発達障害の子に多い睡眠障害。昼間の眠さを少しでもラクにするには?
「学校でいつも居眠りをしてしまう」「朝から晩までずっと寝ている」
発達障害を持つ子は、このような睡眠にまつわる悩みがある場合があります。
親としては、日中は元気に活動してほしいと思いますよね。
今回は発達障害と睡眠障害の関係や、その対策を紹介します。
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1.発達障害だと睡眠障害を起こしやすい?
発達障害の子は、その半数に睡眠障害があります。理由ははっきりとわかっていませんが、脳の伝達物質の異常が、睡眠にも影響を与えているのではないかと言われています。症状の多くは「昼間の眠気」で、夜しっかり眠っていても、昼間、眠気に襲われてしまいます。
また、興味や関心をもつことができないことに出会ったとき、急な眠気に襲われることもあります。どんな人でも、興味や関心・やる気などがもてることに出会うことで脳が覚醒し、はつらつと明るい気持ちになります。発達障害を抱える子の多くは、この「興味や関心をもてること」の幅が極端に狭く、やりたい!と思えるものになかなか出会えないのです。これが原因で毎日が退屈でつまらなく感じ、眠気へとつながってしまうことがあるようです。
2.昼間眠くならないための対策とは?
2-1 夜の睡眠を見直す
「夜なかなか寝つけない」「夜中に何度も起きてしまう」といった夜の睡眠にも問題を抱えている場合は、まずこれを解決しましょう。「明日の朝きちんと起きないと」「早く寝ないと起きられない」というように自分を追い込んでしまうと、余計に眠れなくなってしまいます。睡眠前はなるべくリラックスを心がけ、テレビやスマホを見ないようにしましょう。
2-2 薬を調節してもらう
医師に発達障害の診断を受けて服薬している場合は、その副作用が眠気の原因となっていることもあります。日常生活が困難になるほどの眠気がある場合は、迷わず医師に相談しましょう。薬にもいくつかの種類があり、体に合うものを見つけることで眠気が軽くなる場合もあります。
2-3 仮眠を取る一時避難所を用意する
発達障害に伴う睡眠障害は、簡単に解決するものではありません。日中の眠気をどうしても我慢できない場合は、保健室などで少し休むのも一つの方法です。この眠気は本人の努力ではコントロールが難しいので、先生やクラスメイトへの理解を求めましょう。
3.こまめに情報収集を心がけて
以上、発達障害と睡眠障害の関係とその対策について紹介しました。
眠気は本人の努力で改善することではなく、お子さん自身も苦しんでいることが多いです。まずは子どもの気持ちに寄り添って話を聞いてあげましょう。
また、この問題については今後さらに研究が進むと予想されますから、医師や仲間からの情報収集を行ってくださいね。