どうして発達障がいと認められないの?認めたくない3つの理由とは?
「発達検査もして診断名もついてるのに、父親はどうしても発達障がいと認めなくて…」
こんなことでお悩みではありませんか?
家族と言えど、価値観や考え方は違うので、意見が分かれてしまうのはよくある話です。でも、お子さんの事で意見が180度食い違ってしまうと、支援方法の選び方などが変わってきてしまうので、困る場合が多いですよね。
実は、発達障がいのとらえ方について、家族間で違った意見になってしまうお悩みは、とてもよく聞きます。
そこで今日は、なぜお子さんを発達障がいと認めることができないのか、ある心理士さんから聞いた話をご紹介します。
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発達障がいを認めない3つの理由
発達障がいを認めない理由その①:結婚する時、不利になる
この理由の場合、ほとんどのケースが女の子を持つ親御さんです。
お子さんが結婚を考えた時、発達障がいというレッテルが有利に働くはずはない、そう考える親御さんは多くいます。
結婚は家同士がつながりを持つことになるので、二人の気持ちだけが優先される訳ではない場合もある、という考え方です。
このように、お子さんの未来を考えるがゆえに、発達障がいと認められなくなってしまうケースがあります。
発達障がいを認めない理由その②:お子さんとのコミュニケーション不足
発達障がいの子は、暴れる、手がつけられない、泣き叫ぶ…。実際に発達障がいの子と触れあったことがない人は、発達障がいをこのように理解している場合があります。
ですが実際に発達障がいの子たちと過ごしてみると、決してそんな子ばかりでないのがわかります。
人付き合いが苦手なので、黙ってじっとしている子、自分の世界に没頭してる子等、子どもの数だけ発達障がいの個性があります。
もちろん、生まれた時からつきっきりで面倒を見てきたお母さんは、お子さんの個性や困りごとをよく把握しているのですが、お父さんはお母さん程わが子の個性を知らない場合が多いです。
その為、「えっ、うちの子の何が発達障がい?」と思ってしまうようです。
発達障がいを認めない理由その③:自分の血筋が原因と思っている
発達障がいの子が、なぜ発達に障がいがあるのか、その原因は明らかになっていません。
こういった知識は、発達障がいについて自分なりに本やネットで勉強すればすぐにわかることなのですが、その為には発達障がいに向き合う気持ちが必要です。
なぜなら、他人事のような気持ちでネットの知識をあさっても、それなりの知識しか目に入らないからです。
ですので、そういった知識不足の人が、「発達障がいは遺伝なのではないか」と思い込み、「自分の血筋からこのような病気になったのかも…」と感じてしまう場合があります。そして、それが暴かれるのが怖くて発達障がいから背を向け続け、どうしても認められないケースがあるようです。
発達障がいを認められない人こそ、育児に巻き込もう!
これらの事例からわかるように、発達障がいを認められない人ほど、育児に参加しておらず、発達障がいについても圧倒的に知識不足なことがわかります。
もしこれが《時々あう親族》程度の人であれば、あまり相手にしないようにしましょう。お子さんの事で大変な思いをしている時に、知識不足の人に長々と説明している心の余裕はありません。
でも同じ家に住む家族であれば、ぜひ育児に参加してもらいましょう。
結局、認められない人は、お子さんの個性をよく知らず、発達障がいについて知識不足なのです。そして育児をしていないので、お子さんの困りごとも分からず、「大丈夫だろ?」などと簡単に言います。
お子さんの事が心配でしょうが、可能ならば、一週間くらいは仕事を休んでもらい、つきっきりで育児をしてもらうと(お母さんは旅行に出かけるなど、育児に手を出さない)、コロッと認識が変わってしまう場合があります。
ただ口で説明しただけでは、どうしても伝わらない事もあります。育児と向き合い、発達障がいと向き合うことで、お子さんの個性を知ってもらいましょう。