発達障がいの子の忘れ物が減らない原因と、忘れ物を減らす方法とは?
お子さんが発達障がいだと、親御さんはお子さんの忘れ物に悩まされる場合が多いです。
親御さんがいくら言っても忘れ物をしてしまうので、「もうどうしたらいいか、わからない…」とお手上げ状態になってしまうことも。
発達障がいの子の忘れ物が少しでもなくなるよう、今日は忘れ物をしてしまう理由と、その対処法をお伝えします。
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発達障がいの子が、忘れ物をしてしまう理由とは?
原因がわからないと、対処の方法も思いつきません。まずは忘れ物をしてしまう理由を探っていきましょう。
発達障がいの子が忘れ物をする理由①:整理整頓ができない
発達障がいの子は、整理整頓が苦手です。上手に整理ができず、モノがぐちゃぐちゃになっていると、探し出すだけでも一苦労。
探し物をしているうちに、別の探し物が出てきたりして、目的のモノを忘れてしまう場合があります。
発達障がいの子が忘れ物をする理由②:用意の仕方がわからない
例えば、明日の時間割が国語、理科、数学の場合、教科書はカバンの中に順番に入れていけばいいのにと、大人は思うかもしれません。
でも発達障がいの子は、「順番に入れれば大丈夫」だという事がわからない場合があります。
そのため、順番もぐちゃぐちゃに入れてしまうので、数学の教科書を入れ忘れてしまいます。
発達障がいの子が忘れ物をする理由③:注意散漫で用意が終わらない
明日の準備をしている途中に、たまたま移動パン屋さんが近所を通り音楽が聞こえたとしましょう。お子さんは学校の準備は二の次となり、パン屋さんのことで頭がいっぱいになってしまいます。
このように注意散漫のために、明日の用意が終わってない場合があります。
発達障がいの子の忘れ物を少なくする対処法って?
発達障がいの忘れ物改善には、親と子の二人三脚が必要です。以下のやり方を参考にしながら、お子さんにぴったり合った方法をご家庭でも工夫してみてください。
発達障がいの子の忘れ物対策①:前日に準備をすませる
お子さんは、朝起きてから今日の学校の準備をしていませんか?
朝はとにかく時間に余裕がなくバタバタしがちです。そんな中で、学校の準備をすれば、普段は忘れ物をしない子でも忘れ物をしてしまいます。
ですから、学校の準備はゆっくり時間のとれる前日に、きちんと済ませておきましょう。
また、発達障がいの子はバタバタのなかで準備をするとパニックを起こす場合もあります。
発達障がいの子の忘れ物対策②:親子で一緒に準備をする
お子さんが成長してくると、学校の準備や明日の準備は子どもに任せてしまっている親御さんが多いと思います。
でもお子さんに忘れ物が多いなら、親御さんも一緒に準備してあげましょう。
お子さんが何を忘れてしまっているのか確認することもできますし、お子さんに準備の仕方を教えてあげることもできます。
面倒かもしれませんが、忘れ物が少なくなるまで、一緒に準備してあげてください。
発達障がいの子の忘れ物対策③:メモを活用させる
学校でもってくるように言われたもの、やらなければならない事など、すべてメモに書かせて、ビジュアルで忘れ物がないか、わかるようにしてあげましょう。
またお子さん一人で取ったメモだと、メモの段階で書き忘れてしまう場合もありますので、慣れるまで学校の先生に書いてもらえるよう、お願いしておきましょう。
視覚で伝えられた事は記憶に残る場合が多いので、お子さんの忘れ物はグンと減っていくはずです。
忘れ物対策は、親子で一緒に考えよう!
一般的に発達障害の忘れ物対策には、アプリやメモ等を使って外部刺激によって忘れ物を思い出すよう対策していきますが、それはお子さんが自分で工夫していかないと意味がありません。
まずは明日の用意の仕方やメモの使い方など、基本となることを親御さんが教えてあげてください。
肝心なのは、決して怒らず、「どうしたら忘れ物しなくなるかな?」と、一緒に対策を考えてあげることです。親御さんに怒られてしまうと、お子さんは自信をなくしてしまいます。
忘れ物を一つひとつ一緒に改善していくことで、お子さん自身にも「忘れ物しないよう気をつけなくちゃ」という自覚が生まれてきます。その自覚が生まれたら、お子さん一人に任せられるようになるので、希望を持ってくださいね。