【ADHDの宿題支援】自分ひとりで宿題をやれるようになる方法
「うちの子、宿題ぜんぜんやらなくて」
「ADHDだからひとりじゃ無理なのかな?」
「少しでも自分でやれるようになって欲しい」
こんなことでお悩みではありませんか?
ADHDの子は宿題が苦手です。
特性によってひとつの事に集中できず、「宿題をやろう」と思って机に座ったとしても、すぐ別のことに興味が湧いてしまうので、肝心の宿題は一向に進まなないという事が多いからです。
もし親御さんが付きっ切りで宿題をやらせたとしても時間が掛かってしまい、遊ぶ時間が全く取れず、親御さんも見かねて「じゃあ今日はここまででいいか」等の事態になりかねません。
小さなうちにそんな癖をつけてしまうと、小学校高学年になってもひとりで宿題を終わらせるのが困難になってしまうので、親御さんとしても「じゃ、どうしたらいいの?」と考えこんでしまいますよね。
そこで今日はADHDのお子さんが今すぐに宿題を終わらせる方法をお伝えしながら、集中するのが苦手なADHDの子でも、自ら勉強するようになる方法をお伝えしていきます。
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ADHDのお子さんがすぐに宿題を終わらせる方法
それでは早速、ADHDのお子さんがすぐに宿題を終わらせる方法をお伝え「うちの子、宿題ぜんぜんやらなくて」
「ADHDだからひとりじゃ無理なのかな?」
「少しでも自分でやれるようになって欲しい」
こんなことでお悩みではありませんか?
ADHDの子は宿題が苦手です。
特性によってひとつの事に集中できず、「宿題をやろう」と思って机に座ったとしても、すぐ別のことに興味が湧いてしまうので、肝心の宿題は一向に進まなないという事が多いからです。
もし親御さんが付きっ切りで宿題をやらせたとしても時間が掛かってしまい、遊ぶ時間が全く取れず、親御さんも見かねて「じゃあ今日はここまででいいか」等の事態になりかねません。
小さなうちにそんな癖をつけてしまうと、小学校高学年になってもひとりで宿題を終わらせるのが困難になってしまうので、親御さんとしても「じゃ、どうしたらいいの?」と考えこんでしまいますよね。
そこで今日はADHDのお子さんが今すぐに宿題を終わらせる方法をお伝えしながら、集中するのが苦手なADHDの子でも、自ら勉強するようになる方法をお伝えしていきます。
ADHDのお子さんがすぐに宿題を終わらせる方法
それでは早速、ADHDのお子さんがすぐに宿題を終わらせる方法をお伝えします。
具体的には次のステップで終わらせていきましょう。
1. 1つの宿題をする時間を区切る(5分〜10分)
2. 宿題をどんどん入れ替える
3. 集中力が切れてきたら体操をする
この方法で、まずは今ある宿題を乗り切っていきましょう。
集中できる5分程度に区切りそれ以上ムリをさせず、さらに宿題の科目も入れ替えていけば、お子さんも集中しやすくなります。
ただこの方法は、やはり親御さんが付きっ切りで面倒をみてあげなければなりません。
親御さんがこの先もずっと付きっ切りで面倒をみてあげる訳にもいきませんし、お子さんひとりでやれるようになっておかないと困る場面も出てきます。
そこで次の項目からは、お子さんが自分から進んで宿題ができるようになる具体的な方法を、理由付きで解説していきます。
まずは、ADHDの子が宿題をしない明確な理由から確認していきましょう。
ADHDのお子さんが宿題をしない理由
ADHDのお子さんが宿題をしない明確な理由は、次の通りです。
● 短期記憶が苦手だから時間がかかる
● 遊びたい気持ちを優先させている
● 宿題ができないことを肯定してしまう言動を親御さんがしている
それぞれ解説していきます。
短期記憶が苦手だから時間がかかる
まずADHDのお子さんの特性として、短期記憶が苦手であるという事はご存知でしょうか?
短期記憶が苦手だからこそ、学校で今日学んだことを、そのまま宿題に反映させるのが難しくなってしまうのです。
ADHDを抱えていないお子さんであれば、今日学校で学んだことをそのまま反映する宿題は、簡単に終わります。
でもADHDの子は記憶として保存されていないので、さっき学習したことでもすぐに知識が出てくる訳ではないのです。
そのため、想像以上に時間がかかってしまい、遊ぶ時間も無くなってしまうので、宿題をやりたくないという気持ち湧いてしまいます。
遊びたい気持ちを優先させている
短期記憶が苦手で今日学んだことをそのまま反映できない特性を持つADHDの子は、友達は早く宿題が終わって遊んでいるのに、自分はいつまでも机に向かっているとしたら…、遊びと宿題と、どちらを優先するでしょうか?
