小学生の春休みの過ごし方~学年別・シチュエーション別~
「小学生って春休みはどうしたらいいの?」
「春休みってなにか勉強するべき?」
「外出できない場合のことも教えて欲しい」
こんなことでお悩みではありませんか?
2020年度から長く続くコロナですが、2022年の初頭も猛威を振るっています。
しかし時間は待ってくれず、小学生のお子さんは春休みが訪れます。
「外出できなくなったら、何をしたらいいかわからない」と、悩んでしまうご家庭もありますよね。
そこで今日は、小学生の春休みの過ごし方について、詳しく解説していきます。
これを読むと、コロナが流行している/終息したとき、両方の春休みの過ごし方がわかるので、ぜひ最後までお読みください。
小学生の春休みの過ごし方・やっておくべきこと
小学生の春休みの過ごし方と、『やっておくべきこと』を、以下の3つの章に分けて紹介していきます。
● 勉強編
● ご家庭編
● アウトドア編
2020年からコロナが始まり、2022年は『小学生のお子さんが、どうやって春休みを有意義に過ごしていくべきなのか?』をまとめてみました。
アフターコロナという言葉もありますが、まずはコロナが終息しない状況下で、春休みをどう過ごして行けばいいかを確認していきましょう。
2022年はコロナとどうやって向き合えばいい?
初めに、2020年から始まるコロナ騒動は、2022年になっても終息を見ていません。
当初のときより影響はずっと小さくなっていますが、十分な対処して春休みを過ごしていく必要がありそうです。
もし仮に、春休み中にコロナがより深刻になった場合は、以下の項目でお伝えする勉強編とご家庭編を中心に春休みを過ごしてください。
とは言え、子どもはほとんど重症化しないので安心して過ごして大丈夫そうです。
小学生春休みの過ごし方:勉強編
それではまず小学生春休みの過ごし方、勉強編をお伝えします。
勉強編では、まず以下の項目について取り組んでみましょう。
● 前学年の復習を終わらせておこう
● 小学校2年生は英語に慣れておこう
● 学校の宿題は必ず終わらせよう
● 苦手克服をしよう
● 一人でできる運動をする
では、1つずつ解説していきますね。
前学年の復習を終わらせておこう
勉強編1つ目の目標は、前学年の復習を終わらせておくことです。
この理由は、小学生の内にできないことを、少なくするためなんです。
特に中学年から高学年に学年があがるときには、意外と多くのお子さんが苦手を抱えたまま進級してしまいます。
高学年は中学校との橋渡しになる分野を複数、勉強しますので、低学年の内から常に苦手を抱えないようにしてください。
また、復習を通じて苦手分野を意識しておけば、学校の先生に相談したり、塾の先生に相談したりなど、様々な方法で苦手克服につなげられます。
新小学校3年生は英語に慣れておこう
次に問題になるのが、小学校3年生から始まる英語への対応です。
新小学校3年生のお子さんには、必ず英語に慣れさせる勉強をさせましょう。
なぜなら英語は小学校での教科化が2020年度から開始され、中学年からは通知表の内容に記載されるからです。
小学校時代の通知表は高校受験に必要ではありませんが、小学校の英語でつまづいていると、中学校英語はもっと難しくなります。
ですから、英語に触れてきていないお子さんは、新小学校3年生の春休みから少しづつ英語になれる訓練をしておきましょう。
学校の宿題は必ず終わらせる
続いての春休みの過ごし方勉強編は、学校の宿題を必ず終わらせることです。
この理由は、学校の宿題で前学年の復習ができるからです。
基本的に学校の宿題には前の学年の問題が記載されている傾向が高く、宿題をするだけで復習につながります。
ただし高学年になると、復習範囲が膨大になってしまうので、『ここが苦手だな』とお子さんが感じていたら市販の参考書やテキストを利用しましょう。
また、時間に余裕があれば、学校のテキストを最初は書き込まないで行う方法も、復習にはベストです。
最初の1回目はノートに解き、その後2回目をテキストに書き込むだけで2周できるので、とてもおすすめです。
苦手克服をしよう
春休みの過ごし方勉強編の4つ目は、苦手克服することです。
この理由は、長い時間勉強に使えるのは、春休みを含めて年に3回しかないからです。
しかも例えば夏休みだと1学期間の総復習と苦手克服、冬休みだと2学期までの総復習と苦手克服と、今の学年でやらなければならないことがたくさんでてきます。
