勉強の遅れや日常生活の不安、解消します!

サボり癖はこれで治る!発達障害・不登校の子も◎

「宿題をやるって言ったそばから、スマホでゲームとYouTube…」
「今年は受験生なのにまったく勉強しない…」

こんなことでお悩みではありませんか?

これは明らかに「サボり癖」がついてしまった証拠。
今回はそんな悩みを持つお母さんお父さんに、子どものサボり癖の治し方をお伝えします!

中学生によくある3つのサボり癖の原因と対処法

どんな子にもサボり癖はあるものです。まずは「うちの子はどうしてサボってしまうのか?」原因を知っておきましょう。
サボってしまう原因を排除するようにしてあげれば、少しずつ改善していきます。もし改善されないようであれば、原因は別のところにあるので、お子さんと一緒に探していきましょう。

サボり癖の原因①何をしていいかわからないのでサボってしまう

中学生は、自分で目標を設定する経験が少ないため、具体的に何をすべきか分からず、結果として勉強をサボってしまうことがよくあります。たとえば、テスト前に「勉強しなきゃ」と思いつつも、何から手をつけるべきか分からないと、つい他のことに気を取られてしまうことが多いです。

対処法
小さな目標を設定しましょう。例えば、毎日「数学の問題を5問解く」や「英単語を10個覚える」といった具体的な目標を立ててしまうと、やるべきことがはっきりするのでサボることが減ります。

サボり癖の原因②「やってもムダ」と思っているので、やらない

自己肯定感が低いと、「どうせ自分にはできない」「やっても意味がない」と思ってしまうことが多く、最初から勉強に取り組もうとしないことがよくあります。過去に、頑張ったのに思うような成果が出なかった経験があると、ますます自分に自信を持てなくなり、「やってもムダ」という考えが強まってしまいます。その結果、「もう英語は捨ててるし、いいや」などと思い、勉強しようとしません。

対処法
まずは、お子さんの自己肯定感を高めてあげましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、少しずつ自分に自信が持てるようになります。簡単な問題や短時間で達成できる勉強から始めて、できた自分を褒める習慣をつけると有効です。例えば、「今日は単語10個覚えられた」「数学の計算問題が解けた」といった小さな成功を実感すると、自己肯定感もアップします。また、親御さんからのポジティブな褒め言葉も、お子さんの自己肯定感を上げることができます。

サボり癖の原因③悩みなどが多く疲れていてできない

学校の友人関係や家庭内の問題など、勉強以外のストレスや悩みがあると、心が疲れてしまい、勉強に集中できなくなることがあります。他者からみたら、ほんの小さなトラブルだとしても、本人にとっては重大で、どうしても勉強に手がつかなくなる子もいます。

対処法
悩みを抱えたままでは勉強に集中することは難しいです。ですから、まずはその悩みを解消するための手助けをしてあげてください。誰かに悩みを打ち明けられれば、それだけでも心は軽くなります。
とは言え、悩みごとがすぐに解決しないことも多いので、リラックスできる方法をお子さんと一緒に探してあげてください。

サボり癖にみえるけど、実はサボってない!? 3つのよくあるパターンと対処法

大人は、子どもがぼーっとしていると、つい「サボってるな」と思いがちですが、実はサボっている訳ではない場合もあります。
この項目では、サボっているようで、実はサボっている訳ではない、3つのよくあるパターンと対処法を紹介しておきます。

サボっているように見える原因①やる気が出ない

やる気がない子は勉強しません。
勉強をしていない姿を見るとどうしてもサボっているように見えてしまいますよね。

ですが、お子さんからすると、

なぜやらなくちゃいけないかわからないから、やる気が出ない
⇒やる気が出ないから勉強していないだけ

という状態なのです。

「じゃあどうやってやる気を出させればいいの?」
と、たくさんのお母さんお父さんが悩まれていることだと思います。

ここでポイントになるのが「動機付け」です。

もし受験生なら、「絶対にこの高校に行きたい!」という志望校が見つかれば、それが動機となり、やる気も出てくるでしょう。

そうではなくても、「次の定期テストで点数アップしたらお小遣いもアップ!」など、わかりやすいメリットを作るのも良いと思います。

とにかく、お子さんにとってやる気が出ることを作るor見つけることをして下さい。

その際は、一方的に親御さんが決めるのではなく、必ずお子さんと相談して決めるようにしてください。
その方が確実にやる気もアップします。

サボっているように見える原因②集中が途切れた

もしお子さんが宿題を最後までやれずに途中で放り出していたとしたら、それもサボっているように見えますよね。
ですが、その時、注意して見ていて欲しいのです。

お子さんは勉強を始めてから何分間、集中出来ていましたか?

例えば15分しか集中できないお子さんが、30分やらないと終わらない宿題をやっていたとしたら、それはもちろん、15分を過ぎたころから集中力が続かなくなります。
この場合、サボっているわけではなく、ただ単に集中力が続かないから宿題が最後まで終わらないだけなのです。

そういう場合にはどうしたらよいのでしょう?