誰だって、遊びたい気持ちを優先させますよね。
でも遊べば当然、時間がなくなってしまい、結局、宿題の提出が遅れてしまいます。
とは言え、友達が遊んでいるのに自分は遊ぶことができないといった状況は、親御さんから見ていても、かわいそうだと感じ、その状況が続いてしまいます。
宿題ができないことを肯定してしまう言動を親御さんがしている
このような状況下にありながらも、親御さんが宿題ができないことを肯定してしまう発言をしてしまうと、お子さんは素直に従ってしまいます。
だってお母さんにしてみれば「少しくらい」「今日だけは」「まだ小さいし」って思いますよね。
でも、やりたくないことを保護者である親御さんが「やらなくていい」と言えば、学校の先生の指示よりも優先されてしまいます。
宿題については、まず、
・宿題をしなければ、成績が下がる
・だから、宿題はしなければならない
この共通認識を親子で持つことが大切です。
ADHDのお子さんに宿題をさせる方法
ここまでADHDの子さんが宿題をしない理由について解説してきましたが、続いてはADHDのお子さんに宿題をさせる方法について解説していきます。
具体的には次の通りです。
● 今日の宿題を親御さんが確認する
● 宿題をする順番を決める
● 宿題に取り組む時間を決める
● 苦手な教科は親御さんと一緒にチャレンジしてみる
● 集中できる環境を提供する
● ポモドーロ式の時間管理テクニックを使ってみる
それぞれ解説していきます。
今日の宿題を親御さんが確認する
ADHDのお子さんに宿題をさせる方法の一つ目は、今日の宿題を親御さんが確認することです。
というのも、ADHDを抱えているお子さんは短期記憶が苦手であり、明確な指示がないと動けないからです。
たとえば宿題をしなさいといっても、どこを見れば宿題を確認できるのかがわかりません。
ですから、まずは親御さんが宿題を確認し、「まずは〇〇をしてみようか」という声掛けをしていきましょう。
とは言え、宿題確認が一人でできなければ、宿題を自ら進んですることもできないので、徐々に自分で確認させて、どこに書いてあるかを認識させましょう。
宿題をする順番を決める
今日の宿題を親御さんが確認したら、続いて宿題をする順番を決めていきましょう。
宿題の順番を決めるテクニックは次の通りです。
● 順番は大きなものから小さなものへ
● 頭を使うものから作業するものという順番もOK
● 得意→不得意と交互に繰り返す方法も効果的
それぞれ解説していきます。
順番は大きなものから小さなものへ
宿題をする順番を決めるテクニックの一つ目は、宿題を大きなものから小さなものへ移していきましょう。
というのも、我慢すれば負担が減っていくという効果を狙っているからです。
たとえば、この宿題をすればあとには大きな宿題が「まだある」と考えるよりも、この宿題をすれば大きな宿題が「もうない」と考えると、心理的な負担は後者のほうが少ないのは親御さんも経験があるのではないでしょうか?
仮に数学の計算ドリル5ページと英単語5個を覚える宿題が出されていたら、まずは計算ドリル5ページから終わらせるということです。
そうすると宿題の総量は変わらなくても、心理的負担が軽減されます。
宿題の大きなもの小さなものの区別は、親御さんからみて「うちの子はこっちの方が大変」と思われるものを先にやるようにしてください。
頭を使うものから作業するものという順番もOK
また頭を使うものから作業するものという順番も、効果的です。
れには理由があって、頭をフル回転させた上でさらに頭を使うよりも、頭の負担が少ないうちに頭を使う宿題をしたほうが、疲れが少なく感じるからです。
たとえば、先ほどの例でいうと計算ドリルは作業というよりも頭を使うものですよね。
ですから、まずは計算ドリルを終わらせて、その後に英単語の書き取りや漢字の書き取りといった作業的な宿題をしていくことをおすすめします。
得意→不得意と交互に繰り返す方法も効果的
最後に得意な科目から不得意な科目と交互に繰り返していく方法も効果的です。
というのも、得意な科目は負担感が少なく、不得意な科目は単純に時間が伸びるので、負担感が増すからです。
たとえば、社会と国語が得意な子なら、社会→数学→国語という順番で行っていけば、飽きることを防ぐことができます。
宿題に取り組む時間を決める
ここまで宿題の順番をお伝えしてきましたが、宿題に取り組む時間も決めておきましょう。
というのも、この時間は宿題をする時間であると決めておけば、宿題をする時間には勉強机に座っているという習慣ができるからです。
これは誰もができることなので、一定のルールのもとペナルティを課してもいいでしょう。
その時間に必ず勉強するといった習慣は、とても大切です。
苦手な教科は親御さんと一緒にチャレンジしてみる
また負担感を軽減するためと苦手克服のために、苦手な教科を親御さんと一緒にチャレンジするのもOKです。
理想的なのは宿題を自らの頭で考えて行うことですが、あまりにも時間が掛かってしまう場合には、親御さんも力を貸してあげましょう。
そうすると苦手な教科であっても負担感が軽減し、少しはやってみようかなというモチベーションが生まれます。
