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【親御さん向け】今日から実践!子どもの自己肯定感を高める方法

「うちの子、何事にも自信がなくて…」
「自己肯定感が低いと、どんなデメリットがあるの?」
「自己肯定感と母親との関係って?」

こんなことでお悩みではありませんか?

子どもには自己肯定感が大切。

そうわかっていても、つい「勉強しなさい!」「宿題したの?」とアレコレ指図してしまい、自己嫌悪に陥るお母さんは多くいます。

もし自ら能動的に動ける子になってくれたら、親御さんの苦労や小言をグンと減らすことができますよね。

そこで今日は親御さん向けて、子どもの自己肯定感を高める方法をお伝えしていきます。これを読むと、子どもの自己肯定感を下げてしまう原因もわかるので、ぜひ最後までお読みください。



子どもの自己肯定感を高める方法はあるの?

子どもの自己肯定感を高める方法は次のとおりです。

1. 承認する
2. 評価しない
3. 一人の人間として認める

これら3つを行えば、自然と子どもの自己肯定感は高まっていきます。
それぞれ詳しく解説していきますね。



自己肯定感を高める方法①承認する

自己肯定感を高めるためには、承認がとても重要です。

承認とは、ありのままをそのまま口にすることを指しています。

たとえば、子どもが約束を守ったら、「約束を守ってくれてありがとう」とひとこと声をかけるのが承認です。

とても簡単そうに見えますが、次に紹介する評価とは異なり、親御さんにとってレベルが低いと思うことでも、口に出して承認する必要があるので、最初のうちは難しく感じるかもしれません。



自己肯定感を高める方法②評価しない

承認はずっと続けていくことですが、評価することは徐々に止めていかなくてはなりません。

というのも、評価とは、上から目線で子どもを褒めたり注意したりすることだからです。

たとえば、子どもが親御さんに褒められるから「〇〇しよう」と考えると、行動の動機づけが親御さん基準になってしまいます。

それに評価は目に見えるものに対してのみ行うので、テストの点数や成績に目が行きがちで、子どもが頑張ったプロセスに注目できません。

すると、「あれだけ頑張ったのに駄目だった、次も駄目なんだろうな」と思ってしまいます。



自己肯定感を高める方法③一人の人間として認める

最後は、子どもを一人の人間として認めることです。

たとえば、子どもが自主的にしたいと言ってきたことに対して、まずは認めてあげて、親御さんが見守ることが、これに当てはまります。

親と子どもという上下関係を活かさないとダメな場面もありますが、それ以外のところではなるべく自主性を認め、自由に行動させることを優先してください。

ただし、自由とわがままは違うので注意してくださいね。



子どもの自己肯定感を高めるメリット

ここまで子どもの自己肯定感を高める方法をお伝えしてきましたが、メリットにはどのようなものがあるのでしょう?

具体的には以下のとおりです。

● チャレンジ精神が高まる
● 自立・独立精神が育つ
● 失敗にめげないようになる

それぞれ解説していきますね。



チャレンジ精神が高まる

子どもの自己肯定感を高めると得られるメリットの一つ目は、チャレンジ精神が高まって何事にも前向きになれる点です。

なぜなら、自己肯定感が育つと「自分ならできる」という気持ちにあふれ、できそうにないことでもチャレンジしてみようと思えるようになるからです。

逆に自己肯定感がないと、できないものは諦めようという気持ちが強くなります。



自立・独立精神が育つ

チャレンジ精神が高まると同時に、自立や独立精神も徐々に高まってきます。

というのも、チャレンジ精神を発揮すると、自ら動くことが多くなり、親御さんに頼らなくてもできることが増えていくからです。

自ら動くことに慣れると、誰かに指示されたり、守ってもらったりすることの方が煩わしく感じてしまうので、率先して自ら動けるようになります。

もちろんこれらはメリットなのですが、子どもから先走った行動も出てくるようになるので、冒頭でもお伝えしたように、親御さんはきちんと見守ることを意識してください。



失敗にめげない

最後のメリットは、失敗にめげないようになることです。

自己肯定感が育ち、自立や独立精神も高まってくると、行動を起こして失敗する確率も高まります。

ときには挫けそうになりながら、親御さんの手を借りつつ「できなかったことができるように」なると、徐々に失敗することは悪くないと子どもは気づきます。

すると、多少の失敗にはめげないようになるんです。

失敗にめげなくなると、より行動を起こせるようになって、更に自己肯定感が増していくという良いスパイラルが生まれるでしょう。



自己肯定感が低い子どもの特徴5つ!