ポイントは無理をしないです。

例えばお子さんが15分間なら集中できる場合、15分勉強したら休憩を取って下さい。

15分勉強⇒5分休憩⇒15分勉強⇒5分休憩…

このように休憩を挟むことで集中力が持続します。
何分間なら集中が続きそうか、これもお子さんと相談して決めてくださいね。
親御さんと一緒に勉強の計画を立てることで、よりやる気になってきます。

サボっているように見える原因③ほかにやりたいことがある

「宿題をやると言って自分の部屋へ行ったのに、気がついたら漫画を読んでいた…」

これもあるあるの話だと思います。
自分の部屋には誘惑がいっぱいです。スマホにゲームに漫画に…
そりゃあどんな子でも、勉強に集中できるはずがありません。

そんな時には、親御さんから学習環境を整える提案をお子さんにしてみませんか。

リビングでも、テレビや音楽が鳴っていない、静かな環境が作れるならそれでも良いでしょう。
オススメは図書館や自習室などです。

お子さんが悪いのではなく、学習環境に問題があると考えて、お子さんと相談してみてください。

サボり癖があると将来にも影響する!? サボり癖のリスク

「どうしてもやりたくない」「なんだか今日は気が乗らない」。
そんな場合に、「今日一日くらいサボったって」と思っている子は多いかもしれません。でも、サボり癖をつけてしまうと、こんな怖いことが起こりやすくなります。

罪悪感で苦しくなる

サボってしまうと、自分に対して罪悪感を感じやすくなります。やるべきことを後回しにしてしまった自分自身に失望し、自己評価が下がります。

成長や進展が遅くなる

サボることで目標達成への道のりが遅れ、成長のペースがグッと下がってしまいます。また進展が滞るので、他の人に後れを取る可能性が高まります。

ストレスや不安感が増加してしまう

後回しにすることで、急いで対応しなければならない状況が増え、ストレスや不安が高まる原因になります。また、後回しにした段階で、不安感が消えなくなります。

将来の選択肢が狭くなる

サボり癖によってスキルや経験を積む機会を失うと、将来的に選択肢が狭くなる可能性があります。例えば、サボり癖によって、内申点を取得することができず、希望する学校に進学できなければ、就職先の選択肢も変わってきます。

サボり癖を改善するスモールステップ

「ちょっとだけなら」「今日だけサボりたい」そんな気持ちについなってしまうサボり癖ですが、これをそのままにしておくと、将来にも影響してしまいます。今のうちに、少しでも改善できるよう、工夫していきましょう。
以下の方法を試していくと、いつの間にかサボらないお子さんに出会えるかもしれません。ぜひ試してみてください!

自分が集中できる時間を見つける

15分勉強して5分休むなど、勉強時間を短時間にする方法は、すでに紹介してありますが、これを実行するのに重要なのが、自分は何分だったら集中できるのか、自分のぺースをみつけること。もし5分が限度だと感じたら、無理せず5分勉強5分休憩をとりましょう。
慣れてくると5分たっても「あと5分勉強したら休もう」と少しずつ時間が伸びていきます。

勉強する内容を細かく分ける

例えば、漠然と「今日は国語の勉強をする」というより、「漢字の書き取りを10分やる」と決めておいた方が、断然、勉強しやすいですよね。このように、勉強の内容を細かく分けておくと、取り組みやすくなります。また、達成感を積み重ねることで、モチベーションも高めることができます。

サボりのパターンを把握する

自分がどのタイミングで、どのような状況でサボりたくなるかを意識し、パターンを把握すると、対策を取ることができます。たとえば、疲れている時間帯にサボりがちなら、その時間帯は勉強するのはきっぱりとやめてしまいましょう。朝起きてすぐに勉強するなど、疲れていない時間を勉強時間と決めてしまうなど、自分のベストな時間に勉強するよう、一日のタイムスケジュールを組んでしまうと、迷いなく勉強できます。

勉強前に「今だけ5分」と自分に言い聞かせる

「とりあえず5分だけやる」と決めてしまうと、勉強を始めやすくなります。ですが実は、始めてみると、そのまま続けられることが多いので、勉強のきっかけを作ることができます。

サボり癖の習慣の変えていくと、意欲や自信を取り戻すことができます!

発達障害や不登校の子に限らず、どんな子でもサボり癖に悩む子は多いです。この記事では、サボり癖の原因とその対処法、そしてサボり癖を改善するための具体的なステップについて解説しました。

サボり癖には、自己評価の低下や成長の遅れ、将来的な選択肢の狭まりなど、様々なリスクがあります。サボり癖が続くと、目標達成への道のりが遠くなり、スキルや知識を積む機会を失うことにも繋がってしまいます。ですから、早い段階でサボり癖を改善することが重要なのです。

またサボっているようにみえるが、実はサボってない場合もあります。お子さんをよく観察し、頭ごなしに叱らないようにしてください。そんな場合は、「どうして勉強しないの?」と声を掛け、勉強できない原因をお子さん一緒に探っていきましょう。
やる気のない子には、動機付けを行い、集中が途切れるのであれば、無理なく集中できる時間を設定し、休憩を適度に取り入れながら学習を進めると、効果が上がります。さらに机まわりにあるスマホやゲームなどを片付け、集中できる環境を整えておきましょう。

サボり癖を改善するための具体的な方法は、スモールステップが効果抜群です!短時間の作業を繰り返すために、自分が集中できる時間を見つける、作業を細かく分割する等、無理なく取り組める方法を取り入れると、少しずつサボってしまう習慣を変えていくことができます。
さらに自分のサボりたくなるパターンを発見できると、ピンポイントで対処することができるので、ぜひ自分のパターンを探し当ててください。サボり癖を克服するには、自分を分析することが非常に有効なのです。

サボり癖があると、自分自身が苦しくなる一方です。どんな子どもでもサボり癖は改善可能なので、スモールステップを自分なりに工夫しながら、自分にあったやり方で試していきましょう。
このように、少しずつ自分の習慣を変えていくと、勉強に対する意欲や自信を取り戻すこともできるようになります。

この記事を書いた人

水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

メッセージ:
辛い時や苦しい時は一人で悩まず、まずは私たちゴーイングに相談してください。解決の糸口を必ず一緒に見つけたいと思っています。

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