とは言え、親御さんが常に付き添っている訳にもいかないので、必要な場合には家庭教師等の第三者に宿題をする習慣をつけてもらう方法もあります。
集中できる環境を提供する
続いての方法は、集中できる環境を提供することです。
ADHDの子は一般の子よりも集中力を持続させるのが難しく、環境には特に力を入れましょう。
具体的に集中できる環境の例は次の通りです。
● 余計なものは置かない
● スマホ・ゲームは視界の外
● キョロキョロしないか注意する
それぞれ解説していきます。
余計なものは置かない
まず環境の大前提として、一般のお子さんにも言えることですが、余計なものが一切ない環境を作りましょう。
というのも漫画やテレビなどがあると、それだけで集中を切らしてしまうからです。
特にADHDのお子さんは、衝動性や多動性が認められるので、集中力が一般のお子さんよりも続きません。
ですから、まずは勉強以外にの必要なものは、すべて外に出すことを徹底しましょう。
スマホ・ゲームは視界の外
当然のことではありますが、スマホやゲームも外に出さなければなりません。
しかし、スマホはメッセージ機能もついているので、「今日だけは持っていたい」という場合もありますよね。
そのようなときは、サイレントモードにして、視界の外、とくに背中側に置いておくと集中力が切れることがありません。
というのも、左右を見渡せばスマホが見える状態よりも、後ろを向くという一工程が加わった方が忘れることができるからです。
ただやはり、数分でいいからスマホを見ない、宿題に集中する、という習慣は作っていきましょう。
キョロキョロしないか注意する
親御さんの時間があるとき限定にはなりますが、キョロキョロしていないかを時々チェックするのも、おすすめの環境作りです。
どのお子さんにも言えることですが、監視がなくなれば多くの場合、集中力が途切れてしまいます。
それを防止するのが、時折部屋のチェックをすることです。
「勉強をサボっていることがバレちゃうかも…」という緊張感があるだけでも、お子さんの集中力向上につながります。
とはいえ、ADHDを抱えるお子さんは集中力の持続が難しいという特性があるので、時折チェックするだけでなく、「休憩しよう」「ちょっとストレッチしよう」等の声掛けをしてあげてください。
ポモドーロ式の時間管理テクニックを利用してみる
最後はポモドーロ式の時間管理テクニックを利用して、ADHDを抱えるお子さんであっても集中力を継続させながら宿題をするテクニックを身に付けましょう。
ポモドーロ式の時間管理テクニックとは、時間を短く区切って、やるべきことを入れ替えることを指します。
たとえば、5分ごとにやるべき宿題を切り替え、英→数→国という風に科目を替えていくといいでしょう。
このテクニックはビジネスの現場でも行われている効果的な方法なので、ぜひ利用してみてください。
ADHDのお子さんが宿題をするようになるテクニック
ここまでADHDのお子さんに宿題をさせるテクニックをお伝えしてきましたが、ここからは自力で宿題をするようになるテクニックをお伝えしていきます。
具体的には次の通りです。
● 親御さんが明確に行動の指示をしてあげる
● スモールステップでどんどんできることを増やす
● 報酬を増やす
それぞれ解説していきます。
親御さんが明確に行動の指示をしてあげる
ADHDのお子さんが自力で勉強するようになる方法の一つ目は、親御さんが明確に行動の指示をしてあげることです。
というのも、先ほどの項目でもお伝えしましたが、「宿題をしなさい」といった指示は抽象的であり、ADHDを抱えているお子さんは理解がしづらいからです。
もちろん最終的な目標としては、このような指示でも動けるようになることですが、小学校低学年や、宿題の指示がはじめてのお子さんだと混乱してしまいます。
そのため、宿題の指示は「〇〇のドリルをノートに書いて行いなさい」といったように、具体化してあげましょう。
スモールステップでどんどんできることを増やす
どんな子であれ、新しいテクニックを身につけることはできますが、ADHDの子が短期で良い習慣を身につけるのは難しいです。
ですから、まずは少しずつ、できることを増やしていきましょう。
たとえば宿題ができるようになるために、まずは宿題の確認を一人でもできるようにする等、小さな目標を達成していくようにしましょう。
決して焦らず、スモールステップで少しずつ前進していけば必ず出来るようになりますから、親御さんはゆっくりと教えてあげてください。
報酬を増やす
最後は勉強をする動機づけに、報酬を増やすといった方法もあります。
報酬というと金銭的なものかと思われがちですが、お菓子やゲームをする時間といったもので大丈夫です。
このような外的動機づけがあれば、まず少し頑張ってみるというモチベーションにもつながり、最終的には何もなくても勉強できるようになります。
とはいえ、報酬を増やしても勉強の中身が伴っていなければ意味がないので、その点には注意しましょう。
【学年別】ADHDのお子さんに宿題をさせる方法
先ほど勉強の中身が伴っていないと意味がないという話をしましたが、どのような方法を取ると、ADHDのお子さんでも宿題の中身に注意が向いた支援ができるのでしょうか?
