音が苦手な発達障害の子でも、ピアノで気持ちを伝えられる理由とは?
発達障害のピアニストとして有名な野田あすかさん。
彼女は発達障害の特徴である、大きな音や環境の変化が苦手で、22歳で発達障害と診断されるまで、周りから責められることも多く、苦しみ続けたそうです。
幼い頃からピアノを続けていることがストレスなのでは?と精神科医に診断されたこともあったとか。
しかし彼女はピアノが生きがいで、ピアノを愛しています。
彼女同様、大きな音は苦手だけどピアノに触れたいという発達障害の子はたくさんいます。
それはなぜでしょう?ピアノがもたらす効果を見ていきましょう。
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ピアノは1番近くで使える楽器
小中学校ではリコーダーやカスタネット、木琴などの楽器を授業で教えたり、触れさせたりします。
しかしどの楽器も音の調整が難しく、準備が大変。しかもなかなか上達せず、子どもたちは難しい楽器と思い込んでしまう場合があります。
ですがピアノは、手軽に触れ、簡単に音を出せ、力の入れ具合だけで音の調整ができる1番使いやすい楽器。遊び感覚で触っているうちに、楽しい気持ちにさせてくれる楽器がピアノなのです。
強要しないことで、ピアノは癒しになる
お子さんが何かに興味を持っていると、それをきちんとさせてあげたい、伸ばしてあげたいと思うのがご家族の方の気持ちだと思います。
しかしその気持ちは残念ながら、子どもにとっては強要になるのです。
もし、お子さんがピアノに興味を持っているなら、ご家族の方がしてあげられることは、放っておくことです。
子どもの好きな様にピアノに触れさせ、なんでも好きにさせることで、ピアノは癒しとなるのです。
子どもにピアノの本当の使い方を教えてあげるのは、ピアノを触っていない時。その時にご家族の方がピアノを弾いてあげて、ピアノは音を奏でるものなんだと教えてあげてください。
ピアノが言葉になる
発達障害の子は、言葉で意思伝達することが苦手です。
しかし子どもがピアノに触れ、ピアノの音を出すようになると、ご家族の方なら気づくことがあります。それは、気分によって弾き方が変わること。
子どもにとってピアノで音を奏でることは、気持ちを表すことと一緒です。
言葉で上手く伝えることができなくても、ピアノで気持ちが分かるようになれば、ピアノが新しいコミュニケーションツールになるのです。
ピアノで表す気持ちをご家族の方が受け取ってくれると、子どもはとても喜びます。そして精神的な安定にも結びついていくのです。
騒音と思わず、気持ちを受け取ろう
ピアノが発達障害の子とってプラスになるかは、周囲の反応で決まります。
ピアノは時に言葉になり、癒しになります。
お子さんのモヤモヤした気持ちが、音に乗せてご家族の方に伝えられたら、とても嬉しいですよね。もしお子さんのピアノを奏でる音が、ご家族の方にとっては騒音であったとしても、何も言わずに受け入れてあげてくださいね。