的には平日は2~3時間、休日は5~6時間程度が目安です。ただし、質を重視しなければ意味がありません。集中できる時間を意識して、休憩を取りながら効率よく進めましょう。
Q.受験のメンタルを保つ方法はありますか?
A.自分なりのモチベーションが上がる「名言集」を集めてみましょう。
「努力は必ず報われる」「今日の一歩が未来を変える」など、心に響く言葉をノートに書き留めておき、やる気が落ちたときに見返すと、前向きな気持ちになれます。
高校受験のやる気が出ない原因を知り、今できる対策を始めよう!
高校受験は人生の大きなターニングポイントの一つです。なのに、やる気が出ないと感じるのは、お子さんが抱えるさまざまな原因が絡み合っているからです。
志望校が決まらない、勉強方法が分からない、疲れやすいなど、状況によって原因はさまざまですが、必ずそれに対応した具体的な対策があります。焦らず、一つひとつ解決していきましょう。
今回紹介した10の原因と対策をヒントに、お子さんに合った勉強法や解決策、改善方法を見つけていきましょう。特に、目標設定や日々の習慣作り、小さな成功体験を積み重ねることは、やる気を引き出す鍵になります。
また、親御さんのサポートなくして受験は乗り切れません。お子さんの話をじっくり聞き、気持ちに寄り添いながら一緒に解決策を探してみましょう。
そして何よりも大切なのは、「完全にやる気が出てから始めよう」と思わないことです。たとえ小さな一歩でも、行動を起こすことで気持ちは少しずつ変わっていきます。「とりあえず5分だけ」「まずは簡単な復習から」など、できる範囲で取り組み始めていくと、徐々に勉強が習慣化し、やる気も湧いてくるはずです。
高校受験の準備は長い道のりですが、焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。困ったときは今回の対策を参考にしつつ、柔軟に対応してみてください。きっとなんらかのヒントが見つかるはずです。