ここでは学年別に、宿題の支援方法をお伝えしていきます。
小学校低学年の宿題支援
小学校低学年の宿題支援は、とにかく親御さんや監督者が手取り足取り教えてあげることが大切です。
まだまだこの時期は脳も未発達の状態で、他のお子さんも先生の指示が理解できない年代です。
そのため宿題支援は、親御さんや監督者ができる限り確認してあげるところからスタートしましょう。
小学校中学年の宿題支援
小学校中学年頃になってくると、低学年から徐々に宿題ができるようになっているお子さんであれば、少しずつ自分の判断で宿題に手を出せるようになっていきます。
とはいえ、かなりの頻度で忘れてしまうので、宿題の確認と終了のチェックは必ず行ってください。
小学校高学年の宿題支援
小学校高学年の宿題支援から少しずつ、親御さんの教える負担が増大してきます。
現在の学校現場では教科書改訂もあり、以前の小学生とは比べ物にならないほどの難易度になっています。
ですから、もしあまりにも難しすぎる場合には、塾や家庭教師など勉強の専門家にに依頼するのもひとつの方法です。
中学生の宿題支援
中学生の宿題支援は、どちらかというとチェックに終始します。
というのも、部活動がスタートしますし、帰宅時間も徐々に遅くなるからです。
宿題を行う体力がないほど疲労困憊になる可能性もあるので、十分に注意しておきましょう。
ADHDを抱えるお子さんの生活を支えることが、そのまま宿題支援になります。
高校生の宿題支援
最後は高校生のADHDを抱えるお子さんの宿題支援ですが、中学生と同様に生活リズムを整えることと、宿題状態のチェックとなります。
高校生ともなると義務教育からも外れるため、宿題提出がなされていないと最悪の場合、退学もあります。
そのため、中学生以上に宿題がすべて終わっているかどうかのチェックや、持ち物として忘れていないかのチェックをしましょう。
どうしてもADHDのお子さんが宿題に手を出さない場合の対処法
最後の項目では、ADHDのお子さんがどうしても宿題に手を出さない場合の対処法をお伝えしていきます。
具体的な方法は次の通りです。
● つきっきりで親御さんが確認する
● 学校の先生と相談して宿題の変更をしてもらう
● 塾や家庭教師の先生を頼る
それぞれ解説します。
宿題に手を出さない場合の対処法①つきっきりで親御さんが確認する
ADHDを抱えるお子さんが宿題に手を出さない場合の対処法の一つ目は、つきっきりで親御さんが宿題の確認をすることです。
というのも横について勉強を教えながら、宿題のチェックをすれば、多くのお子さんは従ってくれるからです。
もちろん集中力が切れてイライラする場面もありますが、そのような場合には先ほど紹介したポモドーロテクニックなどを使ってみてください。
宿題に手を出さない場合の対処法②学校の先生と相談して宿題の変更をしてもらう
とはいえ付きっきりで親御さんが勉強を教えていると、ADHDの子が勉強している所を分まったく理解していないことに気がつく場合もあります。
このような場合には、学校の先生と相談して、宿題を変更してもらうことをおすすめします。
これには理由があって、学校の先生が宿題を出す理由は、学力の定着にあるからです。
学力の定着ができていないのであれば、学校の先生は必ず動いてくれるはずです。
しかしながら、宿題の変更をしてもらったところで今の現状、『授業についていけてない』という事実には変わりがないので、この点も先生と話し合ってみてください。
宿題に手を出さない場合の対処法③塾や家庭教師の先生を頼る
仮にADHDを抱えるお子さんが学校の授業についていけていないのであれば、最終手段として、塾や家庭教師の先生に依頼することも考えましょう。
今の授業についていけていないのであれば、今後授業がどんどん高度化していくのに対して、わからないまま学年だけが進んでしまいます。
小学生のうちはまだ公立中学校があるのでいいのですが、中学校から高校にあがる段階では受験があります。
『学力不足で受験に挑めそうにない』事態に陥る前に、早めの対策を行ってください。
塾に依頼する場合
それではまず塾に、ADHDのお子さんを依頼する場合のおすすめの方法を紹介します。
塾といってもさまざまな形式の塾があり、集団塾や個別指導塾、自立学習塾といった形式がある点をまず押さえましょう。
その中でも発達障害に対応してくれる塾の比率でいうと、個別指導塾が多いです。
というのも、その他の塾だと集団形式になる場合が多く、ADHDに対するきめ細かい指導がそもそもできないからです。
もちろん中には、対応してくれる塾もありますが、まずは個別指導塾を中心に見ていきましょう。
しかし、残念ながら塾は決まったブランドの表記方法がないため、個別指導塾であってもテスト期間は実質集団指導になる場合も多いです。
そのため通常授業の個別指導だけでなく、テスト期間や受験期間の指導がどのようなものかもあわせて確認しておきましょう。
家庭教師の先生に依頼する場合
一方で家庭教師の先生となると、このような心配はいりません。
家庭教師という業態はそもそも1対1の指導がなされ、いつでも付きっ切りでその子に教えてあげることが可能だからです。
とは言え、家庭教師も難関受験に特化したセンター、勉強が苦手に教えるのが得意なセンター等がありますから、発達障害の子に教えるのが得意かどうかを確認する必要はあります。
ADHDのお子さんの宿題支援はスモールステップで、小さなことでも達成感を味わいながら進もう!
