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中学生が部活と勉強を両立させるには?効率的な勉強法と時間の作り方

「中学校で部活と勉強、両立できるか不安…」
「忙しくて勉強する時間がない」
「両立するテクニックを教えて!」

こんなことでお悩みではありませんか?

中学生になると部活が始まり、お子さんの生活は圧倒的に忙しくなります。

文武両道という言葉があるように、勉強と部活の両立ができたらいいなと感じている親御さんは少なくありませんが、ぼっーっと日々を過ごしていたのでは、もちろんできないことです。

そこでこの記事では、中学生が部活と勉強を両立させるための、効率的な勉強法と時間の作り方をお伝えしていきます。
部活と勉強という難関を乗り越えると、中学生活がグッと楽しくなってきますので、ぜひ参考にしてください。

中学生の部活参加率はどれくらい?

文部科学省の調査によると、中学生の約70〜80%が部活動に参加していると言われています。
運動部ではバスケットボール部やサッカー部、バレー部などが特に人気です。

放課後や休日も活動が行われるので、部活動にばかり時間を取られ、勉強時間をどう確保するか?は大きな課題となっています。
部活と勉強の両立という、中学生活最大の悩みを抱えている生徒は増え続けているのが現状です。

中学生は忙しい!部活と勉強の両立は難しすぎる?

中学生になると部活が始まり、小学校までの生活とはあまりに違う生活が始まるで、忙しさのあまり、勉強とは両立できないと感じてしまう場合があります。
特に、平日は部活動が夕方まで続き、帰宅後に勉強する時間を確保するのが難しいのが現状ではありますが、『疲れて勉強に集中できない』『勉強が後回しになってしまう』と当初は悩んでも、勉強のやり方や時間確保の方法を工夫することで、両立することが可能になります。
また、部活をすることで下記のように精神的に成長できますから、それが勉強との両立を大いに役立ててくれることになります。

部活の3つのメリット

部活のメリット①体力と精神力が鍛えられる
部活に参加すれば、体力と忍耐力が鍛えられます。運動部でなくても、日々、練習を積み重ねる大切さを体験し、大会に向けて努力を重ねます。そのように毎日を過ごすと忍耐力と集中力がつくので、何事にも頑張れるようになります。

部活のメリット②友情を育み、協調性を身につけられる
同じ目標に向かって仲間と共に努力する経験は、友情を育むだけでなく、協力性やコミュニケーション力も向上させてくれます。部活動で得た友人関係は学校生活をより充実させてくれますし、勉強への探究心を掘り下げてくれます。

部活のメリット③時間管理能力が身につく
部活動で忙しい日々を送っていると、限られた時間を効率的に使おう!という意識が生まれます。 部活の忙しさの中で、「今しかできないことに集中する」「今やるべきことが終わったら次のやるべきことをやる」など、時間管理の大切さを学ぶことができるので、自然と勉強の効率も上がります。

忙しい中学生が部活と勉強を両立させる方法

「忙しい」「時間がない」と嘆いていてもテストは待ってくれません。その中で、どのように効率的に勉強を進めるか?など、自分なりの工夫を見つけていかないと、この先の人生の困難も乗り越えられなくなってしまいます。
ここに紹介する4つのテクニックを参考に、自分なりに両立する方法を日々、確率させていきましょう。

忙しい中学生でも部活と両立できる勉強法

テクニック①毎日コツコツ積み上げろ

部活と両立できる勉強法①:どんなに疲れても「5分でいいから机に向かう」
部活動から帰宅すると、誰でも疲れてヘトヘトだと思います。ですが、疲労感があっても、「5分でいいから机に向かう」ことを習慣にしましょう。 たった5分ですが、机に向かえば学習スイッチが入るので、勉強も進めやすくなります。
このような毎日を積み重ねていくと、学習習慣が定着します。

部活と両立できる勉強法②:必ず予習復習をする
どんなに時間がない中でも、毎日必ず予習復習をしましょう。予習で自分が分からないポイントを確認しておくと授業が理解しやすくなり、復習をすると知識が頭に定着します。予習復習の時間は、5~10分でかまいません。たった数分でも毎日コツコツ続けることで勉強の底上げになり、徐々に点数アップすることができます。

忙しい中学生でも部活と両立できる時間の作り方

テクニック②スキマ時間に10分勉強。どれだけ集中できるかがキモになる

両立できる時間の作り方①:スキマ時間を狙え
学校の休み時間や通学時間など、スキマ時間を積極的に使いましょう。 スキマ時間に英単語や漢字の暗記を行うだけでも、勉強の効率はグッと上がります。
さらに、短時間で集中して勉強する習慣をつけると、何事をするにも効率のよいやり方で進めることが可能になるので、忙しい中学生活をラクに乗り越えることができます。

両立できる時間の作り方②:帰宅後すぐに机に向かう
帰宅後、ちょっとでも休んでしまうと、どっと疲れを感じてしまいます。ですから、その前に机に向かい、気持ちをパッと切り替えてしまいましょう。
また帰宅後すぐに勉強を始めることで、部活と勉強のメリハリがつくので、集中力を高めることができます。