ですから、新学年に上がるまでの苦手克服となると、春休みにするのがベストな選択肢と言えます。
このように春休みは、復習と苦手克服にはまたとない機会なので、十分活用していきましょう。
一人でできる運動をする
最後に勉強している最中は体を動かせないことが多々あるため、春休み期間中で勉強だけしているときにも、一人でできる運動をしておきましょう。
例えば、公園の周囲を歩いたり、課外活動で取り組んでいるスポーツの練習をするなどが効果的です。
勉強に集中しているときはお家時間が長くなってしまうので、体を動かすことでストレス発散につなげてください。
特に勉強はストレスが溜まるので、勉強しすぎには注意しましょう。
小学生春休みの過ごし方:ご家庭編
続いて小学生の春休みの過ごし方、ご家庭編をお伝えしていきます。
具体的な内容は以下の通りです。
● ご家族との時間を楽しむ
● パソコンで調べ物をしてみる
● キーボードの練習をしてみる
● 調理体験をしてみる
● 図工を楽しんでみる
それでは早速、解説していきます。
ご家族との時間を楽しむ
小学生の春休みの過ごし方1つ目は、ご家族との時間を楽しむことです。
この理由は、ご家族との時間を楽しむことは、小学生の時期しかできないからです。
例えば、お子さんが中学生や高校生になったときを想像してみましょう。
中学生では部活動が忙しく、高校生になると余計に部活と勉強が忙しくなります。
こういった状況の中で、祖父母や両親といったご家族との時間を楽しむことは年々減っていきます。
ですから、あまり忙しくない小学生の時期に、ご家族との時間を大切にしてください。
パソコンで調べ物をしてみる
続いてパソコンで調べ物してみるのも、ご家庭でできることです。
なぜパソコンで調べ物してみるのが重要なのかと言うと、今後は中学校・高校でレポート課題が増えてくる可能性があるからです。
レポート課題が増えると、当然知らないことを調べる力が必要になってくるので、パソコンという現代に必要なツールを使いこなせるようにしておきましょう。
特に昨今ではスマホを使えるお子さんは増えていますが、パソコンは使えないというお子さんも同時に増えています。
パソコンは学校の勉強だけでなく、社会人においても重要なスキルになってくるので、今のうちから準備しておきましょう。
キーボードの練習をしてみる
パソコンで調べ物をする時に、同時に訓練して欲しいこととして、キーボードの練習があります。
キーボードの練習がなぜ必要なのかというと、プログラミング学習や調べ物をする際に必ず使用しなければいけないからです。
スマホに慣れたお子さんであると、フリック入力に慣れすぎていて、キーボード操作ができないお子さんも多くいます。
キーボード操作に慣れていないと、結果としてプログラミング学習に出遅れてしまったり、調べ物学習で出遅れてしまったりする可能性が高まります。
そのため、学校の勉強とは直接関係ありませんが、現代における必須スキルとして練習しておいて損はありません。
調理体験をしてみる
続いてのご家庭での春休みの過ごし方は、調理体験してみるというものがあります。
この理由は、調理体験を通して両親が自分のために料理を作ってくれることが、どれだけ大変で難しいのかを体験する良い機会だからです。
例えば、ハンバーグを作ってみたり、オムレツを作ってみたりなど様々な調理体験してみましょう。
また、この経験を通して、『なぜ卵は火を付けると固くなるのか?』『お肉は加熱するとおいしくなるのか?』なども、考えてみると良いでしょう。
調理は化学の産物なので、なぜそうなるかを考えながら取り組んでみると、お子さんは楽しく勉強することができます。
図工を楽しんでみる
最後にご家庭での春休みの過ごし方として、図工を楽しんでみるというものがあります。
なぜ図工を楽しむと良いのかというと、図工は空間把握能力の向上につながる可能性が高いからです。
例えば、難しいものでなくても、キットを買ってきてラジオを作ってみたり、木材で何かのモデルを作ってみたりなど、様々な取り組み方があります。
このように、図面を見て実際の材料に落とし込む力は、必ず空間把握能力に役立ちます。
特に空間把握能力は、小学生高学年あたりから苦手なお子さんが増える、空間図形の理解に役立つので、小学校低学年の内から取り組んでおくと良いでしょう。
小学生春休みの過ごし方:アウトドア編