ADHDを抱えるお子さんの宿題の対処法は様々ですが、最終的な目標はお子さんが自立して、自分ひとりで宿題ができるようになることです。
ですから、親御さんは専門家の手を借りながらでも、お子さんが少しずつ自ら宿題に取り組むよう、スモールステップで支援してあげてください。
またどんな小さなステップでもお子さんひとりでやれた場合には、「やったね!」「頑張ったからやれるようになったんだね!」等の声掛けをし、お子さんに達成感や充実感を体験させてください。
その成功体験の積み重ねがお子さんのモチベーションとなり、ひとりでも「やってみよう!」という意欲になって現れてくるからです。
「もう勉強が難しくて教えられない」「親子だとどうしてもケンカになっちゃう」とお悩みの方は…
私たち家庭教師のゴーイングに、まずはお電話ください!
私たちは「勉強が苦手な子」「大っ嫌いな子」や「発達障害」「不登校」の子など、もともと『ちょっと個性的だけどやればできる子』を教えるのが得意な家庭教師なんです。
ゴーイングには、集中力が散漫な子でも、コミュニケーションが苦手な子でも大丈夫!と、胸をはって言える自慢の勉強法があり、多くの発達障害のお子さんが驚くほどカンタンに、授業の遅れや『できた!』のやる気、自信を取り戻していまです。
「誰も相談する人がいない」「周りの人に理解が得られなくて辛い」「安心して頼めるところがない」など、お悩みや不安を抱えているのであれば、せめて、勉強のことだけでも私たちにお手伝いさせていただけませんか?
私たちの実績にかけて、必ずやる気や自信を取り戻してみせます。
具体的には次のステップで終わらせていきましょう。
1. 1つの宿題をする時間を区切る(5分〜10分)
2. 宿題をどんどん入れ替える
3. 集中力が切れてきたら体操をする
この方法で、まずは今ある宿題を乗り切っていきましょう。
集中できる5分程度に区切りそれ以上ムリをさせず、さらに宿題の科目も入れ替えていけば、お子さんも集中しやすくなります。
ただこの方法は、やはり親御さんが付きっ切りで面倒をみてあげなければなりません。
親御さんがこの先もずっと付きっ切りで面倒をみてあげる訳にもいきませんし、お子さんひとりでやれるようになっておかないと困る場面も出てきます。
そこで次の項目からは、お子さんが自分から進んで宿題ができるようになる具体的な方法を、理由付きで解説していきます。
まずは、ADHDの子が宿題をしない明確な理由から確認していきましょう。
ADHDのお子さんが宿題をしない理由
ADHDのお子さんが宿題をしない明確な理由は、次の通りです。
● 短期記憶が苦手だから時間がかかる
● 遊びたい気持ちを優先させている
● 宿題ができないことを肯定してしまう言動を親御さんがしている
それぞれ解説していきます。
短期記憶が苦手だから時間がかかる
まずADHDのお子さんの特性として、短期記憶が苦手であるという事はご存知でしょうか?
短期記憶が苦手だからこそ、学校で今日学んだことを、そのまま宿題に反映させるのが難しくなってしまうのです。
ADHDを抱えていないお子さんであれば、今日学校で学んだことをそのまま反映する宿題は、簡単に終わります。
でもADHDの子は記憶として保存されていないので、さっき学習したことでもすぐに知識が出てくる訳ではないのです。
そのため、想像以上に時間がかかってしまい、遊ぶ時間も無くなってしまうので、宿題をやりたくないという気持ち湧いてしまいます。
遊びたい気持ちを優先させている
短期記憶が苦手で今日学んだことをそのまま反映できない特性を持つADHDの子は、友達は早く宿題が終わって遊んでいるのに、自分はいつまでも机に向かっているとしたら…、遊びと宿題と、どちらを優先するでしょうか?
