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カウンセリングって治療なの!?カンセリングが発達障害の子に有効な訳

発達障害と言っても、日常生活に支障がないなら特別に治療する必要はありません。ですが本人が日常の中で困っていることが多い場合は、専門家による治療を行ったほうが生活がラクになる場合が多いです。
 
治療の方法としては、薬物療法、行動療法、カウンセリングがあるのですが、多くの人が「カウンセリングって治療なの!?」と驚いてしまうのではないでしょうか?

今日は発達障害の子にとって、なぜカウンセリングが有効な治療法なのか、解説していきたいと思います。

 

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カウンセリングが治療に有効な場合って?

 
◆お子さん自身が誰かに相談したいと思っている場合

発達障害の子は、言葉で自分の気持ちを伝えることがとても苦手です。自分の気持ちを伝えたくても伝わらないもどかしさと常に戦っているのです。

そんな、誰かにじっくりと話を聞いてもらいたいと感じている子にとって、カウンセリングはとても有効です。
 
子どもの気持ちをじっくりと聞いてあげて、一緒に解決策を探すことで、一歩ずつ前へ進めますし、お子さん自身も話すことで心がラクになります。
 
さらにカウンセリングでは、社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練、ソーシャルスキルトレーニングも一緒に行います。トレーニングはお子さんがより生活しやすくなることを目的としているので、困りごとの多い発達障害の子には、とても有効な方法です。

 
◆本人が自分を責めている、自分の行動を問題視している場合

本人の抑えられない行動を自分自身で責めていたり、「わかっているのに、やってしまう」ことを解決したいと思っている場合にも、カウンセリングは有効です。

これも、精神的な面でお子さんをサポートするのと同時に、解決策を一緒に考えることができるからです。

また精神的に不安定になりやすい子は、大人になっても気持ちが不安定になりがちです。子どものときからサポートしていると変化も分かりやすく、大人になってからも支えやすいというメリットがあります。

 

カウンセリングが有効でない場合って?

 
残念ながら、カウンセリングが有効でない場合もあります。
 
・本人が話をしたくない場合
・本人の気持ちがカウンセリングに向いていない場合
 
このような時にカウンセリングをしても、無理矢理カウンセリングに連れて行かれ、聞かれたくない話を引き出されたような印象が残ってしまうので、よくありません。
 
成長し大人になっていくと、発達障害の子にカウンセリングは欠かせないものになります。そのときにカウンセリングに対して抵抗感を与えないためにも、無理に連れて行くのはやめましょう。

 

発達障害の治療のひとつとして、カウンセリングは有効です

 
カウンセリングは効果の高い治療法なのですが、どんなときにでも有効になるわけではありません。
 
・お子さんが誰かに相談したいと思っている場合
・お子さんが自分自身を責めている場合
・お子さんが自分の行動を問題視している場合
 
上記の3パターンの場合は、カウンセリングを行うことが有効となります。

同時に薬物療法や行動療法も行うので、必ずしもカウンセリングだけで問題が解消されるとは限りません。

お子さんに合った治療法を見つけるためには、まず、いろいろなことを試してみることが一番の早道となります。そのための手段としても、カウンセリングを受けてみてくださいね。

 

この記事を書いた人

水巻 晃子 / 家庭教師のゴーイング サポート責任者

メッセージ:
小中学生時代、勉強やスポーツに励む一方で、特定の分野に苦手意識を抱えて悩んだ時期があった。サポートしてくれた周囲の理解と工夫のおかげで、少しずつ自分のペースで成長できた経験を持つ。その体験から、発達障害を持つ子どもたちや、勉強が苦手な生徒の力になりたいと考えるように。個々のペースに合わせた柔軟なサポートを得意とし、小さな成功体験を積み重ねる大切さを大事にしている。

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