発達障害の子が服装に強いこだわりをもつ理由と、その対策とは?
「同じ服しか着ない」
「冬なのに半袖、夏なのに長袖を着たがる」
「ボロボロになっても、捨てられない」
こんなことでお困りではありませんか?
発達障害の子は特定の服に強いこだわりがあったり、季節感を無視して服装を選んでしまったりします。
しかし、本人の体調の事を考えたり、周りの目もありますから、適切な服装を選べると良いですよね。ここでは、その場その場に適した服装に少しずつ慣れていくために、また、お子さんがどうして同じ服装にこだわるのか、その理由と対策をお伝えしていきます。
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同じ服にこだわる理由は?
まずは、お子さんが同じ服にこだわる理由についてお伝えします。
発達障害の子は、大人や他の子ども達では気にならないことも敏感にキャッチします。
・タグの位置が気になる
・肌触りが気になる
・好きなキャラクターであったり、自分の気に入っているモノである
・匂いが気に入っている
上記のように、例えば匂いについては、同じ柔軟剤を使っていれば全て同じように感じるはずなのに、発達障害の子は少しの違いを敏感にキャッチします。
タグの位置が変わることで体に違和感を覚えたり、シャツの素材がちょっと違っただけでイライラしたりと、全ての感覚が研ぎ澄まされているのが、発達障害の特徴なのです。
だからこそ、ちょっとした変化に対応することも困難ですし、1つのモノにこだわると、なかなかそこから抜けられないのです。
★他の服も着せるための対策とは?
「1つの服にこだわりがあるのはわかるけど、洗濯しない訳にはいかないし、周りの目だってあるし…」
お母さんの嘆く声はごもっともだと思います。
だからこそ、お子さんが1つの服にこだわりすぎないよう、対策を一緒に考えてみましょう。
☆本人のこだわりを見つける
まずは、お子さんがなぜその服にこだわっているのか、そのポイントを見つけてあげましょう。
・タグの位置
・服の素材
・キャラクターが好き
・匂い
このように、お子さんにしか分からない、こだわるポイントがあるはずです。
そのポイントを見つけてあげると、その服に近い服を新しく買ってあげることができます。
まずは、お子さんのこだわるポイントを見つけ、似たような服を探し、その服にも興味を持たせたり、慣れさせていってあげましょう。
☆ルールを決める
季節ごとに服装を変えられないのであれば、言葉だけではなく、写真などで季節ごとのみんなの服装を見せたり、ルールを決めたりしましょう。
・6月~10月迄は半袖を着る。
・11月~5月迄は長袖を着る。
・決めたことを表にして壁にはっておく
上記のように、暑い日は半袖、寒い日は長袖だけではなく、季節で服装を変えるというルールを決めておきましょう。
発達障害の子は、見通しを立ててあげると安心できます。
ルール表にも、それと同じ役割で、特別な日はこの服を着ますなど、写真を貼り、見通しを立ててあげてると良いかもしれません。
もちろん、手に布が当たることが嫌で、冬でも長袖を着ないお子さんもいます。
そういった場合には、タオル生地の物を探したり、本人が喜ぶ素材を探すことで変化をもたせていきましょう。
★お気に入りを少しずつ増やしてあげよう!
お子さんの服装の問題は、かなり大変な問題になっていると思います。
しかし、年齢を重ねるごとに服装の問題は軽減されていったという声も多く聞きます。あまり神経質にならずに、お子さんのこだわるポイントを探していってあげたら良いかもしれません。
お子さんの大切なお気に入りが今後はたくさん増えるよう、こだわりポイントを兼ね備えた洋服を探してみてくださいね。