誰だって、遊びたい気持ちを優先させますよね。
でも遊べば当然、時間がなくなってしまい、結局、宿題の提出が遅れてしまいます。
とは言え、友達が遊んでいるのに自分は遊ぶことができないといった状況は、親御さんから見ていても、かわいそうだと感じ、その状況が続いてしまいます。
宿題ができないことを肯定してしまう言動を親御さんがしている
このような状況下にありながらも、親御さんが宿題ができないことを肯定してしまう発言をしてしまうと、お子さんは素直に従ってしまいます。
だってお母さんにしてみれば「少しくらい」「今日だけは」「まだ小さいし」って思いますよね。
でも、やりたくないことを保護者である親御さんが「やらなくていい」と言えば、学校の先生の指示よりも優先されてしまいます。
宿題については、まず、
・宿題をしなければ、成績が下がる
・だから、宿題はしなければならない
この共通認識を親子で持つことが大切です。
ADHDのお子さんに宿題をさせる方法
ここまでADHDの子さんが宿題をしない理由について解説してきましたが、続いてはADHDのお子さんに宿題をさせる方法について解説していきます。
具体的には次の通りです。
● 今日の宿題を親御さんが確認する
● 宿題をする順番を決める
● 宿題に取り組む時間を決める
● 苦手な教科は親御さんと一緒にチャレンジしてみる
● 集中できる環境を提供する
● ポモドーロ式の時間管理テクニックを使ってみる
それぞれ解説していきます。
今日の宿題を親御さんが確認する
ADHDのお子さんに宿題をさせる方法の一つ目は、今日の宿題を親御さんが確認することです。
というのも、ADHDを抱えているお子さんは短期記憶が苦手であり、明確な指示がないと動けないからです。
たとえば宿題をしなさいといっても、どこを見れば宿題を確認できるのかがわかりません。
ですから、まずは親御さんが宿題を確認し、「まずは〇〇をしてみようか」という声掛けをしていきましょう。
とは言え、宿題確認が一人でできなければ、宿題を自ら進んですることもできないので、徐々に自分で確認させて、どこに書いてあるかを認識させましょう。
宿題をする順番を決める
今日の宿題を親御さんが確認したら、続いて宿題をする順番を決めていきましょう。
宿題の順番を決めるテクニックは次の通りです。
● 順番は大きなものから小さなものへ
● 頭を使うものから作業するものという順番もOK
● 得意→不得意と交互に繰り返す方法も効果的
それぞれ解説していきます。
順番は大きなものから小さなものへ
宿題をする順番を決めるテクニックの一つ目は、宿題を大きなものから小さなものへ移していきましょう。
というのも、我慢すれば負担が減っていくという効果を狙っているからです。
たとえば、この宿題をすればあとには大きな宿題が「まだある」と考えるよりも、この宿題をすれば大きな宿題が「もうない」と考えると、心理的な負担は後者のほうが少ないのは親御さんも経験があるのではないでしょうか?
仮に数学の計算ドリル5ページと英単語5個を覚える宿題が出されていたら、まずは計算ドリル5ページから終わらせるということです。
そうすると宿題の総量は変わらなくても、心理的負担が軽減されます。
宿題の大きなもの小さなものの区別は、親御さんからみて「うちの子はこっちの方が大変」と思われるものを先にやるようにしてください。
頭を使うものから作業するものという順番もOK
また頭を使うものから作業するものという順番も、効果的です。
れには理由があって、頭をフル回転させた上でさらに頭を使うよりも、頭の負担が少ないうちに頭を使う宿題をしたほうが、疲れが少なく感じるからです。
たとえば、先ほどの例でいうと計算ドリルは作業というよりも頭を使うものですよね。
ですから、まずは計算ドリルを終わらせて、その後に英単語の書き取りや漢字の書き取りといった作業的な宿題をしていくことをおすすめします。
得意→不得意と交互に繰り返す方法も効果的
最後に得意な科目から不得意な科目と交互に繰り返していく方法も効果的です。
というのも、得意な科目は負担感が少なく、不得意な科目は単純に時間が伸びるので、負担感が増すからです。
たとえば、社会と国語が得意な子なら、社会→数学→国語という順番で行っていけば、飽きることを防ぐことができます。
宿題に取り組む時間を決める
ここまで宿題の順番をお伝えしてきましたが、宿題に取り組む時間も決めておきましょう。
というのも、この時間は宿題をする時間であると決めておけば、宿題をする時間には勉強机に座っているという習慣ができるからです。
これは誰もができることなので、一定のルールのもとペナルティを課してもいいでしょう。
その時間に必ず勉強するといった習慣は、とても大切です。
苦手な教科は親御さんと一緒にチャレンジしてみる
また負担感を軽減するためと苦手克服のために、苦手な教科を親御さんと一緒にチャレンジするのもOKです。
理想的なのは宿題を自らの頭で考えて行うことですが、あまりにも時間が掛かってしまう場合には、親御さんも力を貸してあげましょう。
そうすると苦手な教科であっても負担感が軽減し、少しはやってみようかなというモチベーションが生まれます。