それでは小学生春休みの過ごし方アウトドア編を解説していきます。
解説する項目は以下の通りです。
● キャンプで過ごす
● お花見で過ごす
● 春の山菜採りをして過ごす
アウトドアになると様々な人との交流があり、コミュニケーションが活発になります。
イベントに応じてご家族で参加し、楽しい時間を過ごしましょう。
では、早速解説していきます。
キャンプして過ごす
小学生の春休みの過ごし方アウトドア編1つ目は、キャンプして過ごすことです。
この理由は、キャンプは基本的にご家族と静かな時間を、自然の中で過ごせるからです。
特に大自然の中で自ら行動し、火起こしや調理して過ごすのは、かけがえのない経験となるでしょう。
ただし、キャンプ場は人里離れた地域に立地している場合が多いので、ケガや病気には十分注意して過ごす必要があります。虫や動物への対処も忘れず行っておきましょう。
お花見で過ごす
春休みのイベントとしては、お花見で過ごすことも考えられます。
お花見というと、夜のイメージが多いですがピクニック気分でお昼にお花見しても大丈夫です。
夜になると会社員の方々がお酒を飲み始めて、少し騒がしい雰囲気になってしまうのも注意しなければなりません。
そのためお花見する場合にはお昼が一番おすすめ!
その他の時間は準備や片付けに充てると良いでしょう。
また、お花見の際にはお弁当を準備したり、買い出ししたりなど、その他の時間でも親子のコミュニケーションが取れます。
春の山菜取りをして過ごす
続いて春の山菜採りして過ごすのも、アウトドアとしては最適です。
この理由は、春の山菜取りは山で行う必要があり、適度な運動と楽しみがあるからです。
山となると少し街から離れた場所になるので、キャンプと同様に注意が必要です。
山菜取りは私有地で行うと不法侵入になってしまうため、事前に確認して取り組むようにしてください。
また、山菜採りで取ってきた食材を家で美味しく調理すると、先ほどの項目でお伝えした調理を体験してみる相乗効果も期待できます。
小学生春休みの過ごし方:コロナが落ち着いたらしたいこと
では続いて小学生の春休みの過ごし方で、コロナが落ち着いたらしたいことを解説していきます。
具体的には以下の通りです。
● 家族でお出かけする
● 友達と思いっきり遊ぶ
● リアルのイベントに出席する
● 旅行を楽しむ
2022年の頭からコロナは爆発的に広がっており、お子さんの健康を考えるとなかなか外へ出る機会はありません。
とは言え前の項目でお伝えしましたが、子どもは重症化しないので、春休みも外の時間を楽しんで大丈夫でしょう。
では、早速解説していきます。
①家族でお出かけする
重ねて言いますが、子どもは重症化しないのですから、家族でお出かけも楽しみましょう。
密な状態を避けよう、3密を避けようと言われていますが、2020年から超ラッシュの山の手線でも中央線でも、クラスターは出ていません。2020年初頭、日本ではマスクも品切れ状態でしたので、安心して遊ぶことが可能です。
②友達と思いっきり遊ぶ
またコロナ下では出来なかった友達と思いっきり遊ぶというのも楽しみですね。
この理由は、大人と時間を過ごすのも大事ですが、友達との時間をきちんと過ごす時間がお子さんには重要だからです。
お友達との時間は、今後大人になっても大事な記憶として残りますし、親友ができれば生涯を通じて交流があります。
そんな関係性を掛け値なしに築けるのは小中高といった時間しかないため、ご家庭でも友達と遊ぶ時間を確保してあげましょう。
③リアルのイベントに出席する
また、リアルのイベントに出席するのも大切です。
リアルのイベントというと、課外活動のスポーツ大会や、将棋や囲碁といった大会などあらゆるものが含まれます。
コロナが流行っているときには、各種自粛が求められてきましたが、最近では活動が再開されているので、興味のあるものにはどんどん参加していきましょう。
特にお子さんの興味のある知識をつけるためのリアルイベントは、今後の学習にも役立つためご家族での参加をおすすめします。
④旅行を楽しむ
さて朝の山の手線のような蜜でも誰もコロナに感染しないのですから、旅行も楽しんでいきましょう。
おでかけと似ているかもしれませんが、旅行は1泊2日以上のおでかけを指しています。
旅行では様々な人との触れ合いや体験があるので、コロナの状態では全く旅行が出来なかったというご家庭も多かったのではないでしょうか?