それでは逆に、自己肯定感が低い子どもにはどのような特徴があるのでしょうか?
具体的な特徴は以下のとおりです。

● 自分はできないと決めつける
● チャレンジできない
● 諦めが早い
● 主張ができなくなる
● 依存心が強くなる

それでは、さっそく解説していきます。



自分はできないと決めつける

自己肯定感が低いと、何をやっても自分は出来ないと決めつけてしまう傾向が強くなります。

というのも、自己肯定感とは自分は何でもできると思う気持ちであり、その気持ちが前提にあって、何事にも取り組めるようになれるからです。

たとえば、まだ知らない仕事を任されたときに、自己肯定感が低いお子さんだと「自分はできない」と決めつけてしまい、早々に諦めることとなるでしょう。



チャレンジできない

また、自分はできないと決めつけてしまうと、チャレンジも同時にできなくなります。

挑戦とは、まだ知らない物事に取り組むことです。

たとえば、新しい分野の勉強をすることや、新しい知識を覚えるといったのにもチャレンジ精神は必要です。

そのため、自己肯定感が低いと、新しい知識を付けるのが難しくなり、周りとの差も開いてしまうでしょう。



諦めが早い

自分はできないと決めつけていると、当然、諦めも早くなります。

たとえば、勉強を早々に諦めたり、部活動を諦めたりしてしまいます。

このように諦めが早いことで、今後の人生に影響する物事にも真剣になれなくなると、子どもの将来が暗くなります。

ときには諦めも大事といわれますが、子ども時代に努力しても無意味なことなんて皆無で、諦めてしまうことは本当にもったいないことです。



主張ができなくなる

その他の特徴として、子どもが意見を主張できないことも考えられます。

というのも、「何か言っても自分の意見は通らない」と、最初から諦めてしまうからです。

少し話は変わりますが、昨今の入試や学校の授業では、自分の考えを主張する試験や教育がなされています。

とすると、自己肯定感が低いことによって主張ができず、こういった単純な学力では測れない問題に苦労する恐れもあります。



依存心が強くなる

最後の特徴は、チャレンジ精神が育たず、自立性も育たないため依存心が強くなります。

もちろん、小学校から高校までは塾や予備校があり、大学でも大学職員の方が助けてくれることは多いでしょう。

しかし、社会に出てからきちんと働き、失敗にもめげずに成功できる子どもに育ってほしいと思うなら、この依存心はすぐに取り除いた方がよいでしょう。

現在は技術革新が年に複数回起こっているので、誰かに知識を教えてもらう子どもよりも、自ら知識や経験を得に行く子どもの方が、人生を豊かに生きるといった観点では成功確率が高いと言っても過言ではありません。



子どもの自己肯定感と母親の関係は?

自己肯定感の問題となると、子どもと母親の関係がよく取り上げられます。

子どもと母親の自己肯定感との関係について、まとめると次のようになります。

● 自己肯定感が高い親は、子ども自己肯定感も高い
● 親御さんがひどくけなされた経験があると、子どもにも影響がある
● 母親の自己肯定感抜きに、子どもの自己肯定感は育たない