とは言え、親御さんが常に付き添っている訳にもいかないので、必要な場合には家庭教師等の第三者に宿題をする習慣をつけてもらう方法もあります。
集中できる環境を提供する
続いての方法は、集中できる環境を提供することです。
ADHDの子は一般の子よりも集中力を持続させるのが難しく、環境には特に力を入れましょう。
具体的に集中できる環境の例は次の通りです。
● 余計なものは置かない
● スマホ・ゲームは視界の外
● キョロキョロしないか注意する
それぞれ解説していきます。
余計なものは置かない
まず環境の大前提として、一般のお子さんにも言えることですが、余計なものが一切ない環境を作りましょう。
というのも漫画やテレビなどがあると、それだけで集中を切らしてしまうからです。
特にADHDのお子さんは、衝動性や多動性が認められるので、集中力が一般のお子さんよりも続きません。
ですから、まずは勉強以外にの必要なものは、すべて外に出すことを徹底しましょう。
スマホ・ゲームは視界の外
当然のことではありますが、スマホやゲームも外に出さなければなりません。
しかし、スマホはメッセージ機能もついているので、「今日だけは持っていたい」という場合もありますよね。
そのようなときは、サイレントモードにして、視界の外、とくに背中側に置いておくと集中力が切れることがありません。
というのも、左右を見渡せばスマホが見える状態よりも、後ろを向くという一工程が加わった方が忘れることができるからです。
ただやはり、数分でいいからスマホを見ない、宿題に集中する、という習慣は作っていきましょう。
キョロキョロしないか注意する
親御さんの時間があるとき限定にはなりますが、キョロキョロしていないかを時々チェックするのも、おすすめの環境作りです。
どのお子さんにも言えることですが、監視がなくなれば多くの場合、集中力が途切れてしまいます。
それを防止するのが、時折部屋のチェックをすることです。
「勉強をサボっていることがバレちゃうかも…」という緊張感があるだけでも、お子さんの集中力向上につながります。
とはいえ、ADHDを抱えるお子さんは集中力の持続が難しいという特性があるので、時折チェックするだけでなく、「休憩しよう」「ちょっとストレッチしよう」等の声掛けをしてあげてください。
ポモドーロ式の時間管理テクニックを利用してみる
最後はポモドーロ式の時間管理テクニックを利用して、ADHDを抱えるお子さんであっても集中力を継続させながら宿題をするテクニックを身に付けましょう。
ポモドーロ式の時間管理テクニックとは、時間を短く区切って、やるべきことを入れ替えることを指します。
たとえば、5分ごとにやるべき宿題を切り替え、英→数→国という風に科目を替えていくといいでしょう。
このテクニックはビジネスの現場でも行われている効果的な方法なので、ぜひ利用してみてください。
ADHDのお子さんが宿題をするようになるテクニック
ここまでADHDのお子さんに宿題をさせるテクニックをお伝えしてきましたが、ここからは自力で宿題をするようになるテクニックをお伝えしていきます。
具体的には次の通りです。
● 親御さんが明確に行動の指示をしてあげる
● スモールステップでどんどんできることを増やす
● 報酬を増やす
それぞれ解説していきます。
親御さんが明確に行動の指示をしてあげる
ADHDのお子さんが自力で勉強するようになる方法の一つ目は、親御さんが明確に行動の指示をしてあげることです。
というのも、先ほどの項目でもお伝えしましたが、「宿題をしなさい」といった指示は抽象的であり、ADHDを抱えているお子さんは理解がしづらいからです。
もちろん最終的な目標としては、このような指示でも動けるようになることですが、小学校低学年や、宿題の指示がはじめてのお子さんだと混乱してしまいます。
そのため、宿題の指示は「〇〇のドリルをノートに書いて行いなさい」といったように、具体化してあげましょう。
スモールステップでどんどんできることを増やす
どんな子であれ、新しいテクニックを身につけることはできますが、ADHDの子が短期で良い習慣を身につけるのは難しいです。
ですから、まずは少しずつ、できることを増やしていきましょう。
たとえば宿題ができるようになるために、まずは宿題の確認を一人でもできるようにする等、小さな目標を達成していくようにしましょう。
決して焦らず、スモールステップで少しずつ前進していけば必ず出来るようになりますから、親御さんはゆっくりと教えてあげてください。
報酬を増やす
最後は勉強をする動機づけに、報酬を増やすといった方法もあります。
報酬というと金銭的なものかと思われがちですが、お菓子やゲームをする時間といったもので大丈夫です。
このような外的動機づけがあれば、まず少し頑張ってみるというモチベーションにもつながり、最終的には何もなくても勉強できるようになります。
とはいえ、報酬を増やしても勉強の中身が伴っていなければ意味がないので、その点には注意しましょう。
【学年別】ADHDのお子さんに宿題をさせる方法
先ほど勉強の中身が伴っていないと意味がないという話をしましたが、どのような方法を取ると、ADHDのお子さんでも宿題の中身に注意が向いた支援ができるのでしょうか?