このように目的を持って旅行すると、お子さんにとって最高の刺激になります。
ですから、もしコロナのせいで旅行を楽しめていなかったのであれば、時間をとって旅行を楽しみましょう。
小学校学年別春休みの過ごし方
最後の項目では、小学校の学年別春休みの過ごし方について、詳しく解説していきます。
具体的な内容を時系列に並び替えてお伝えすると以下の通りです。
● 低学年
● 中学年
● 小学校5年生
● 小学校6年生
このように分けた理由は、小学校5年生と6年生は特別な対応が必要になるからです。
それでは、早速解説していきます。
小学校低学年の春休みの過ごし方
小学校低学年の春休みの過ごし方は、時間を大切にすることと、前の学年のやり残しをなくすことです。
なぜなら、小学校中学年からは習い事を始めるご家庭も増えてますし、前学年のやり残しは日常生活にも影響が出るからです。
例えば、中学年頃からスポーツの課外活動を始めると、大会や練習などで家族の時間は限られてしまいます。
また、前学年のやり残しで九九の計算や時間の読み方ができなければ、日常生活に大きな影響を与えてしまうでしょう。
このように低学年といっても、春休みの過ごし方には目的を持つことが重要です。
小学校中学年の春休みの過ごし方
続いて小学校中学年の春休みの過ごし方は、復習と英語への対応です。
この理由は、小学校中学年から英語の教科化が始まるからです。
小学校2年生までは英語は触れ合って楽しいものでしたが、中学年になると点数を取らなければならない教科となります。
このように英語教育の質が変化してしまうので、英語への興味関心を春休みの内に引き出しておかなければなりません。
また、同時に中学年での積み残しが高学年で残っていると、特に算数では苦手が加速してしまいます。
算数の中でも図形は苦手が残りやすい分野として有名なので、小3から始まる二等辺三角形の特徴や正三角形の特徴などはきちんと押さえておきましょう。
小学校5年生の春休みの過ごし方
小学校5年生の春休みの過ごし方は、大忙しかもしれません。
なぜなら、課外活動で主力メンバーになったり、学校の勉強も高度になったりするからです。
特にスポーツが好きなお子さんにとっては、課外活動が一番で、勉強は2番目になるかもしれません。
さらにご家庭では小学校の間だけでも、好きなことをさせてあげたいと感じているかもしれません。
でも実は、小学校5年生において、勉強がより一層難しくなることはご存知でしょうか?
英語もより高度な内容を学んでいきますし、算数も苦手を多く抱えるお子さんが発生する学年でもあります。
今まで学んできた小学生での知識が統合的に試される学年なので、春休みから少しずつ勉強時間を増やしていきましょう。
小学校6年生の春休みの過ごし方
小学校6年生の春休みの過ごし方は、今までの学年の総復習にあてるべきです。
なぜなら、春休みは小学生の間に使える長期休みの3分の1に該当するからです。
もし仮に中学校受験を開始するのであれば、春休みの時期を何もしないで過ごすのは危険であると言えます。
例えば、中学年からの積み残しがないか確認するためにテキストを総復習したり、小学校6年生の予習を始めたりなど様々なことができます。
特に小学校の行事や課外活動でも主役になる可能性が高いので、通常授業期間中は思っている以上に時間が取れないものです。
ですから、6年生の春休みはまず勉強から始めて、残った時間で余暇時間を過ごすようにしてください。
小学生春休みの過ごし方は、学年別、シチュエ―ション別に考えておこう!
小学生の春休み時間は、中学校や高校と比べれば家族との時間を取れたり、余暇時間として自由に過ごせる時間も増えたりします。
2022年初頭から流行っているコロナが終息し、アフターコロナとなれば、旅行やご家族との団らんを優先したいと考えるご家庭も増えるはずです。
確かに低学年や中学年では、ご家族との時間を増やしても一向に構いません。
しかし、高学年になると課外活動も忙しくなることから、必ず勉強にも時間を割くようにしてください。
特に高学年の積み残しは中学校に響く可能性が高いので要注意です。
その他にも気になる記事がありましたら、ぜひご覧頂けると幸いです。