それぞれ解説します。



自己肯定感が高い親は、子どもの自己肯定感も高い

自己肯定感が高い親御さんのもとでは、子どもの自己肯定感も高い傾向にあります。

というのも、親御さんの自己肯定感が高ければ、子どもの行動や考えをあるがままに受け入れられる可能性が高まるからです。

そのため、あるがままに受け入れるためには、まずは自らの自己肯定感を強く持つ必要があります。

その前提条件が親御さんにあると、自然と自分に自信が持てるようになるという訳です。



自分自身がひどくけなされた経験があると、子どもにも影響がある

また親御さん自身がひどくけなされたから成長できたという経験があると、子どもの自己肯定感に影響がある可能性が高いです。

子どもの自己肯定感を親御さんが育てた方がいいことに間違いはありませんが、一方で例外的に子どものときに自分自身で自己肯定感を高められる子もいます。

あくまで、これは例外であり自らの子どもも同じように育てるのは大きな間違いになってしまう可能性が高いです。



母親の自己肯定感抜きに、子どもの自己肯定感は育たない

母親の自己肯定感が低いと、先ほどお伝えしたように、子どものあるがままを受け入れられる可能性が低くなります。

この状態だと承認がしづらくなり、評価しがちになるため、子どもの自己肯定感を育てづらくするんです。

となると、母親の自己肯定感が低いときには、まずこの問題を解決しないといけません。

大人になってから自己肯定感を増すためには、自分自身を受け入れ許すところからスタートしてみてください。

すると、子どもの行動もあるがままに受け入れられるようになり、承認も自然とできるようになるはずです。



子どもの自己肯定感を引き下げる呪いの言葉

子どもの自己肯定感を下げる呪いの言葉をご存知でしょうか?

呪いとは精神的に縛ることを意味し、次の言葉を少しでも口にしてしまうと自己肯定感を下げてしまう要因になります。

● 他人と比較する言葉
● 自分の子どもではないという言葉
● 評価しけなす言葉

それぞれ、解説していきます。



他人と比較する言葉

子どもにとって、親御さんから他人と比較されるのは、自己肯定感を大きく下げてしまいます。

たとえば、次のような言葉を子どもに掛けていないでしょうか?

「〇〇くんはテストでもっと点数取れているのに…」

最後まで言い切らずとも、「なぜ自分の子どもが点数を取れないのか」を暗にほのめかしていることがわかります。

このようなニュアンスを伝えてしまうだけで、子どもの自己肯定感とともに自尊心まで傷つけてしまうので絶対にやめてください。

特に兄弟間での比較する言葉は、将来に兄弟間で溝を生んでしまう恐れもあります。



自分の子どもではないという言葉

次によく親御さんが掛けてしまう言葉として、自分の子どもではないという言葉があります。

たとえば、「〇〇ちゃんが家の子だったらいいのに…」といった言葉も裏を返せば、自分の子どもとして認めていない言葉になってしまうので、注意してください。

もちろん親御さんにとっては、喧嘩や口論の末に出てしまった言葉だと思いますが、子どもは予想以上に傷つくものです。

当たり前のことですが、感情的になってこのような言葉を言ってしまう前に、一度冷静になる時間を置いたほうがいいでしょう。



評価し、けなす言葉

最後は評価し、子どもをけなす言葉にも注意しなければなりません。

たとえば、「なんでこれだけしか取れないの!」とご家庭で良く怒っていないでしょうか?

もし、怒っているのであれば、それは評価しけなす言葉です。

親御さんは子どもに奮起してほしくて伝えている言葉かもしれませんが、当人にとっては頑張ったプロセスを認めてもらえない呪いの言葉です。

先ほどもお伝えしましたが、けなして成長できる子どもは極少数である点に注意しましょう。

それよりも、以前と比べてどうだったのかを子どもと一緒に反省会を開く方がずっと建設的です。



自己肯定感が高ければ、のびのびと人生を送れるようになる!

自己肯定感は、現代においてとても重要な意味を持つ言葉です。

というのも、自己肯定感がなければ自ら学び取ろうという気持ちがなくなってしまい、どんどん情報化社会に取り残される恐れがあるからです。

自己肯定感によってチャレンジする精神が養われ、そこからはじめて子どもは前を向いて歩けるようになります。

ですから言葉使いには十分気を配り、お子さんが自分の人生をのびのびと歩けるよう、自信を持たせてあげてください。

私たちのサイトでは、この他にも様々なお子さんの学習や学校生活に役立つ情報を取り扱っているので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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