ここでは学年別に、宿題の支援方法をお伝えしていきます。
小学校低学年の宿題支援
小学校低学年の宿題支援は、とにかく親御さんや監督者が手取り足取り教えてあげることが大切です。
まだまだこの時期は脳も未発達の状態で、他のお子さんも先生の指示が理解できない年代です。
そのため宿題支援は、親御さんや監督者ができる限り確認してあげるところからスタートしましょう。
小学校中学年の宿題支援
小学校中学年頃になってくると、低学年から徐々に宿題ができるようになっているお子さんであれば、少しずつ自分の判断で宿題に手を出せるようになっていきます。
とはいえ、かなりの頻度で忘れてしまうので、宿題の確認と終了のチェックは必ず行ってください。
小学校高学年の宿題支援
小学校高学年の宿題支援から少しずつ、親御さんの教える負担が増大してきます。
現在の学校現場では教科書改訂もあり、以前の小学生とは比べ物にならないほどの難易度になっています。
ですから、もしあまりにも難しすぎる場合には、塾や家庭教師など勉強の専門家にに依頼するのもひとつの方法です。
中学生の宿題支援
中学生の宿題支援は、どちらかというとチェックに終始します。
というのも、部活動がスタートしますし、帰宅時間も徐々に遅くなるからです。
宿題を行う体力がないほど疲労困憊になる可能性もあるので、十分に注意しておきましょう。
ADHDを抱えるお子さんの生活を支えることが、そのまま宿題支援になります。
高校生の宿題支援
最後は高校生のADHDを抱えるお子さんの宿題支援ですが、中学生と同様に生活リズムを整えることと、宿題状態のチェックとなります。
高校生ともなると義務教育からも外れるため、宿題提出がなされていないと最悪の場合、退学もあります。
そのため、中学生以上に宿題がすべて終わっているかどうかのチェックや、持ち物として忘れていないかのチェックをしましょう。
どうしてもADHDのお子さんが宿題に手を出さない場合の対処法
最後の項目では、ADHDのお子さんがどうしても宿題に手を出さない場合の対処法をお伝えしていきます。
具体的な方法は次の通りです。
● つきっきりで親御さんが確認する
● 学校の先生と相談して宿題の変更をしてもらう
● 塾や家庭教師の先生を頼る
それぞれ解説します。
宿題に手を出さない場合の対処法①つきっきりで親御さんが確認する
ADHDを抱えるお子さんが宿題に手を出さない場合の対処法の一つ目は、つきっきりで親御さんが宿題の確認をすることです。
というのも横について勉強を教えながら、宿題のチェックをすれば、多くのお子さんは従ってくれるからです。
もちろん集中力が切れてイライラする場面もありますが、そのような場合には先ほど紹介したポモドーロテクニックなどを使ってみてください。
宿題に手を出さない場合の対処法②学校の先生と相談して宿題の変更をしてもらう
とはいえ付きっきりで親御さんが勉強を教えていると、ADHDの子が勉強している所を分まったく理解していないことに気がつく場合もあります。
このような場合には、学校の先生と相談して、宿題を変更してもらうことをおすすめします。
これには理由があって、学校の先生が宿題を出す理由は、学力の定着にあるからです。
学力の定着ができていないのであれば、学校の先生は必ず動いてくれるはずです。
しかしながら、宿題の変更をしてもらったところで今の現状、『授業についていけてない』という事実には変わりがないので、この点も先生と話し合ってみてください。
宿題に手を出さない場合の対処法③塾や家庭教師の先生を頼る
仮にADHDを抱えるお子さんが学校の授業についていけていないのであれば、最終手段として、塾や家庭教師の先生に依頼することも考えましょう。
今の授業についていけていないのであれば、今後授業がどんどん高度化していくのに対して、わからないまま学年だけが進んでしまいます。
小学生のうちはまだ公立中学校があるのでいいのですが、中学校から高校にあがる段階では受験があります。
『学力不足で受験に挑めそうにない』事態に陥る前に、早めの対策を行ってください。
塾に依頼する場合
それではまず塾に、ADHDのお子さんを依頼する場合のおすすめの方法を紹介します。
塾といってもさまざまな形式の塾があり、集団塾や個別指導塾、自立学習塾といった形式がある点をまず押さえましょう。
その中でも発達障害に対応してくれる塾の比率でいうと、個別指導塾が多いです。
というのも、その他の塾だと集団形式になる場合が多く、ADHDに対するきめ細かい指導がそもそもできないからです。
もちろん中には、対応してくれる塾もありますが、まずは個別指導塾を中心に見ていきましょう。
しかし、残念ながら塾は決まったブランドの表記方法がないため、個別指導塾であってもテスト期間は実質集団指導になる場合も多いです。
そのため通常授業の個別指導だけでなく、テスト期間や受験期間の指導がどのようなものかもあわせて確認しておきましょう。
家庭教師の先生に依頼する場合
一方で家庭教師の先生となると、このような心配はいりません。
家庭教師という業態はそもそも1対1の指導がなされ、いつでも付きっ切りでその子に教えてあげることが可能だからです。
とは言え、家庭教師も難関受験に特化したセンター、勉強が苦手な子に教えるのが得意なセンター等がありますから、発達障害の子に教えるのが得意かどうかを確認する必要はあります。
ADHDのお子さんの宿題支援はスモールステップで、小さなことでも達成感を味わいながら進もう!
ADHDを抱えるお子さんの宿題の対処法は様々ですが、最終的な目標はお子さんが自立して、自分ひとりで宿題ができるようになることです。
ですから、親御さんは専門家の手を借りながらでも、お子さんが少しずつ自ら宿題に取り組むよう、スモールステップで支援してあげてください。
またどんな小さなステップでもお子さんひとりでやれた場合には、「やったね!」「頑張ったからやれるようになったんだね!」等の声掛けをし、お子さんに達成感や充実感を体験させてください。
その成功体験の積み重ねがお子さんのモチベーションとなり、ひとりでも「やってみよう!」という意欲になって現れてくるからです。
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