部活と両立できるスケジュールの立て方

テクニック③毎日やることをきっちり決めておき、必ず実行する

両立できるスケジュールの立て方①:「いつ、何をするか」毎日の勉強計画を立てておく
「毎日何を、どれくらい、いつ勉強するか」という計画を立てておきましょう。具体的にスケジュールを組んでおけば、限られた時間を無駄にすることがありません。

具体的なスケジュールの一例(ひとつの例として参考にしてください)
毎日の自主勉強時間を最低1時間確保する例
まず毎日の自主勉強時間は、最低1時間確保します。なぜなら、学校の宿題を行う時間は必須だからです。
学校の宿題には、英文の和訳や数学の基礎計算などさまざま出題され、それを完璧にしておけば、テストで間違いなく解答できるようになる、有難い問題集です。
もちろん、宿題が1時間以内で終わるなら、残りの時間は自由時間として使ってください。

両立のためのスケジュール②:部活動のオフ日は勉強に集中する
部活動がない日や休日は、勉強に集中する良い機会です。休日にしっかりと予習を復習すると、平日の勉強負担が減るので、部活動とのバランスが取りやすくなります。
もちろん、勉強の基礎に自信が生まれてきたら、この日は勉強も部活もオフにしてもかまいません。

部活と両立できるメンタリティの保ち方

テクニック④メリハリをつけた生活を送る

両立できるメンタリティの保ち方①:しっかり休む・遊ぶ
部活と勉強の両立には、リフレッシュが重要です。 休日を決めたらゆっくり休息し、大好きなゲームで心身をリセットしておきましょう。それが、次の日からの勉強や部活動への原動力となります。
このような日々の中でやるゲームは、より一層楽しいですよ。

両立できるメンタリティの保ち方②:長期的な目標を持つ
部活動や勉強に関して「何を目指すか」という目標を明確にしておきましょう。日々の努力の意義が見えないと、精神的に持ちません。少し大きな夢と、具体的な目標設定の両方を持つと、勉強と部活の意欲が高まります。

忙しい中学生が部活と勉強を両立させる重要ポイント

両立を可能にする重要ポイントだけを箇条書きにしておきます。頭に入れておくだけでも意識が変わります。

毎日コツコツ積み上げる
必ず予習復習をする
スキマ時間を狙え
毎日の勉強計画を立てておく
しっかり休む・遊ぶ

中学生が部活と勉強を両立させるのは、疲れて無理だと感じたときの対処法

ここまで勉強法やスケジュールの立て方などについて解説してきましたが、毎日忙しく過ごしていると、どうしても無理だと感じるときもあります。
そのようなときは、次の対処法をしてみると意外と勉強がはかどるので、試してみてください。

● 15分程度の仮眠を取る
● 朝型の生活に切り替える
● スマホを触る時間をなくす

「忙しい」「疲れた」そんな場合は家族や先生のサポートを頼ろう!

どうしても、「もうやりたくない」「ひとりじゃできない」などと気弱になってしまうこともあります。そんな場合は、親御さんや学校や塾の先生を頼りましょう。宿題を見てもらったり、勉強を教えてもらったりすれば、勉強の孤独感から解放されます。また、大好きなおかずをリクエストして、夜食やおやつを用意してもらえば、それだけでも「頑張ろう」と思えるものです。

部活と勉強の両立は挑戦の連続。だけど必ず成長できる!!

忙しい中学生にとって部活と勉強の両立は、確かに簡単ではありません。ですが、工夫を重ね、日々努力を積み重ねていけば、必ず乗り越えることができます。
そして、その過程で身につけた忍耐力や時間管理能力、効率的な勉強法などのスキルは、今後の人生の大きな財産になります。

忙しい毎日の中では、時にはくじけそうになることもあるかもしれません。そんな場合は長期的な目標をしっかりと持ち、親御さんや学校や塾の先生などにサポートをお願いしましょう。
周囲の大人は、あなたを支援するために存在していると言っても過言ではありません。なぜなら、子どもの成長をサポ―トするのは、大人の義務だからです。

もし、どうしても、「うまくいかない」「もうだめだ」と感じた時には、この記事を読み返し、あなたにとっての小さなヒントを思い出してもらえたら嬉しいです。
そして時には部活も勉強も忘れて、思いっきり遊ぶことも忘れないでくださいね。

この記事を書いた人

齋藤 義晃 / 勉強プランナー

メッセージ:
不良でビリから2番目、偏差値30台。そこから独自で確立した勉強法で早稲田大学に合格。この経験を活かし、家庭教師として53人の生徒を第一志望校に合格に導き、在学中に「家庭教師のゴーイング」を設立。勉強が苦手な子専門として実績29年。今でも現場の中心に立ち17,000人以上の相談を解決。心理カウンセラーの資格を取得し、不登校・発達障害の生徒さんへのサポートにも力を入れています。

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